仮想通貨海外取引所のBybit(バイビット)は、人気が高いFX取引ツール「MT4」に対応しています。
そのため、MT4を導入しているBybitは非常に貴重な存在といえるでしょう。
そんなMT4には、多彩なチャート分析機能があるほか、手軽に自動売買が始められるという特徴があります。
この記事では、BybitのMT4口座(MT4アカウント)の特徴や、口座開設方法・ログイン方法、使い方などをまとめて解説します。
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Bybit(バイビット)MT4口座とは?
まず、BybitのMT4口座(MT4アカウント)の概要・特徴などを詳しく紹介します。
- Bybit(バイビット)MT4口座の取引条件
- Bybit(バイビット)プラットフォームとの違い
- 人気銘柄の取引条件
- ボーナスキャンペーンが豪華
最初にBybitのMT4口座の取引条件について確認していきましょう。
Bybit(バイビット)MT4口座の取引条件
Bybitで仮想通貨取引をする場合、主に以下2つの取引手段が用意されています。
Bybit(バイビット)の2つの取引手段
- MT4
- Bybitプラットフォーム(ウェブトレーダー)
MT4とBybitプラットフォームの取引条件を比較してみると、一部条件が異なります。
特に、取引手数料とスワップ手数料(資金調達率の代わり)は収益に関わるため注意しましょう。
以下表が「BybitのMT4口座の取引条件」です。
BybitのMT4口座の取引条件
取引条件 | 内容 |
---|---|
取引手数料 | 0.06% |
スワップ手数料(スワップポイント) | 1日1回 最低0.03% |
銘柄数 | 23(USDT無期限契約) |
レバレッジ | 仮想通貨ごとに固定 |
このように、BybitのMT4口座には取引条件があります。
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取引手数料
Bybitプラットフォーム(ウェブトレーダー)では、テイカー手数料(成行注文)とメイカー手数料(指値注文・逆指値注文)がそれぞれ別々に設定されています。
ちなみに、Bybitでは基本的にメイカー手数料の方が安くなっています。
関連:Bybit(バイビット)の手数料は安い?高い?手数料の種類や確認方法を解説
一方で、MT4口座の手数料は一律で0.06%。
そのため、MT4口座で指値注文・逆指値注文をする場合、手数料の面ではBybitプラットフォームよりも不利になるので注意しましょう。
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スワップ手数料
Bybitプラットフォーム(ウェブトレーダー)には資金調達率がありますが、MT4口座の場合、「スワップ手数料(スワップポイント)」が設定されています。
資金調達率とスワップ手数料(スワップポイント)は非常に似たものですが、仕組みが異なります。
資金調達率とスワップ手数料の違い
→8時間ごとに1日3回発生、売り・買いどちらかで必ずマイナススワップが発生
→午後11:59にポジションを保有する場合、必ずマイナススワップが発生
Bybitプラットフォームの場合、資金調達率は8時間ごとに1日3回発生し、買いポジションと売りポジションのどちらかが必ず手数料の「受け取り(資金調達率がマイナスの場合)」になります。
一方で、MT4口座のスワップ手数料では、毎日サーバー時間の午後11:59にポジションを持っていた場合に一括で発生します。
さらに、買いポジションと売りポジションの両方が手数料の「支払い(マイナススワップ)」になります。
スワップ手数料は、Bybitプラットフォームの資金調達率に基づいて決定されますが、本来手数料が「受け取り」になる場合も、最低手数料である0.03%の「支払い」に置き換えられてしまいます。
スワップ手数料の面でも、MT4口座の方が不利になりますね。
銘柄数
MT4口座で取引できる銘柄数は、USDT無期限契約のうち23銘柄に限られます。
BybitのMT4口座で取引できる銘柄
BTCUSDT | ETHUSDT | XRPUSDT | BNBUSDT | SANDUSDT |
BITUSDT | SOLUSDT | NEARUSDT | ETCUSDT | AVAXUSDT |
AXSUSDT | ATOMUSDT | FTMUSDT | MATICUSDT | ADAUSDT |
GMTUSDT | APEUSDT | FILUSDT | LINKUSDT | LUNA2USDT |
LTCUSDT | TRBUSDT | UNFIUSDT |
Bybitは取引可能な銘柄数が多いのが魅力ですが、MT4口座で取引可能なのは主要銘柄だけなので注意しましょう。
関連:Bybit(バイビット)の取扱い通貨は何種類?おすすめの通貨も紹介
レバレッジ
最大レバレッジの設定も、MT4口座とウェブトレーダーでは異なることを把握しておいてください。
Bybitでは、各銘柄につき保有ポジションのドル建て価格が一定を超えると、段階的にレバレッジが引き下げられます。
ポジション価額でレバレッジを決める仕組みは共通ですが、MT4の方が最大レバレッジ・レバレッジ制限がかかるポジション価額がやや低めに設定されているので注意しましょう。
MT4口座の主要銘柄での最大レバレッジと、最初のレバレッジ制限がかかるポジション価額は以下のようになっています。
仮想通貨 | 最大レバレッジ | 最初のレバレッジ制限 |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 100倍 | 500万USDT |
イーサリアム(ETH) | 50倍 | 40万USDT |
リップル(XRP) | 50倍 | 10万USDT |
ビルドアンドビルド(BNB) | 50倍 | 10万USDT |
サンドボックス(SAND) | 25倍 | 5万USDT |
また、Bybitプラットフォームでは、証拠金のモードを「分離マージン」と「クロスマージン」から選択することができますが、MT4口座ではすべてのポジションで共通の証拠金を利用します。
関連:Bybit(バイビット)のレバレッジ取引のやり方を完全解説
Bybit(バイビット)プラットフォームとの違い
上記で、MT4口座の取引条件について説明をしました。
Bybitプラットフォームの取引条件といくつか違いがあることを理解してもらえたと思います。
ちなみに、BybitプラットフォームとMT4口座では取引条件以外にもいくつか違いがあるので、ここで解説しておきます。
EAが利用できる
MT4といえば、EAが利用できるというメリットがあります。
EAとは、MT4専用の自動売買システムのこと。
プログラミングが比較的簡単なことから、多くの開発者がEAを作成し、市販されています。
MT4は、プログラミングの知識がなくてもEAを利用できる仕組みが整っているため、利用者側はEAを購入して簡単な設定を行うだけで使用できますよ。
なお、Bybitプラットフォームでも自動売買を行うことはできますが、自分で一から自動売買のプログラミングを行う必要があるため注意してください。
多機能
MT4のメリットは、カスタマイズ性が高いことです。
BybitプラットフォームはTradingViewをベースにしており、比較的シンプルな機能です。
一方で、MT4はさまざまなカスタマイズを行うことができ、同時に複数の銘柄のチャートを表示させてそれぞれに異なるインジケータを適用できるなど、自由度の高い分析が可能となります。
人気銘柄の取引条件
続いて、BybitのMT4口座における人気銘柄の取引条件を紹介します。
BybitのMT4口座における人気銘柄
BTCUSDT | ETHUSDT | XRPUSDT | BNBUSDT | SANDUSDT | |
---|---|---|---|---|---|
ロットサイズ | 1 BTC | 1 ETH | 1 XRP | 1 BNB | 1 SAND |
最大レバレッジ | 100 | 50 | 50 | 50 | 25 |
最大注文量 | 100 | 100 | 10 | 100 | 1 |
最小注文量 | 0.01 | 0.01 | 1,000,000 | 0.01 | 10,000 |
MT4では、「ロット」という単位で注文を行います。
1ロットの設定は業者によって異なりますが、Bybitでは「1ロット=仮想通貨1枚」の設定になっています。
なお、MT4の仕様上、0.01ロット以下の売買はできないため注意してください。
例えばビットコインのような価格が高い仮想通貨でも0.01BTCが最小注文量になります。
一方で、リップル(XRP)のようなもともとの価格が小さい仮想通貨では、最小注文量が10など0.01以上に設定されていることもあります。
希望の数量で注文が発注されないようであれば、最大注文量・最小注文量が設定値に収まっているかを確認してください。
(Bybit公式サイト)
Bybit(バイビット)でのMT4口座の開設~ログイン方法
ここからは、BybitでMT4口座(MT4アカウント)を開設し、ログインしてトレードを開始するまでの使い方を紹介します。
BybitのMT4口座の開設~ログイン方法
- Bybitのアカウントを開設する
- 本人確認を完了させる
- MT4口座を作成する
- Bybit(バイビット)MT4口座に入金する
- MT4をダウンロード・ログイン
では、BybitのMT4口座の開設~ログイン方法について確認していきましょう。
なお、Bybit(バイビット)の口座開設方法については、以下の記事でも解説しています。
関連:Bybit(バイビット)の登録・口座開設方法を画像付きで徹底解説!
Bybitのアカウントを開設する
BybitのMT4口座を利用するには、先に通常のアカウントを持っている必要があります。
まだアカウント持っていない方は、Bybit公式サイトにアクセスしてアカウントを開設してください。
Bybitアカウント開設ページでは、Eメール登録または携帯番号登録のどちらかを選択して情報を入力しましょう。
なお、GoogleまたはAppleのアカウントで登録することも可能です。
ボタンをクリックすると、セキュリティのためのパズルが表示されるので、ピースを横にスライドさせて完成させてください。
登録したメールアドレスまたは携帯番号宛てに認証コードが送信されるので入力してください。正しく入力されると、自動でログインされます。
本人確認を完了させる
Bybitは本人確認を行わなくても一部機能を利用できますが、MT4を利用するには本人確認が必要です。
アカウント開設と同時に本人確認も完了させてください。
本人確認を行うには、ログイン後右上に表示される人型マークをクリックし、上部に表示される「本人確認を行う」ボタンをクリックします。
Lv.1の項目にある「本人確認(KYC)を行う」ボタンをクリックし、画面の指示に従って本人確認を進めてください。
本人確認には身分証明書と自撮り写真が必要で、約1時間で審査が完了します。
MT4口座を作成する
MT4口座を開設するには、アカウント作成とは別に手続きが必要です。
ログインした状態でMT4口座開設ページを開き、「MT4で取引を始める」ボタンをクリックしましょう。
MT4の利用規約が表示されるので、「同意」をクリックします。
これでMT4口座が開設されます。
登録メールアドレス宛に、MT4へログインするためのID・パスワード(マスターパスワード・インベスターパスワード)・サーバー名が記載されたメールが届くので確認してください。
Bybit(バイビット)MT4口座に入金する
次に、MT4口座への入金を行います。
Bybitのアカウントにログインし、右上にある「資産」にカーソルを合わせると、現物やデリバティブなどのアカウント一覧が表示されます。
一番下にある「MT4アカウント」をクリックしましょう。
MT4アカウントのページが表示されるので、画面右上の「振替(入金)」をクリックしてください。
次に、資金移動したいUSDTの金額を入力し、「確定」ボタンをクリックします。
MT4口座に入金できる資産は資金調達アカウント内のUSDTのみなので、資金調達アカウントにUSDTが入っていない方は先に準備しておきましょう。
なお、Bybitでは、MT4のボーナスを提供している場合があります。
ボーナス期間中は、金額の指定に加えてボーナス受け取りの有無も選択してください。
注意点として、ボーナスはMT4口座から資金移動をすると消滅します。
とはいえ、ボーナスを活用するためにはMT4口座からの資金移動がしづらくなりますが、ほかに特にデメリットはありません。
後で受け取りたいなどの事情がある方以外はボーナスを受け取ることをおすすめします。
関連:Bybit(バイビット)の入金方法は?注意点や手順をわかりやすく解説
MT4をダウンロード・ログイン
BybitのMT4でトレードするには、MT4のダウンロードとログインが必要です。
MT4は海外FX業者で一般的に使われているツールなので、すでにダウンロードしているほかの海外FX業者のMT4を使っても構いません。
初めてMT4を使用する方や、使っている業者ごとにMT4を分けたい方は、新しくダウンロードしてください。
MT4口座開設ページにアクセスし、「ダウンロード」マークをクリックすると、ページ下部にあるダウンロードの選択肢に移動します。
スマホ・タブレット向けにAndoroid・Apple、パソコン向けにWindows・macOS・ウェブの選択肢が表示されるので、使いたいプラットフォームをクリックしてください。
なお、「ウェブ」を選択した場合、ダウンロード不要で利用できるMT4のブラウザ版のログイン画面が表示されます。
ウェブ版は、WindowsやmacOSでダウンロードするタイプと比較すると一部の機能が制限されているため注意してください。
MT4は複数のデバイスで同時ログインできる取引ツールなので、スマホとパソコンにどちらもインストールして併用することもできます。
ここからは、Windows版のダウンロード・インストール方法を紹介します。
ダウンロードが完了したら、「bybitglobal4setup.exe」のファイルをダブルクリックでインストールしてください。
インストールページで「次へ」をクリックすると、インストールが開始します。
「完了」をクリックすると、自動的にMT4が立ち上がります。
MT4が立ち上がったら、まずサーバー名を選択します。
リアル口座なら「BybitGlobal-Asia」、デモ口座なら「BybitGlobal-Demo」を選択してください。
サーバー名は、MT4アカウントの開設時にメールアドレスに送られていたメールにも記載されています。
「既存のアカウント」にチェックを入れ、MT4アカウントの開設時にメールアドレスに送られていたメールに記載されていたID・パスワードを入力し、「完了」ボタンをクリックしてください。
正常にログインが完了すると、MT4画面右下に接続状況の数値が表示されます。
もしログインできない場合、ID・パスワード・サーバー名がすべて合っているか再度メールを確認してください。
トレード開始
ここまでの準備が完了したら、あとはトレードをするだけです。
BybitのMT4では、成行注文・指値注文・逆指値注文の3種類の発注が可能で、注文にトレーリングストップを設定することもできます。
また、自動売買システム(EA)が簡単に利用できることも特徴です。
取引したい銘柄のチャートを表示させる方法などは、次の見出しで詳しく図解するので、参考にしてください。
Bybit(バイビット)のMT4の使い方
ここからは、BybitのMT4の基本的な使い方を紹介します。
BybitのMT4の使い方
- チャートを表示
- 気配値に仮想通貨銘柄を追加
- インジケータを適用
- インジケーターの種類が多く複雑に感じる
- デモ口座の利用も可能
- Bybitプラットフォームとレバレッジや手数料などの条件は同じ
- チャートを表示
では、BybitのMT4の使い方について確認していきましょう。
チャートを表示
MT4でチャートを表示する方法はいくつかありますが、デフォルトで画面左端に表示される気配値ウインドウから表示したい銘柄を選び、チャートにドラッグ&ドロップする方法が一般的です。
気配値に仮想通貨銘柄を追加
取引したい銘柄が気配値表示一覧にないと、チャートを表示することができません。
この場合は先に気配値表示に銘柄を追加します。
気配値表示の上で右クリックするとメニューが表示されるので、「通貨ペア」をクリックしてください。
BybitのMT4で取引できる銘柄の一覧が表示されるので、追加したい仮想通貨銘柄をダブルクリックします。
または、追加したい仮想通貨銘柄をクリックして選択状態にした後、右上の「表示」ボタンを押すことでも気配値表示に追加できます。
気配値表示にすでに含まれている銘柄は銘柄名の前のドルアイコンが黄色で、含まれていない場合は灰色で表示されます。
インジケータを適用
BybitのMT4では、30種類以上のインジケータを使用してテクニカル分析を行うことができます。
デフォルトでMT4の画面左真ん中に配置されている「ナビゲーター」メニューから使いたいインジケーターを選択し、チャートにドラッグ&ドロップしてください。
使いたいインジケータ名が表示されていない場合は、「インジケータ」や「トレンド」などメニュー名の前にある「+」ボタンをクリックすると、フォルダが展開され、インジケータ名が表示されます。
時間足の切り替え
BybitのMT4では、チャートの時間足を切り替えることができます。
時間足を切り替えたいチャートを表示した状態で、上部のツールバーにある時間足ボタンをクリックしてください。
また、チャート上で右クリックしてメニューを表示させ、「時間足設定」から時間足を選ぶことでも切り替えができます。
新規注文
BybitのMT4では、「ワンクリック注文」と通常の注文の2種類の方法で新規注文が可能です。
ワンクリック注文
ワンクリック注文は、成行注文がワンクリックで可能な注文方法のこと。
チャート左上に表示される銘柄名の横の▼マークをクリックすると、▲マークに表示が変わり、ワンクリック注文用のパネルが表示されます。
成行注文を出したいタイミングで、売り注文の場合は左側の「SELL」のボタンを、買い注文の場合は右側の「BUY」のボタンをクリックしましょう。
初回注文のみ、ワンクリック注文を利用する同意が必要になります。
事前に同意していない場合は売り・買いのボタンを押した後にチェックボックスが表示されるので、チェックを入れてから再度注文してください。
通常の注文
通常の注文は、チャート上で右クリックしてメニューを表示させ、「注文発注」から「新規注文」をクリックします。
すると、新規注文画面が表示されるので、必要事項を選択・入力してください。
なお、選択・入力する内容は、注文の種類に成行注文を選ぶか指値注文を選ぶかで異なります。
成行注文の場合は、通貨ペアと数量の2か所を入力し、「成行売り」または「成行買い」のボタンをクリックしましょう。
ちなみに、決済逆指値(S/L)・決済指値(T/P)・コメントは、入力してもしなくても発注できます。
指値注文の場合は、通貨ペア・数量・注文種別・価格の4か所を入力し、「発注」のボタンをクリックしてください。
決済逆指値(S/L)・決済指値(T/P)・コメント・有効期限は、入力してもしなくても発注できます。
決済注文
BybitのMT4では、デフォルトでMT4下部に表示される「ターミナル」の「取引」タブからワンクリックで決済できます。
取引タブに表示される保有ポジションの一覧で、決済したいポジションの右側に表示される「×」ボタンをクリックします。この操作だけで決済は完了です。
保有ポジションに決済逆指値(S/L)・決済指値(T/P)を設定したい場合は、設定したいポジションの上で右クリックしてメニューを表示させ、「注文変更または取消」をクリックしましょう。
決済逆指値(S/L)・決済指値(T/P)を設定すると、買いの場合は青、売りの場合は赤のボタンが表示されるので、こちらをクリックして注文の変更を反映させてください。
取引履歴の確認
BybitのMT4では、デフォルトでMT4下部に表示される「ターミナル」の「口座履歴」タブから、過去の取引履歴が確認可能です。
保有中のポジションや有効な予約注文は「ターミナル」の「取引」タブに記載され、「口座履歴」タブには、決済済みのポジションと取り消し済みの予約注文が表示されます。
取引履歴は、口座履歴タブ上で右クリックすると表示される「レポートの保存」または「詳細レポートの保存」メニューから出力することも可能です。
なお、レポート出力機能は、確定申告の際によく利用されます。
(Bybit公式サイト)
Bybit(バイビット)のMT4に関する注意点
BybitのMT4口座(MT4アカウント)で取引をする際には、以下の5点に注意が必要です。
BybitのMT4に関する注意点
- 証拠金はUSDTのみ
- 現物アカウントからの資金移動で入金
- インジケーターの種類が多く複雑に感じる
- デモ口座の利用も可能
- Bybitプラットフォームとレバレッジや手数料などの条件が異なる
では、「BybitのMT4」に関する注意点について確認していきましょう。
証拠金はUSDTのみ
BybitのMT4では、証拠金として利用できるのはステーブルコインのUSDT(テザー)のみです。他の仮想通貨や法定通貨は利用できませんので、取引を行う前にUSDTを準備しておく必要があります。
なお、テザーはBybitのMT4上では、「UST」と表示されます。
資金調達アカウントからの資金移動で入金
BybitのMT4に入金する際は、資金調達アカウントからの資金移動を利用します。
そのため、現物アカウントやデリバティブアカウントなどからの資金移動はできないので、ほかのアカウントにしか資金が入っていない場合は、一旦資金調達アカウントに移してからMT4口座に資金移動をさせてください。
インジケーターの種類が多く複雑に感じる
BybitのMT4では、多数のインジケーターが提供されています。
そのため、初めてMT4を利用する方にとってはインジケーターの種類が多く複雑に感じるかもしれません。
とはいえ、慣れてしまえば多様なテクニカル分析が可能になります。
基本のインジケータ30種類と、いくつかのサンプルインジケーターが標準搭載されているので、MT4をダウンロードしてすぐに利用できますよ。
デモ口座の利用も可能
BybitのMT4では、デモ口座の利用も可能です。
MT4は主にFX取引で利用されるツールですが、取引量の設定などFX取引とは使い勝手が異なる点もあるので、リアル口座で取引する前にデモ口座を活用して取引の練習をすることをおすすめします。
ログインした状態でMT4ページを開き、「MT4デモアカウントを確認」ボタンをクリックすると、デモ口座が開設できます。
画面上にログインIDとパスワードが表示されるので、メモしておいてください。
Bybitプラットフォームとレバレッジや手数料などの条件が異なる
BybitのMT4と通常のプラットフォームは、レバレッジや手数料などの取引条件に違いがあります。
特に、レバレッジや取引手数料が通常のプラットフォームより不利に設定されているので、取引する際には注意してください。
(Bybit公式サイト)
BybitのMT4に関するQ&A
ここからは、BybitのMT4に関連したよくある質問を紹介します。
Bybit(バイビット)のMT4に関するQ&A
- MT4はスマホでも利用できる?
- MT4口座では自動売買(EA利用)はできる?
- BybitにはMT5口座もある?
では、BybitのMT4に関するQ&Aについて確認していきましょう。
MT4はスマホでも利用できる?
MT4はスマートフォンでも利用できます。
スマートフォン上でMT4を使用することで、いつでもどこでも取引やチャートの分析を行えますよ。
MT4の開発会社であるMetaQuotes社が、iOS・Android用のMT4アプリを提供しているので、それぞれのアプリのストアからダウンロードしてください。
なお、1つのアプリだけで、BybitのMT4口座以外にもFXGTなどほかの海外FX業者の口座を登録して利用することができます。
MT4口座では自動売買(EA利用)はできる?
BybitのMT4口座では、MT4専用の自動売買システムであるEAを利用できます。
一部の海外FX業者はEAの利用を禁止したり、制限をかけたりしていますが、Bybitにはそのような制限はありません。
BybitにはMT5口座もある?
Bybitは現在、MT5口座を提供していません。
Bybitで取引に利用できるプラットフォームは、Bybit公式サイト・Bybit独自アプリ・MT4の3種類です。
MT5はMT4の後継であり、性能的には優れていますが、EAの互換性がないことなどから現在でもMT4利用者の方が多い状況です。
こうした事情もあり、BybitではMT4が提供されています。
「MT5を使って仮想通貨をトレードしたい」という方は、MT5を導入しているFXGTなどがおすすめです。
仮想通貨FXにおすすめの取引所ランキングをご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
Bybit(バイビット)におけるMT4のまとめ
BybitのMT4口座(MT4アカウント)は、手数料やレバレッジなどの設定がやや不利になっている代わりに、豪華なボーナスがある、自動売買システム(EA)が利用できるなどのメリットがあります。
主にFXで使われているプラットフォームなので、MT4に慣れたFXユーザーにとっては、使いやすいですね。
FXユーザーの取り込みを狙ってBybit(バイビット)もMT4に力を入れているようなので、今後もボーナスキャンペーンが行われる可能性もあります。
MT4のボーナスを活用して、お得に取引をしてください。
(Bybit公式サイト)