今回は、オーストラリアに拠点を置くForex&CFDプロバイダー「Fusion Markets(フュージョンマーケッツ)」の創業者、フィル・ホーナー氏にお話を伺いました。
競争の激しい為替プロバイダー市場において、創業から瞬く間にFusion Marketsをオーストラリアの人気プロバイダーへと急成長させたフィル・ホーナー氏。
創業の原点、「Fusion Markets」の強みと魅力、そして将来のビジョンまで、詳しくお伺いしました。
取材させていただいた方
Phil Horner(フィル ホーナー)
Fusion Markets 創設者兼CEO
オーストラリアで最も由緒ある老舗外国為替プロバイダーの1つ「Axitrader」でキャリアをスタートし、販売部門を上級管理チームへと昇格させる。2015年、メルボルンのペッパーストーングループリミテッドのゼネラルマネージャーに就任し、同社をオーストラリア最大の小売外国為替プロバイダーへ、そして世界でトップ10の指に入るプロバイダーの1つへと成長させる。2016年12月、同社CEOに就任し、売り上げを7倍に成長させる偉業を達成。
2017年12月、自分のビジネスを持つという夢を追求するため、外国為替市場で10年以上働いた経験を基に「Fusion Markets」を創業。オンライン取引のコストを大幅に削減し、トレーダーの期待を大きく超えたサービスを創造し続けることに日々情熱を燃やしている。
オーストラリア発の気鋭の為替プロバイダー
ーー本日はどうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。
ーーまず「Fusion Markets」の概要についてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
「Fusion Markets」は、2017年に設立され、2019年にクライアントへのサービスを開始したオンライン外国為替およびCFDブローカーです。ほんの数年で、オーストラリアで最大、かつ最も高評価をいただける外国為替ブローカーの1つにまで成長しました。
私たちが最も注力しているのは、あらゆる規模のトレーダーに破格の低コスト取引と、お客さまの期待を超える顧客サポートを提供することです。 90以上の通貨ペア、暗号通貨、株式インデックス、商品を含む幅広い金融市場へのアクセスを提供しつつ、世界で最も低い取引コストを提供しています。 さらに、世界最大の米国株式のトップ100銘柄に対して、0ドルのコミッション(手数料)を提供しております。
当社が提供する取引プラットフォームは、世界で最も人気のある「Metatrader 4」「Metatrader 5」です。 さらに2023年には、2つの新しいトレーディングプラットフォーム「cTrader」「TradingView」を立ち上げる予定です。
また当社での取引サービスは、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)とバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)によって規制されています。 どの規制機関に合わせているかに関係なく、ティア1バンクで同様に優れた取引条件、実行、および分離された資金をクライアントに提供することを約束しています。
このように当社は、幅広い金融市場と複数の取引プラットフォームへのアクセスを提供するという努力を惜しまず、低コスト取引と卓越したカスタマーサポートに焦点を当てております。したがって、信頼できる費用対効果の高いブローカーをお求めになってるトレーダーの方々にとっては、「Fusion Markets」は非常に満足のいく取引環境ではないかと自信を持っております。
「Fusion Markets」の創業ストーリー
ーーそもそも、Forex&CFDプロバイダーを立ち上げようと思われたのは、どんなきっかけだったのでしょうか?創業当時の苦労話、印象に残っている思い出なども教えていただけたら幸いです。
それでは、創業期に私たちが直面したいろいろな課題や、いきさつをお話したいと思います。創業当時、私たちは明確なビジョンを描いていました。そのビジョンとは、「より低いコストとより良い顧客サポートを提供することにより、外国為替およびCFD業界に衝撃を与える」ことです。 しかし、これを達成する過程で待ち受けていたのは、想像を絶する茨の道でした。
まず創業初期に直面した最大の課題の1つは、堅実な技術インフラストラクチャーを構築することでした。 より低いコストを提供するためには、最新のテクノロジーと自動化を活用して運用を最大限に合理化する必要があります。 そのためには、ソフトウェア開発とインフラストラクチャーに多額の投資が必要で、それだけではなく、システムが上手く稼働するまでには多大な時間と労力を要したのです。
ーー低コストでサービスを提供するためには、より最適化されたシステムが必要だったということですね。
では、システム以外の面での課題はどんなものがありましたか?
私たちが直面したもう1つの大きな壁は、優良な顧客ベースを構築することでした。 そのために私たちが意識していたのは、「競合他社と圧倒的に差別化できるほどの並外れた顧客サービスの提供」です。 私たちはこれを実現すべく、トレーダーを支援することに情熱を傾け、問題に対して迅速かつ効率的な解決策を提供できる経験豊富なカスタマーサポート専門家のチームを雇うことを決意したのです。
いずれも、当時の私たちにとって非常にハードルの高いことでした。しかし、これらの障害を乗り越えた時の喜びを、私は今でも鮮明に覚えています。 最初の顧客を確保したときに全員で共有したとてつもない興奮、そして創業期から入社してくれた仲間が、私たちに付いてきて良かったと振り返ってくれたことで実感した誇りは、かけがえのない記憶として刻まれました。この記憶は、これからも忘れることはないでしょう。チーム一同が夜な夜なブレインストーミングと戦略立案に費やした多大なる時間を共有してきたことが、私たちに強い友情とチームワークの絆を作ったのです。
こうした創業初期に育まれた自信と誇りは、これから私たちが成すべきビジョンを達成する過程において、困難に直面した際の大きな支えになるであろうと確信しています。 私たちは、これからも最高の取引体験をクライアントに提供するために革新と改善を続ける努力を惜しまず、外国為替およびCFD業界に革命をもたらすという使命に引き続きコミットしてまいります。
「Fusion Markets」の魅力とは
ーー外国為替・CFD業界は競合ひしめく厳しい業界だと言われていますが、その中でも多くのお客さまから人気を得た「Fusion Markets」ですが、競合他社と比較してどのような魅力を打ち出してこられたのでしょうか?
まず、取引コストの安さです。Fusionでは通常口座に加え、非常に利幅の少ないスプレッド市場においても、ゼロ口座にて平均0.0ピップの主要な外国為替スプレッドを実現しています。同時に、破格の低額手数料でのサービスを提供することで、取引コストの面で他社と比較して際立った差を見せていると自負しています。また、ほとんどの入金方法にて、入金手数料や最低入金額なども設定していません。
また、弊社ではトレーディングプラットフォームとして「MT4」「MT5」を用意しており、外国為替はもちろん、暗号通貨、米国株などの各種CFD取引を超高速で実行することを可能にしています。 合わせて、コピー取引やMAMアカウントなども提供しております。
さらに、弊社はカスタマーサポートの充実にも注力しているため、委託ではなく自社専用のカスタマーサポート体制を敷いており、例えば日本のクライアントには日本語でのサポートをメールにて提供しております。将来的には、全世界の言語の現地化によるライブチャット体制の実現を見据えており、カスタマーサポート体制の更なる充実も私たちの主要目標の一つです。
フィル・ホーナー氏が描く「Fusion Markets」の未来
ーーそれでは最後に、今後の「Fusion Markets」の目指す未来について教えてください。
わずか数年でFusionがここまでの急成長を成し遂げることができたことは、私たちに大きな自信と誇りを与えてくれました。私たちはFusionを、オーストラリアで最大、かつ最も高く評価されている外国為替ブローカーの1つにまで成長させることができました。破格の低コスト取引環境の実現と、顧客の期待を超えるサポート提供に徹し、努力し続けてきた結果と言えるでしょう。
そして今後も、私たちはクライアントにより良いサービスを提供するべく、革新的サービスの打出し、および既存サービスの改善に集中していきます。例えば直近では、2023年内に2つの新しいプラットフォーム「Ctrader」「TradingView」の準備を予定しています。従来の「mt4」「mt5」に加えて、これらのプラットフォームの選択も可能にすることで、取引時により多くのオプションと柔軟性をクライアントに提供していきます。
また、これまで重視してきた低コスト取引環境、利便性を徹底追求したサポートの改善に引き続き注力していくことはもちろん、厳格な規制下でのコンプライアンス遵守により、お客様の資金、及び個人情報の取扱において高い安全性を提供するというコアバリューを、今後も貫いてまいります。
ーー本日は貴重なお時間ありがとうございました!
これからもクライアントにより良いサービスを提供すべく、継続的な成長と革新を続ける「Fusion Markets」が、オーストラリアに留まらず世界有数の外国為替ブローカーの1社になる日はそう遠くはないでしょう。
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