両建ては、同じ通貨ペアで同時に売り買い両方のポジションを建てるFX手法で、為替変動によるロスカットのリスクを低減させたり、スワップポイントによる利益を得るといったメリットがあります。
海外FXには禁止している業者も多いですが、Exness(エクスネス)なら両建てに関する禁止事項はほとんどありません。
そんなExnessで両建て取引をする際のルールや、利用するメリット・デメリットまで丁寧に解説し、本当に両建て取引向きの海外FX業者なのかお伝えしていきます。
口座タイプ | 特徴 |
---|---|
【取引手数料0】 スタンダード口座 |
最大レバレッジ無制限×手数料0のExness人気No.1口座。 取引条件に一切の制限がなく、使い勝手の良さから初心者にもおすすめ。 |
【Exness最低コスト】 ロースプレッド口座 |
業界最狭クラスの低スプレッド×手数料$3.5固定の低コスト特化口座。 手数料固定によりハイレバレッジを効かせた大口取引でも取引コストを抑えられる。 |
※口座名をクリックすれば、すぐに口座を開設できます。
関連:Exness(エクスネス)の評判・口コミをデメリットも含め徹底評価
Exness(エクスネス)の両建てルール|禁止事項や可能な手法は?
まずは、Exness(エクスネス)で可能な両建てと禁止されている両建てについて見ていきましょう。
同一口座・複数口座での両建てが可能
Exness(エクスネス)で可能な両建て手法は、以下のとおりです。
- Exnessの同一口座での両建て
- Exnessの複数口座での両建て
- Exnessと他の海外FX業者との両建て
- EA(自動売買)を利用した両建て
同一口座での両建てを許可している海外FX業者は多く、Exnessも例に漏れず認可されているようですね。
さらにExnessでは、禁止している海外FX業者が多い複数口座間・複数の海外FX業者間の両建ても可能となっています。
EA(自動売買)を利用した両建てもExnessは禁止しておらず、自由度が非常に高いのが特徴的です。
ただし、Exnessと海外FX他社で両建てする場合、双方が他業者間での両建てを許可している必要があるので注意しましょう
ゼロカットの悪用は禁止
Exness(エクスネス)が唯一禁止している両建て手法として、ゼロカットを悪用した両建てがあります。
両建て時にゼロカットが執行されると含み損が相殺されるため、手元には利益だけが残ります。
必ず利益が出てしまうため、Exnessを含め海外FX業者では、ゼロカットを前提とした悪質な取引手法は基本的に禁止されているのです。
また、Exnessの同一口座内での両建てでは必要証拠金が0となりますが、ゼロカットが執行されると証拠金が必要になり、その影響で両方のポジションがロスカットされてしまいます。
つまり、両建て取引でゼロカットが発生すると、Exnessの両建てでは本来必要ないはずの証拠金を失う危険性があるのです。
そのため両建て手法ではロスカットされないようリスク管理するというのが基本です。
禁止されているうえにリスクもありますので、ゼロカットを故意に狙った取引はしないようにしましょう。
Exness(エクスネス)で両建て取引をするメリット
続いては、Exness(エクスネス)で両建て取引をするメリットについて解説していきます。
- Exnessはスプレッドが狭くロスカットされづらい
- Exnessはロスカット水準が0%と低い
- レバレッジ制限が緩やかなので証拠金に余裕が持てる
- スワップフリーがあるため運用コストは最小限
スプレッドが狭くロスカットされづらい
両建てでは決済時に売り買い両ポジションでスプレッドがかかるため、最終的な利益をより多く残すためにも、スプレッドの値は非常に重要です。
その点、Exness(エクスネス)は海外FXでもトップクラスの低スプレッドを提供しています。
通貨ペア | スタンダード口座 | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 | プロ口座 |
---|---|---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 片道3.5ドル~ | 片道0.2ドル~ | 無料 |
USDJPY | 1.1pips | 0pips (0.7pips) |
0pips (0.7pips) |
0.7pips |
EURUSD | 1pips | 0pips (0.7pips) |
0pips (0.7pips) |
0.6pips |
AUDUSD | 1.4pips | 0pips (1pips) |
0.2pips (0.9pips) |
0.7pips |
GBPUSD | 1.2pips | 0pips (0.9pips) |
0.1pips (0.8pips) |
0.7pips |
USDCHF | 1.4pips | 0pips (0.9pips) |
0.2pips (0.9pips) |
0.9pips |
※カッコ内は取引手数料を含めた実質取引コスト
Exnessでは時間帯によるスプレッドの変動も少ないため、取引コストを抑えて両建てで利益を出すことができます。
関連:Exness(エクスネス)のスプレッド・取引手数料を口座別に解説!海外FX他社との比較も
Exnessはロスカット水準が0%と低い
Exness(エクスネス)のロスカット水準は0%と、海外FX業者のなかでも低水準となっています。
海外FX業者 | ロスカット水準 |
---|---|
Exness | 0% |
XMtrading | 20% |
AXIORY | 20% |
TitanFX | 20% |
iFOREX | 0% |
Exnessなら同じ取引量でも必要証拠金の金額が少なくなるため、ロスカットまでに余裕を持たせることができます。
レバレッジ制限が緩やかなので証拠金に余裕が持てる
Exness(エクスネス)は、海外FX最大級のレバレッジ無制限を提供しています。
また、口座残高によるレバレッジ制限も他の海外FX業者に比べ緩やかです。
口座残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
0~999.99ドル | 無制限/ 2000倍※ |
1,000~4,999.99ドル | 2000倍 |
5,000~29,999.99ドル | 1000倍 |
30,000ドル以上 | 500倍 |
※外国為替のみ、10件の注文を決済および累計取引量5ロットを達成で無制限レバレッジを利用可能
これらが両建てに有利な理由として、
- 最大レバレッジが高いことで同じ証拠金額でも証拠金維持率が高くなる
- 証拠金(口座残高)や含み損が多くなってもレバレッジ制限がかからない
という2点があります。
どちらもロスカットされづらく、ポジション保持の難易度が低くなるという効果を生んでいます。
関連:Exness(エクスネス)のレバレッジ無制限を解説!規制ルールや変更方法
スワップフリーがあるため運用コストは最小限
両建てによる長期ポジション保持では、スワップポイントによる取引コストを考慮する必要があります。
両建てのスワップポイントの合計額がプラスであれば利益になりますが、海外FXでは売り買い共にマイナススワップという通貨ペアが多く、その場合スワップポイントは運用コストとなります。
Exnessでは、主要通貨ペアを中心としたスワップフリーサービスがあります。2段階のスワップフリーレベルがあり、それぞれスワップフリーとなる銘柄が異なります。
スワップフリーレベル | 対象銘柄 |
---|---|
スタンダードスワップフリー | 仮想通貨、株式 |
優待スワップフリー | XAUUSD、仮想通貨、株式、AUDNZD、AUDUSD、EURCHF、EURUSD、GBPJPY、GBPUSD、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY、AUDCHF、AUDJPY、EURAUD、EURCAD、EURGBP、EURJPY、EURNZD、GBPCHF、GBPNZD、NZDJPY、NZDCAD、USOIL、UKOIL、XNGUSD |
※スワップフリーレベルはアカウントごとの取引状況により決定
Exnessの上記銘柄であればスワップポイントによるコストが発生しないため、最終的な利益をより多く残すことができます。
\\両建てでも幅広い戦略が使える!//
関連:Exness(エクスネス)のスワップフリー・スワップポイント一覧!優待条件や計算方法も
Exness(エクスネス)で両建て取引をするデメリット・注意点
Exness(エクスネス)で両建て取引をするデメリットは、次のとおりです。
- スワップポイントで稼ぐのは難しい
- 売り買い両ポジションでスプレッドが発生する
- 証拠金は同一口座なら0
スワップポイントで稼ぐのは難しい
先ほど「ポジション維持のスワップポイントがかからない」点をExness(エクスネス)のメリットとしましたが、一方でスワップポイントの両建て手法では稼ぎづらい点はExnessの弱点となります。
ExnessのFX通貨ペアのスワップポイントは、ほとんどがロングショートで0スワップとマイナススワップの組み合わせとなっています。
通貨ペア | ロングスワップ | ショートスワップ |
---|---|---|
AUDUSD | −0.291 | 0 |
EURUSD | −0.769 | 0 |
GBPUSD | −0.241 | 0 |
NZDUSD | −0.051 | 0 |
USDCAD | −0.003 | −0.004 |
USDCHF | 0 | −0.984 |
USDZAR | −17.744 | 0 |
そのため、他の海外FX業者のように高金利通貨の両建てでも利益を出すことができません。
Exnessで両建てする際は、「スワップポイントは大きなプラスにもマイナスにならないもの」と捉えておきましょう。
関連:海外FXスワップポイント比較!両建てOKの業者やトルコリラ取引におすすめの業者も紹介!
複数口座間や海外FX他社とのの利用では証拠金が必要になる。
Exnessの複数口座間や海外FX他社との両建てでは、売り買い両方の証拠金がかかるのでご注意ください。
なお、Exness(エクスネス)の同一口座内で両建て取引をする際は、必要証拠金が売り・買い注文に相殺されるため、証拠金は必要になりません。
複数口座や海外FX他社との両建ては取引できる商品の選択肢が広がりますが、元手となる資金は多く必要になってしまうようです。
売り買い両ポジションでスプレッドが発生する
Exnessに限らず、両建て取引では決済時に売り買い両方のスプレッドがコストとしてかかります。
また、ポジション建ての際も両ポジション分のスプレッドが必要証拠金に加味されます。
Exnessはスプレッドが狭い海外FX業者ですが、スプレッドも考慮して証拠金の額には余裕を持たせるようにしましょう。
Exness(エクスネス)の両建て関連のよくある質問
最後に、Exness(エクスネス)の両建て手法に関するよくある質問にお答えしていきます。
Exness(エクスネス)では両建て手法に関する禁止事項はほぼありません。
同一口座、複数口座・海外FX他社との両建て、自動売買(EA)を利用した両建てなども可能です。
Exness(エクスネス)内の同一口座・複数口座での両建てをする場合は特に取引制限はありません。
ただし、他の海外FX業者との間で両建てする場合、その業者が他業者との両建てを認めている必要があります。
Exness(エクスネス)では、両建て取引するために追加の手数料はかかりません。
ただし、スプレッドやスワップポイントによってはコストが発生します。
Exness(エクスネス)だけでなく、両建ては相場の上下動が激しい場合や、不確実な相場環境下で有効な手法とされています。
ただし、市場の動きが自分の予想と逆になった場合、損失が大きくなるリスクには注意が必要です。
Exness(エクスネス)は自動売買(EA)に関する利用制限がありません。
自動売買(EA)を利用した両建ても可能です。
両建て手法ではロスカットを防ぎながら、決済せずに含み益を保持することができます。
含み益は確定申告時の課税所得に含まれないため、両建てにより利益の申告時期をずらすことができ、節税に繋がります。
まとめ
Exness(エクスネス)は両建て取引の自由度が高く、様々な戦略を持って取引が可能です。
特に複数業者間で両建てできる海外FX業者は希少で、Exnessの大きな強みの1つだといえます。
ただし海外FX他社の取引では、Exnessともう一方の海外FX業者が複数業者間両建てを許可している必要があるため、利用する業者の規約にはよく目を通しておきましょう。
また、自由度が高いといっても、リスクがあるうえに禁止されているゼロカットの悪用は厳禁です。
Exnessは両建て取引しやすい海外FX業者の1つですが、最低限のルールがあることを把握したうえで取引しましょう。