今回はHeat株式会社の代表取締役を務める片寄裕太郎さんにお話を伺っていきます。
自身が動画ディレクターでもある片寄さんに、動画制作会社を立ち上げた際の想いや社名の由来、仕事で大事にしている点など色々聞かせて頂きました!
取材にご協力頂いた方
「Heat株式会社」代表 片寄裕太郎さん
1996年生まれ、神奈川県出身。関東学院在学中の2019年に動画制作会社を立ち上げ、その後Heat株式会社を設立。現在代表取締役。
自らが動画ディレクターとしてSNS領域を主軸に数々の動画を制作。現在は中小企業向けに動画の活用をサポートする会社として、企業動画のアウトソーシング化を支援している。
>>Heat株式会社
Heat株式会社設立の背景や会社の特徴とは?
エモーショナルリンク合同会社取材担当(以下EL):この度は取材に協力いただいてありがとうございます!
どうぞよろしくお願いいたします。
片寄さん:Heat株式会社代表の片寄裕太郎(カタヨセユウタロウ)です。
こちらこそよろしくお願いします!
EL:今回、片寄さんにはHeat株式会社を立ち上げた背景や、会社の特徴についてお聞きしたいと思います。
片寄さんの立ち上げたHeat株式会社はいわゆる「動画制作」の会社と考えて良いでしょうか?
片寄さん:その通りです。Heat株式会社は動画制作を強みとしたクリエイティブ系の会社ですね。
EL:ありがとうございます。まずはありきたりな質問から。
片寄さんが「動画制作」の会社を立ち上げたきっかけはなんでしょうか?
片寄さん:個人的に「動画」という分野に可能性を感じたためですね。
元々自分はカメラを使って写真や動画を撮るのが好きで、会社を立ち上げる前からそういったクリエイティブな分野に興味を持っていました。
他にも過去に動画制作のディレクターをやっていた時期もあります。
もちろん自分で撮るのも好きなのですが、昨今のSNSなどをみると主流はどんどん動画になってきていますよね。
そういった時代の流れを見た中で、自分の好きな分野で仕事を楽しくできる領域は「動画制作」と考えて会社を立ち上げることになりました。
EL:確かにYouTubeを始め、動画を見ない日はないくらい動画は重要な要素になっていますね。
画像だけでは伝わらない良さを動画ではアピールすることができますよね。
片寄さん:おっしゃる通りです。会社を立ち上げたきっかけの1つにもなるのですが、動画だからこそ伝えられる良さを出すことができるのも動画制作を始めたきっかけです。
特にスタートアップの企業でホームページやウェブ媒体に自社商品の画像しか載せていない企業も多く、「動画ならもっと良さを伝えられるのに…!」と感じてしまうことも多々あります。
例えば化粧品の良さをアピールしたい企業がいたときに、商品の画像だけでなく、動画で肌への浸透感やしっとり感を伝えることができれば、より商品を買ってもらう大きなきっかけになるのではないでしょうか。
そうした課題解決の1つとして自分の好きな動画制作を武器として仕事をしていきたいという思いもあり、Heat株式会社を立ち上げました。
EL:画像と動画では伝えられる情報に大きな差がありますもんね。
ちなみにずっと気になっていたのですが、「Heat株式会社」という社名の由来を教えていただきたいです…!
片寄さん:すごく単純な理由になってしまいますが…
私は仕事に対して情熱的に取り組んでいきたいという思いがずっとありました。
情熱とはつまり「熱さ」のことなので、それを表す「Heat」を会社名につける運びになったというわけです。
EL:なるほど、単純明快ですね!
動画制作を手掛けるクライアントについて
そんな情熱的に仕事に取り組むHeat株式会社の抱えるクライアントとしては、どのようなジャンルのクライアントが多いのでしょうか?
片寄さん:実にさまざまなジャンルのクライアントさんがいます。
IT企業をメインに他にはエステサロンやBtoB向けの製造を手がける会社、海外ブランドをインポートして日本で拡大していきたいと考えている会社さんなどジャンルは多岐にわたります。
EL:多種多様な動画制作をしてきているのですね!
しかしそれだけ多くのジャンルでクライアント対応をしようとすると苦労したことも多いのではないでしょうか?
片寄さん:確かに多くの苦労はありました。
しかしどのクライアントさんに対しても必ず行うことがあります。
それは「クライアントさんのゴールを明確にして、必ず目線を合わせる」ということです。
これはどのジャンルのクライアントさんでも絶対に必要なことだと考えています。
やっぱりお互いが動画制作によって何を成し遂げたいのか理解していないと、良い動画は完成しないと考えているためです。
EL:目線合わせはとても重要ですよね。具体的にはどういったことを質問しているのでしょうか。
片寄さん:まずは基礎的なことでいうと「動画制作は何のために行うのか」や「何を課題と感じているのか」「アピールしたい商材の強みは何か」などは聞きますね。
それ以外にも動画制作を依頼していただいた担当者とのリレーションを築くことも意識しています。
例えば制作の中で良い案が出たとしても、クライアントさんの社内政治的に意見が通りづらい場合もあり、そういったことを把握するために担当者さんに社内状況を聞いたりすることもありますね。
こうした一見目につかないようなポイントも意識して情報収集することで、最短で最高の作品を作れるような環境を築くようにしています。
EL:クライアント社内の状況までヒアリングするんですね!
確かにそこまで目線合わせを徹底して行っていれば、良い作品を作ってクライアントさんも満足してくれそう。
ある種、目線合わせを大事にしていることはHeat株式会社の大きな強みといえるのではないでしょうか。
片寄さん:クライアントさんと二人三脚で行っていく以上、目線を合わせてプロジェクトを進めるのは必須であり、そこを強みにすることにやっぱり大きな価値を感じています。
もちろんそれ以外にも強みはあって、Heat株式会社のクリエイター陣は「イケてる動画」を作ることができますよ!
EL:「イケてる動画」、ですか?
片寄さん:イケてる動画といってもさまざまありますが、例えば最先端のトレンドなデザインを反映して、日本で流行る前に動画に落とし込むことができるのも強みの1つです。
例をあげて話しますね。過去にフィルムのようなフィルターが日本で流行ったことがありました。
Heat株式会社ではその情報を日本で流行る半年以上も前にリサーチしていたため、日本で流行る前に動画として公開して非常に人気のある動画を作ることができました。
こうした動画業界ならではのトレンド情報を常に集め、いつでも最先端の動画制作ができるように備えているのも会社の強みの1つです。
EL:頼もしいですね。実際にHeat株式会社のホームページをみてもそのクリエイティブの高さが伺えます。
動画制作における片寄さんのやりがいとは?
続けて動画制作を続けていく中で、片寄さんがやりがいと感じているポイントとしては何があるのでしょうか?
片寄さん:やはり動画制作を通してクライアントさんの課題解決をして、嬉しい声をいただけることですね。
動画が完成するまでの道のりはなかなか苦しい時もありますが、動画が完成して喜んでいただける声を聞ければやってよかったなと満足感につながります。
あとはこれは自分ならではのやりがいだと思うのですが、良い点も悪い点もクライアントさんから意見をもらえることがモチベーションにもつながります。
自分はまだ年齢が20代半ばと若いので、取引する方は年上の方が多く、それもあってありがたいことに意見をいただける機会が多々あります。
そうした意見を吸収して反映することで、より良いサービス作りに活かせたり、ヒントになったりするので、そうした声をいただけることも会社を続けていく中での1つのやりがいといえますね。
EL:多くの人は悪い点を指摘されるとモチベーションが下がってしまうかと思うのですが、その逆なんですね!
一見マイナスに思えることもプラスに捉えられることはますます会社の成長につながりそうで期待が持てます。
Heat株式会社の今後と成長
そんな片寄さんに、ズバリ今後会社をどのように成長させたいのかお聞きしたいです!
片寄さん:Heat株式会社を作る前から、「動画制作業界」でトップをとりたいという強い思いがありました。
なので一言でいってしまえば動画制作業界のトップをとるということなのですが、もう少し詳しく話しますね。
会社を作った大学生の頃は熱い思いだけでなんとか業界トップを取ろうと本気で思っていました。
しかし現実はやはり資金力などの差もあってなかなか難しい。そこで今考えているのは、クライアントさんが安心してHeat株式会社とタッグを組んで動画制作できるような会社にしたいと考えています。
今まで携わってきた案件はクライアントさんと二人三脚で行ってきたものもあるのですが、クライアントとHeat株式会社の間に代理店や大手制作会社などの形で会社が入っているケースが多々ありました。
なので、クライアントさんに直接提案するという形ではなく、間に代理店を挟んで提案するような形になっています。
もちろん大きな不満があるわけではありませんが、やはりより良い動画を作るためにクライアントさんの意見を直接聞いて、ベストな提案を直接したいという強い思いがあります。
そのためにも「動画業界」という大きな業界で少しずつ露出を増やしていきたいと考えています。
EL:「動画業界」で露出を増やすというのは具体的にどういったことなのでしょうか?
片寄さん:「動画業界」と一言でいってもそれは非常に多岐にわたります。
例えば映画やテレビ、ウェブ広告、CM、VRに至るまでそれは全て「動画業界」と捉えることができます。
動画の価値を最大限活かし、クライアントの課題を解決していくことで先ほど話した成長させたい会社像に近づくと考えています。
本当に本気で「動画業界トップの会社」と呼ばれるようにHeat株式会社を成長させていきたいですね。
またそれに伴って、会社の人材教育にも今は力を注いでいます。動画ディレクションをできるスタッフが多くなればそれだけ多くのクライアントさんの課題を解決できると考えているので!
EL:人材教育をしていくことで、会社としての発展やより良い動画を作成し続けられますね。
会社の価値を高めつつ、人材を揃えて多くの良い動画を作ることで、クライアントの課題解決につながる。
それを何度も繰り返すことで、「動画業界トップの会社」として有名になっていきそうですね。
今後のHeat株式会社の発展を楽しみにしています!今回は取材に協力いただきありがとうございました。
終わりに
以上、Heat株式会社代表の片寄裕太郎さんでした。
社名にこめた熱い想いを大事にしつつ、片寄さんのクライアントさんとのお仕事を丁寧に進めていく気持ちが伺えました!
昨今幅広く影響力を持つ動画業界。注目度も高く、様々な企業が参入していますが、一足早く着目していた片寄さんの貴重なお話を聞くことができました。
(取材・執筆・編集/エモーショナルリンク合同会社)