Exness(エクスネス)ではEA(自動売買)の運用が認められています。
禁止されているEAなども無く、高速スキャルピングが可能なためEA(自動売買)の運用にも向いている海外FX業者といえます。
スプレッドも狭く、無制限レバレッジも利用可能ですのでハイスペックのEA(自動売買)稼働の環境を探している方にはExnessがおすすめです。
この記事では、そんなExnessのEA(自動売買)運用の特徴、メリット・デメリットや注意点を解説しています。
ExnessでのEA運用に興味のある方はぜひご覧ください。
Exness(エクスネス)はEAの運用OK!
Exness(エクスネス)でEA(自動売買)を利用したいという方向けに、ExnessのEA(自動売買)運用に関する特徴を紹介・解説していきます。
冒頭でもお伝えした通り、Exness(エクスネス)ではEA(自動売買)の運用が可能です。
Exnessの公式HP内のサポートページではEAの設定方法が記載されており、EA(自動売買)の運用に問題はありません。
引用元:Exness公式HP
EA(自動売買)に関する制限無し
Exness(エクスネス)はEA運用に関する制限がありません。
海外FX業者の中には一部のEA(自動売買)が制限されている業者や、そもそもEA(自動売買)での運用自体NGの海外FX業者もあります。
その点、ExnessはEA(自動売買)の運用はもちろん、特定のEAだけ運用NGといった事態にも無縁です。
そのため、ExnessでEA(自動売買)を利用したことで口座凍結されることもありませんのでご安心ください。
Exnessの全口座タイプで自動売買が可能
Exness(エクスネス)ではすべての口座タイプで自動売買ができます。
参考までにExnessの各口座タイプは以下のとおりです。
- スタンダード:一般的な万人向け口座
- スタンダードセント:少額取引用の初心者向け口座
- ロースプレッド:固定手数料の低スプレッド口座
- ゼロ:リクオート無しの低手数料・低スプレッド口座
- プロ:手数料無しの低スプレッド口座
海外FX業者の中には自動売買(EA)専用の口座タイプを設けている業者もあり、最大レバレッジなどのスペックが制限されているケースもあります。
ですが、Exness(エクスネス)は上記すべての口座タイプでEAの運用が可能です。
もちろん最大レバレッジやスプレッドといった取引スペックも制限されないため、ハイスペックな取引環境でEA(自動売買)を運用したい方にはExnessがおすすめですよ。
Exness(エクスネス)でEAを運用するメリット
次にExness(エクスネス)でEA(自動売買)を運用するメリットを6つ紹介していきます。
- スプレッドが狭い
- 最大レバレッジが高い
- 無料VPSを提供している
- MT5に対応している
- EA(自動売買)でのスキャルピングOK
- 禁止・制限取引が少ない
スプレッドが狭い
EA(自動売買)運用には、スプレッドが狭い海外FX業者が向いています。
特にGogoJungleなどで販売されている日本のEAは、国内FX業者のスプレッドの狭さ(ドル円で0.3pips程度)を想定していることも多いため、海外FX業者で利用すると思うように利益が出ないこともあります。
Exness(エクスネス)は海外FX業者の中でもトップクラスの狭いスプレッドを提供しているため、EA(自動売買)運用にはぴったりです。
大手海外FX業者のTitan FXのブレード口座とExnessのプロ口座・ロースプレッド口座の主要通貨ペアのスプレッドを比較してみました。
Titan FX ブレード口座 |
Exness プロ口座 |
Exness ロースプレッド口座 |
|
---|---|---|---|
ドル円 | 1.2pips | 0.6pips | 0.9pips |
ユーロドル | 0.8pips | 0.6pips | 0.7pips |
ポンド円 | 3.1pips | 1.2pips | 1.2pips |
※取引手数料込で表記
Exnessプロ口座とロースプレッド口座のどちらもTitan FXブレード口座と比較するとかなりスプレッドが狭いですね。
Exnessプロ口座とロースプレッド口座ではプロ口座の方がスプレッドが狭いです。しかし、プロ口座は「インスタント・エクスキューション」という特殊な約定方式を採用していますので、あえてロースプレッド口座やゼロ口座の方でEAを稼働させるトレーダーもいます。
Exness(エクスネス)のスプレッド・取引手数料を口座別に徹底解説します。Exnessでは、海外FXトップレベルの低スプレッドが提供されています。一部の通貨ペアは固定スプレッドが採用されているので、コストの拡大を気にせず取引できます。
最大レバレッジが高い
最大レバレッジが高いという点も、Exness(エクスネス)でEA(自動売買)を運用するメリットです。
Exnessの最大レバレッジは「無制限」となっており、無制限レバレッジであればどの通貨ペアでも1ロット所有するための必要証拠金は1円以下で済みます。
なお、無制限レバレッジは下記の条件を満たした場合のみ利用可能です。
- リアル口座で10ロット以上取引する
- リアル口座で5ロット以上の取引をする
無制限レバレッジの条件を達成していなくても最大2,000倍というほかの海外FX業者と比較しても高いレバレッジで取引することができます。
有効証拠金 | 最大レバレッジ |
---|---|
~999ドル | 無制限(条件達成時のみ) |
~4,999ドル | 2000倍 |
5,000~29,999ドル | 1000倍 |
30,000ドル~ | 500倍 |
上記のとおり、有効証拠金が999ドルまでであれば無制限レバレッジが利用可能です。
とはいえ、EA(自動売買)は自分がMT4・MT5を見ていないタイミングでもポジションを持ってしまいますので、無制限レバレッジをあてにせず最大2,000倍と考えて運用した方が安全です。
自分が見ていない間にEA(自動売買)が利益確定して有効証拠金が999ドルを超え、知らない間にレバレッジが2,000倍に引き下げられてしまうこともあり得ますよね。
Exness(エクスネス)では、特定の条件を満たすことでレバレッジ無制限で取引できます。当記事では、レバレッジ無制限の解放条件や設定方法について詳しく解説。また、レバレッジの制限・規制についても説明します。
無料VPSを提供している
Exness(エクスネス)ではEA(自動売買)運用に必要なVPS(仮想専用サーバー)を無料で提供しています。
VPSとはサーバー会社のサーバーの一部をレンタルすることができるサービスです。
自宅のPCなどからリモート接続して操作できるので、パソコンをもう一台持っているような感覚で利用できます。
EA(自動売買)は通常24時間稼働させますが、自宅PCを24時間つけっぱなしにしておくのは難しいため、多くのユーザーがVPSを利用しています。
Exness(エクスネス)では以下の3つの条件を満たすと無料でVPSを利用できます。
- 入金累計金額が500ドル以上
- 100ドル以上の余剰証拠金を維持
- 14日に1度は取引する
Exness(エクスネス)の無料VPSのスペックは以下のとおりです。参考までに海外FX大手のXMTradingが提供している無料VPSとスペックを比較しています。
スペック項目 | Exness 無料VPS |
XMTrading 無料VPS |
---|---|---|
OS | Windows Server 2019 64 bit |
Windows Server 2012 |
CPU | 1コア | 1コア |
RAM | 2 GB | 1.3GB |
ディスク容量 | 50 GB | 25GB |
VPSのスペックは「EA(自動売買)を同時にいくつ稼働できるか」に影響します。スペックが低いと複数同時に稼働したときにMT4・MT5がフリーズしやすくなります。
ExnessのVPSは特別高いスペックというわけではありませんが、無料VPSの中では十分高いスペックとなっています。
そのため、電気代やVPSにお金をかけたくないという方はExnessの無料VPSを検討してみるのも良いでしょう。
MT5に対応している
Exness(エクスネス)はMT5に対応しているため、MT5のEA(自動売買)も利用可能です。
MT5のEA(自動売買)はGogoJungleなどの日本のEA販売サイトではほとんど販売されていませんが、MQL5などのコミュニティサイトでは海外製のMT5対応EA(自動売買)が増えてきました。
また、仮想通貨FXに関するEA(自動売買)は日本人開発者のEAでもMT5対応が増えてきています。
Exnessは仮想通貨の取引条件も良いので、MT5用のEA(自動売買)で仮想通貨トレードをすることも可能です。
EA(自動売買)でのスキャルピングOK
Exness(エクスネス)はEA(自動売買)でのスキャルピングも認められています。
そのため、スキャルピングで高速売買を行うEA(自動売買)を動かすことも問題ありません。
先述のとおり、Exness(エクスネス)はスプレッドが狭いのでスキャルピングのEA(自動売買)にも最適です。
Exness(エクスネス)ではスキャルピングが全銘柄で認めらており、禁止事項もありません。EA(自動売買)を使ったスキャルピング取引も可能です。Exnessのスキャルピングのメリット・デメリットや、おすすめの口座タイプを解説します。
禁止事項・取引制限が少ない
Exness(エクスネス)は禁止事項や取引制限がほとんどありません。
先述の「高速スキャルピング」や「経済指標発表時だけを狙ったトレード」、「窓開け・窓埋めトレード」といった取引手法もExnessでは問題なく行えます。
そのため、上記の取引手法を使ったEA(自動売買)を利用できるのもExnessのメリットといえるでしょう。
ですが、1点だけExnessで取引できない手法がありますので、詳細を次から確認していきましょう。
Exness(エクスネス)でEA運用する際の注意点
ここではExness(エクスネス)でEA(自動売買)運用する際の注意点を紹介していきます。
- アービトラージは禁止されている
- プロ口座はリクオートあり
- Exnessのサーバー時間はGMT+0
- 時間帯によってレバレッジが引き下げられる
- 朝のスプレッド拡大は広め
Exnessではアービトラージが禁止されている
Exness(エクスネス)は禁止手法がほとんど無いのですが、唯一禁止されているのは「アービトラージ」です。
アービトラージにはボーナスアービトラージやレイテンシーアービトラージと呼ばれるものがあります。Exnessはボーナスを提供していないため、レイテンシーアービトラージのみ注意が必要です。
レイテンシーアービトラージとは、ブローカー間の価格差やレート反映の早さなどを利用してノーリスクで利益を得ようとする行為のことです。
レートが高いA社で売りポジション、レートが低いB社で買いポジションを持ち価格差が縮まったタイミングで決済するなどの方法があります。
GogoJungleなどのEA販売サイトでレイテンシーアービトラージ用のEAが販売されていることもありますが、規約違反ですので購入しないようにしてください。最悪の場合、利益が取り消されてしまいます。
プロ口座のみリクオートあり
Exness(エクスネス)は、スタンダード口座2種類(スタンダード口座・スタンダードセント口座)、プロ口座3種類(ロースプレッド口座、ゼロ口座、プロ口座)の計5種類の口座タイプを提供しています。
このうち、プロ口座のみ「リクオート」の発生する可能性のある口座タイプとなっています。
「リクオート」とは、トレーダーが注文を出しても約定が拒否されることです。
注文を行ってから海外FX業者のサーバーで約定処理がされるまでの間にトレーダーに不利なレートに相場が動いてしまった際にリクオートが発生します。
リクオートのデメリット
裁量取引であれば、リクオート後に不利なレートでもう一度注文を出すか検討することができます。しかし、EA(自動売買)の場合はレートがどれほど不利になっていても自動で再度注文を出そうとしてしまうこともありますので、注意が必要です。
また、リクオートされた場合にどうするかはEA(自動売買)の開発者が内部でどのようなプログラミングをしているか次第になります。再度同じ注文を出すEAもあれば、リクオートが発生しても同じ取引を繰り返さないEAもあります。
新規注文だと同じ取引を繰り返さなくても損失は出ませんが、決済注文でその対応になってしまうと、損切りができない事態にもなりかねません。
プロ口座でEAを利用する際は、リクオートの際の挙動も確認してみましょう。
リクオートのメリット
プロ口座のみリクオートがある理由は、約定方式として「インスタント・エクスキューション」を採用しているからです。一方、Exnessのほかの口座タイプや多くのほかの海外FX業者は「マーケット・エクスキューション」を採用しています。
マーケット・エクスキューションは、海外FX業者が約定させることができるレートで約定する仕組みです。そのため、注文時のレートからずれたレートで約定し、スリッページが発生するリスクがあります。
逆にインスタント・エクスキューションは、約定時の実際のレートがずれていたとしても注文時のレートで約定する仕組みです。スリッページは発生しませんが、その代わりに約定自体が成立しないリクオートが発生するのです。
インスタント・エクスキューションはリクオートが発生するためあまり人気がありませんが、許容スリッページを設定できるというメリットもあります。
例えば許容スリッページを3pipsに設定した場合で説明します。買い注文時のドル円レートが130.000円だったものが、約定時には不利なレートに変わり130.050円になっていたとします。
マーケット・エクスキューションであれば130.050円でそのまま約定してしまいますが、インスタント・エクスキューションでは許容スリッページの3pipsを超えているので約定が成立しません。このように、ブローカーだけでなくユーザー側でも不利な約定を拒否できるのです。
Exnessのサーバー時間はGMT+0
それぞれの海外FX業者は、MT4・MT5上に表示される「サーバー時間」を独自に設定しています。その時間はイギリスの時間を基準としたGMT(グリニッジ標準時)からどれくらい進んでるかで表示されます。
Exness(エクスネス)のサーバー時間は「GMT+0」、つまりイギリスと同じ時間を採用しており、海外FX業者の中では珍しい設定です。
多くの海外FX業者はニューヨーク市場での1日の取引が終了する時間(ニューヨーククローズ)がちょうど「0時」になるようにサーバー時間を設定を設定しています。この場合「GMT+2(夏時間はGMT+3)」になります。
サーバー時間の設定が通常と異なる場合、例えば窓開けや仲値のタイミングを狙ったEAなど、時間が取引条件に含まれるEAの設定に注意が必要です。
また「GMT+0」の設定だとニューヨーククローズの時間がちょうど1日の終わりにならないため、日足以上の長期足の本数もほかの海外FX業者とはずれが発生します。
通常の海外FX業者では日足が5本なのに対して、Exnessは日足が6本になります。サーバー時間が0時になるのが日本時間朝9時なので、取引時間の始まる月曜日朝6時から9時までの3時間分が余分な1本として表示されてしまうのです。
このため、長期足のテクニカル指標の数値が取引条件に含まれるEAは、ほかの海外FX業者と異なるタイミングでポジションを持ってしまう可能性があります。
時間帯によってレバレッジが引き下げられる
Exness(エクスネス)は、時間によってレバレッジが引き下げられてしまうこともEA(自動売買)運用では注意が必要です。
Exnessでは、以下の条件を満たした場合に一時的にレバレッジが200倍に引き下げられます。
制限 | 対象 |
---|---|
経済指標発表前後 | 経済指標発表の15分前から5分後までに新しく保有したポジション |
市場オープンとクローズの前後 | 市場クローズ前3時間と、市場オープン後1時間の間に新しく保有したポジション |
どちらも対象の時間内に保有した新規ポジションのみが対象で、既存ポジションのレバレッジに変更はありません。しかし、通常の最大レバレッジが2,000倍のところ一気に200倍まで下がりますので、ハイレバでの運用をしている方は証拠金のコントロールに気を付けてください。
レバレッジ制限は、発表された経済指標に関連した通貨を含む通貨ペアのみに対して行われます。対象通貨はExnessの経済指標カレンダーで確認できます。
引用元:Exness公式HP
裁量取引であれば、レバレッジが引き下げられる時間帯にトレードをしないという選択がしやすいです。一方、自動的にポジションを持ってしまうEAは調整がしづらいのが難点です。
レバレッジ引き下げによって意図しないロスカットが起きてしまうのを避けるためには最初から200倍のレバレッジを想定して運用したり、毎朝経済指標をチェックして関連する通貨が含まれるEAの運用を停止したりするようにしましょう。
朝のスプレッド拡大は広め
Exness(エクスネス)は朝のスプレッド拡大がほかの海外FX業者と比較して広めです。そのため、「朝スキャ」と呼ばれるタイプのEA(自動売買)を運用する際には注意が必要です。
EAにはさまざまな種類がありますが「朝スキャ」と呼ばれるタイプのEA(自動売買)は、日本時間の早朝に短期のエントリーを行うEAです。
朝の時間帯は比較的値動きが落ち着いていて安定して利益を出しやすいため、朝の時間帯に稼働するタイプのEAは多数販売されています。
しかし、朝の時間帯はスプレッドが拡大しやすい時間帯でもあるため、この時間帯にエントリーをするとスプレッドの拡大で利益が削がれてしまうリスクがあります。
そのようなことを防ぐために、朝スキャEAには一定以上のスプレッドの場合はエントリーしない機能がつけられていることが多いです。
しかし、この機能により頻繁にエントリーがストップしてしまうとほかの海外FX業者と比較してエントリー回数が少ないという事態になってしまいますので、ExnessでEAを運用する際はEA(自動売買)のタイプにも注意しましょう。
Exness(エクスネス)のEA利用手順・設定方法
ここからは、Exness(エクスネス)でEA(自動売買)を利用する手順を紹介します。
サーバー時間が「GMT+0」になっていますので、バックテストの際は時間設定に注意してください。
Exnessで新規口座・追加口座を開設する
Exnessでまだ口座を持っていない場合は、口座開設フォームから新規口座を開設ましょう。
引用元:Exness公式HP
また、すでに口座を持っていてEA用の口座を開設したい場合は、マイページ右上にある「新規口座開設」ボタンから追加口座を開設してください。
引用元:Exness公式HP
VPSを申し込む
無料VPSを利用したい方は、あわせて申請を済ませてしまいましょう。
以下の3つの条件を満たした上で「support@exness.com」にメールを送るか、ライブチャットで問い合わせしてください。
- 入金累計金額が500ドル以上
- 100ドル以上の余剰証拠金を維持する
- 14日に1度は取引をする
3つの条件のうち、特に「14日に1度は取引をする」という条件は忘れないようにしましょう。
この条件を満たすのをうっかり忘れてしまうと、利用していたVPSが削除されてしまいます。
VPSが削除されてしまうと、中に保存していたEAファイルや設定もすべて削除されますので、すべての設定が再度やり直しになります。
14日間取引をしないと警告のメールが届きますが実際に削除されるまではさらに2日の猶予がありますので、VPSを利用し続けたい場合は必ずその間に取引を行ってください。
MT4・MT5をインストールする
続いてExness(エクスネス)のMT4・MT5をインストールします。
VPSを利用する方はVPS経由でExnessのトップページを開き、上部にある「プラットフォーム」メニューからMT4またはMT5のページを開いてインストールしてください。
引用元:Exness公式
お使いのVPSによっては、セキュリティ設定の都合でファイルのダウンロードができない場合があります。その場合、セキュリティ設定を下げてダウンロードを試してみてください。
EA(自動売買)のバックテストをする
MT4・MT5のインストールが終わったら、まずEA(自動売買)のバックテストをしてみましょう。
バックテストには過去の価格データである「ヒストリカルデータ」を使用しますが、MT4のデフォルトのヒストリカルデータは精度が低いため、ほかのFX業者のデータをインポートして利用することもおすすめです。
ただし、ヒストリカルデータを選ぶ際は時差調整ができるヒストリカルデータを利用しましょう。
FXDDなどはヒストリカルデータの提供元として有名ですが、「GMT+2(夏時間はGMT+3)」の設定なのでExnessのGMT-0とは2時間分のズレが出てしまいます。
そのため、国内FX業者のDukascopy(デューカスコピー)などインポートするファイルを作成する段階で時間調整ができるヒストリカルデータを利用しましょう。
EAを設定する
最後はEA(自動売買)の設定です。
Exness(エクスネス)でEAを設定する際は、パラメータの中に時間設定にかかわるものが含まれていないかを確認してください。
窓開けや仲値のタイミングを狙ったEAなどは、時間が取引するかどうかの判断に影響を与えるため、通常パラメータの中に時間設定に関わるものが含まれます。
時間設定の方法はGMTとの差を数値で指定するものや、利用しているPCの時間設定を自動取得するもの、エントリーの時間をサーバー時間で指定するものなどがあります。
GMTとの差を数値で指定する場合、Exnessでは「0」と入力してください。
また、利用しているPCの時刻設定を自動取得するタイプの中には、PCが日本時間に合わせてあることを前提にしているものもあります。
Exnessの無料VPSを利用していると、VPSの時間が日本時間ではない可能性がありますので、EA(自動売買)がPC(VPS)から時差を取得する仕組みやVPSの時間も確認してください。
よくある質問
ここではExness(エクスネス)のEA(自動売買)に関するよくある質問を紹介していきます。
ExnessではEA(自動売買)が認められている?
Exness(エクスネス)ではEA(自動売買)による取引が認められています。
Exnessで禁止されているEA(自動売買)はある?
禁止されているEA(自動売買)のソフトはありませんが、アービトラージは禁止取引とされています。
そのため、アービトラージに当てはまるEA(自動売買)は稼働させないようにしましょう。
ExnessはEA(自動売買)を動かすのに向いている?
Exnessはスプレッドが海外FXトップクラスに狭いため、スキャルピングなどEAの種類を問わず動かすことに向いています。
また無料VPSサービスにも対応しているため、電気代などのコストも節約可能です。
まとめ
ここまでExness(エクスネス)のEA(自動売買)に関する解説をしてきました。
Exnessはスプレッドが狭くEA(自動売買)の運用に向いていますが、口座タイプの選択が大きなポイントといえます。
最もスプレッドが狭いのはプロ口座ですが、プロ口座は「インスタント・エクスキューション」という特殊な約定方式を採用しているため、EA運用に不向きな面もあります。
ほかの海外FX業者と同様の感覚で利用できる「マーケット・エクスキューション」の口座タイプの中から選ぶなら、ゼロ口座とロースプレッド口座がスプレッドが狭めの口座タイプとなります。
スプレッド重視かほかの取引条件重視か、自分の動かしたいEAに相性のいい口座タイプを探して利用してみてくださいね。
Exness(エクスネス)には、2種類のスタンダード口座(スタンダード口座、スタンダードセント口座)と3種類のプロ口座(ロースプレッド口座、ゼロ口座、プロ口座)の計5つの口座タイプがあります。この記事では、Exnessの各口座タイプの特徴やどんな人がおすすめなのか、徹底解説していきます。