- 「ドージコインとは何?」
- 「ドージコインに将来性はあるの?」
- 「ドージコインを購入できる仮想通貨取引所はどこ?」
ドージコインの取引に興味があり、ドージコインとは何かを調べている人も多いのではないでしょうか。
ドージコインとは、2013年にリリースされた仮想通貨です。
当初は0.03円前後の時期が長く続いていましたが、2021年には一時70円台まで高騰したほか、現在では有名企業の決済手段に採用されるなどしており、注目されていますね。
この記事ではドージコインとは何かの解説や、ドージコインの将来性などを詳しく解説します。
実際にドージコインを取引できる仮想通貨取引所についても触れていきますので、ドージコインについて知りたい、売買してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
ドージコインとは?3つの特徴を解説
まず最初は、以下3つの項目からドージコインの特徴を確認していきたいと思います。
- ビットコインなどをもとに作られたジョークコイン
- 発行枚数の上限がないので流通量が多い
- 決済や寄付・投げ銭に便利
ビットコインなどをもとに作られたジョークコイン
ドージコインは、アメリカのソフトウェアエンジニアであるビリー・マーカスとジャクソン・パルマーによって開発され、2013年の12月にリリースされた仮想通貨(ジョークコイン・ミームコイン)です。
ドージコインにはベースとなる仮想通貨があり、その系譜を辿ると以下のようになります。
- ビットコインからライトコインが派生
- ライトコインのフォークからラッキーコインが作られる
- ラッキーコインのフォークからドージコインが作られる
ドージコインといえば柴犬の画像が印象的ですが、これは2013年に日本人ブロガーによって投稿された愛犬「かぼすちゃん」の画像が海外のネットユーザーの間で受けて、その画像に文字を加えたネットミームが大流行したことに由来します。
また、ドージコインの「doge」は「dog」のスラングであり、わざと子供っぽくスペルを崩しています。日本でも「犬→イッヌ」「猫→ぬこ」のようなネットスラングがありますが、それと同じようなものですね。
こうした背景もあり、ネットユーザーやコミュニティの根強い支持を受けながら成長してきたのがドージコインです。
発行枚数の上限がないので流通量が多い
ドージコインの特徴として、発行枚数に上限がないことが挙げられます。
2024年時点で1,326億DOGE以上が発行され流通しているといわれており、これは仮想通貨の流通量ランキングで4位に入る多さです。
流通量が多い仮想通貨は時価総額の低い、いわゆる「草コイン」であることが多いのですが、ドージコインの場合は時価総額でも8位にランクインしており、もはや草コインとはいえない存在感を見せていますね。
決済や寄付・投げ銭に便利
発行上限のないドージコインですが、最初は1,000億コインと発行上限が決められていました。上限が撤廃された理由として、利用者がコインをため込んでしまうのではなく、チップなどで気軽に使ってもらうことを促進するためだったといわれています。
実際に、2014年のソチオリンピックでは、資金難にあったジャマイカのボブスレーチームへの寄付としておよそ2,700万DOGE(当時の価格で約3万ドル)が集まりました。
ドージコインが決済や寄付・投げ銭に便利である理由に、送金スピードやトランザクション手数料の安さが挙げられます。
ここで、ビットコインと比較した場合の送金スピードとトランザクション手数料を比較してみましょう。
ドージコイン | ビットコイン | |
---|---|---|
送金スピード | 約1分 | 約10分 |
トランザクション手数料 | 1DOGE(約9円) | 0.0002BTC(約815円) |
ビットコインは最もメジャーな仮想通貨ですが、それと比べても速く安く送金できるのがドージコインです。このため、寄付やチップ・投げ銭だけではなく、決済方法として導入する企業も増えています。
ドージコイン(DOGE)の価格推移
ドージコインとは何かをさらに詳しく知るために、ここからはドージコインの価格推移について解説します。
- ドージコインの全期間のチャート
- 2021年にドージコイン(DOGE)の価格上昇と上がった理由
ドージコインの全期間のチャート
以下は、ドージコインが発表された2013年12月から、2023年6月までのドージコイン/円のチャートです。
発表当時は約0.03円だったドージコインですが、2021年5月にドージコインで最高値となる74円台をつけ、2023年は10円前後で値動きは推移していますね。
もう少し細かく時期を分けて、ドージコインの価格推移を見ていきましょう。
2013年〜2017年
ドージコインがリリースされた直後に、中国の政策を受けてビットコインほか仮想通貨の価格全般が下落した時期があり、それによってドージコインの価格が高騰することはありました。
しかしその後すぐに値を戻し、2017年までのおよそ3年間は0.03円前後で取引され、価格が大きく底上げされることはありませんでした。
2017年〜2020年
ドージコインの価格が上がったのが、2017年〜2018年ごろの「仮想通貨バブル」といわれる時期です。2018年の1月には1.9円台の高値をつけ、開始当時と比べると60倍以上の高騰となりました。
可愛らしい柴犬(かぼすちゃん)がモチーフであり、ミームコインのドージコインはネットユーザーとの相性もよく、2020年にはドージコインの取引を推すTikTok動画の影響もあって、その後も堅調な値動きを見せることになります。
2021年にドージコイン(DOGE)の価格上昇と上がった理由
2013年に発表されて以降、じわじわと人気を高めてきたドージコインが爆発的に高騰することになったのが2021年です。
この年にドージコインは最高値となる74円台をつけました。1年間でおよそ20,000%を超える値上がりとなっています。
この年に起きたことを挙げると、以下のようなものがあります。
- イーロン・マスク氏によるドージコインへの発言
- NBAチームのダラス・マーベリックスがチケットや商品購入の決済手段としてドージコインに対応
- 仮想通貨取引所「コインベース」の上場を受けて、仮想通貨全体の価格が上昇
- スペースXが宇宙開発ミッションにおいて、ドージコイン決済を一部導入することを発表
この中では特に、イーロン・マスク氏によるドージコインに関する投稿や発言、また同氏が率いるスペースX社のドージコインへの対応などに市場が反応し、価格が高騰(時に急落)しているのは興味深い部分ですね。
ドージコインが最高値をつけた2021年は、ビットコインも最高値をつけるなど仮想通貨市場全体が盛り上がった年でしたが、2022年は仮想通貨全体が冷え込んだ年であり、ドージコインも2022年後半以降は10円前後で取引されています。
ドージコイン(DOGE)の将来性|今後の価格は?
ここからは、ドージコインの注意点や将来性などを、以下3つの項目から解説していきます。
- イーロンマスクなどの著名人のTwitterでの発信に注意
- ステーキング導入などのアップデートに期待
- ドージコイン(DOGE)の価格予想
イーロンマスクなどの著名人のTwitterでの発信に注意
ドージコインは、これまで著名人の発言や投稿を受けて価格が急騰・急落したことが少なくありません。
その中でも、テスラ社やスペースX社などのCEOであるイーロン・マスク氏の発言やツイッター投稿が市場へ与える影響は大きく、時にニュースにもなるため、ドージコインを所有したり投資を行う際は注意が必要でしょう。
イーロン・マスク氏によってドージコインの価格に影響が出た例には、過去に以下のようなものがあります。
- 2021年4月15日、ジョアン・ミロの絵画「月に吠える犬(Dog Barking at the Moon)」をもじって「Doge Barking at the Moon」とTwitterへ投稿し、ドージコインの価格が急騰
- 2021年5月9日、アメリカの人気バラエティ番組に出演した際にドージコインを「詐欺」と発言し、価格が急落
- 2023年4月、Twitterのロゴが青い鳥からドージコインのモチーフである「かぼすちゃん」に変更され、価格が急騰。後日元の青い鳥に戻されると価格は急落
話題となったイーロン・マスク氏のTwitter投稿は以下のようなものです。
Doge Barking at the Moon pic.twitter.com/QFB81D7zOL
— Elon Musk (@elonmusk) April 15, 2021
こうした投稿によってドージコインの価格が何倍もの急騰・急落を見せるため、注目しないわけにはいきませんね。
ステーキング導入などのアップデートに期待
ドージコインやビットコインなどの仮想通貨は、中央集権的に管理されているわけではありません。
トランザクションの検証やブロックチェーンへの保存、またそうした記録に不正がないかの検証作業が必要ですが、ブロックチェーンの健全性を保ち報酬を得る行為の一つに、マイニング(PoW)があります。
ドージコインもマイニングが行われる仮想通貨ですが、マイニングでは専用の機器が必要であり、作業には膨大な電力を要するといわれています。
マイニングは仮想通貨の価格が高騰した2021年に流行を見せましたが、その後の仮想通貨価格の下落やエネルギー価格の高騰により、現在では報酬の効率悪化やSDGsの観点などから課題が指摘されることがありますね。
そうした中で注目されているのが、ステーキング(PoS)の導入です。
ステーキングとは
ステーキングも、ブロックチェーンの健全性を保ち、参加することで報酬を得られる行為ですが、作業量が重要になるマイニングとは違い、ステーキングでは仮想通貨の保有量が重要になります。
もしドージコインにステーキングが導入された場合、利用者はステーキングサービスに対応した仮想通貨取引所でドージコインを保有するだけで、年率数%のインカムゲインを獲得することが可能です。
投資や運用の可能性が広がるステーキングの導入は、ドージコインユーザーだけではなく、仮想通貨トレーダーなどの間でも期待されています。
ドージコイン(DOGE)の価格予想
著名人の発言によって価格が急騰/急落しがちなドージコインですが、高級ファッションブランドのGucciをはじめ、欧米の有名企業が決済手段としてドージコインを採用する動きも見られており、少しずつその地位を社会の中で高めています。
「PricePrediction」が公開している、AIが予想した仮想通貨の将来価格によると、2024年5月時点でドージコインの平均価格は今後も上がり続けるという見通しが立てられています。
DOGEの予想平均価格 | |
---|---|
2024 | $0.12 |
2025 | $0.17 |
2026 | $0.25 |
2027 | $0.36 |
2028 | $0.51 |
2029 | $0.75 |
2030 | $1.08 |
もちろん、こうした将来価格の予想を鵜呑みにすることはできないので、実際に投資を行う際は、資金管理はもちろんその時の市場の状況から冷静に判断する必要があります。
ドージコイン(DOGE)を購入できる仮想通貨取引所
ビットコインなどに比べてややマイナーな仮想通貨であるドージコインは、取り扱う仮想通貨取引所も比較的少なめです。
ここからは、ドージコインの購入/取引ができる海外取引所として、以下の3社をご紹介します。
- FXGT
- Bybit
- MEXC
FXGT
海外仮想通貨取引所であり海外FX業者であるFXGTでは、ドージコインの現物取引には対応していませんが、DOG/USDを仮想通貨FXとして取引可能です。
FXGTでドージコインを取引するには、スタンダード+口座などの取引口座を開設して、MT4/MT5でDOG/USDのチャートを表示させ、数量と売買方向を指定してポジションを持つだけです。
スタンダード+口座などでは、仮想通貨ペアでも最大レバレッジ1000倍、さらにスワップフリーとなっており、短期取引はもちろん長期取引も行いやすいでしょう。
FXGTは2019年に設立された仮想通貨取引所であり、FXブローカーとしても人気が高いですね。
大きなメリットとしては、1万円〜2万円(時期によって異なる)の口座開設ボーナスや、8万円までの100%入金ボーナス、120万円までの25%/50%入金ボーナスなどの高額ボーナスが挙げられます。
ドージコインに興味のある方は、まずは口座開設ボーナスを獲得して、リスクをかけずにドージコインを取引してみてはいかがでしょうか。
(FXGT公式サイト)
Bybit
海外仮想通貨取引所のBybitでは、以下の方法でドージコインの購入/取引ができます。
- 現物取引
- デリバティブ取引
- Bybitステーキング
現物取引は、最も長期投資に向いた買い方ですね。ドージコインの価値がなくならない限り保有し続けることができ、値上がりを待つことができます。
デリバティブ取引はいわゆるレバレッジ取引で、USDTを証拠金として買いだけではなく売りから入って利益を出すことが可能。
BybitステーキングはBybit独自のサービスで、保有しているドージコインを預けることで年利約4%の報酬を得られます。
Bybitは2018年に設立された海外仮想通貨取引所ですね。これまでシステム障害やハッキング被害などを起こしたことがなく、信頼性の高さが魅力です。
加えてBybitでは、MT4アカウント作成キャンペーンとして、30USDTの口座開設ボーナスや、最大1,777USDTの100%入金ボーナスを実施。キャンペーンを利用しながらリスクを抑えてドージコイン取引ができるのも、Bybitの大きなメリットです。
>>Bybit(バイビット)のキャンペーン・ボーナスまとめ【2024年最新】
MEXC
海外仮想通貨取引所のMEXCでは、以下の方法でドージコインの購入/取引ができます。
- 現物取引
- USDT無期限
- ETF3倍ロング/ショート
MEXCでもドージコインの現物取引、USDTを証拠金とした最大200倍のレバレッジ取引が行えます。
さらに特徴的な取引方法として「ETF3倍ロング/ショート」があります。MEXCのレバレッジETFは現物取引と似ていますが、原資産にレバレッジをかけてより効率よく取引できる商品です。レバレッジがかかっていますが、市場の急変においても強制決済されないメリットがあります。
MEXCは2018年に設立された海外仮想通貨取引所です。MEXCも設立以来無事故を誇る強固なセキュリティが魅力ですが、取引に際しての大きなメリットとしては手数料の安さがあります。例えばドージコインの現物取引でもメイカー/テイカー手数料0%などとなっており、コストに敏感な投資家にMEXCはおすすめですね。
さらに、日本のユーザー限定のキャンペーンとして、50USDTの先物体験金をプレゼントする口座開設キャンペーンを実施中。本キャンペーンはドージコイン取引では使えませんが、ビットコイン先物取引などをノーリスクで挑戦できます。
関連:MEXC(旧MXC)の登録・口座開設方法と最新のボーナスキャンペーンを解説!
ドージコイン(DOGE)に関連するよくある質問
最後は、ドージコインに関連する細かい疑問点について、Q&A形式で回答します。
- ドージコインとはなんですか?
- ドージコインとビットコインの違いは?
- ドージコインと柴犬コイン(SHIB)の違いは?
- ドージコインにリスクはある?
- ドージコインはどこで買うのがおすすめ?
- ドージコインを日本で買うにはどうしたら良い?
ドージコインとはなんですか?
ドージコインとは、ビットコインなどから派生し作られた仮想通貨の一つです。ネットミームとして流行した柴犬の「かぼすちゃん」がモチーフとなっていることから、ミームコインやジョークコインともいわれます。
発行枚数に上限がなく流通量が多いことや、送金スピードや手数料の安さから、企業での決済、寄付、投げ銭(チップ)などに使われることの多い仮想通貨です。
ドージコインとビットコインの違いは?
ドージコインとビットコインの最大の違いとして、まず時価が挙げられます。2024年5月時点で1DOGE=約9円なのに対し、1BTC=約410万円となっています。
それ以外では、ドージコインは発行枚数の上限がないのに対して、ビットコインでは2,100万枚の発行上限が定められていることも大きな違いでしょう。
ドージコインと柴犬コイン(SHIB)の違いは?
仮想通貨の中には、ドージコイン以外にも犬がモチーフのコインが複数あり、その中でも柴犬コイン(SHIB)は現在「ドージキラー」と呼ばれるほど注目されています。
ドージコインと柴犬コインの違いとしてはまず時価が大きく、2024年5月時点で1DOGE=約9円なのに対し、1SHIB=約0.001円となっています。
それ以外では、ドージコインに発行上限がないのに対し、柴犬コインには1,000兆枚の発行上限があり、現在はすでに全てのコインが発行されているという違いもありますね。
さらに柴犬コインはイーサリアムがベースになっており、イーサリアムのブロックチェーンを生かしたプロジェクト(DeFiやメタバース等)が進んでいる点もドージコインとは違うポイントでしょう。
関連:柴犬コイン(SHIB)で億り人に?将来性・価格予想と注意点も解説
ドージコインにリスクはある?
AIによる将来価格の予想を見ても、ドージコインは今後も成長が期待できる暗号資産の一つです。
しかし、イーロン・マスク氏など著名人の発言や投稿を受けて、市場が大きく反応しやすい点はリスクとして挙げられます。
またドージコインに限りませんが、有名取引所の破綻などのニュースを受けて仮想通貨市場全体が弱気になることもあるため、そうした点にも注意が必要です。
ドージコインはどこで買うのがおすすめ?
ドージコインには様々な買い方がありますが、レバレッジ取引を行いたい場合は、ゼロカット制度によって追証がない海外取引所がおすすめです。
さらに、FXGTやBybitなどの海外取引所では、新規口座開設ボーナスや入金ボーナスキャンペーンを実施しているので、よりお得にドージコイン取引を始めることができます。
これから仮想通貨取引を開始するという方は、ぜひ仮想通貨FXのおすすめ海外取引所ランキングも参考にしてください。
ドージコインを日本で買うにはどうしたら良い?
ドージコインは、国内および海外の仮想通貨取引所で買うことができます。ただし、ドージコインの取り扱いがない取引所もあるため、事前に確認が必要です。
また、海外の取引所を利用することが違法ではないかと心配される場合がありますが、投資家として海外取引所を利用することに違法性はないのでご安心ください。
ドージコインとは まとめ
今回は、ドージコインとは何かという基礎知識から、ドージコインの将来性、そしてドージコインを購入できる取引所などを、徹底的に解説しました。
ドージコインはビットコインの流れを汲んでおり、発行上限がないことや、送金速度の速さや手数料の安さによって、決済や投げ銭などに使われることの多い仮想通貨ですね。
近年では欧米の有名企業が決済方法として導入するなどして注目されており、AIの予想でも今後の成長が期待されています。
ドージコインを購入する際は、海外取引所のFXGTやBybitでは口座開設ボーナスや入金ボーナスを利用できるためおすすめです。著名人の発言などの影響を受けやすい点には十分注意した上で、この機会にドージコイン取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。