- Bybit(バイビット)で両建てができる?
- 両建てのやり方やメリット・注意点は?
仮想通貨の両建てを禁止している取引所もあるため、Bybit(バイビット)では可能なのか気になっている方も多いでしょう。
両建てはリスクを抑えて取引できる手法です。一方でデメリットや注意点もあるため、それぞれ理解したうえで取り組むことが重要!
本記事では、Bybit(バイビット)の両建てについて以下を解説します。
- Bybitで両建ては禁止されているのか
- Bybitで取引できる契約の種類とやり方
- 両建てのメリットとデメリット・注意点
Bybit(バイビット)で両建て取引が可能なのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
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Bybit(バイビット)の両建ては禁止?
Bybit(バイビット)では、仮想通貨の両建て取引は禁止されていません。
しかし、Bybit(バイビット)では問題なく両建て取引ができるため、ぜひ挑戦してみてください。
(Bybit公式サイト)
注意点として、Bybit(バイビット)で両建て取引できる契約は、以下の2つに限られています。
- USDT無期限契約
- インバース型無期限契とUSDT無期限契約を組み合わせる
- ※補足:両建てとは?
- 両建て取引とは、同じ銘柄で買い注文と売り注文を同時に行うこと
- 購入した仮想通貨銘柄の価格が上下どちらに変動しても、対応できるため、リスクを抑えて売買できる
Bybit(バイビット)では、基本的に「USDT無期限契約」でのみ両建て取引が可能です。
Bybit(バイビット)での両建て取引は、USDT無制限契約のみで可能ですが、取り扱い銘柄数も多いため、ストレスなく取り組めるでしょう。
(Bybit公式サイト)
関連:Bybit(バイビット)はやばい?評判は?危険性や入金・出金方法・使い方を解説
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Bybit(バイビット)で両建てができる契約の種類を解説
Bybit(バイビット)で両建てができる契約の種類を確認しましょう。
ここでは以下2つの特徴をそれぞれ解説します。
- USDT無期限契約
- インバース無期限契約
詳細を順番に見ていきましょう。
Bybitで両建てできる契約①:無期限契約
Bybit(バイビット)では「USDT無期限契約」で両建て取引が可能です。
USDT無期限契約では、法定通貨(円や米ドルなど)の代わりに「USDT(テザー)」を使って取引を行います。
- ※USDT(テザー)とは?
- USDT(テザー)は米ドルと同じ値動きをするように設定された仮想通貨
- 海外仮想通貨取引所では、法定通貨で取引ができない場合もあり、代わりにUSDTを利用する
- もともと仮想通貨取引は、BTCやETHなどを証拠金にして取引をしていたが、ポジションを保有していないときでも、価格が大きく変動するため、米ドルと同じ値動きをする「USDT」が作られた
また、無期限契約とは、有効期限や決済日が存在しない契約です。
先物取引のように決済日を決めて取引しないため、強制決済されない場合、長期間ポジションを保有できます。
USDT無制限契約の特徴は以下の通りです。
USDT無制限契約の特徴
- USDTで複数の仮想通貨ペアに投資できる
- 米ドルとほぼ同価値なので値動きが安定している
- 損益の計算がしやすい
- 仮想通貨の暴落に巻き込まれない
- 先物とちがい有効期限がない
USDTは仮想通貨ですが、米ドルと同様の値動きをするため、売買がしやすく、損益の計算もしやすいのが特徴です。
Bybit(バイビット)で両建て取引をする場合、基本的には「USDT無期限契約」を利用しましょう。
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Bybitで両建てできる契約②:インバース無期限契約
Bybit(バイビット)では、インバース無期限契約とUSDT無期限契約を組み合わせて、擬似的に両建て取引ができます。
インバース無期限契約は、証拠金にビットコインやイーサリアムなどを使う契約で、以下のような特徴があります。
インバース無期限契約の特徴
- 仮想通貨を使って取引するため、ボラティリティが高い
- 短期的な売買で利益をだせる
- 仮想通貨同士を交換できる
- 損益の計算に手間がかかる
USDT無制限契約と比較すると、インバース無期限契約は証拠金が仮想通貨の分、ボラティリティが高い特徴もあります。
例えば、インバース無期限の「BTC/USD」とUSDT無期限の「BTC/USDT」の値動きを以下の画像で比較してみましょう。
BTC/USD
BTC/USDT
USDとUSDTの違いはありますが、値動きはほとんど同じです。
そのため、インバース無期限契約で、USDT無期限契約と同じ通貨ペアで反対売買を行うと、擬似的に両建て取引ができます。
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Bybit(バイビット)で両建てする方法・やり方【スマホアプリ対応】
Bybit(バイビット)で両建てするやり方を見てみましょう。
ここではBybit(バイビット)で両建てをするやり方について、以下の3つを解説します。
- BybitのUSDT無期限契約の取引画面にログイン
- 買い参入・売り参入で両方のポジションを保有する
- 「USDT無期限」と「インバース無期限」で両建てをする場合
実際に取引するときの参考にしてください。
BybitのUSDT無期限契約の取引画面にログイン
Bybit(バイビット)の「USDT期限契約」で両建てをする場合は、まず取引画面にログインしましょう。
ホーム画面上部から以下のやり方で「USDT無期限契約」の取引画面にアクセスしましょう。
PCの場合
- ホーム画面上部のデリバティブを選択
- USDT無期限を選択
- 取引したい銘柄を選択
このような流れで、取引画面まで進んでください。
スマホアプリの場合
スマホアプリの場合は、ホーム画面下部から選択します。
以下の手順で「USDT無期限契約」の取引画面にログインしてください。
- ホーム画面下の契約タブを選択
- 画面上部で「USDT無期限」を選択
- 仮想通貨銘柄を選択
ログインしてトレードする銘柄までを決めましょう。
買い参入・売り参入で両方のポジションを保有する
続いて両建てをするため、買い参入と売り参入の両方でポジションを保有します。
PCの場合
PCの場合は、画面右に取引条件を入力するスペースがあるので、以下のやり方で条件を入力しましょう。
- クロスマージンか分離マージンを選択
- レバレッジを選択(分離マージンのみ)
- 発注条件を設定(指値・成行・条件付き)
- 注文数量を入力
- 「買い/ロング」「売り/ショート」で発注
発注したあとは再度、先にポジションを保有している反対の発注を入れて完了です。
スマホアプリの場合
スマホアプリの場合、チャートが表示されている場合は「取引」を選択してください。
取引画面が表示されたら、PCと同様に、以下のやり方で条件を入力しましょう。
- クロスマージンか分離マージンを選択
- レバレッジを選択(分離マージンのみ)
- 発注条件を設定(指値・成行・条件付き)
- 注文数量を入力
- 「買い/ロング」「売り/ショート」で発注
発注が完了したら、反対の注文を再度入れて両建ては完了です。
「USDT無期限」と「インバース無期限」で両建てをする場合
「USDT無期限」と「インバース無期限」を利用して、両建てと同様の取引をする場合は、それぞれの取引画面で同じ銘柄、同じ数量の「反対注文」を入れます。
PCとスマホアプリそれぞれのやり方は以下の通りです。
PCの場合
- ホーム画面上のデリバティブタブを選択
- 画面上部で「インバース無期限」を選択
- 仮想通貨銘柄を選択
- 取引画面右で条件を入力
スマホアプリの場合
条件を入力し「買い/ロング」または「売り/ショート」で発注します。
- 画面下部の「契約」を選択
- 画面上部の「インバース」を選択
- 「取引」を選択
- 条件を入力
発注のやり方自体は「USDT無期限」と変わりません。
USDT無期限とインバース無期限を活用して両建て取引を行う場合、証拠金は別々であるため、ロスカットされないように注意してください。
なお、Bybitの使い方やアプリの利用方法は以下の記事を参考にしてくださいね。
Bybit(バイビット)で両建てをするメリット
Bybit(バイビット)で両建てをする際のメリットを確認しましょう。
ここでは以下3つのメリットを解説します。
- 短期トレンドでも損失を抑えながら利益を確保できる
- 短期と長期のトレンドを読めばその両方で稼げる
- 急な相場変動によるリスクヘッジができる
短期トレンドでも損失を抑えながら利益を確保できる
Bybit(バイビット)での両建ては、短期トレンドでも損失を抑えて利益を確保できるメリットがあります。
理由として両建て取引は、保有している銘柄の価格が上下どちらに変動しても、対応できる取引手法だからです。
価格トレンドが明確になった場合は、以下のように損失ポジションを決済し、利益を伸ばせるわけです。
- 価格上昇した場合:ショート(損失)を決済してロング(利益)は保有継続
- 価格下落した場合:ロング(損失)を決済してショート(利益)は保有継続
両建てをすると、短期トレンドであっても損失を抑えて、利益は確実に確保できます。
投資対象銘柄の価格が短期的にどちらに動くか判断できない場合は、両建てで対応できるのもメリットでしょう。
短期と長期のトレンドを読めばその両方で稼げる
Bybit(バイビット)の両建てを活用すると、短期と長期のトレンド、どちらでも稼げる可能性があります。
理由は、同一銘柄を反対売買できるためです。
「ロングを継続したいけど、市場の流れは短期的に下落しているから、ショートで稼ぎたい」というケースもあるはずです。
そんなときに両建てを活用すると、長期トレンドで利益を増やしつつ、短期的に発生する下落トレンドでもショート取引で稼げます。
Bybitの両建てを活用して長期と短期、どちらでも稼げるチャンスがある点がメリットです。
急な相場変動によるリスクヘッジができる
両建てを行っていると、急な価格変動が起きたときもリスクヘッジができる点がメリットでしょう。
理由として両建ては、上下どちらに動いても利益を出せるためです。
仮想通貨価格が変動するタイミングは予測ができないため、両建てでリスクヘッジができると安心して取引できるでしょう。
例えば、急激な価格変動が起こる要因は以下のような例もありますが、予測できるものではありません。
- ビットコイン現物ETF承認
- ビットコインが法定通貨に採用される
- 取引所がハッキングにあう
- 各国の仮想通貨規制が強化される
仮想通貨の価格は、上下のどちらにも急な変動が起きる可能性もあるため、両建てで対応できる点はメリットでしょう。
Bybit(バイビット)で両建てをするデメリット・注意点
両建てを活用すると、リスクを軽減して仮想通貨取引できますが、デメリットと注意点も存在します。
ここではBybit(バイビット)で両建てをするデメリット、注意点について以下3つを解説!
- クロスマージンモードだと損益は相殺される
- 分離マージンモードでは想定外のロスカットが起こる
- 両建ては手数料負けするリスクがある
今後Bybitでの両建て取引の参考にしてください。
なお、前提として、Bybit(バイビット)の「クロスマージンモード」と「分離マージンモード」の特徴を下表で解説しているのでご確認ください。
クロスマージンモード | 分離マージンモード | |
特徴 |
| 注文ごとに使用する証拠金とレバレッジ倍率を設定できる |
メリット |
|
|
デメリット | ロスカット(強制決済)されると口座資金がなくなる | ロスカット(強制決済)のリスクが高い |
クロスマージンモードだと損益は相殺される
クロスマージンモードを選択して両建てを行った場合、保有している2つのポジションの損益は相殺されるため、ロスカット(強制決済)されるリスクが下がります。
ただし、そもそもクロスマージン取引は、口座資金のすべてを証拠金として使うハイリスクな取引なので注意しましょう。
通常はロスカットで損失が確定してしまいます。
しかし、両建て取引の場合、ショートポジションも保有するため、損益が相殺されてロスカットが発生するリスクを抑えられるわけです。
一見すると、クロスマージンモードのデメリットを消していますが、そもそもハイリスクな取引であるため注意しましょう。
分離マージンモードでは想定外のロスカットが起こる
分離マージンモードで両建てをすると、想定外のロスカットが発生します。
分離マージンモードで両建て取引をする場合、2つのポジションを保有するときは、別々の証拠金で取引します。そのため、片方のポジションだけロスカットされる可能性があるからです。
例えば、証拠金が別々ということは、以下のようなリスクも考えられます。
- 急な下落でロングポジションがロスカットされる
- 直後に急騰してショートポジションもロスカットされる
- 口座残高も減り、手数料もかかる
このような流れだと、両建てのメリットを活かせません。
両建ては手数料負けするリスクがある
Bybit(バイビット)で両建てを行う場合、手数料負けするリスクがあります。
理由として、両建てはポジションを一度に2つ保有するため、手数料が通常取引の2倍かかるからです。
加えて、両建てはデリバティブ取引を利用するため、一定の時間(1時、9時、17時)にポジションを保有していると発生する「資金調達料」にも注意です。
- 資金調達料とは?
- ポジションを保有しているときに発生する手数料で「スワップポイント」とも呼ばれる
- 「資金調達率」によっては、手数料を払うだけでなく、金利を受け取れる場合もある
資金調達料は利率によって、逆に金利を受け取れるケースもありますが、一歩間違えると一日に3回手数料が発生してしまいます。
ただし、対象の時間にポジションを保有していない場合は、資金調達料はかかりません。
両建てでポジションを保有する際には、手数料を比較して、利益をだせる可能性が上回るときに挑戦しましょう。
Bybit(バイビット)の両建てに関連するよくある質問
最後に、Bybit(バイビット)の両建てについてよくある質問を3つ紹介します。
- Bybit(バイビット)では仮想通貨を両建て可能?
- Bybit(バイビット)の資金調達とは?
- Bybitでロングとショートの両建ては可能?
- Bybitの両建ては他の仮想通貨取引所と比較してどう?
Bybit(バイビット)では仮想通貨を両建て可能?
BybiBybit(バイビット)では、仮想通貨を両建て取引できます。
現状は「USDT無期限契約」のみで両建て取引可能ですが、「インバース無期限」を組み合わせて両建てと同様の取引も可能です。
Bybit(バイビット)の資金調達とは?
Bybit(バイビット)でデリバティブ取引をする場合、資金調達料という手数料があります。
資金調達料とは、一定時間(1時、9時、17時)にポジションを保有しているときに発生する手数料です。
資金調達料は、取引所で「先物と現物の価格差を調整」する目的があります。
資金調達料は「資金調達率」をもとに計算されますが、倍率によっては金利を受け取れるケースもあるので、下表で確認してみてください。
資金調達料 | 買い/ロング | 売り/ショート |
プラス | 手数料を払う | 金利を受け取れる |
マイナス | 金利を受け取れる | 手数料を払う |
Bybitでロングとショートの両建ては可能?
Bybitでは、ヘッジモードを有効にして、同時にロング(買い)ポジションとショート(売り)ポジションを保有することができます。
両建ては、USDT無期限契約およびインバース型先物契約で使用可能で、市場の不確実性の中でも柔軟な戦略を展開するのに役立ちます。
Bybitの両建ては他の仮想通貨取引所と比較してどう?
Bybit(バイビット)はBitgetやKuCoinなど、他の仮想通貨取引所と比較しても、両建て取引がしやすいです。
両建て取引ができるデリバティブ取引に注目して、BitgetやKuCoinと比較してみましょう。
Bybit | Bitget | KuCoin | |
デリバティブ手数料 | Maker:0.02% Taker:0.055% | Maker:0.02% Taker:0.06% | Maker:0.02% Taker:0.06% |
デリバティブ取引銘柄数 | 322 | 201 | 188 |
現物取引やステーキングなどを含めず、デリバティブ取引に限って比較すると、BitgetやKuCoinよりも取引条件がよいとわかります。
また、アプリもBitgetやKuCoinと比較すると、Bybit(バイビット)は両建て取引がやりやすいです。
まとめ
Bybyt(バイビット)では仮想通貨の両建て取引に対応しています。
Bybit(バイビット)で両建て取引をする場合、以下のメリットとデメリットを確認したうえで取引してください。
メリット | デメリット、注意点 |
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仮想通貨取引所によっては、両建て取引を明確に禁止しているケースもあります。
仮想通貨の両建て取引が気になっている方は、ぜひ試してみてください。
(Bybit公式サイト)