この記事では、海外最大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)のレバレッジ取引についてわかりやすく解説していきます。
Binanceはユーザー数が1,000万人も超えると言われる大手取引所ですが、レバレッジも最大125倍まで設定できる(※)という点でも大きな人気を誇っている取引所でもあります。
この記事を読むことで、
- Binanceのレバレッジ取引の基本
- Binanceのレバレッジ取引の始め方
- 先物レバレッジ取引とは
- 現物レバレッジ取引とは
- バイナンスレバレッジトークンとは
などを理解できます!
Binanceでレバレッジ取引を行う上では重要なポイントばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
すでにBinanceの登録がお済みの方はそのまま利用し続けることができますが、Binanceで新しくアカウントを作成することはできませんのでご注意ください。
これから海外取引所を利用したいという方は、最大レバレッジ100倍で日本語サポートが充実している「Bybit(バイビット)」をおすすめします。
Bybitの登録・使い方については「Bybitの使い方を解説|取引方法やアプリの活用法まで網羅」を参考にしてください。
世界的に人気が高く、日本語サポートも充実しているBybit(バイビット)は最大レバレッジ100倍で仮想通貨FXが可能です。
また、仮想通貨FXにも対応している海外FX業者のFXGTなら「最大1000倍」のレバレッジで取引可能ですよ!
できるだけ高いレバレッジで仮想通貨FXしたい方は、「海外仮想通貨FX(ビットコインFX)の最大レバレッジ比較!おすすめの取引所も解説」を参考にしてみてください。
まずは基本情報!Binanceのレバレッジ取引で知っておきたいこと
最初に、Binanceレバレッジ取引で知っておくべきことを挙げていきます。抑えておくべきポイントは下記の通りです。
- 現物もレバレッジ取引できる
- レバレッジは先物125倍、現物10倍
- 通貨やポジション量でのレバレッジ制限あり
- レバレッジトークンも扱っている
それでは一つ一つ見ていきましょう。
先物の最大レバレッジは125倍と高め(一部ユーザーは20倍)
Binanceは高レバレッジが特徴の仮想通貨取引所で、そのなかでも最大のものはビットコインで、レバレッジ125倍で取引できます。
追証なしのゼロカットシステムを採用していることも使いやすさのポイントです。
登録後60日以降から徐々に先物レバレッジが増加するシステムになっています。
Binanceの現物もレバレッジ取引が可能
また、Binanceでは現物も信用取引(マージン取引)の形にて売買することが可能です。
手元にある資金を証拠金とし、Binanceから一定のお金を借りてトレードに臨めるので、少ない資産であっても高い利益を狙っていくことができます。
現物はレバレッジ3倍・5倍・10倍から選べる
この現物信用取引(マージン取引)は、レバレッジの掛け率を設定することができます。このレバレッジは通貨ごとに3倍・5倍・10倍まで設定が可能です。詳しくは後述しますが、すぐに読みたいからはこちらをクリック。
ロスカットのないレバレッジトークンも扱っている
Binanceでは、「レバレッジトークン」を扱っています。これは現物市場で取引することができるトークンですが、信用取引とは異なり、担保の設定やマージンの維持などを気にすることなく、レバレッジ取引のリスクを押さえることができます。
つまり、ロスカットがないトークンということです。こちらも詳しくは後述します。
すぐにレバレッジトークンについて知りたい方はこちらをクリック。
基本情報まとめ
以上ご覧いただいた通りBinanceは、100倍を超える最大レバレッジの高さ(一部ユーザーは20倍)に加え、現物でもレバレッジ取引が可能と、レバレッジに関しては文句のつけようがない環境と言えます。
加えて、レバレッジ以外のスペックも高水準なので、仮想通貨に興味があるならまずはBinanceを試して間違いないでしょう。
2022年11月30日から、Binanceは日本人ユーザーの新規登録を停止しています。
海外取引所の一つである「Bybit」なら、レバレッジ以外のスペックも充実しているためおすすめです!
Binanceのレバレッジ取引の始め方
ここでは、Binanceでのレバレッジ取引の始め方について解説をしていきます。
少し複雑な手順を踏む必要がありますが、まずは準備段階からしっかり押さえていきましょう!
先物取引の場合はBinance Futuresから
Binanceで先物取引(いわゆる普通のFX)をレバレッジ125倍で行う際には、「Binance Futures」と呼ばれるサービスを利用する必要があります。
具体的な手順は以下のとおりです。
- まずはBinanceで口座開設
- 先物取引用アカウントを開設
- Binanceのウォレットに入金(送金)or Binanceで仮想通貨購入
- Binance Futures用のウォレットに資金移動
- 永久先物(USDⓢ-M)か四半期の期限付き先物(Coin-M)を選択
それでは詳しく見ていきましょう。
①まずはBinanceで口座開設
Binanceを利用して仮想通貨取引を始めるためには、まず口座開設を行う必要があります。
Binanceの口座開設は本人確認が必要ない・無料・約1分ほどで行えると非常に手軽です。
Binanceで先物取引を始めたい方は、下のリンクから口座開設するのがオススメ。
面倒な手順なく、先物用アカウントと、現物取引用アカウントの口座開設が同時に行えます。
画像付きでBinanceの口座開設方法を見たい方は、下の記事もご参考ください。
②Binance公式サイトからデリバティブを選択
口座開設が完了したら、Binanceトップページより、上部に並んでいる「デリバティブ」を選択します。
カーソルを合わせると、「USDⓢ-M 先物」と「Coin-M先物」が選択できるポップアップが出てくるので、どちらかを選択します。
選択すると、自動的にBinance Futuresに飛びます。
③Binance Futuresのウォレットに送金しよう
Binanceでは、現物ウォレットと先物ウォレットが別々に用意されています。
そのため、先物ウォレットに入金するためには、まずBinance本体のウォレットに入金をする必要があります。
先物用ウォレットに入金した後に、先物用ウォレットに資金を移動するという流れです。
この記事でもBinanceに入金するカンタンな流れを記載していますが、画像付きで分かりやすい説明を見たい方は、こちらの記事をご参考ください。
さて、本題に戻りましょう。Binanceでは仮想通貨と法定通貨から入金をすることができます。
しかし、日本円には対応していないため、国内仮想通貨取引所から仮想通貨で入金をする必要があります。
もしくは、Binanceで直接仮想通貨を購入することも可能で、こちらはかなり割高ですが日本のクレジットカードも利用可能です。
Binance本体への入金を終えたら、いよいよBinance Futuresに資金を移動させていきます。
まず、Binance Futuresトップ画面右上に「ウォレット」という項目があります。これを選択し、さらに「USDⓢ-M 先物」と「Coin-M先物」のどちらかを選びます。
選択すると別ページに飛びます。このページ右上に「振替」・「コンバート」・「仮想通貨を購入」とありますが、ここでは「振替」を選びます。
「振替」を選ぶと、ポップアップで各項目の入力を求められる画面が出てきます。この画面で下記の項目を入力して最後に「承認」を押すと資金移動は完了します。
- 振替元
- 振替先
- 振替する通貨
- 金額
これでBinance Futuresへの資金移動が完了しました。
④USDⓢ-MかCoin-Mを選択すればレバレッジ取引を開始できる
資金移動が完了した状態で、USDⓢ-MかCoin-Mを選択することでBinance Futuresを使うことが可能となります。
これでレバレッジ取引を行う準備は完了です。
先物取引の口座をまだ開設していない方は、USDⓢ-MかCoin-Mを選択すると、画面右下にある「先物アカウントを開設」を押してみてください。
現物取引はマージン取引用の口座開設から
また、Binanceで現物取引を行う際には、マージン取引用の口座を開設する必要があります。
マージン取引を始めるまでの手順はかなり複雑なため、気になる方はこちらのBinance公式ガイドを参照してみてください。
先物のレバレッジ取引を説明
次に、Binanceでの先物レバレッジ取引について詳しく解説をしていきます。
Binanceでのレバレッジ取引を行う上で押さえるべきポイントは多数ありますので、一つ一つ参考としてください。
最大レバレッジは125倍だが制限もある
「最大レバレッジ125倍」をうたっているBinanceですが、全ての通貨で125倍のレバレッジがかけられる訳ではありません。
実は125倍で取引を行うことができるのは、2021年4月時点でビットコインのみとなっています。
次点でレバレッジが高いのは100倍のイーサリアム。続いて、リップルやビットコインキャッシュなどの主だった通貨が75倍に設定されています。
例えば、「リップルでレバレッジ125倍の取引をしたい!」という方はBinanceでは不可となっているので気をつけてくださいね。
通貨名 | 最大レバレッジ |
---|---|
ビットコイン | 最大125倍 |
イーサリアム | 最大100倍 |
リップル | 最大75倍 |
ビットコインキャッシュ | 最大75倍 |
ライトコイン | 最大75倍 |
リンク | 最大75倍 |
カルダノ | 最大75倍 |
イーサリアムクラシック | 最大75倍 |
取引タイプは無期限、期限付きの2種類
Binanceの先物取引は「USDⓢ-M先物(永久先物取引)」と「Coin-M先物(四半期先物取引)」の2種類に分けられます。
この両者の違いは、「有効期限の有無」・「証拠金として用いる通貨」・「手数料」などがあります。
- 有効期限…永久
- 証拠金…USDTが証拠金
- Maker手数料…~0.02%
- Taker手数料…~0.04%
- 有効期限…四半期の期限付き
- 証拠金…各仮想通貨が証拠金
- Maker手数料…0.015%
- Taker手数料~0.04%
手数料に関しては期限付きということもあり、わずかにCoin-Mの手数料の方が安価に設定されています
詳しくは後述しますが、BNB(バイナンスコイン)の保有量を元にした「アカウントレベル」が上がっていくことで、手数料は双方ともに安くなっていきます。
手数料は安めで割引システムもある
Binanceは「基本取引手数料=0.1%」と設定されており、他の仮想通貨取引所と比べても比較的安めとなっています。
また、BNB(バイナンスコイン)での取引量に応じた割引や、招待コードを用いた割引など、割引方法が数多く設定されていることも特徴です。
有効に活用していくことで、多くのメリットを受けることが可能です。
ここでは代表的な以下2点の割引方法を説明します。
BNB保留量&30日間の取引量
Binanceでは、BNB(バイナンスコイン)の保有量を元にした「アカウントレベル」がユーザーごとに設定される仕組みです。
このアカウントレベルが高いほど手数料が安くなりますが、このアカウントレベルは30日間の取引量とBNB保有量を元に決定されます。
そのため、30日間の取引量とBNB保有量を増やし、割引率を高めいくことが重要なポイントです。
永久先物取引の取引手数料 | ||||
---|---|---|---|---|
レベル | 30日間トレード量 | &/or | BNB残高 | Maker / Taker |
VIP 0 | < 250 BTC | or | ≥ 0 BNB | 0.0200%/0.0400% |
VIP 1 | ≥ 250 BTC | & | ≥ 50 BNB | 0.0160%/0.0400% |
VIP 2 | ≥ 2500 BTC | & | ≥ 200 BNB | 0.0140%/0.0350% |
VIP 3 | ≥ 7500 BTC | & | ≥ 500 BNB | 0.0120%/0.0320% |
VIP 4 | ≥ 22500 BTC | & | ≥ 1000 BNB | 0.0100%/0.0300% |
VIP 5 | ≥ 50000 BTC | & | ≥ 2000 BNB | 0.0080%/0.0270% |
VIP 6 | ≥ 100000 BTC | & | ≥ 3500 BNB | 0.0060%/0.0250% |
VIP 7 | ≥ 200000 BTC | & | ≥ 6000 BNB | 0.0040%/0.0220% |
VIP 8 | ≥ 400000 BTC | & | ≥ 9000 BNB | 0.0020%/0.0200% |
VIP 9 | ≥ 750000 BTC | & | ≥ 11000 BNB | 0.0000%/0.0170% |
※30日間の累取引量とBNB保有量(24時間平均)は、毎日00:00 (UTC)に自動的に計算
※ユーザーVIPレベルと手数料は、毎日02:00 (UTC)に更新
紹介コードによる割引
Binanceでは「紹介コード」システムを採用しており、この紹介コードを知り合いから受けることで取引手数料が割り引かれます。
条件によっては最大20%まで割引を受けることができるので、有効に活用してみてください。
- その1
→「紹介コードの発行者」のBNB保有量によって割引率が変動 - その2
→「紹介コードの発行者」が設定した数値(分配率)によって割引率が変動
招待者のBNB残高 | 招待者の基本紹介率 | 招待者の割引率 | 招待される人の割引率 |
---|---|---|---|
<500 BNB | 20% | 20% | 0% |
15% | 5% | ||
10% | 10% | ||
≥500BNB | 40% | 40% | 0% |
35% | 5% | ||
30% | 10% | ||
25% | 15% | ||
20% | 20% |
資金調達率が8時間に1回かかる
Binanceでは、8時間に1回のペースで資金調達率が発生します。
資金調達率は、永久先物取引と現物取引の価格乖離を防ぐために設定されている手数料のことです。
この資金調達率は、永久先物取引を行っているユーザーを対象として発生し、ポジションを保有しているだけで手数料を払う(もしくはもらう)ことになります。
日本時間では、1時、9時、17時に発生するため、ポジションを長期にわたって持っている人はこの点を留意しておきましょう。
現物のレバレッジ取引を説明
続いて、Binanceでの現物のレバレッジ取引について詳しく解説をしていきます。
Binanceの現物のレバレッジ取引は、「マージン取引」という名前で、信用取引の形をとって行うもの。
いわゆるFXのレバレッジ取引とはワケが違うことが多いので、投資初心者の方は注意してください。
難しいことを気にせず、気軽にレバレッジ取引がしたい場合は先物取引の方が断然おすすめです。
現物は信用取引!Binanceからお金を借用する形で取引
Binanceでは現物を信用取引(マージン取引)にて売買することが可能です。
このシステムを利用する際には、あくまでも「信用取引」を行っているということへの留意が必要です。
Binanceからお金を借りてトレードに臨んでいるという意識を常に持つことが大切と言えるでしょう。
多くのリターンが得られる可能性がありますが、その反面リスクを負っているという意識を忘れないようにしてください。
レバレッジは3倍、5倍、10倍の3種類
Binanceのマージン取引では、通貨ごとに3倍・5倍・10倍までレバレッジ倍率が設定できます。
先物と同じく、全ての通貨が最大掛け率でできるわけではないので気をつけてくださいね。とはいえ、主要通貨の多くは10倍までの設定が可能です。
通貨名 | 最大レバレッジ |
---|---|
ビットコイン | 最大10倍 |
イーサリアム | 最大10倍 |
リップル | 最大10倍 |
ビットコインキャッシュ | 最大10倍 |
ライトコイン | 最大10倍 |
リンク | 最大5倍 |
カルダノ | 最大10倍 |
イーサリアムクラシック | 最大10倍 |
金利はBNBで払うと5%安くなる
この現物レバレッジ取引(マージン取引)では、マージンアカウントを利用する金利が毎日発生します。
金利があるがゆえに、マージン取引はあまりオススメできないともいえるでしょう。
この金利ですが、BNBで支払うことで5%の割引を受けれらます。
BNBによる割引を受けたい場合、アカウントにログインした後に、【ウォレット】→【マージンウォレット】と進み、【利子をBNBで支払う】をオンにすることで設定可能です。
他にもBinanceでは、手数料をBNBで支払う設定をすることで手数料が割り引かれるなど、BNBの利用で各種料金が優遇される傾向にあります。
今やBNBも人気の仮想通貨(トークン)となり、かなり高価ではありますが、手数料割引を受けたい方は狙ってみてもよいかもしれません。
ロスカットリスクのないレバレッジトークン
続いて、レバレッジトークンについて。
Binanceは独自トークンとして、「バイナンスレバレッジトークン」を発行しています。
Binanceはこのトークンについて「ロスカットリスクなしにレバレッジを高めることができる」との特徴をうたっています。
このバイナンスレバレッジトークンの詳細を見ていきましょう。
レバレッジトークンとは
トークンの正式名称はBinance Leveraged Tokens(BLT)です。
前述のとおり、バイナンスが2020年5月14日にリリースした独自トークンです。
仮想通貨メディア「COINTELEGRAPH」の当トークンに関する取材に対してBinanceは以下のように説明をしています。
取引可能な資産であり、担保や証拠金、流動性リスクを心配する必要なく原資産にレバレッジをかけたエクスポージャーをユーザーに提供できます
引用:COINTELEGRAPH
つまり、証拠金や流動性などレバレッジ取引に付随するリスクを無くすことができるトークンということです。
レバレッジ取引を行う際に懸念する人が多い「ロスカットリスク」についても回避が可能です。
また、Binance公式HPでは以下のように記載しています。
- バイナンス レバレッジトークンとは?
- バイナンスレバレッジトークンは原資産にレバレッジをかけたエクスポージャーを提供するデリバティブ商品の一種です。他のトークンと同様に、レバレッジトークンは現物市場で取引することができます。
各レバレッジトークンは、永久契約ポジションのバスケットを表します。レバレッジトークンの価格は、永久契約市場の価格変動に応じて変動し、それに応じてレバレッジレベルも上下します。
レバレッジトークンは、信用取引とは異なり、担保の設定やマージンの維持、清算リスクを気にすることなく、レバレッジポジションのエクスポージャーを獲得することができます。
しかし、清算リスクを心配しなくても、永久契約市場の値動きの影響やプレミアム、資金調達率など、レバレッジトークンのポジションにはリスクがあります。
BLTは各仮想通貨につき1.5倍から3倍のレバレッジがかけることが可能で、このトークンで現物取引を行うことで実質的な証拠金取引を行うことができます。
レバレッジトークンのメリット
このBLTのメリットとしては、代表的特徴でもある「レバレッジ取引のリスクを減らす」という点が挙げられます。
Binanceはこのトークンを「手数料が低く、リスクが少ない」と表現しており、競合他社と比較してもセキュリティが高めに設定されています。
レバレッジトークンのデメリット
レバレッジ取引のリスクを大幅回避するBLTですが、デメリットとして挙げられるのは「手数料が毎日0.01%発生する」ということです。
一年を通して考えると3.65%という手数料としてはかなり高額の部類に位置するため、手数料を気にする人にとっては大きなデメリットとなるでしょう。
また、日本での実例がまだ少なく、情報が不足気味という点もデメリットとして挙げられます。
Binanceでレバレッジ取引するときの注意点
最後に、Binanceでレバレッジ取引するときの注意点について解説をしていきます。
資金調達率が8時間ごと
先にも触れた内容ですが、Binanceでは一日に3回(1時、9時、17時)のペースで資金調達率が発生します。
これは永久先物取引と現物取引の価格乖離防止のための措置で、永久先物取引ユーザーはポジションを保有しているだけで手数料を払うことになります。
レバレッジトークンは手数料が割高
前述のとおり、バイナンスレバレッジトークン(BLT)の手数料は3.65%/年です。
これだけでもかなり高額ですが、これに加えて資金調達率も一日3回発生します。
長期保有の際には手数料が膨大に発生すると考えた方がいいでしょう。
マージン取引の金利は1時間毎にかかる
Binanceでのマージン取引は「1時間毎に」金利が発生します。「1日毎に」ではない点に注意が必要です。この点についてはBinance公式HPに詳しい記載がされています。
Binanceのマージン口座利子は1時間ごとに計算され、1時間未満の場合、一時間として記録されるものとします。 毎日の金利が0.02%の場合、1時間の金利は0.02%/ 24です。
Binanceのレバレッジ取引まとめ
この記事では、Binanceの「レバレッジ取引最大125倍」が気になっている方や実際に取引を始めようとしている方向けに、レバレッジ取引についてまとめてきました。
まとめとして、以下の点を覚えておいてください。
- 先物取引は最大レバレッジ125倍
- 2021年7月以降の登録者は最大レバレッジ20倍からスタート
- 現物取引は最大レバレッジ10倍
- 通貨によって最大レバレッジに制限
- 先物取引はBinance Futuresで行う
- BinanceとBinance Futuresのウォレットは別々のため資金移動が必要
- レバレッジトークンにはロスカットが発生しない
レバレッジ取引はうまく運用することで多大な利益を得ることが可能です。そのスタートは、システム面が充実しており高レバレッジにも対応しているBinanceで始めてみるのがいいかもしれません。
Binanceの仕組みを細かく理解して、ぜひレバレッジ取引にチャレンジしてみてください!