FXで期待値と聞くと計算が面倒だと思う方が多くいると思います。
確かに期待値では多くの計算を必要とされることもあります。
しかし、実は期待値を正しく使いこなすことで、FXトレードの計画を簡単に立てることに繋がり、目標達成への近道になります。
これまでFXを漠然と勝つことができるトレード手法を身に着けて行っていただけの方は特にもったいないことをしているかもしれません。
管理人である私は基本的に目標やFXに使うことができる時間を決める時には必ずと言っていいほど期待値から考えます。
そこで、今回は期待値の説明とFXトレードでの正しい期待値の使い方を紹介していきます。
>期待値とは?概要を知りたい方はこちら
>自身の期待値・利益額を上げたい方はこちら
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エモーショナルリンク合同会社は、Webメディア運営、ビジネス情報の発信、プログラミングスクールの運営など、さまざまな事業を手がけるマーケティング会社です。海外FX取引の経験が10年以上ある現役トレーダーを中心に、当サイトの記事執筆・編集を行っています。独自の調査やインタビューに基づき、常に最新で正確な情報をお届けすることを心がけています。
FX期待値とは?簡単な計算式の紹介
FXの期待値とは、簡単に言うと「一回のトレードで稼ぐことができる金額の平均値」を表したものになります。
例えば、あなたが100回FXトレードを行い合計で100万円の利益を出したとします。
このとき、一回FXのトレードをするごとに1万円を手に入れることができる計算になります。
もちろん、勝つときもあれば負ける時もあると思います。そのため、毎回FXで1万円が手に入るというわけではありません。ただ、平均すると1万円が手に入るというわけです。
逆に、100回FXトレードをしてマイナス50万円になってしまった場合は期待値-5000円になるので、FXトレードをするたびに5000円を失うことになります。
この場合、一回のFXトレードだけで見ると利益をあげることもあるのですが、長期的に見ると損失が膨らんでいきます。
実は、FXトレーダーに限らず多くの方が期待値を計算せずに損をしています。
その典型例が宝くじです。
宝くじは1枚200円や300円で数千万円、数億円と言った大金を手に入れる可能性を秘めた夢のある商品ですが、その期待値は135円程度しかありません。多くの方は300円を出して135円の価値しかないものを買っているということです。
もちろん、300円が数億円になった方も中にはいるので否定はしませんが、多くの人は損しかしません。
期待値の計算は、FXに限らずとても大切です。期待値を計算できていなければ、どんな投資も損失が大きくなってしまいます。
FX期待値を実際に計算
ここからは、より具体的にFXの期待値の計算方法について説明していきます。
先ほど期待値の計算式は、
で計算していました。
しかし、FXで期待値をより使いこなすためには次の式で計算することをおすすめします。
勝率 × 勝った場合の平均利益額 – 負率 × 負けた場合の平均損失額
また、利益額と損失額の単位はpipsで計算するようにしましょう。
少し計算式が複雑になってしまうのですが、このように計算することでFXトレードの改善点をより明確にすることができます。
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もし、勝率50%(負率も50%)で勝った場合の利益額の平均が30pips、負けた場合の損失額が10pipsの手法でFXをしているとしましょう。
この時、
= 0.5×30pips-0.5×10pips
= 10pips
と計算することができ、期待値は10pipsになるということが言えます。
次にFX初心者に多い中々損切りをできない人を例に期待値を計算してみます。
損切りをしないので勝率90%(負率10%)平均利益額5pips、平均損失額100pipsで計算してみます。
= 0.9×5pips-0.1×100pips
= -5.5pips
勝率は9割と高く、FXトレードでは勝っているように見えても、一回の負けで多くの金額を失ってしまうため合計で損していることもあります。
このように自分のFXトレード一回がどれだけの利益があるのかを期待値では簡単に計算することができます。
FXにおける期待値・利益額の上げ方
前章でご紹介した計算式をもとに、期待値・利益額を上げる方法をご紹介します。
- トレードスキルを向上させる、またはトレード環境に優れたFX業者を使って勝率をあげる
- 平均利益額を引き上げる、もしくは平均損失額を抑える
- トレードスタイルやルールは一切変えず、実効レバレッジを上げてトレードする
①~③において、総じて重要になのはご自身のトレードスキルと利用するFX業者選定。
トレードスキルは日々の取引から学びを得たり、自主的に勉強をするなどして長期的に向上させていくしかありません。
一方FX業者選定に関しては、しっかり自分に合った業者を見定めて利用すれば、それだけで勝率が改善される可能性も。
当然ですが、勝率が上がれば同時に負け率も下がるので、ご自身のトレード期待値を上げるうえで非常に大きな効果をもたらします。
また、ハイレバトレードができる業者に乗り換え、多少ロット数を引き上げてトレードするだけでも利益が増えるため、FX業者選びは非常に重要なのです。
以下の囲みに、あなたが抱える課題を改善するのに適したFX業者の特徴と代表的な業者をまとめています。少しでも利益を増やしたい方は下記の内容もご参考ください。
- 勝率が低い:豪華なボーナスが魅力の業者より、取引環境に優れた業者がおすすめ
⇒代表例:AXIORY、EXNESS、XM(KIWAMI極口座) - 期待値には満足しているが、利益額が少ない:1回の取引で大きな利益が狙えるハイレバトレードが可能なFX業者がおすすめ
⇒代表例:EXNESS(レバレッジ無制限)、XM(最大レバレッジ1,000倍)、FXGT(最大レバレッジ1,000倍)
FXでの正しい計画の立て方!
期待値を利用して、FXトレードの計画を正確に立てる方法を解説していきます。
まずは目標を決める
何と言ってもまず、大切なことは目標を決めるということです。目標がなければFXトレードの計画を立てることはできません。
目標は
- 現在、FXに使うことができる資金
- 目標利益額
- 目標利益額達成までの期間
の3つを具体的な数値を使って決めるようにしましょう。
例えば、「FXに使うことができるお金が100万円あり、ひと月で10万円稼ぐ」というような形です。
トレードの期待値を計算する
目標が決まれば、自分自身のFXトレードの期待値を出していきましょう。
これまでFXトレードを行っている方は計算するだけで期待値を出すことができるのですが、当コンテンツを読んでいる方の中にはFX未経験者もいると思います。
そこで、ここからはFX経験者とFX未経験者で分けて説明していきます。
FX経験者
FX経験者であれば、計算するだけで期待値を出すことができるので簡単だと思います。
ただ、ここで一つ注意してほしいことは、複数の手法、複数の通貨ペアの期待値は別々に計算するということです。
スキャルピングとスイングトレードの両方を行っている方がまとめて期待値を計算しても正しい値は出ません。
そのため、「米ドル/円でのスイングトレード」「ユーロ/円でのスキャルピング」というように細かく分けてFXの期待値を計算するようにしましょう。
FX未経験者
次に、FX未経験者の期待値の出し方を解説します。
FX未経験者であればトレードを行ったことがないので、期待値を出すことはできません。
そのため、まずはどのようなトレードを行うかを決めて予測で期待値を計算していきましょう。例えば、利確ラインを20pips、損切りラインを10pipsのトレードを行うなどと決めましょう。
その後に、勝率を考えていきます。基本的にFX未経験者であれば勝率の予測は難しいと思うので適当で大丈夫です。(100%などの現実離れした確率はやめましょう)
ここでは、仮に50%とします。
後は、先ほどの期待値の式に当てはめるだけです。
=5pips
このようにFX未経験者でも期待値を出すことができました。
もう一度、期待値を出す順序をまとめておきます。
- どのようなトレードをするか決める(スキャルピング、デイトレードなど)
- 利確ライン、損切りラインを決める
- 勝率を予測する
もちろん、FX未経験者が予測しただけなので基本的にこの通りの結果にはなりません。FX初心者が期待値を計算する際、大切なことは実際にFX取引をして思うような結果が出なかったときに改善していくことです。
期待値を使ったFXトレード改善の方法は後程解説しますので、そちらを参考にしてみてください。
期待値から逆算してトレード回数、レバレッジを確定
ここまでで目標が決まり、期待値を出すことができました。
では具体的にFXトレード計画を作成していきましょう。
ここでは、
期待値:デイトレードで10pips
の場合で考えていきましょう。
まず、1か月でFXトレードが行えるのは大体20日程度です。デイトレードなのでトレードを行うのは1日1回程度になります。
するとトレード回数は20回と決まります。目標金額は10万円なので1回のトレードで5000円の利益を出す必要があります。
FXトレードの期待値が10pipsなので5000円の利益を出すためには約500万円分の取引をする必要があります。
FXに使うことができるお金が100万円なのでレバレッジは5倍となるわけです。
このように目標と期待値が決まっていれば、後はどのようなFXトレードを行うかの計画を簡単に立てることができます。
闇雲にFXトレードすることは失敗の元ですので、きちんと計画を立ててFXトレードするようにしましょう。
計算するだけの簡単トレード改善方法!高い値を探す
期待値を利用したFXトレードの計画の立て方は理解していただけたと思います。
次に期待値を利用したFXトレード改善方法について説明していきます。
期待値の計算を参考にFXトレード改善!確率改善
FXでは期待値を計算することによって自分自身のFXトレードの改善も行うことができます。
例えば、これまで利確ラインを30pips、損切りラインを10pipsで行っており、この時の勝率が50%だったとします。
この場合の期待値は
= 10pips
と計算することができます。
FXトレード回数を増やすことなく、利益をあげようと思うと期待値を上げるしかありません。期待値をあげたい場合には利確ラインや損切りラインを変更する必要があります。
例えば、損切りラインを10pipsから15pipsに変更すると勝率が60%になりました。
この時のFXの期待値は
= 12pips
となり、期待値を簡単に増やすことができるかどうかを期待値の計算だけで検証することができます。
逆に損切りラインを15pipsにした場合も勝率55%にしかならなかった場合で考えると、
= 9.75pips
となり、損切りラインを変更すべきでないということがわかります。
このような形で期待値を使うことで同じトレードでも利確ライン、損切りライン等を改善しやすくなりFXトレードの改善もすることができます。
期待値に関する注意点
FXにおける期待値計算は万能手法のようにも見えますが、期待値にも注意点があります。
それが、「期待値は変化する」ということです。
ある手法で期待値を出すことができ、それがそこそこ稼ぐことができる方法だったとします。しかし、それがいつまでも現在通りに使い続けられるとは限りません。
期待値が高くて稼ぐことができる手法をたまたまあなたが見つけたとしてもいずれ誰かがその手法に気づき同じことをします。そうなってしまうと、その手法の期待値は下がってしまうこともあり、最悪の場合期待値がプラスでなくなる可能性もあります。
FXの期待値は日に日に変化するので、稼ぐことができる手法を身につけたからといって安心してはいけません。定期的に、自分の取引手法の期待値を確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、期待値をFXで利用する方法について解説しました。
- FX期待値とは、一回のトレードで稼ぐことができる金額の平均値
- 期待値の計算式は、「勝率×勝った場合の平均利益額-負率×負けた場合の平均損失額
FXでこのように自分のトレードに関して期待値を出すことによって、自分のFXトレード計画を立てたり、FXトレードの改善を行うことができるのでぜひ活用してみてください!
また、海外FXを未経験だったり、まだ口座開設ボーナスを使っていない方は下記業者はとてもオススメなので、ぜひ試してみてくださいませ。
海外FX業者おすすめ比較ランキングも合わせて参考にしてみてください。
FXの期待値に関するFAQ
最後に、FXの期待値に関するよくある質問にお答えしていきます。
期待値とは何ですか?
FXの期待値とは、簡単に言うと「一回のトレードで稼ぐことができる金額の平均値」を表したものです。
例えば、100回FXトレードを行い合計で100万円の利益を出したとします。このとき、FXトレードの期待値は、100万円÷100回で1万円です。
どうしてFXに期待値が重要なんですか?
期待値を計算することで、一回のトレードでどれだけの利益を出せるのかがわかります。
一定額の利益を出すために何回取引すればよいかが分かるので、FXトレード計画を具体的に立てやすくなります。
期待値はどうやって計算するの?
FXのにおける期待値の計算式は、次のとおりです。
勝率 × 勝った場合の平均利益額 – 負率 × 負けた場合の平均損失額
また、利益額と損失額の単位はpipsで計算するようにしましょう。
では、実際にFXの期待値を計算していきましょう。