海外FXのNDD(No Dealing Desk)方式とは、海外FX業者がトレーダーの注文を直接インターバンク市場に流して取引を行う方式です。
トレーダーと市場が直接つながるNDD方式では、約定力の強さ・透明性の高さが大きな安心感につながります。
一方で国内のFX業者が採用しているDD方式では、FX会社が取引の仲介に入るため、約定拒否などが懸念点でしょう。
本記事では、FX業者の取引方式について、以下の内容を解説していきます。
- NDD方式を採用するおすすめ海外FX会社一覧
- FX会社の取引方式の仕組み
- DD方式・NDD方式のメリット・デメリット
この記事を読めば、NDD方式・DD方式についての理解がより深まり、あなたにとってベストな海外FX業者を選びやすくなるでしょう。
>>今すぐおすすめのNDD方式の海外FX業者一覧の詳細を見る
ちなみに、NDD方式採用の安全なおすすめ海外FX業者は以下の記事でも紹介しています。
NDD方式の海外FX業者一覧【2024年最新版】
まず初めに、NDD方式を採用する主な海外FX業者を一覧で見ていきましょう。
- XMTrading(エックスエム)
- Exness(エクスネス)
- AXIORY(アキシオリー)
- FXGT(エフエックスジーティー)
- TitanFX(タイタンエフエックス)
- TradeView(トレードビュー)
- Bigboss(ビッグボス)
- FBS(エフビーエス)
- HotFOREX(ホットフォレックス)
- LAND-Prime(ランドプライム)
- TradersTrust(トレイダーズトラスト)
ご覧の通り、海外FXではその名をよく耳にする有名業者が名を連ねています。
NDD方式は、トレーダーの注文が直接インターバンク市場へ通されてどんどん約定される仕組みで、海外FX業者の多くで採用されている取引方式です。
インターバンクとは?
個人投資家・銀行や投資ファンド等の金融機関からの注文が集まる市場のこと。
NDD方式における主な収益はスプレッドです。
そのため、海外FXの約定力が国内FXよりも比較的強いのは、トレーダーの取引を活発化させてスプレッドを多く発生させるためと言えるでしょう。
以下では、NDD方式を採用する主な海外FX業者の中から、当サイトおすすめの海外FX業者を5つ紹介します。
NDD方式の海外FX業者おすすめ5社ご紹介
NDD方式の海外FX業者で、当サイトがおすすめの業者は以下の5社です。
各業者の特徴や違いなど詳細を解説します。
XMTrading(エックスエム)
引用元:XMTrading公式サイト
XMTrading(エックスエム)は、海外FXの代名詞といえるほどの人気と利用者数を誇るNDD方式の海外FX業者です。
NDD方式を採用する海外FX業者の中で、知名度や安全性の高さを最重視して業者を選びたい方にはXMTradingが最もおすすめの海外口座でしょう。
またXMTradingの最大レバレッジは1000倍と非常に高く、ボーナスを活用してハイレバトレードを行えば少額からでも大きな利益が狙えますよ。
入金ボーナスが利用できるスタンダード口座・マイクロ口座のスプレッドがやや広いのは気になるところかもしれません。
さらに、XMTradingのグループ会社は取得難易度の高いキプロスの金融ライセンスを保有しており、安全性に関しても優れています。
なお、XMTradingでは、口座開設するだけで13,000円ものボーナスがもらえるキャンペーンと、入金額に応じて最大100%のボーナスがもらえるキャンペーンを開催しています。
- 新規口座開設ボーナス:13,000円
- 入金ボーナス:100%
- ロイヤリティプログラム
- 友達紹介
- お年玉プロモ【期間限定:12/3~12/31】
2万円の入金&2lotの取引で$1,000ドルが当たるチャンス!
約定力の強さや透明性の高さ、安全性を重視して取引したい方は、NDD方式を採用している海外FX業者の「XMTrading」がおすすめです!
Exness(エクスネス)
引用元:Exness公式サイト
Exness(エクスネス)もNDD方式を採用している海外FX業者です。
Exnessの最大の特徴は「無制限レバレッジ」。無制限レバレッジを使えばどの通貨ペアも証拠金が1円以下で取引できます。
また、ロスカット水準は0%なのでギリギリまでロスカットに耐えられるため、ハイレバレッジでの取引との相性も良いのが特徴です。
さらに平均スプレッドも海外FXトップクラスに狭く、スキャルピングの制限も一切ないため「海外FXでスキャルピングがしたい!」という方にもExnessはおすすめです。
Exnessはグループ全体で8つもの金融ライセンスを取得しており、なかには取得難易度が極めて高いイギリス(FCA)やキプロス(CySEC)のライセンスもあり、企業の安全性・信頼性も極めて高くなっています。
ボーナスを一切実施していないというデメリットもありますが、10ドル(約1,400円)からトレードを始められるので「ハイスペックの海外FX業者を使いたい!」という方にはExnessがおすすめですよ。
AXIORY(アキシオリー)
引用元:AXIORY公式サイト
AXIORY(アキシオリー)は、NDD方式でありながらスプレッドの狭さが非常に魅力的な海外FX業者です。
特に、米ドル円のスプレッドは最小0.1pipsからとなっており、業界最狭水準といえるでしょう。
またAXIORYでは約定率99.99%を誇る約定力の高さも魅力的で、その他の約定に関するデータも公式ホームページにて公表している優良海外FX業者です。
さらに、顧客資金の管理には信託保全を採用している数少ない海外FX業者で、万一破綻の際における資金補償体制としては申し分ありません。
悪質な出金拒否もなく優良な取引環境のAXIORYは、プロが使うFX会社の一つです。
透明性が高く低スプレッドの海外FX業者でスキャルピングしたい方は、最高の取引環境を提供しているAXIORYがおすすめですよ。
FXGT(エフエックスジーティー)
引用元:FXGT公式サイト
FXGT(エフエックスジーティー)は、取扱銘柄数の豊富さが魅力であるNDD方式の海外FX業者です。
特に仮想通貨銘柄の取扱いは70種以上と海外FX業者の中ではダントツで、為替FXだけでなく話題の銘柄にいち早く投資して大きな利益のチャンスをつかめるでしょう。
また、FXGTの最大レバレッジは1000倍と海外FX業者でも高めの水準で、もちろん仮想通貨銘柄にも適用されています。
ハイレバレッジとなると大きな利益が狙える反面リスクが気になるかと思いますが、FXGをT含む海外FX業者にはゼロカット制度がありますので借金リスクはありません。
ゼロカット制度とは
相場の急変動などでロスカットが間に合わずマイナス残高になった際、マイナス残高分の追証を海外FX業者が肩代わりしてくれる制度。
さらに、FXGTではボーナスキャンペーンも充実していますので、ボーナスを積極的に活用すれば自己資金の損失を抑えられますよ。
話題の銘柄でハイレバトレードを行い積極的に利益を狙っていきたい方には、FXGTは非常におすすめといえるでしょう。
TitanFX(タイタンエフエックス)
引用元:TitanFX公式サイト
TitanFX(タイタンエフエックス)は、口座残高や取引量に関係なくハイレバレッジトレードができることが魅力なNDD方式の海外FX業者です。
多くの海外FX業者では、口座残高が増えてきたり大きなポジションを保有したりすると、最大レバレッジが低下する「レバレッジ制限」があります。
ですがTitanFXにはレバレッジ制限がなく最大レバレッジ1000倍のまま大きなポジションでのトレードができるため、とても効率的に利益を増やせます。
AXIORYと同様、NDD方式でありながらスプレッドが狭いのも嬉しいポイントでしょう。
約定スピードも非常に早く、トレードにおけるストレスはほとんど感じません。
ボーナスキャンペーンは一切ありませんが、ハイレバレッジでスキャルピングしたい方にとっては、TitanFXは最高の海外FX業者といえるでしょう。
以上がNDD方式の海外FX業者おすすめ5社です。
ここで、そもそもNDD方式がなぜ海外FX業者に多いのかを、その仕組みから考えていきましょう。
NDD方式は海外FXに多くDD方式は国内FX中心
この章では、FX会社の取引方式であるDD方式・NDD方式について、以下の流れで解説していきます。
- DD方式とは?国内FXに多い理由
- NDD方式とは?海外FXに多い理由
- NDD方式にはSTP方式とECN方式がある
では順にご覧ください。
DD方式とは?国内FXに多い理由
国内のFX業者に多いDD方式とは、以下のようにトレーダーとインターバンク市場との間に国内FX業者が仲介に入る取引方式です。
このDD方式の場合、トレーダーの注文は必ずしもそのままインターバンクへ通されるわけではありません。
仲介に入っている国内FX業者は、トレーダーの注文を流さないこともあれば、トレーダーに不利になる価格でインターバンクへ通すこともあります。
というのも、国内FX業者は顧客の注文を受けるときに反対売買を行うため、顧客と利益相反の関係になるからです。
つまり、DD方式では自分が出した注文が確実に通っている保証はなく、非常に不透明といえるでしょう。
また、DD方式の国内FX業者はトレーダーが損失を出した時に追加で利益を得られるため、利益を増やすために大きなスプレッドを提供する必要はありません。
NDD方式とは?海外FXに多い理由
NDD方式とは、DD方式とは違い顧客とインターバンク市場との間にはFX業者が仲介に入らない取引方式のことです。
つまり、トレーダーの注文はインターバンクへそのまま通っていきます。
したがってNDD方式では、DD方式のように自分の出した注文がFX業者によって操作されることはないため、取引の透明性が高く安心できる取引方式といえますね。
NDD方式は海外FX業者に多く採用されている取引方式で、スプレッドが主な収益です。
つまり、DD業者とは違いトレーダーとの反対売買による為替利益がないため、トレーダーと利益相反することはありません。
ですので、海外FX業者ではハイレバレッジを可能にしたり約定力を強化したりと、トレーダーに有利な取引環境を提供することに尽力しているのです。
ちなみに、国内FX業者の中にも「ヒロセ通商」や「GMOクリック証券」などNDD方式を採用している業者もあるようですね。
海外FXのNDD方式にはSTP方式とECN方式がある
海外FX業者の多くが採用しているNDD方式には、さらにSTP方式とECN方式の二種類の取引方式が存在します。
以下より、それぞれの取引方式の特徴を見ていきましょう。
ECN方式
ECN方式とは、トレーダーの注文はFX業者を一切介さず直接インターバンク市場へと流れる取引方式で、その仕組みは前述のNDD方式の図でもご覧いただいたものと同様です。
ECN方式では顧客の注文は直接インターバンク市場へ流れた後、投資家や金融機関から出された注文と自動的にマッチングされますので、極めて透明性が高く安心感抜群といえますね。
STP方式
STP方式もNDD方式の一種ですが、ECN方式とは違い顧客の注文に対してFX業者が介入します。
そう聞くと、DD方式とはどんな違いがあるのか気になるところではないでしょうか。
DD方式のFX業者では、約定拒否やリクオート(注文価格の変更)などさまざまな注文操作が行われる可能性があります。
ですがSTP方式では、FX業者は注文のマッチングを行うだけですので、FX業者の意思によって操作されることはないでしょう。
ただSTP方式の場合、注文のマッチング手数料としてECN方式よりもスプレッドがやや高めになりますので、その点は理解しておく必要があります。
以上、FX業者のDD方式・NDD方式の仕組みについて見てきました。
それぞれの取引方式について理解できたところで、次章からはNDD方式・DD方式のメリット・デメリットを整理していきましょう。
NDD方式(海外FX)のメリット
海外FX業者に多いNDD方式のメリットは以下の通りです。
- 約定力が高いNDD方式はスリッページが起きにくい
- 注文の透明性が高く人為的な操作は起こり得ない
- 海外FXの特徴であるスキャルピングができる
- 自動売買ができる
では、それぞれ解説していきます。
約定力が高いNDD方式はスリッページが起きにくい
NDD方式のFX業者のメリットとしてまず最初に挙げられるのは、約定が早いことです。
NDD方式では、トレーダーが出した注文はそのまま直接インターバンク市場へ届きます。
つまり、NDD方式のFX業者はDD方式のFX業者とは違い取引の仲介に入らないため、約定までのタイムラグはほとんどありません。
したがって、NDD方式のFX業者でならスムーズにストレスなくトレードできます。
注文の透明性が高く人為的な操作は起こり得ない
一連の取引プロセスの透明性が高く、かつ注文に対して人為的な操作が行われる心配がないことも、NDD方式のFX業者を使うメリットです。
NDD方式では、DD方式とは違い顧客とインターバンク市場との間をFX業者が仲介しないため、透明性が高い取引プロセスといえるでしょう。
また、NDD方式のFX業者はスプレッドを主な収益としているので、DD方式の業者のようにリクォートや約定拒否などの注文操作で利益を得る必要がありません。
したがってNDD方式においては、出した注文に対してFX業者に人為的操作を加えられることは基本的にありませんので、安心してトレードに集中できますね。
海外FXの特徴であるスキャルピングができる
NDD方式のFX業者では、スキャルピングトレードが禁止されていないことも大きなメリットでしょう。
顧客の注文をどう通すのかの判断を行うDD方式のFX業者では、短時間での連続注文には対応しきれず損失リスクがあるため、一般的にスキャルピングは禁止です。
一方、NDD方式のFX業者は顧客の注文を直接インターバンクへ流しますので、注文が短時間で立て続けに来たとしても業者にとって損失リスクはありません。
そのため、XMやAXIORYなど多くのNDD方式の海外FX業者では自由にスキャルピングトレードを行えますよ。
しかもNDD業者の主な収益はスプレッドですから、スキャルピングのように取引回数の多いトレードスタイルは、NDD業者ではむしろ歓迎されています。
自動売買ができる
自動売買ができることも、NDD方式のFX業者を利用するメリットといえるでしょう。
自動売買の種類にはスキャルピングのような取引パターンを行うプログラムもあります。
DD方式のFX業者では基本的にスキャルピング禁止ですから、自動売買そのものも行えません。
NDD方式のFX業者ではスキャルピングが許可されていますので、多くの場合、自動売買も自由に行えます。
以上、NDD方式のメリットでした。
続いて、NDD方式のFX業者のデメリットについても紹介します。
NDD方式(海外FX)のデメリット
NDD方式のデメリットは、スプレッドが広めであることです。
スプレッドが広めな理由は、NDD業者の主な収益がスプレッドだからですね。
顧客の注文をそのままインターバンクへ流すので、注文操作による為替利益はありません。
その中でNDD業者ではスプレッドが収益柱となっているため、顧客に取引回数を増やしてもらうように約定しやすい環境の整備に力を入れているのです。
以上、NDD方式のFX業者のメリット・デメリットでした。
DD方式(国内FX)のメリット
今度は逆にDD方式のメリット・デメリットも整理しておきましょう。
まずは、DD方式のメリットから解説していきます。
狭いスプレッドでトレードができる
DD方式のFX業者でトレードするメリットは、スプレッドが狭いことです。
DD方式は、トレーダーの注文に対してまずFX業者の介入が入り、それからFX業者によってインターバンクへ注文が出される取引方式でしたね。
この仕組みによりDD方式のFX業者は注文操作により利益を稼げるため、NDD方式の海外FX業者のようにスプレッドから利益を稼ぐ必要はありません。
したがって、DD方式のFX業者では、NDD方式のFX業者よりもはるかに狭いスプレッドが実現できるのです。
とはいえ、DD方式のFX業者は顧客との反対売買により利益相反の関係にありますから、注文操作によって故意に負けさせられるリスクも高いことは承知しておきましょう。
スプレッドの変動が安定している
DD方式は、狭いスプレッドでトレードできる点に加えて、スプレッドの変動が安定している点もメリットです。
インターバンクに流すNDD方式では、スプレッド幅は実際の市場動向によって左右されます。
しかし業者内で抱え込むことの多いDD方式はNDD方式と違い、数値を業者側が独自に決められます。
その結果、よほどの変動がない限り、市場の動向とは関係なくスプレッドの幅を固定とすることも可能なのです。
スワップポイントが高い
DD方式では、スワップポイントで利益を取る必要がありません。
そのためNDD方式とは違い、有利なスワップポイントを設定できる違いがあります。
特にプラススワップのポジションを中長期的に保有する場合、両者の差は歴然です。
DD方式のほうが多くの通貨ペアを選択でき、同じ通貨ペアでも多くのプラススワップを得られる可能性がある点は大きなメリットでしょう。
DD方式(国内FX)のデメリット
DD方式のFX業者にはどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
DD方式のFX業者でトレードするデメリットは以下の通りです。
- DD方式を採用の業者は約定が遅い
- リクオート・約定拒否されるリスクがある
- スキャルピングはできない
- 自動売買はできない
DD方式を採用の業者は約定が遅い
DD方式のデメリットの一つといえば、まず約定が遅いことでしょう。
DD方式のFX業者は、まずトレーダーの注文に対して反対売買を行い、そして注文を通すかどうかなど検討してからインターバンク市場へ注文を出しています。
よって、DD方式では顧客から注文が出されてからインターバンク市場へ届くまでタイムラグがあるため、FX業者を仲介に挟まないNDD方式とは違い約定が遅いのは致し方ないところですね。
リクォート・約定拒否されるリスクがある
リクォートや約定拒否のリスクがあることも、DD方式のFX業者を使うデメリットといえるでしょう。
リクォートとは、トレーダーの注文を受けたFX業者が、顧客の注文価格とは異なる価格で約定させることです。
DD方式のFX業者は、顧客の注文に対して反対売買を行いますので、顧客とは利益相反の関係になりますよね。
したがって、DD方式のFX業者は会社の損失につながるような注文が顧客から来た場合、リクォートしたり約定拒否を行ったりしている可能性は否定できません。
スキャルピングはできない
DD方式のFX業者では、スキャルピングができないこともデメリットの一つといえるでしょう。
スキャルピングとは、短時間で多くのトレードを行い、小さな価格差での利確を繰り返して利益を積み重ねる取引スタイルです。
DD方式のFX業者は顧客の注文を受けた後、どのように通すか検討した上でインターバンク市場へ注文を出しますので、短時間で多くの注文をさばけません。
つまり、連続して頻繁に注文が出されるスキャルピングはDD方式のFX業者にとっては損失につながる可能性が高いのです。
そのため、DD方式を採用している国内FX業者の多くでスキャルピングトレードは禁止されています。
自動売買はできない
ほとんどのDD方式のFX業者では、自動売買もできません。
前述の通り、多くのDD方式のFX業者ではスキャルピングが禁止されていますよね。
そして自動売買の中には、スキャルピングのトレードスタイルを取るプログラムも存在します。
したがって、DD方式のFX業者では自動売買そのものも禁止していることがほとんどといえるでしょう。
以上、DD方式のFX業者を使うデメリットでした。
海外FXのNDD方式に関連するよくある質問
最後に、海外FXのNDD方式に関連するよくある質問をQ&A形式で解説していきます。
- 海外FXのNDD方式とDD方式を比較しての違いは?
- MT4やMT5を利用するならどちらの取引方式がおすすめ?
- 大手海外FX会社のXMやExnessもNDD方式?
海外FXのNDD方式とDD方式を比較しての違いは?
NDD方式とDD方式を比較しての違いは、以下の通りです。
項目 | NDD方式 | DD方式 |
---|---|---|
FX業者の介入 | なし | あり |
取引操作 | なし | あり |
取引の透明性 | 高い | 低い |
FX業者の利益 | スプレッド | 反対注文 |
スプレッド | 広い | 狭い |
スキャルピング | しやすい | しにくい |
自動売買 | 可能 | 制限あり |
MT4やMT5を利用するならどちらの取引方式がおすすめ?
MT4やMT5を利用して取引したい場合は、NDD方式がおすすめです。
理由は、DD方式は独自の取引ツールでトレーダーに提供している場合が多いため、MT4・MT5ともに採用していないことが大半だからです。
一方で、海外FX業者のようにNDD方式を採用している業者は、多くがMT4、またはMT5を採用しています。
MT4、またはMT5でトレードを行いたい方は、NDD方式を採用している海外FX業者がおすすめです。
大手海外FX会社のXMやExnessもNDD方式?
大手海外FX会社のXMやExnessに関しても、NDD方式を採用しています。
そのため、全ての業者で透明性高く、安心してトレードを行うことが可能です。
NDD方式の海外FX業者まとめ
今回は、国内・海外FX会社の取引方式であるDD方式・NDD方式について解説しました。
DD方式とは、まずトレーダーの注文をFX業者が受け、どのように注文を流すかFX業者が判断してからインターバンク市場へ注文が出される仕組みです。
一方でNDD方式は、トレーダーが出した注文はそのままインターバンク市場へ通されるという違いがあります。
国内FX業者ではDD方式が、海外FX業者ではNDD方式を採用しているブローカーが多いことも分かりましたね。
また、DD方式のFX業者には以下のようなメリット・デメリットがあります。
- スプレッドが狭い
- 約定が遅い
- リクオート・約定拒否されるリスクがある
- スキャルピングはできない
- 自動売買はできない
そして、NDD方式のメリット・デメリットは以下の通りです。
- 約定が早い
- 注文の透明性が高く人為的な操作は起こり得ない
- スキャルピングができる
- 自動売買ができる
- スプレッドが広め
DD方式ではスプレッドを狭くできるため、スプレッド競争にさらされている国内FX業者に多く採用されています。
ただ、DD方式ではFX業者に注文操作を行われるリスクがあるため、スプレッドが狭くとも為替損益を被る可能性が高いといえるでしょう。
その視点から考えると、海外FXのほとんどで採用されているNDD方式採用の業者を選んだ方が、例えスプレッドが広くともフェアなトレードができる安心感がありますね。
国内FXに多いDD方式、そして海外FXのほとんで採用されているNDD方式のどちらの業者を利用するかは、それぞれの違いをご自身の価値観に照らし合わせて冷静に判断しましょう。
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