仮想通貨FX(レバレッジ取引)のロスカットとは?ルール・証拠金計算方法

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仮想通貨FXで損失が一定額以上になると、証拠金以上の損失にならないよう強制的決済する方法を「ロスカット」と言います。

ロスカットが発生したタイミングからはポジションを持ち続けることができないので、長いスパンで余裕を持って取引するためにも、ロスカットを防止するように準備することが非常に重要です。

また、ロスカットによって追加証拠金の支払いを予防できるメリットがありますが、仮想通貨取引所によっては、追加証拠金(追証)が発生する可能性もあり得ます。

そのため、仮想通貨FXを行う際にはゼロカットが採用されている取引所を選ぶことが大切です。

この記事では、仮想通貨FXにおけるロスカットの仕組みや注意点を詳しく解説していきます。

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仮想通貨FX(レバレッジ取引)のロスカットとは?仕組みを徹底解説

仮想通貨FXやビットコインFXにおけるロスカットとは、仮想通貨取引所があらかじめ決めた水準まで含み損が大きくなった際に、それ以上損失が拡大しないよう、強制的にポジションを決済して損失を確定させることです。

例えばロスカット水準が50%と決められている業者であれば、証拠金維持率が50%に到達するとロスカットが発動します

八木状介
証拠金維持率は「証拠金の残高 ÷ 取引に必要な証拠金 × 100」で計算されます。

ロスカットは顧客の損失を拡大させないために行われるものですが、トレーダーの中には「もう少しポジションを持ち続けて値上がりを待ちたい」という人も存在します。

強制ロスカットが行われることによって、強制的に損失が確定するため、ポジションを持ち続けたい人にとってはデメリットです。

また、仮想通貨FX業者によって、ロスカットが行われる水準は異なります。

そのため、業者Aであればそのままポジションを保有し続けられるのに、業者Bの場合にはポジションをロスカットされてしまうというケースも起きます。

八木状介
仮想通貨FX・ビットコインFXで損失を大きくしないためにも、ロスカットの理解は必須です!

ちなみに、ロスカットを理解するうえでもう一つ覚えておくべき用語に「マージンコール」があります。
続いては、マージンコールについて理解を深めていきましょう。

仮想通貨FXのマージンコールとは?

含み損が大きくなり証拠金維持率がある一定以下の水準になると、証拠金の入金やポジションの決済を求める警戒通知が仮想通貨取引所から届きます。

この通知のことをマージンコールと呼びます。

マージンコールはFX業者は設定した危険水域に達しているという、あくまでも警告です。
そのため、マージンコールが通知されたからと言って、何も強制力はありません。

マージンコールが通知されても、そのまま無視して放置することもできます。

しかし、マージンコールが通知されるということは、強制ロスカットが近づいていることを意味しています。

ポジションを持ち続けたいのであれば追加証拠金を入金した方が安全ですし、強制ロスカットされる前に損切りを検討すべきです。

ここで「どの水準でマージンコールが届くの?」と疑問に感じた方がいるかもしれません。

マージンコールがどの水準で届くのかは仮想通貨取引所によって様々ですので、一概に「証拠金維持率が〇〇%以下になったら通知される」ということはできません。

仮想通貨FXでロスカットされるまでの流れ・仕組み

仮想通貨FXでロスカットが行われるまでの流れは次の通りです。

  1. 入金する
  2. 新規注文する
  3. 新規注文が約定
  4. ロスカットが発生

ここでは、仮想通貨FX・ビットコインFXを行っている際にロスカットが発生するまでの詳細な流れについて詳しく見ていきましょう。

①入金する

まずは仮想通貨FX口座へ入金を行います。

この際に、50万円入金すると口座の状況は以下のようになります。

建玉可能額500,000円
注文証拠金0円
ポジション必要証拠金0円
預託証拠金残高0円
純資産額500,000円

②新規注文する

入金した証拠金をもとに取引を行います。

次のような条件で取引したケースを考えてみましょう。

【注文時のレート】
BTC/JPY Bid/売:4,990,000 Ask/買:5,010,000

「新規」「0.1BTC」「買い」「指値5,000,000」「レバレッジ2倍」で注文すると、取引状況は以下のようになります。

BTC/JPY 新規買 数量:0.1 指値スプレッド評価損(BidとAskの価格差に相当する金額)
→(4,990,000-5,010,000)×0.1=-2000円

口座の状況は以下のようになります。

建玉可能額248,000円
注文証拠金250,000円
ポジション必要証拠金0円
預託証拠金残高500,000円
純資産額498,000円
約定評価損益0円
指値スプレッド評価損-2,000円
振替可能額248,000円

この時点では注文が約定していないので、「ポジション必要証拠金」や「約定評価損益」は発生していません。

その代わり「注文証拠金」とBidとAskの価格差である「指値スプレッド評価損」が計上されます。

③新規注文が約定

注文後、Ask/買のレートが指値注文の価格へ下落すると注文が確定します。

Ask/買のレートが指値である5,000,000円へ下落すると、この業者のレートは次のようになります。

約定時のレート:BTC/JPY Bid/売:4,980,000 Ask/買:5,000,000

取引状況は以下のようになります。

未約定の新規注文・・・なし
ポジション・・・BTC/JPY 新規買 数量:0.1 建玉評価損益:-2,000円
建玉可能額
(純資産額-(ポジション必要証拠金+注文証拠金))
249,000円
注文証拠金0円
ポジション必要証拠金
(買いの場合:現在のBid×数量÷レバレッジ)
(売りの場合:現在のAsk×数量÷レバレッジ)
249,000円
預託証拠金残高500,000円
純資産額
(預託証拠金残高+約定評価損益+指値スプレッド評価損)
498,000円
約定評価損益

(買いの場合:(現在のBid-新規約定時のAsk)×数量)
(売りの場合:(新規約定時のBid-現在のAsk)×数量)

-2,000円
指値スプレッド評価損0円
振替可能額
(預託証拠金残高-
(ポジション必要証拠金+注文証拠金+指値スプレッド評価損)
+約定評価損)
249,000円
証拠金維持率
((純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100)
200%

未約定の注文が約定したため、「注文証拠金」が「ポジション必要証拠金」へ、「指値スプレッド評価損」が「約定評価損益」へと置き換わります。

なお、約定直後はスプレッドが約定評価損へ反映されるのが一般的です。

純資産額はポジション必要証拠金の2倍あるので、証拠金維持率は200%となります

④ロスカットが発生

BTC/JPYが2,0000,000円下落して、3,000,000円となった場合、証拠金維持率はどのようになるのか計算してみましょう。

Bid/売:3,000,000 Ask/買:3,020,000

建玉可能額
(純資産額-(ポジション必要証拠金+注文証拠金))
-100,000円
注文証拠金0円
ポジション必要証拠金
(買いの場合:現在のBid×数量÷レバレッジ)
(売りの場合:現在のAsk×数量÷レバレッジ)
150,000円
預託証拠金残高500,000円
純資産額
(預託証拠金残高+約定評価損益+指値スプレッド評価損)
100,000円
約定評価損益

(買いの場合:(現在のBid-新規約定時のAsk)×数量×レバレッジ)
(売りの場合:(新規約定時のBid-現在のAsk)×数量×レバレッジ)

-400,000円
指値スプレッド評価損0円
振替可能額
(預託証拠金残高-
(ポジション必要証拠金+注文証拠金+指値スプレッド評価損)
+約定評価損)
0円
証拠金維持率
((純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100)
66%

BTCの下落によって含み損が40万円へと拡大しました。

すると、純資産価格は10万円(預託証拠金50万-評価損40万円)まで下落してしまいます。

Bid300万円のBTCをレバレッジ2倍で0.1保有するために必要な証拠金は15万円(30万円×0.1÷2)ですので、証拠金維持率は66%(純資産価格10万円÷必要証拠金150万円×100)となります。

このFX業者のロスカット水準が証拠金維持率70%だった場合には、設定された水準を維持できなくなったタイミングでロスカットが発生します

仮想通貨FX・ビットコインFXの証拠金維持率の計算方法

ロスカットを避けるためには、「自分の証拠金維持率が何%なのか」を計算できるようになる必要があります

仮想通貨FX・ビットコインFXで証拠金維持率を計算する場合、以下の方程式を使用しましょう。

証拠金維持率 = 純資産額 ÷ 必要証拠金 × 100

純資産額は預け入れた証拠金から評価損益を加減したものです。

そして必要証拠金は

  • 買いの場合:現在のBid×数量÷レバレッジ
  • 売りの場合:現在のAsk×数量÷レバレッジ

で計算します。

預け入れた証拠金が50万円、評価損が10万円であれば純資産額は40万円です。

また、買いの場合で現在のBidレートが1,000,000円、数量が0.2、レバレッジが2倍であれば、必要証拠金は40万円。

この場合、証拠金維持率は純資産額40万円 ÷必要証拠金40万円× 100=100%になります。

FX会社各社のホームページには証拠金維持率の計算ツールがついていることも多いので、証拠金維持率を計算したい方はツールも活用するとよいでしょう。

仮想通貨取引で強制ロスカットを防ぐための方法

強制ロスカットが発動すると大きな含み損が確定してしまい、長期保有することが不可能になります。

強制ロスカットを防ぐ方法

  • 実効レバレッジを低くする
  • 設定の水準が低い仮想通貨取引所を利用する
  • 証拠金を追加入金する
  • 自動証拠金補充機能を利用する

強制ロスカットを防ぐためのポイントや仮想通貨FX業者の選び方などについて詳しく見ていきましょう。

実効レバレッジを低くする

実効レバレッジとは、純資産額に対して、現在自分が保有しているポジションが何倍なのかを表した数値です。

1BTCが100万円の時に0.1BTC取引した場合に「証拠金が10万円」であれば、実効レバレッジは1倍です。
(100万円×0.1BTC/10万円=1)

一方、1BTCが100万円の時に0.1BTC取引した場合に「証拠金が2万円」であれば、実効レバレッジは5倍です。
(100万円×0.1BTC/2万円=5)

このように、証拠金に対して取引している金額が大きくなればなるほど、実効レバレッジは大きくなります

実効レバレッジが大きい時、わずかな値動きでも証拠金維持率が大きく下がるので、価格が急変した際には一瞬にしてロスカットが発動する可能性があります。

実効レバレッジを低くしておけば、少々の値動きがあっても、強制ロスカットが発動されるほど証拠金維持率が急激に下がることはありません。

ロスカットを防ぎたいのであれば、実効レバレッジをほどほどに抑えて取引するようにしましょう。

設定の水準が低い仮想通貨取引所を利用する

ロスカット水準が低い仮想通貨取引所を利用しましょう

ロスカット水準が低い仮想通貨取引所であれば、含み損が増えてもロスカットされる可能性が低くなるためです。

例えば、ロスカット水準が証拠金維持率100%未満の業者は証拠金維持率が100%を切った時点でロスカットされてしまいますが、ロスカット水準が証拠金維持率20%の業者は、含み損が大きく膨らんで証拠金維持率が20%になるまでロスカットは発動しません。

このように同じ取引を行なって、同じ含み損を抱えても「どの仮想通貨取引所で取引するのか」によってロスカットされる水準は異なります。

含み損を抱えても、できる限り長くポジションを持ち続けたい場合には、ロスカット水準が低い業者と取引するようにしましょう。

なお、主要な仮想通貨FX業者のロスカット水準とマージンコールの水準は次のようになっています。

FXGT40%
XM20%
Bybitロングポジション:(平均参入価格×レバレッジ)÷レバレッジ+1
ショートポジション:(平均算入価格×レバレッジ)÷レバレッジ-1
CryptoGT100%
coincheck(国内)50%
DMM Bitcoin(国内)50%
bitFlyer(国内)50%

このように仮想通貨業者によってロスカット水準は大きく異なります。

できる限りロスカットを発動させたくない方は、ロスカット水準が低い仮想通貨業者で取引するようにしてください。

ただし、ロスカット水準が低いということは、ロスカットされた際の損失も大きくなるということ。

リスクも十分認識した上でロスカット水準が低い業者を選びましょう。

証拠金を追加入金する

証拠金を追加入金すれば証拠金維持率を引き上げることができるので、ロスカット水準を遠ざけることができます。

以下で例を見てみましょう。

【追加証拠金入金前の資産状況】

預入証拠金50万円
評価損-10万円
必要証拠金40万円
証拠金維持率100%

ここに追加証拠金を20万円入金すると以下のようになります。

預入証拠金70万円
評価損-10万円
必要証拠金40万円
証拠金維持率150%

このケースでは、追加証拠金を20万円入金したことによって証拠金維持率が150%へ引き上がりました。

証拠金維持率が下がってきた場合や、マージンコールが通知された場合には、追加証拠金を入金することで、証拠金維持率が上がるのでロスカットを遠ざけることができます。

自動証拠金補充機能を利用する

仮想通貨取引所の中には、自動証拠金補充機能が用意されている場合があります。

この機能は証拠金維持率が一定水準に達した時に、自動で証拠金を入金してくれる機能です。

自動証拠金補充機能があれば、追加証拠金の入金を忘れることはありませんし、残高がある限りロスカットされる心配はほとんどありません。

しかし、放置すると損切りができずにどんどん追加証拠金の入金がかさんでしまうリスクがあるので、自動証拠金補充機能を設定しているからと言って、放置することなく損切りラインを自分で判断するようにしてください。

ロスカット水準が低く追証がない仮想通貨取引所2選

強制ロスカットを防ぐためには、ロスカット水準が低い業者と取引することが重要です。

また、非常にスピードの早い急激な値動きがあった場合にはロスカットが追いつかずに追加証拠金が発生することもあります。

このようなリスクに対処するためにはゼロカットシステムを採用している業者の方が安心です。

ゼロカットシステムとは、相場の急変動によって口座残高がマイナスになり、追加証拠金が必要になった場合でも、マイナスにせずにゼロに戻してくれるシステムのことです。

万が一の場合でも、追加証拠金の支払いを求められることがありません

ロスカット水準が低く、ゼロカットシステムを採用している仮想通貨FX業者は次の2つです。

それぞれの業者の特徴を細かく見ていきましょう!

FXGT

FXGTのトップページ画像

ロスカット水準40%
マージンコール70%
追証なし
最大レバレッジ(仮想通貨FXの場合)1,000倍
通貨ペア数64
金融ライセンスセーシェル金融庁のライセンス(番号:SD019)
ボーナス新規登録ボーナス:20,000円
100%Welcomeボーナス:入金額の100%(最大80,000円)
Layaltyボーナス:入金額の20~50%(最大1,200,000円)
取引手数料スプレッドのみ
日本語対応チケット
ライブチャット
メール
問い合わせフォーム
サポート体制土日も含む24時間体制でサポート対応

FXGTはロスカット水準が40%、マージンコールは70%で通知されます。

また、ゼロカットシステムを採用しているので、万が一急激な価格変動によってロスカットが追いつかなかった場合も追加証拠金を請求される心配はありません

電話での日本語対応はありませんが、チケット、ライブチャット、メール 、問い合わせフォームで24時間体制で日本語サポートを実施していますので、日本語でのサポートもしっかりと受けることができます。

口座開設で20,000円、新規の入金で100%の入金ボーナスを実施しているので、まずは口座を作成してみましょう。

>>FXGTの使い方を完全まとめ!トレード方法・MT5での取引方法

XMTrading

XMのトップページ画像

ロスカット水準20%
マージンコール50%
追証なし
最大レバレッジ(仮想通貨FXの場合)500倍
通貨ペア数31
金融ライセンスセーシェル金融庁のライセンス(番号:SD010)
ボーナス新規口座開設ボーナス:13,000円
入金ボーナス100%(入金額$500ドル迄)
入金ボーナス20%(ボーナス総額が$10,500ドルに達すまで)
取引手数料スプレッドのみ
日本語対応ライブチャット
メール
電話・コールバック
サポート体制メール・ライブチャットにて、日本人オペレーターが日本語でサポート

XMはロスカット水準が20%と非常に低い業者ですので、FXGTよりもさらに長い期間ポジションを保有し続けることができます。

XMもゼロカットシステムを採用しているので、仮想通貨相場の急変によってロスカットが間に合わなくても追加証拠金を請求される心配はありません

XMには口座開設、入金ボーナスだけでなく取引ごとにポイントを獲得できるロイヤリティプログラムが用意されているので、取引をすればするほどポイントを獲得でき、ポイントでさらにトレードができます。

XMではコールバックによって日本語による電話サポートも行っており、仮想通貨取引ができる海外FX業者としてはサポート体制も非常に充実しています。

ボーナスが豊富で充実したサポート体制の業者を希望する方はXMで口座を作成することがおすすめです。

八木状介
追証なしの仮想通貨取引所については以下の記事も参考にしてください!

仮想通貨のロスカットに関する注意点

仮想通貨FXのロスカットについては次の4つのポイントに注意してください。

  • ロスカット水準は仮想通貨取引所で異なる
  • ロスカットされると保有中のポジションがすべて決済
  • 国内の暗号資産取引所だと追証が請求される場合がある
  • 現物取引では強制ロスカットされない

仮想通貨FXのロスカットに関する4つの注意点について徹底解説していきます。

ロスカット水準は仮想通貨取引所で異なる

ロスカットの水準は仮想通貨取引所によって異なります

例えばXMでは証拠金維持率20%になるまでロスカットされませんが、CryptoGTでは100%でロスカットされてしまいます。

また、日本の主要仮想通貨取引所のロスカット水準は50%となっています。

このように、仮想通貨業者によってロスカットの水準は大きく異なります。

取引している仮想通貨業者ごとのロスカット水準を理解しておかなければ、「まだ大丈夫だと思っていたのに、ロスカットされてしまった」ということにもなりかねません。

マージンコールの水準も各社異なるので、ロスカット水準と合わせて理解しておきましょう。

ロスカットされると保有中のポジションがすべて決済

ロスカットされてしまうと保有中のポジションが全て決済されてしまいます

「もう少しの期間、ポジションを保有し続ければ、含み損が回復しそう」という見通しでポジションを持っていた場合も、証拠金維持率がロスカット水準に達してしまった時点で強制的にロスカットされてしまいます。

投資戦略のもとに含み損を抱えたポジションを保有していたとしても、ロスカットによってポジションが決済されてしまえば、それ以上持ち続けることができず、損失が確定します。

ポジションを保有し続けたい場合には、証拠金維持率をしっかりと管理するようにしてください。

なお、複数のポジションを持っている場合には、証拠金維持率が一定以上になるまで含み損の大きなポジションから順次決済されるのが一般的です。

国内の暗号資産取引所だと追証が請求される場合がある

国内の仮想通貨取引所ではゼロカットシステムが存在しません

そのため、ロスカットが間に合わない場合には、追加証拠金が請求されるケースがあります。

日本国内のFX業者にゼロカットシステムがない理由は金融商品取引法第四十条の第二号に以下のような条文があるためです。

第四十二条の二 金融商品取引業者等は、その行う投資運用業に関して、次に掲げる行為をしてはならない。ただし、第一号及び第二号に掲げる行為にあつては、投資者の保護に欠け、若しくは取引の公正を害し、又は金融商品取引業の信用を失墜させるおそれのないものとして内閣府令で定めるものを除く。

(中略)

六 運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の利益に追加するため、当該権利者又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させること

金融商品取引法第四十条の第二号

このように、法律によって「投資家の損失を補填する行為」は明確に禁止されています。

そのため、国内の業者はゼロカットシステムによって顧客の損失を補填することはできません

国内業者にもロスカットはありますが、ロスカットは急激な相場変動によって間に合わないことがあります。

特に仮想通貨の場合には法定通貨よりも値動きが激しいので、価格が急落してロスカットが追いつかないということは珍しいことではありません。

例えば100万円の証拠金を預け入れた場合、相場の急変によってロスカットが間に合わず150万円の損失を発生させた場合は「100万-150万円=-50万円」のマイナスになります。

この場合は、マイナス分である50万円を追加証拠金として仮想通貨取引所へ支払わなければならないので注意してください。

現物取引では強制ロスカットされない

現物取引では強制ロスカットはされません。

なぜなら、現物取引で暗号資産を取引する場合、証拠金を超えるマイナスになることはないためです。

100万円の入金に対して、投資できる現物の仮想通貨は100万円のみです。

仮想通貨価格が下落して価格が0円になる可能性はありますが、市場価格がマイナスになることはないので、預けたお金が0円になることはあっても、マイナス分を補填しなければならないようなことはありません。

強制ロスカットや追加証拠金が怖いのであれば、レバレッジ取引であるFXではなく現物取引をした方が無難です。

よくある質問

仮想通貨FXについて、よくある質問に回答していきます。

  • 仮想通貨のロスカットとは?
  • 強制ロスカットされるといくら残る?
  • ロスカットされるとどうなる?
  • 仮想通貨FXの証拠金維持率の算出方法とは?
  • 仮想通貨のロスカットの計算方法は?
  • レバレッジとはどういう意味?
仮想通貨のロスカットとは?
証拠金維持率が業者が設定した水準以下になると、強制的にポジションを決済させ、損失を確定させることです。

 

強制ロスカットされるといくら残る?

「預託証拠金残高+約定評価損益+指値スプレッド評価損」で計算された純資産価格が残ります。

純資産価格がマイナスになる場合には、ゼロカットシステムがある取引所では0円、ない場合には追加証拠金を請求されます。

 

ロスカットされるとどうなる?
ポジションが強制的に決済され、損失が確定します。

 

仮想通貨FXの証拠金維持率の算出方法とは?
証拠金維持率 =純資産額 ÷必要証拠金× 100で計算します。

 

仮想通貨のロスカットの計算方法は?

ロスカットされるレートを知りたい場合には以下の順番で計算します。

  1. ロスカット基準額 = 建玉必要証拠金 × ロスカット水準
  2. (純資産額 – ロスカット基準額) ÷ 建玉数量 = A
  3. 買いポジション保有の場合:計算時のBid – A = ロスカットされるレート
    売りポジション保有の場合:計算時のAsk + A = ロスカットされるレート

 

レバレッジとはどういう意味?

レバレッジとは「テコの原理」のことです。

投資の世界では、先物やオプション取引で少額の証拠金でその何倍もの取引を行って投資成果を上げることを指します。

証拠金10万円に対してレバレッジ2倍で取引する場合、20万円分の取引をすることが可能です。

まとめ

ロスカットとは含み損が拡大して追加証拠金を発生させないために、証拠金維持率が仮想通貨取引所が設定した水準以下になるとポジションを強制的に決済させて損失を確定させることです。

トレーダーが証拠金を超えるような損失を負わないようにするための仕組みですが、ロスカットされると「ポジションを保有し続けよう」と思っても、それ以上ポジションを保有し続けることはできません。

強制ロスカットを防ぐためには次に4つの方法があります。

  • 実効レバレッジを低くする
  • ロスカット水準が低い仮想通貨取引所を利用する
  • 証拠金を追加入金する
  • 自動証拠金補充機能を利用する

レバレッジを高くしすぎないことや、ロスカット水準が低い仮想通貨取引所を利用することでロスカットを予防することができるので、最初からロスカット水準が低い取引所で仮想通貨FXへ投資するのがよいでしょう。

ロスカット水準は仮想通貨取引所によって異なりますが、特にオススメなのがFXGTです。

FXGTなら口座開設ボーナスもあるので、最初は自己資金ゼロでも取引が始めることができますし、追証を請求される心配もありません。

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仮想通貨FXを始めたいという方はFXGTにまずは口座を作るのがよいでしょう。

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