今回は、目標に向かって挑戦する若者を紹介するプロジェクト「WICKED」を起ち上げた藤田隆之さんにお話を伺いました。
WICKEDプロジェクトがスポットライトを当てるのは、20代をはじめとしたZ世代の人たちです。
- WICKEDプロジェクトの特徴や魅力とは何か?
- 藤田さんがなぜ若い世代にスポットを当てたプロジェクトを始めようと思ったのか?
上記について今回の取材でお聞きしました。
若くして動画制作プロジェクトである「WICKED」をスタートさせた原点についてみていきましょう。
取材にご協力頂いた方
「WICKED」代表 藤田隆之さん
1997年生まれ。
日本大学 大学院 理工学研究科を修了後 、起業家としての道を選び、代表としてDAWN WAVE JAPANの社名で旗を揚げる。
現在では、自身が主宰する『Z世代の熱量ある若者とその活動の発信を目的としたプロジェクト”WICKED”』を立ち上げ、遂行中。
自らがクリエイティブを担い、映像制作からロゴデザイン、WEBサイト制作まで多岐にわたり着手している。
挑戦するZ世代を紹介するプロジェクト「WICKED」
藤田さんが起ち上げた「WICKED」は、様々なジャンルにおいて大きな夢を持って突き進む若者に焦点を当てたプロジェクトです。
- WICKEDのYouTubeチャンネル(10/29初回配信スタート)
- WICKEDのInstagram
- 藤田さんのInstagram
“WICKED”という単語には、スラングで「最高の」という意味があります。
自分自身の頭で考えて行動し、壁や障害に直面しても突き進み、自分の将来を切り拓いていく人生はまさに「最高の人生」である。
プロジェクト名のWICKEDには、このような意味が込められています。
WICKEDの運営を開始してから約半年が経過し、現在は7人体制で運営されています。
今後は挑戦するZ世代を取り上げた動画なども公開されていく予定です。
藤田さんがWICKEDを起ち上げるまでの経緯
高い熱量を持って行動しているZ世代を紹介していくWICKED。
藤田さんがWICKEDプロジェクトを始めようと思ったきっかけについて詳しくお聞きしました。
会社を作る難しさを痛感した最初の挑戦
挑戦する人を応援するプロジェクトを起ち上げた藤田さんですが、藤田さん自身も夢に向かって挑戦する若者の一人です。
藤田さんは大学院を卒業後、就職せずに起業という道を選択しました。
最初は、自分が好きな分野を盛り上げたいという気持ちもあり、サーフィンに関する事業を始めます。
藤田さん:「サーフィンの間口を広げていきたいという気持ちで始めました。」
会社を起ち上げ、自らサイト制作方法を学び、試行錯誤しながらサーフボードのレビューサイトを起ち上げます。
しかし、この事業は思うように上手くいきませんでした。
企業へ就職して働いたことがなく、社会のことが分からない状態で会社を経営していくことの難しさを痛感したと言います。
一方で、挫折感と同時にポジティブな感情も芽生えたそうです。
藤田さん:「自分が持っているアイデアや思いで人生を切り開いていくことがとても面白く、ワクワクして、幸福感に包まれることが分かりました。」
自らの熱い思いを掲げ、高い目標に向かって挑戦していく過程は非常に面白く、人生が豊かになるようなワクワク感がある。
藤田さんは最初の起業を通じて、挑戦することの面白さを実感しました。
熱量が足りないことへの危機感
高い熱量を持って日々挑戦していた藤田さんですが、友人をはじめ、自分の周りにいる同世代の熱量の低さに直面します。
自分と同じように高い目標に向かって行動している人がいない。
自分の人生に対する意識や考えが乏しい。
今後日本を引っ張っていかなければならない若者たちが高い目標に向かって努力できていないという現状に気づき、藤田さんは将来の日本に危機感を感じたそうです。
なぜ若い人達が高い目標を持って挑戦することをしないのか。
この原因について考えた藤田さんは、一つの答えを導き出しました。
それが「周囲の人たちと同じように生活していれば安泰だ」と考える人が多いということです。
これまで、親や先生に言われるがままの人生を送ってきた結果、自分自身の人生について考える思考が停止し、知らない間に自分の可能性に限界を作っている。
その結果、多くの若者たちが、
- 自分の好きなことだけやって生きていくのは無理
- 趣味を仕事にすることは自分にはできない
- 周りと同じように就職して働かなければいけない
このような考え方に縛られていて、熱量の高い分野で挑戦する人生があることに気づいていない。
だから熱量を持って、自分の目標に突き進む人が少ないのかもしれない。
そう考えた藤田さんは一つのアイデアを思いつきます。
夢に向かって努力しているZ世代を取り上げることで、「同世代の人が頑張っているのだから、自分も好きなことや興味があることに挑戦してみよう」と感じる人が増える。
この輪が広がれば、熱量高く挑戦する若者がもっと多く誕生するかもしれない。
そこで起ち上げたのが「WICKEDプロジェクト」です。
WICKEDプロジェクトの強みと魅力
プロジェクトを開始してから半年間で藤田さんが感じたWICKEDプロジェクトの強みと魅力についてお聞きしました。
《WICKEDプロジェクトの強み・魅力》
- 大きな目標を持つZ世代(20代)を紹介している
- 細部までこだわったクリエイティブ面
- 若者たちの選択肢を広げることができる
①大きな目標を持つZ世代を紹介している
WICKEDプロジェクトの魅力の一つが、「若さ×行動力」で前に突き進むZ世代を紹介すること。
これはWICKEDプロジェクトの「核」とも言える部分です。
世の中には、誰かに影響を及ぼすような人にインタビューした記事や動画が数多くあります。
しかし、そのほとんどが芸能人やインフルエンサーを対象にしたもの。
芸能人などは自分とかけ離れた世界にいる人という感覚を抱いてしまうため、Z世代の若者にとって当事者意識を感じにくい。
そこでWICKEDでは、まだ発掘されていない人にスポットライトを当てることを意識しているそうです。
藤田さん:「今後WICKEDで紹介していくゲストの中に、大学卒業後就職せずに焼酎職人になった25歳がいます。その人は焼酎作りに熱中し、ミシュランに載るレストランでお酒を提供するまでになりました。」
ジャンルは問わず高い熱量を持って頑張っている若者を紹介する。
そのようなZ世代を特集することで、夢に向かって挑戦することをより身近に感じてもらう。
これがWICKEDプロジェクトの特徴であり、大きな強みの一つと言えます。
②細部までこだわったクリエイティブ面
藤田さん:「WICKEDでは、すべてに『意味』を持たせることを意識しています。」
今後WICKEDプロジェクトの主軸の一つとなる紹介動画。
この動画制作を進める過程でも、カットやBGMなど、すべてに何かしらの「意味」を持たせるように意識しているそうです。
すでに決まっている型でクリエイティブ作品を作るのではなく、インタビューする相手一人ひとりの特徴や性格などを考慮し、パーソナライズされた動画制作を行う。
これによって、紹介したい人の思いや考えをより明確に伝えることができます。
WICKEDに紹介される人にとっても、自分だけに特化した動画制作をしてもらえる点は非常に魅力的ですよね。
妥協の無いクリエイティブ作り。
これはWICKEDのYouTubeチャンネルを見れば明らかです!
10/29(土)に記念すべき第一回目の動画配信が行われました。
動画のクオリティはもちろんのこと、内容も参考になることばかりです。
③若者たちの選択肢を広げることができる
藤田さん:「Z世代の人たちに、選択肢は一つではない、道はたくさんあることを伝えたいです。」
WICKEDプロジェクトは、様々なジャンルで夢を追いかけ、努力する若者を紹介することで、「自分が輝ける場所・強みを活かせる場所はたくさんある」ことを多くのZ世代に伝えています。
藤田さん:「今頑張っている人の事例をWICKEDで紹介することで、Z世代の皆さんに人生の選択肢を与えていきたいですね。」
WICKEDを通じて若い人の熱量を高め、盛り上げる。
何かに向かって挑戦する若者が増えれば、将来の日本を強くすることにも繋がる。
これがWICKEDに込められた思いでもあり、大きな魅力といえます!
藤田さんが考えるWICKEDの今後の展望
藤田さんが抱いているWICKEDプロジェクトの今後の展望についてもお伺いしました。
まず一つ描いているビジョンが、WICKEDで紹介したゲスト同士が繋がって、新たなプロジェクトを誕生させることだそうです。
このビジョンには、「WICKEDに関わる人全員がプレイヤーの意識を持って欲しい」という藤田さんの思いも込められています。
すでに自分の目標に向かって努力している人同士が繋がることで、新たな相乗効果が生まれ、魅力的なプロジェクトが誕生しそうですよね。
WICKEDゲスト同士のコラボ、とても楽しみです。
さらに、WICKEDで紹介した路上シンガーやアーティスト、ダンサーなどを集めて、WICKED主催のフェスを開くことも計画しているそうです。
藤田さん:「WICKEDを始めてから、自分で何かに挑戦している人と出会う機会が多くなりました。将来に不安もあるだろうし、今の生活も不安定なのに、皆さん目が輝いている。
自分で考えて未来を切り開くZ世代とどんどん繋がりたいし、一緒に集まってプロジェクトを進めていきたいですね!」
WICKEDで出会った人と新しく何かを生み出す。
今後のWICKEDへの期待感が膨らむようなお話を聞くことができました!
終わりに
藤田さん:「身の回りにいる熱量が高い若者はぜひWICKEDプロジェクトに参加してください!WICKEDに対する取材も大歓迎です!」
自分の夢に向かって行動する若者にスポットライトを当てるWICKEDプロジェクト。
夢や目標に対して抱く熱量を自分の中に留めておくのではなく、それを発信することで周りの人たちにも伝染させる。
明確なビジョンを持ってプロジェクトを進めている藤田さんの考え方に感銘を受けました。
「若い世代へ、人生の選択肢を増やす」
このゴールに向かって突き進むWICKEDプロジェクトの今後に注目していきましょう!
(取材・執筆・編集/エモーショナルリンク合同会社)