SHINATOS合同会社 IT寺子屋
代表 江川竜太
正解だけではなく理屈がわかるサービスを

今回は小中学生向けのプログラミング教室「IT寺子屋」の運営元であるSHINATOS合同会社の江川竜太さんにお話を伺いました。

若くしてプログラミングスクールの代表を務め、千葉県を中心に今では6つの教室を運営している江川さん。この記事ではそんな江川さんのご経歴やプログラミング界の展望についてざっくばらんにお伺いしてきました。

取材にご協力頂いた方

「IT寺子屋」代表 江川竜太さん(SHINATOS合同会社CEO)

2019年に中央大学総合政策学部を卒業後、株式会社リコーに勤務するかたわら、独学でプログラミング・WEBマーケティングを学習。その経験を元に、地元千葉で「IT寺子屋」を創業。

現在はIT寺子屋のWEB集客に注力する一方、時々教室で実際にプログラミングを教えることもある。IT寺子屋を世界的にフランチャイズ展開することに野心を燃やしている。

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>>SHINATOS合同会社

自己紹介と経歴

エモーショナルリンク取材担当(以下EL):江川さん、本日はありがとうございます。 

簡単に自己紹介とご経歴をお願いします。 

江川:こちらこそお呼びいただきありがとうございます!

改めて、SHINATOS合同会社代表の江川竜太です。

現在は小中学生向けのプログラミング教室、IT寺子屋を運営しております。

中央大学を卒業後、株式会社リコーに勤務しながらプログラミングを独学で学び始め、2020年7月にIT寺子屋を創業し、2022年に法人化いたしました。 

プログラミングスクールを始めたきっかけ

EL:なぜプログラミング教室を開業しようと思ったのですか?

江川:少し長くなりますがご容赦ください。

そもそも僕はITに全く興味ありませんでした。

しかし、社会人になって色々な人とお会いする中で、ビジネスの世界で活躍している人のほとんどがITに精通していることに気がついたんです。 

昔からぼんやりと独立願望があったので、

「IT勉強しないと!」

と思い、とりあえずプログラミングの勉強を始めました。

ただ、勉強を進めていく中で、自分はプログラミングでは絶対に勝てないなと思い始めます。 

だって、中学生、高校生からプログラミングをマスターしている人がゴロゴロいる世界です。 

「こんなことなら小学生からプログラミングやっておくべきだったなあ!」

20年越しの後悔です。(笑)

そこで調べてみると、小学生向けで質が高いプログラミング教室が意外と少ないことが判明しました。 

「無いなら自分で作ってみよう」

そう思ったのが一番最初のきっかけです。 

サービスとして強みは?

ELIT寺子屋さんは他の教室との差別化をどのように図っているのですか?

江川:講師の質と教材にこだわっています。基本的に講師は全員現場で活躍している、エンジニアやマーケターなどのITのプロです。 

そのため、子供向けプログラミングツールのScratchだけでなく、Mine Craft For EducationやPythonなど、他のスクールでは指導が難しい範囲の学習を進めることができます。

教材は全て自社で手作りしており、

「正解がわかる」だけではなく「理屈がわかる」ように工夫しています。

また、その教材を使った教室の生徒の声を聞いて日々のップデートも欠かせません。

EL他のスクールでは講師の方はITのプロではないのですか?

江川:そうですね、ほとんどのスクールは塾や英会話教室を兼ねているので、ITのプロが指導するケースは多くありません。 

子供向けの Scratchの指導はできると思いますが、それ以上のカリキュラムは用意されてないことが多いです。 

ELプログラミング専門のスクール故の強みってことですね!

プログラミング界の今後や展望

EL最後に、WEB業界・プログラミング教育の今後について江川代表なりの考えをお聞かせ願います。

江川:プログラミングが現在の英語科目の位置付けになると思います。

学校教育でも必修化され、「できて当たり前」になるかもしれません。

ただし、ほとんどの日本人が英語を話せないように、学校教育だけでは実際のコーディングレベルに到達するのは難しいはず。 

そのために、学校以外で「ITのプロ」からより深くプログラミングを学びたいという需要が多くなるでしょう。

その時のために、私たちも多くの生徒を受け入れる準備や、講師や教材のレベルアップに努める必要があります。

終わりに

以上、IT寺子屋代表の江川竜太さんでした。

自身の後悔から始まったIT寺子屋ですが、現在50名をこえる生徒を抱えているそうです。

将来有望なプログラマーがIT寺子屋から出るのが楽しみだそうで、江川さんをはじめ数名のスタッフさんも気合十分でした。

(取材・執筆・編集/エモーショナルリンク合同会社)