Binance(バイナンス)の使い方を画像付きで解説!先物・現物取引を実際に始める手順

Binance(バイナンス)は本格派の仮想通貨取引所です。

そんな中、Binanceは高機能すぎるがゆえに、初心者の方にとっては若干分かりにくさもあるのが正直なところ。

そこでこの記事では、Binanceの使い方を3つの目的別に詳しく説明していきます。

  1. 口座開設、入金、出金のやり方
  2. レバレッジ20倍の先物取引やり方
  3. 現物取引のやり方

本記事を読めば、Binanceの口座開設や入出金、先物取引(Futures)、現物取引の始め方・使い方が理解できますよ。



2022年11月30日から、Binance(バイナンス)は日本人ユーザーの新規登録を停止しました。
すでにBinanceの登録がお済みの方はそのまま利用し続けることができますが、Binanceで新しくアカウントを作成することはできませんのでご注意ください。

これから海外取引所を利用したいという方は、最大レバレッジ100倍で日本語サポートが充実している「Bybit(バイビット)」をおすすめします。

Bybitの登録・使い方については「Bybitの使い方を解説|取引方法やアプリの活用法まで網羅」を参考にしてください。


Binance(バイナンス)の口座開設方法

まずはBinanceの口座開設のやり方から見ていきましょう。

結論からいうと、Binanceの口座開設はとても簡単

口座開設フォームまでいったら、「メールアドレス&パスワード入力」⇒ 「入力したメアドに届く認証コードの入力」だけで完了します。

手っ取り早くBinanceで口座開設したい方は以下のリンクから口座開設してみてください。

現物取引だけしたい人はこちらから口座開設

先物取引もしたい人はこちらから口座開設(オススメ

※Binanceは現物取引と先物取引で、使う口座が違うので注意が必要です。

先物取引用の口座を開設すれば、自動で現物取引もできるようになるので、先物取引用のリンクから口座開設するのが手軽かつオススメ

口座開設のついでに、気になる方は2段階認証と本人確認も済ませておくと良いかもしれません。

これら2つはあくまで任意ですが、2段階認証を設定すればセキュリティが強化されて、本人確認を済ませれば1日に100BTCまで出金できるようになります(本人確認なしだと1日2BTCまで)。

画像付きで口座開設・2段階認証のやり方を確認したい方は、下の記事を参考にしてみてください。

Binanceに入金する方法

Binanceで口座開設が完了したら、次はBinanceのウォレットに入金・送金して、取引の準備を整えていきましょう。

Binanceに入金・送金する主な方法は以下の2つ。

  1. 国内取引所から送金する
  2. Binance内で仮想通貨を買う
    (クレカ可)

Binanceで取引を始めるには、基本的にはビットコインなどの仮想通貨が必要になります。

そのため、Binanceの入金手順は少しだけ複雑になってしまいますが、手順をひとつずつ詳しく見ていきましょう。

Binance以外の取引所からBinanceに送金する

まずは一番オススメの入金・送金の仕方

BitflyerやGMOコインなどの日本国内の取引所で仮想通貨を購入し、その仮想通貨をBinanceに送る方法です。

一見、手間のかかるやり方ですが、このやり方には利点もあります。

1つは、他の入金・送金手段よりも割安で済む場合が多いこと。

たとえばクレジットカードでの入金の場合、3.5~15%程度の手数料がかかりますが、GMOコインから送金すれば送金手数料を無料にできます。

クレジットカードの手数料は高いため、GMOコインから送金する方が断然お得といえるでしょう。

2つめの利点は、仮想通貨を日本円に換金したい場合、結局は国内取引所が必要になること

以上の通り、どうなるにせよ国内取引所が必要になるケースが多いので、せっかくなら送金手数料が無料のGMOコインで口座開設しておくのがオススメです

GMOコインの口座開設はこちらから

Binanceに送金する具体的な方法

さて、Binanceに送金する具体的なやり方を見ていきましょう。

Binanceに送金するには、

  1. Binanceのウォレットアドレスを確認
  2. 上記アドレスに仮想通貨を送金する

という手順をふみます。

まずはBinance公式サイトの右上にある「ウォレット」から「フィアットと現物」を選択。

Binanceの入金-フィアットと現物を選択

次に、画面右上の「入金」を選択しましょう。

Binanceの入金-フィアットと現物から入金を選択

最後に、

  • 入金する仮想通貨
  • 入金ネットワーク

上記2つを選択すると、「送付先のアドレス」が表示されるので、そのアドレスにGMOコインなどの国内取引所から仮想通貨を送付すれば完了です。

「送付先アドレス」を間違えると、最悪の場合、仮想通貨を失うことになるので、注意しましょう。

送付先アドレスを間違いないためにも、アドレスはコピー&ペーストで貼り付けるのがオススメです。

また「入金ネットワーク」の種類が多くよくわからない場合は、初期設定されているネットワークを選択するとよいでしょう。

Binanceで入金金額を指定する

Binanceの入金用アドレスとネットワーク

国内取引所から送金する方法の説明は以上になります。

次に、手軽だけど手数料がかなり割高な「Binance内で仮想通貨を買う方法」を見ていきましょう。

こちらの方法は割高ですが、クレジットカードが使えるためけっこう手軽な方法となっています。

割高だがBinanceで仮想通貨を買うこともできる

さて、具体的なやり方ですが、Binance公式サイトのメニューバーの左上「仮想通貨購入」「代行業者支払い」を選択します。

Binanceで仮想通貨を購入する方法

すると、仮想通貨を購入する画面に飛ぶので、

  • 購入したい金額
  • 購入に使う通貨(JPY)
  • 買いたい仮想通貨

上記を入力して、画面右下の「面積規約事項を読み、同意します。」にチェックを入れて、「次へ」を押しましょう。

Binanceの入金-購入する仮想通貨と法定通貨・金額を入力する

次に、クレジットカードの情報を入力する画面に飛ぶので、下記画像の赤枠内に必要事項を記入。

  • カード番号
  • カード期限:月 / 年の順
  • 氏名:名前 / 苗字の順
  • クレカのセキュリティコード

記入が終わったら「I have read and agreed to the ~」の欄にチェックを入れて、「Next」をクリック。

心配な方は、購入する仮想通貨の金額も画面上部に表示されているので、確認するとよいでしょう。

Binanceの入金-クレジットカードの情報を入力する

最後に、住所や個人情報などの詳細を記入する画面に飛ぶので、上から記入していき、「PAY NOW」をクリックすれば支払いが完了します。

  • 住所
  • 市町村
  • 郵便番号
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 生年月日

Binanceの入金-詳細情報を入力する

以上でクレジットカードでの仮想通貨購入は完了です。

ただし、この方法は手数料が非常に高いため、筆者はあまりオススメはしません。
(2021年4月に試したところ、1万円分のBTC購入で12%ほどの手数料でした。)

最後に、注意点として、Binanceで先物取引をしたい場合を見てみましょう。

先物取引がしたい場合、先物取引用のウォレットに資金移動する

Binanceで最大レバレッジ20倍の先物取引をしたい場合、ひとつだけ追加で必要な手順があるので注意が必要です。

結論から言うと、Binanceで先物取引をするには、現物取引用のウォレットから、先物取引専用のウォレットに資金移動をする必要があります。

実は、Binanceでは現物取引・先物取引毎にプラットフォームもウォレットも分かれていて、以下の通り。

  • 現物取引:Binance
  • 先物取引:Binance Futures
  • 現物取引:現物ウォレット
  • 先物取引:先物ウォレット

先述した通り、先物取引をしたい場合は先物ウォレットに資金移動をしておきましょう。

資金移動の仕方は以下の通り。

Binance公式サイトのメニューバー右上の「ウォレット」「先物ウォレット」を選択

Binanceの資金移動-先物ウォレットを選択

開いたページで「振替」をすれば先物ウォレットに資金移動ができます。

Binanceの入金-振替を選択

さらに先物ウォレットも以下の2種類に分かれているので、好きな方に資金移動しましょう。

  • USDⓈ-Mウォレット:
    →期限のない先物取引用
  • Coin-Mウォレット:
    →期限付き先物取引用

オススメは期限なしで先物取引ができる「USDⓈ – M」の方。「USDⓈ – M 先物」の方が難しいことを気にせずに取引出るのでオススメですよ。

加えて、BinanceはUSDTで取引することが多いので、資金移動のついでに入金した仮想通貨をUSDTに両替(コンバート)しておくとよいでしょう。

以上、Binanceの入金方法についてでした。

なお、Binanceの出金方法は、入金に比べれば比較的シンプルです。

Bianceの出金方法を知りたい方は、ぜひ「Binance(バイナンス)の出金方法」を参考に。

先物取引の始め方

続いて、いよいよ本題ともいえるBinanceでの先物取引の始め方を見ていきましょう。

Binanceの先物取引は、最大レバレッジ20倍と日本国内よりもハイレバレッジでトレードできるのが特徴。

Binanceの最大レバレッジは125倍ですが、2021年7月に新規登録ユーザーの最大レバレッジを20倍にすると発表しました。
そのため、2021年7月以降に登録した人はレバレッジ20倍までしか利用できないので注意です。

日本国内の仮想通貨FXのレバレッジ2~4倍では物足りないという方は、ぜひBinanceの先物取引を試してみましょう。

なお、仮想通貨の先物取引について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連:仮想通貨・ビットコインの先物取引とは?現物取引との違い・やり方を解説

まずは流れを確認

さて、Binanceの先物取引はBinance Futuresというプラットフォームで行うのですが、そのBinance Futuresの使い方を見る前に、まずは先物取引を始めるまでの流れを確認しましょう。

上記の4まで完了していれば、Binanceで先物取引をスタートできます。

上記手順の中で、まだやっていないものがある人は、該当項目をチェックしてみてください。

Binance Futuresの使い方

改めて、本題のBinanceの先物取引のやり方を見ていきましょう。

繰り返しですが、Binanceの先物取引はBinance Futuresというプラットフォームで行います。

  1. Binance Futuresにアクセスする
  2. 実際のトレード画面の操作方法
  3. 注文方法の選び方

上記に分けて、Binance Futuresの使い方をみていきましょう。

Binance Futuresにアクセスする

Binance Futuresは、Binance公式サイトのメニューバー「デリバティブ」「USDⓈ – M 先物」または「Coin – M 先物」を選択すればアクセスできます。

もしくはこのページのBinance Futuresのキーワードにリンクを設定しているので、そちらからアクセス&ブックマークしておきましょう。

トレード画面の操作方法

Binance Futuresにアクセスできたら、メニューにある以下2つのいずれかを選択しましょう。

  • USDⓈ-M先物:
    →期限のない先物取引
  • Coin-M先物:
    →期限付き先物取引

どちらを選べばよいか迷った場合、期限のないUSDⓈ – M 先物がオススメです。

ちなみに、期限付きと制限がある分、Coin – M 先物の方が少しだけ手数料が安く設定されています

今回は、USDⓈ – M 先物の画面を見てみましょう。

Binanceには様々な機能がありますが、わかりやすくするために、最低限知っておきたい機能に限定して紹介していきます。

実際の取引画面は下記画像の通り。

Binance Futuresの取引画面

画像で赤枠・赤数字をつけている部分が、実際のトレードでよく使う部分です。

それぞれの詳細は以下の通りなので、確認したい項目をクリック(タップ)してください。

① 通貨ペアの選択
①部分をクリックすると、取引したい仮想通貨(通貨ペア)が選べます。Binanceは取り扱い仮想通貨数が非常に多いので、目当ての仮想通貨を探したい場合は検索するのがオススメです。
② クロス / 分離マージンの選択
②部分をクリックすると、証拠金のモードを選択できます。

クロス…口座残高すべてを証拠金にするモード
分離マージン…指定した金額を証拠金にするモード

たとえば、口座残高が100,000USDTのときに、クロスモードでは100,000USDTすべてが証拠金として使われてしまいます。

分離マージンモードでは、口座残高が100,000USDTでも、そのうちの20,000USDTを証拠金とするように設定できます。

クロスモードはロスカット(清算)こそされにくいですが、損失は大きくなりやすいので注意が必要です。

③ レバレッジ倍率の選択
③部分をクリックするとレバレッジ倍率を変更できます。仮想通貨ごとに最大レバレッジが異なるのでご注意ください。
④ Trading Viewの画面に切り替え
④部分をクリックすると、Trading Viewのチャートに切り替えられます。デフォルト設定はBinanceオリジナルのチャートなので、好きな方を使ってみてください。

続いて、実際に注文する際の操作画面も見ていきましょう。

Binance Futuresの注文方法

Binance Futuresの実際の注文画面は以下の通り。

Binance Futuresの取引画面

  1. リミット:指値注文が行えます
  2. マーケット:成行注文が行えます
  3. ストップリミット
  4. トレードしたい仮想通貨量を設定できます
  5. ロング注文を行うボタン
  6. ショート注文を行うボタン
※ ストップリミット注文とは
事前に指定した相場(トリガー価格)になった際に、指値注文を行う設定ができます。

例:1BTC=50,000USDT(トリガー価格)になったら、1BTC=55,000USDTでロング or ショートの指値注文を設定しておくなど

Binance Futuresの使い方は以上になります。

ここまでの内容を参考に、ぜひBinanceの先物取引を体験してみてください。

ひとつ注意点として、BinanceではUSDT(テザー)を証拠金にすることが多いので、取引の準備が整ったのに取引できないという人は、入金した仮想通貨をUSDTに両替(コンバート)してあるか確認してみましょう。

現物取引のやり方

続いて、Binannceの現物取引のやり方。

現物取引のやり方は先物取引よりもカンタンなので、ご安心ください。

まずは流れを確認

さて、まずはBinanceで現物取引を始めるまでの流れを確認しましょう。

こちらも先物取引と比べれば非常に簡単ですね。

口座開設と入金がまだの方は、まずはその2つを完了させましょう。

現物取引の始め方

それでは、本題のBinanceでの現物取引のやり方を見ていきます。

まずはBinance公式サイトのメニューバーから「トレード」「クラシック」を選択。
(「アドバンス」でも大丈夫です。今回は「クラシック」の画面を説明します。)

Binance-現物取引の始め方

すると、下のような画面が開くので、ここでトレード・注文の操作ができます。

それぞれ気になるところをクリックして確認してみてください。

Binance-現物取引の実際の取引画面

①仮想通貨/通貨ペアの選択
ここでトレードしたい仮想通貨と通貨ペアを選べます。
Binanceは仮想通貨の種類が多いので、「検索」で仮想通貨を探すのがオススメです。
②ロング/ショートの金額指定
ロング、ショートなどの注文方法と、買いたい仮想通貨の金額指定はここからできます。
③スポット(現物)/マージン取引
現物取引とマージン取引の選択ができます。

スポット……いわゆるふつうの現物取引のこと
クロス / マージン……レバレッジ3~10倍の信用取引ができるモード

Binanceで現物取引がしたい場合、とりあえずは「スポット」の方で取引するのがよいでしょう。

マージン取引はやり方も複雑で、金利もかかるので初心者の方には正直オススメできない、上級者向けのトレード方法です。

レバレッジをかけて取引したい場合は、先物取引を利用するとよいでしょう。

④注文方法の選択
先物取引と同様に、ここで

  • リミット(指値注文)
  • マーケット(成行注文)
  • ストップリミット

などの注文方法が選べます。

Binanceの現物取引のやり方は以上になります。

Binaceの使い方まとめ

以上、Binanceの使い方についてまとめてきました。

Binanceは本格派の仮想通貨取引所であるがゆえに、高機能すぎて始めての人には若干使いづらさ、わかりにくさも正直あります。

とはいえ、Binanceは仮想通貨の取引をしたい人に一番オススメしたい取引所でもあるので、ぜひこの記事を参考に、Binanceで先物取引・現物取引を楽しんでみてください。

なお、この記事はPCでのBinanceの使い方を解説しましたが、スマホでの流れも基本的には同じです。

スマホで取引したい方は、Binanceのアプリが使いやすいのでぜひ試してみてください。

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