先物取引に特化した暗号資産取引サービスを提供する「BTCC」。その歴史は遡ること2011年6月、世界初のビットコイン取引所の1つとして設立されました。その後も、市場競争が激しい暗号資産取引の仲介サービスという領域において着実に実績を積み重ね、今や世界トップレベルの取引高を誇ります。
ビッ研では今回、この「BTCC」の成功の秘密に迫るべく、これまでのBTCCの成長を支えたメンバーの一人、ダン・リン氏にインタビューを実施。BTCCはどのような経緯で設立されたのか。また、BTCCが世界の人々を惹きつける魅力とは。そして今後のビジョンまで、ダン氏からざっくばらんにお話を伺いました。
BTCCは仮想通貨のデリバティブ取引に特化した取引所
ダン氏
はい、こちらこそよろしくお願いします。
まず「BTCC」とはどんな会社なのか、概要をお伺いしてもよろしいでしょうか?
ダン氏
BTCCは2011年6月に設立したデリバティブ取引所です。世界で運営実績No.1の取引所として、世界で160万人以上の登録ユーザーに利用されており、12年間に渡り業界トップレベルの技術で、市場サイクルの数多くの急騰急落の中でも安定かつ安全に運営してまいりました。
ダン氏
信頼ができる暗号資産取引を誰もが簡単に利用できることをモットーに、BTCCは、お客様一人ひとりに寄り添うフェアなサービスを提供し続け、投資初心者から上級者までのニーズに応え、デモ取引、限日先物、無制限先物とインバース先物など100近くの通貨ペアを最大150倍レバレッジで提供しております。2022年からは株式とコモディティの先物取引も提供し、さまざまな需要と投資スタイルに対応していきます。
BTCCの黎明期を振り返る
ダン様はBTCC黎明期の中心メンバーの一人として会社の成長を見守られてこられたとのことですが、会社設立当初の話や、印象に残っている思い出なども教えていただけたら幸いです。
ダン氏
BTCCで長く働いている身として、BTCCがビットコインの価格が10ドル以下の時に設立され、仮想通貨は当時まだ一部の人にしか知られていない存在で、仕事について聞かれてもうまく簡単に説明ができませんでした(笑)。その後ビットコインは半減期を3回経て、史上最高値の6万8000ドルにも達しました。思えば長い道のりでしたね。BTCCはセキュリティを第一にし、不撓不屈の精神で事業を続け、時には革新的な技術開発に取り組んだりと、多くの市場サイクルを乗り越え、最も長い歴史を持つ取引所になった。
ダン氏
幸いなことに、BTCCの経営陣は、伝統的な金融業界とブロックチェーン業界の一流の人材が両方おり、技術的な面や規制面の課題に直面した時にも、デリバティブ取引などの今までの成功体験を活かし、伝統的な金融モデルと革新的な暗号資産に統合することができました。創業当時は、市場に参入する仮想通貨取引所が少なく、それぞれの仮想通貨取引所が独自のルールを決め、ユーザーには選択の余地がなかった。そういう現状を打破したいと思い、投資家にとってよりフェアな取引環境を作り上げました。
なるほどですね。ちなみに、BTCCが先物専門の仮想通貨取引所になられたのは、どのような経緯があったのでしょうか?
ダン氏
弊社がスポット取引所やマイニングプールなどの事業を停止し、先物取引に集中することにしたのは、2018年のことでした。 2017年の強気相場で、暗号通貨を保有する人が増えましたが、弱気市場では、スポット取引でチャンスを見つけることができません。デリバティブの需要が高まり、BTCCは先物に特化した取引所になると決意しました。これはBTCCにとって新たなスタートであり、ユーザーのニーズに応え、よりよいサービスを提供するためにしたこの決断は、ほかの取引所と差をつけるものにもなり、ユーザーの数も増えました。当時思い切って先物取引に取り込むことができてほんとによかったと思います。
BTCCが何よりも大切にしてきたのは安全性
非常に差別化が難しい「暗号資産取引の仲介業」という市場において、BTCCが世界各国のユーザー様から支持を集めてこられた要因について、ダン様のご見解をお伺いしてもよろしいでしょうか?
ダン氏
長年の運営実績、業界トップの流動性と新しいものを取り入れる姿勢かと思います。BTCCは暗号資産の黎明期から徐々に普及した現在まで、11年、もうすぐ12年とずっと誠実に、堅実に運営してまいりました。どれだけ優秀なサービスを提供しても、安全でなければ意味がないと、ここ最近の出来事で感じ、安全面では抜かりなくサービスを提供しております。
ダン氏
セキュリティの次に大事にしてきたのが、取引の性能です。BTCCは流動性に特に力を入れてきました。急騰・急落の相場が訪れたときにも一瞬で注文が通り、わずか1秒で300BTCの注文が入るシステムを構築し、最低0.03%の手数料と最大150倍のレバレッジで取引商品を提供しております。BTCCは、世界中のトレーダー、特にビットコイン先物取引のトレーダーに人気が高い。先物取引におけるBTCCの利点は、トレーダーにしか実感できないでしょう。
と言いますと?
ダン氏
例えば、ビットコインを買ってため込んで通貨の価格が上がるのを待つだけの、いわゆるガチホユーザーは、BTCCのメリットをあまり感じないかもしれません。そのメリットとは、板の厚さです。市場のボラティリティが大きい時、ほかの取引所に注文をしても、買いか売りのどちらかに十分な厚みがなく、非常に悪い価格でしか埋められないことがあります。 BTCCなら、たとえ価格が激しく変動しても、十分な厚みがありゆえ、マーケットで最も良い価格で注文が入るようサポートするので、チャンスを逃すことはないでしょう。
ダン氏
加えて、この目まぐるしく変化する業界で、ただ今ある商品で満足するのではなく、常にトレンドを取り入れようとすることも重要だと考えております。いち早くユーザーのニーズに対応できるよう、BTCCの商品企画部はアンテナを張り続け、常に人気のコインや商品をリリースしております。流行だけでなく、コインの新規上場の際も流動性を考慮しております。
BTCCにおけるダン氏の夢・ビジョン
最後に、今後の「BTCC」の成長においてダン様が描く夢についても、ぜひ教えていただければ!
ダン氏
夢と言ったら現実に存在しないことに目が行きがちですが、BTCCとしては引き続き安全性を最優先に考え、業界トップの約定力を維持することが最も大切だと考えております。無論商品のイノベーションとコンプライアンスにも心掛け、着実に取り組むことが、BTCCのありたい姿だと思います。
ダン氏
地道な積み重ねをする一方で、やはり夢は大きく持ちたいです。トップを走る先物取引所として、口座開設してから少額で簡単に始められる先物取引が、世界80億人の仮想通貨取引の入り口になれたらと思い描いております。80億は言い過ぎたのかもしれませんが、その勢いで!笑
確かに、まだまだ投資対象としての側面が強い仮想通貨ですが、決済手段としても世界的に普及してくれば、80億というのも決して非現実的な数字ではないのかもしれません。
ダン氏
同時に、NFTやWEB3.0に参入するチャンスがあればそれに乗りたいとも考えておりますが、現在の分散型の多くのプロジェクトはまだ発展途上です。過大に宣伝された内容を見て、認知が不十分なユーザーが気軽に参入し、投資家に利用されたり、資金安全の問題に繋がったりするケースも多くありました。BTCCは誰にでも簡単に使える仮想通貨取引プラットフォームとして、話題の商品を提供する一方で、安全を第一に、商品の取引量や将来性についても慎重に考慮した上でサービスを提供してまいりたい所存です。
ダン氏
今後はNFT・DeFiなどの人気商品をリリースし、同時にニーズに合わせてキャンペーンも実施する予定です。事業を展開するのと同時に、世界のコンプライアンスに則り、積極的に誠実に向き合って行きます。
ご見解をいただき、大変ありがとうございます。安全性の追求をベースにしつつ、高い約定力の更なる向上、そして多数の分散型プロジェクトへの展開などを見据えたBTCC。日本市場においても、今後の飛躍的な成長が期待できそうですね。
本日は貴重なお時間をいただき、大変ありがとうございます。よろしくお願いいたします。