海外FXで法人口座を作るなら、安全性が高く、トレード環境が整った海外FX業者を選ぶことが大切です。
投資した資金が何らかのトラブルで出金拒否されたら、本業のビジネスに大きな影響が出てしまい、生活を脅かしかねません。
そこでこの記事では、安全性が高く、トレード環境が揃った法人口座向けの海外FX業者を4つ紹介していきます。
また、法人口座と個人口座の違いや、法人口座のメリット・デメリットを知りたいという方にもおすすめの内容となっています。
海外FXで、どの法人口座にしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
海外FX業者選びに迷っているなら、おすすめ業者を紹介している以下の記事も参考になりますよ。
海外FXの法人口座と個人口座の違い
海外FXの法人口座は、簡単に言うと「口座開設や維持にコストがかかるが、一定以上の利益があるなら税金面で優遇あり」という特徴があります。
次の表で、海外FXの法人口座と個人口座の違いを一覧にしています。
個人口座 | 法人口座 | |
---|---|---|
税率 | 所得税:5%〜45% 住民税:10% | 法人税:15%~23.4% 法人住民税:1.0%〜20.7% 法人事業税:3.5%〜7% |
経費計上できる項目数 | 少ない | 多い |
損益通算 | できない | できる |
損失繰越 | できない | 10年まで |
赤字の場合の課税 | なし | 法人住民税 |
未決済ポジションの扱い | 所得に含めない | 利益に含める |
口座開設コスト | なし | 法人登記費用 |
口座維持コスト | なし | 法人格維持費用 |
海外FXの法人口座と個人口座では、税金の扱いが異なります。
まずは、税率について見ていきましょう。
税率
海外FXの法人口座と個人口座の大きな違いは、利益(所得)に対する税率です。
まずは個人口座から見ていきましょう。
個人口座は主に、所得税と住民税(一律10%)が課税されます。所得税の税率は、課税される所得金額に応じた7段階の区分です。
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 ~194万9,000円 | 5% | 0円 |
195万円 ~329万9,000円 | 10% | 9万7,500円 |
330万円 ~694万9,000円 | 20% | 42万7,500円 |
695万円 ~899万9,000円 | 23% | 63万6,000円 |
900万円 ~1,799万9,000円 | 33% | 153万6,000円 |
1,800万円 ~3,999万9,000円 | 40% | 279万6,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 479万6,000円 |
所得税の金額は、課税される所得金額に税率をかけてから、控除額を差し引いて算出。
例えば、所得500万円の控除額は「42万7,500円」となるため、計算式は「500万円×20%-42万7,500円=572,000円」となり、約57万円が所得税として発生します。
ここに住民税の税率10%が上乗せされるので、合計税額は107万円というわけです。
一方で、法人口座の場合は、課税される税金の種類が増え、所得に応じて3段階の区分けとなります。
税率は、所得金額に応じて22.40%〜36.80%で変動します。
課税所得金額の区分 | 400 万円以下 | 400 万円超 800 万円以下 | 800 万円超 |
---|---|---|---|
法人税 | 15.00% | 15.00% | 23.20% |
地方法人税 | 1.55% | 1.55% | 2.39% |
法人住民税(1) 都道府県民税 | 0.15% | 0.15% | 0.23% |
法人住民税(2) 区市町村民税 | 0.90% | 0.90% | 1.39% |
事業税 | 3.50% | 5.30% | 7.00% |
特別法人事業税 | 1.30% | 1.96% | 2.59% |
総合税率 | 22.40% | 24.86% | 36.80% |
※ここでの法人口座の税率は、法人税、地方法人税、法人住民税、事業税、特別法人事業税の税率を足して総合税率としたもの
たとえば、所得500万円だと法人税率は24.86%なので、法人税額は「500万円×24.86%」を計算した”1,243,000円”です。
個人口座での所得500万円に対する税額は「107万円」だったのに対し、法人口座では「124万円」。個人口座の方が税金が割安です。
反対に、所得が1,000万円以上ある場合は、法人口座の方が税金は安くなります。
この税率の違いが、海外FXの法人口座と個人口座の重要な違いになりますので、ぜひ覚えておきましょう。
節税効果
海外FXの法人口座と個人口座の2つ目の違いは「節税効果」です。
個人口座にくらべ、法人口座の方が節税効果は高くなります。
その主な理由として3つあげられます。
- 経費計上できる幅が広い
- 他事業と損益通算できる
- 損失を10年間繰り越せる
詳しくは「海外FXで法人口座を開設するメリット」で解説しているので、深く知りたい方はそちらもご覧ください。
法人設立と維持にかかる費用
海外FXの法人口座と個人口座の違いの3つ目は、費用に関してです。
法人口座を開設することは、法人を設立することと同義です。
したがって、法人口座の開設には、法人設立費用や維持費用などが追加で発生します。
おおよそですが、法人設立には10〜30万円。日々の税務を税理士に依頼すると、月に2万円以上は費用がかさみます。
以上が海外FXの法人口座と個人口座の大きな違いです。
これらの違いを天秤にかけ、どの口座が自分にとって最適化を選んでいく必要があります。
単純に所得が1,000万円を超えたから法人口座にするというほど、単純ではないという点は覚えておきましょう。
海外FXで法人口座を開設するメリットは「節税」
海外FXで法人口座を開設することで、節税効果を最大化することができます。
具体的には、以下の点が節税におけるメリットになります。
- 経費計上できる幅が広がる
- 個人口座より税率面で有利
- 他事業と損益通算ができる
- 10年まで損失繰越できる
経費計上できる幅が広がる
海外FX法人口座・法人化のメリット、まずひとつめは「経費計上できる幅が広がる」ことです。
海外FXで法人化して法人口座を利用すると、経費として扱える費用が増え節税になります。
個人ですと、書籍代、パソコン代などFX関連の費用は経費計上できますが、これらだけでは大きな費用になりません。
ですが法人化することによって、家賃、光熱費、役員報酬、交通費、生命保険料、退職金なども経費計上することができるようになります。
個人口座より税率面で有利
海外FX法人口座・法人化のメリット、二つめは「個人口座より税率面で有利」という点です。
海外FXの法人口座と個人口座とでは、それぞれの利益に課税される税金の種類が異なります。
- 個人口座での利益に適用される税金
→所得税:5%~45% - 法人口座での利益に適用される税金
→法人税:15~23.2%
したがって、海外FXで大きく稼げるようになってくると、個人口座よりも法人化して法人口座でトレードした方が節税効果が高いといえますね。
他事業と損益通算ができる
海外FX法人口座・法人化のメリット、三つめは「他事業と損益通算ができる」ことです。
海外FXの法人口座では、海外FX以外の他事業と損益通算が可能です。
損益通算とは?
節税対策のひとつ。同じ年度一年分の利益と損失を相殺すること
海外FX法人口座の場合、FXの損益も「事業所得」に換算されるので他事業と損益通算することが可能です。
もし海外FXで大きく稼ぎすぎても、そこから他事業での損失分を差し引けるため、課税される金額を少なくすることができますよ。
10年まで損失繰越できる
海外FX法人口座・法人化のメリット、四つめは「10年まで損失繰越できる」ことです。
海外FX法人口座では、個人口座ではできない損失繰越ができます。
損失繰越とは
節税対策の一つで、ある年に損失が出た場合に、その損失を翌年以降で3年間繰り越すことができる仕組みのこと。
赤字の際、国内FX業者では損失繰越が可能ですが、海外FX業者ではできません。
これは、国内FX業者での利益は源泉分離課税として単独計算されますが、海外FX業者の利益は総合課税として他の所得と合算しての計算となるからです。
ですが、海外FX業者でも法人口座ですとFXでの損失は事業としての損失となるため、損失繰越の対象として扱うことができます。
また損失繰越ができる期間も、個人口座では3年までですが、海外FX法人口座なら10年間までと非常に長いことも嬉しいポイントでしょう。
海外FXの法人口座開設におけるデメリット・注意点
海外FXで法人化して法人口座を使うデメリットは、次のとおりです。
- 利益の引き出しが自由にできない
- 法人設立と法人格の維持にコストがかかる
- 口座の解約に手間がかかる
- 含み益も課税対象になる
- 廃業時にも費用が発生する
利益の引き出しが自由にできない
海外FX法人口座・法人化のデメリット、まずひとつめは「利益の引き出しが自由にできない」ことです。
海外FX法人口座では、どんなにたくさんの利益を出すことができても、それらを自由に引き出すことができません。
というのも、海外FX法人口座で稼いだ利益はその法人のものであり、社長の所有物ではないからです。
法人口座での利益を受け取るには、「役員報酬」という事前に決めた額でなら受け取ることができます。
ただし、役員報酬の金額は一度設定してしまうと事業年度の途中で変更できませんのでご注意ください。
法人設立と法人格の維持にコストがかかる
海外FX法人口座・法人化のデメリット、二つめは「法人設立と法人格の維持にコストがかかる」ことです。
海外FXの法人口座を持つと、法人設立と法人格の維持にコストがかかります。
法人設立にかかるコストは、例えば株式会社ですとおよそ25万円、合同会社では約10万円前後はかかってしまうのが相場です。
また、法人格を維持するには法人住民税を支払う必要があり、これは例え赤字であっても払わなければなりません。
法人住民税 = 法人税 × 12.9%+均等割(※)
※従業員数、資本金額によって変化し、例えば従業員50人以下、資本金1,000万円以下なら年間7万円。
口座の解約に手間がかかる
海外FX法人口座・法人化のデメリット、三つめは「口座の解約に手間がかかる」ことです。
海外FXの法人口座を解約するには、登記簿謄本などを再度開示しなければなりません。
赤字続きでFX取引を辞めたいと思っても、法人口座ですと個人口座のように簡単に口座を解約できないことは想定しておいてください。
ちなみに、TitanFXで法人口座を解約する際は、登記簿謄本などを再度開示する必要がありません。
含み益も課税対象になる
海外FXの法人口座では含み益も課税対象になります。
そのため、利益確定した際の売却金額と税金の納付額を考慮しておく必要があるでしょう。
ただし、課税対象が広がることはデメリットだけではありません。
含み益の逆である含み損も同じく計上できるため、納税額を小さくできる可能性がありますよ。
廃業時にも費用が発生する
法人を廃業・解散する際には、最低でも7万円ほどの費用が発生します。
廃業の手続きは経営者自身でも可能ですが、登記や確定申告は司法書士や税理士にお願いすることが多いです。
そのため、専門家への報酬も追加で発生すると考えておきましょう。
報酬相場は、司法書士が50,000〜100,000円、税理士が150,000〜300,000円ほどとなります。
海外FXの法人口座おすすめ4選
では、法人化・法人口座開設におすすめの海外FX業者を見ていきましょう。
Exness(エクスネス)|世界8カ国の金融ライセンス保有
引用元:Exness公式サイト
- トレードに自信がある中・上級者
- 安全性が高い業者を使いたい
メリット | デメリット |
---|---|
レバレッジ無制限 ロスカット水準0% ストップレベルが全銘柄で0 人気銘柄がスワップフリー 8か国の金融ライセンス所有で安全性高い | 法人口座のハードルが高い レバレッジ制限が厳しい 取引時間によってロット制限あり 公式サイトが英語のみ(2024年現在) |
- 法人口座の申込書
- 登記簿謄本
- 株主名簿
- 取締役一覧
- 定款
- 法人番号
- 役員・株主の身分証明書類
- 役員・株主の住所確認書類
- 法人の住所確認書類
最後に紹介する法人口座開設におすすめの海外FX業者は「Exness(エクスネス)」です。
Exnessは海外FXでも珍しい無制限レバレッジを提供している海外FX業者であり、他の業者とは比較にならないレバレッジが使えます。
法人口座を開設するほどの資金を持つ方なら、Exnessの無制限レバレッジと組み合わせれば更に大きな利益を狙えますよ。
ただし、法人口座の開設には条件があり、前述したAXIORYやFXGTよりも難易度が高い点にはご注意ください。
- Exnessの個人口座を開設していること
- 個人口座で3ヶ月以上の取引実績があること
- Exnessプレミアプログラムのシグネチャー会員になること
⇒「累計入金額10万ドル & 3ヵ月の取引量2,000ロット」の達成が必要
法人口座の開設条件を満たせる場合、Exnessの優れたスペックは間違いなくトレードにプラスの影響をもたらしてくれるはずです。
ご自身の資金や取引頻度を考慮の上、利用を検討してみてくださいね。
AXIORY(アキシオリー)|法人口座で迷ったらココで間違いなし
引用元:AXIORY公式サイト
- とにかくコストを抑えてトレードしたい
- 約定力が高い業者を探している
- 自己資金を安全に取り扱ってほしい
メリット | デメリット |
---|---|
99%の約定力 取引コストの安さ 信託保全で万が一も必ず補償 完全日本語対応のサポート | 法人口座開設時の提出書類が多い レバレッジ1000倍の維持が難しい ボーナスキャンペーンが少ない |
AXIORYの法人口座の開設に必要な書類
- 登記簿謄本
- 設立定款
- 株主名簿
- 法人住所確認書類
- 取締役の身分証明書・現住所確認書類
- 取締役決定書
まず最初に紹介する法人の口座開設におすすめの海外FX業者は「AXIORY(アキシオリー)」です。
AXIORYは、海外FXではトップレベルの約定力の高さを誇るブローカー。
約定率は99.99%と非常に高く、約定実績とともに公式サイトにて公開されているため信頼性も抜群といえるでしょう。
また、AXIORYはスプレッドも非常に狭く主要通貨では最小0.0pipsからとなっており、これは海外FXでは最狭水準です。
さらにポジションの数は無制限に持てることに加え、ロットも1,000ロットまで持つことが可能と、大口取引を好む中上級者にとっても申し分ないスペックですね。
TitanFX|堅実で安全性が高い!出金拒否もなし◎
引用元:TitanFX公式サイト
- 安全で堅実な業者を探している
- 約定力が高い業者で取引したい
- 法人口座開設のハードルが低い業者を探している
メリット | デメリット |
---|---|
業界TOPクラスの約定力 入出金の安定性◎ 日本語対応のカスタマーサポート 24時間365日営業 | 信託保全がない 常設のボーナスキャンペーンも一切なし |
- 登記簿謄本
- 有効期限内の写真付き身分証
- 役員・実質的支配者様全員分の現住所証明書
- 役員および実質的支配者の証明書(TitanFXより書式DL可能)
- 役員・実質的支配者様全員分の顔写真付き身分証のセルフィ
- 役員・実質的支配者様全員分の現住所証明書
- 役員および実質的支配者の証明書(TitanFXより書式DL可能)
続いて紹介する法人口座におすすめの海外FX業者は「TitanFX」。
TitanFXは、取引の安全性・堅実性をしっかりと兼ね備えた海外FX業者です。
入出金に関してはスムーズで問題なく、出金拒否の心配もありません。
昨今、海外FX業者による出金拒否が問題視される中、法人として取引するなら安全性のある海外FX業者を使いたいですよね。
TitanFXは、そうした取引環境の安全性を求める人におすすめしたい海外FX業者です。
また、カスタマーサポートも日本人スタッフが在籍しており、24時間365日営業しているという珍しい強みがあるため、安心して取引ができるでしょう。
派手さはなくても、堅実で安全な海外FX業者をお探しの方は、ぜひTitanFXを法人口座として利用してみてください。
FXGT(エフエックスジーティー)|出金拒否の心配なし
引用元:FXGT公式サイト
- 法人口座でもボーナスを受け取りたい
- ハイレバレッジを活かして仮想通貨FXをしたい
- 出金拒否の心配がない業者を探している
メリット | デメリット |
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100万円以上の入金ボーナス 仮想通貨FXの取引条件が他社より優秀 日本語対応が完備 出金が当日中の着金 | 大きな取引ではレバレッジが下がる スプレッドはやや広い 約定が滑るという声も |
- 法人登記簿謄本、または法人設立証明書
- 代表の本人確認書類
- 代表の現住所確認書類
- 取締役登録書、または全取締役が確認できる書類
- 株主名簿、または全株主が確認できる書類
最後に紹介する法人の口座開設におすすめの海外FX業者は「FXGT(エフエックスジーティー)」です。
FXGTは、FXだけでなくコモディティ商品も豊富で、特に仮想通貨にも最大1,000倍のレバレッジが使える点は唯一無二のスペック。
仮想通貨はボラティリティが高い銘柄が多いため、FXGTのレバレッジ1000倍と併せれば一気に大きな利益を狙うことも不可能ではありません。
さらに、口座開設ボーナス最大20,000円+100%入金ボーナスなど、総額100万円以上が貰えるボーナスキャンペーンが非常に豪華なため、証拠金をさらに増やしたうえでトレードできますよ。
ボーナスを活用して更に大口の取引にチャレンジしたい方、FX通貨ペアだけでなく様々な商品で利益を狙いたい方には、FXGTが最もおすすめといえますね。
海外FXで法人化するのにおすすめのタイミング・目安
海外FXで個人として稼いだ年間所得が900万円近くなってきたら、法人化するタイミングといえるでしょう。
というのも、このタイミングで「個人として稼いだ年間所得にかかる税率」が「法人として稼いだ場合の年間利益にかかる税率」を超えるからです。
個人が払うべき税金は「所得税+住民税」ですので、まず個人として稼ぐ年間所得に対する所得税率と住民税率を足した下記表をご覧ください。
課税所得金額 | 税率 | 税率内訳 |
---|---|---|
195万円以下 | 15% | 所得税5% +住民税10% |
195万円超 ~330万円以下 | 20% | 所得税10% +住民税10% |
330万円超 ~695万円以下 | 30% | 所得税20% +住民税10% |
695万円超 ~900万円以下 | 33% | 所得税23% +住民税10% |
900万円超 ~1,800万円以下 | 43% | 所得税33% +住民税10% |
1,800万円超 ~4000万円以下 | 50% | 所得税40% +住民税10% |
4,000万円超~ | 55% | 所得税45% +住民税10% |
695万円〜900万円の年間所得に課税される税率は33%となり、900万円〜1,800万円での税率は43%となっていますね。
一方、法人が払うべき税金は「法人税+法人住民税+法人事業税」で、法人住民税は自治体ごとに異なるものの合計の税率はおおむね以下のとおりです。
課税される利益 | 税率 |
---|---|
〜400万円 | 約22% |
400〜800万円 | 約25% |
800万円〜 | 約35% |
ご覧のとおり、海外FXでは法人化した場合800万円〜はどんなに利益を稼いでも35%以上にはなりません。
なお、他の海外FX業者から乗り換える場合、一回の入金上限が高いFXGTの法人口座がおすすめです。
FXGTなら銀行送金・カードなら50万円、BitwalletやSticpay、仮想通貨なら上限なしで入金が可能なので、ある程度まとまった金額を運用する方には使い勝手が良い業者といえます。
さらに、FXGTは最大143万円の入金ボーナスも提供しているため、乗り換えるだけで証拠金を大幅に増やすことも可能です。
その他、資金力を活かして更なるハイレバトレードがしたい方には、無制限レバレッジ採用で他社との比較にならない大ロットの取引ができるExnessもおすすめ。
クレジットカードやマイナー電子マネーなど一部入金方法はFXGTよりも入金上限が高いので、お好みの入金方法によってはFXGTよりも使いやすいかもしれません。
海外FXの法人口座・法人化に関するよくある質問
ここでは、海外FXの法人口座・法人化に関するよくある質問を紹介していきます。
海外FXの法人化は意味ないって本当ですか?
いいえ、意味ないということはありません。
海外FXの個人口座にかかる税率は最大55%ですが、法人口座にかかる税率は最大で35%ほどなので、年間で900万円以上の利益を出せるトレーダーであれば法人口座のほうが税金・税率の面で有利です。
海外FXで法人口座を開設するメリットを教えてください。
海外FXで法人化し法人口座を利用するメリットは以下の4つです。
- 経費計上できる幅が広がる
- 利益額が大きいと個人口座より税金面で有利になる
- 他事業と損益通算ができる
- 10年まで損失繰越できる
海外FXで法人口座を開設する損益分岐点はいつ?
900万円以上の年間所得に課される税率は個人口座だと43%、法人口座だと約35%なので、年間所得が900万円が海外FXの法人化における損益分岐点(タイミング)です。
ただし、法人化には設立費用や税理士への依頼費用などのコストがかかるため、最低でも1,000万円の利益を稼げるようになったタイミングで法人化を検討してみることをおすすめします。
XMで法人口座を開設できますか?
現在、XMTradingでは法人口座を開設できません。
海外FXの法人口座を開設したい場合は、ExnessやFXGTなど、XM以外の法人口座に対応している業者を利用しましょう。
海外FXの法人化(法人口座開設)にかかる税率と税金を教えてください。
海外FXの法人口座にかかる税金は、「法人税」「法人住民税」「法人事業税」の3種類です。
法人住民税は自治体ごとに異なるものの、合計の税率はおおむね以下のようになります。
課税される利益 | 税率 |
---|---|
〜400万円 | 約22% |
400〜800万円 | 約25% |
800万円〜 | 約35% |
マイクロ法人化して海外FXの法人口座を利用できますか?
マイクロ法人でも海外FXの法人口座は利用可能です。
ただし、マイクロ法人化にも設立・維持にかかる費用や税理士への依頼費用などが必要になるため、法人化する前にはランニングコストも踏まえたうえで節税効果が出るかどうかをシミュレーションしておくことをおすすめします。
海外FXの法人口座まとめ
以上、海外FXにおける法人化のメリットやタイミングと税金・税率、そして海外FXで法人口座を開設するのにおすすめの業者を紹介してきました。
海外FX業者の法人化・法人口座を開設するメリットは以下の4点です。
- 経費計上できる幅が広がる
- 個人口座より税金面で有利
- 他事業と損益通算ができる
- 10年まで損失繰越できる
一方、海外FX法人化・法人口座を開設するデメリットは以下の3点。
- 利益の引き出しが自由にできない
- 法人設立と法人格の維持にコストがかかる
- 口座の解約に手間がかかる
そして、法人化・法人口座の開設におすすめの海外FX業者は以下の3社です。
海外FXの法人化にあたって、設立費用や法人格の維持にかかるコストは無視できません。
ですが、法人化することで得られる税制面でのメリットはとてつもなく大きいといえるでしょう。
コストを指し引いても安定して稼げるようになってきたタイミングでは、ぜひ海外FX法人口座でのトレードを検討してみてください。