国内FXで自動売買(EA)に対応している業者は一握りですが、海外FXはほぼすべての業者で自動売買が対応しています。
- 豪華ボーナスを使って元手資金ゼロからでも自動売買可能
- レバレッジが高く資金効率が良い
- 低スプレッドの海外FX業者ならコストを抑えて取引できる
- XMなど無料でVPSを提供する海外FX業者もある
一方で、海外FX業者の中には自動売買の取引制限があったり、約定力が低くて自動売買に向いていないという業者も数多くあります。
そこでこの記事では「自動売買におすすめの海外FX業者ランキング」と「自動売買の基礎・始め方」を解説していきます。
また、自動売買には欠かせないEAの選び方や運用の注意点・コツについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
海外FXの自動売買(EA)とは?
海外FXの自動売買とは、取引プラットフォームに「EA(Exper tAdviser)」というソフトウェアを導入して自動で取引を行う手法のことです。
国内FXでは各業者専用のシステムトレードを利用するのが一般的ですが、海外FXではMT4という取引プラットフォームを利用して自動売買を行います。
EAには特定の通貨ペア限定のEA、スイングトレード用のEAやスキャルピング用のEAなど様々な種類があります。
海外FXのEAは「有料」と「無料」の2種類がある
海外FXの自動売買には欠かせないEAですが、EAには「有料EA」と「無料EA」の2種類があります。
- 有料EA:専門サイトで販売されており、無料EAに比べると優秀に成績を伸ばしているものが多い
- 無料EA:海外FX業者やMQL5コミュニティなどのサイトで提供されており、誰でも利用可能
一般的には有料EAの方が実績が証明されており、安定して収益を出しやすい傾向があります。
ただし、無料EAでも実績を積み重ねているEAもあるため、無料EAだからといって敬遠するのはもったいないです。
現役トレーダー
本記事では自動売買におすすめの海外FX業者のほかに、「勝てる自動売買(EA)の選び方」も紹介していますので、そちらもぜひEA選びの参考にしてみてください。
海外FXでお得に自動売買するならVPSもおすすめ
海外FXで自動売買(EA)するのであれば、VPSの利用もおすすめです。
VPSとは「Virtual Private Server」の略で、簡単に説明すると「クラウド上に仮想デスクトップを作成するサービス」のことをいいます。
MT4でEAを動かすことで自動売買ができるため、PCの電源を落とすと自動売買もストップしてしまいます。
現役トレーダー
効率的に自動売買を行うためにはPCを動かし続けることが重要ですが、それでは電気代がかさんでしまい、PCの寿命も縮んでしまうでしょう。
そこで、VPSを契約すれば仮想サーバー上でMT4を動かしておけるので、電気代やPCの消耗を気にせず24時間自動売買を行うことができます。
なお、一部の海外FX業者では条件を満たすことでVPSを無料で利用することができます。
(一部抜粋)
- XM
- Exness
- FBS
関連:海外FXのVPS無料業者おすすめ5選!VPSの仕組みやメリット・デメリットも解説
海外FXで自動売買するメリット
ここからは海外FXで自動売買するメリットを紹介していきます。
自動売買(EA)は裁量取引に比べて以下の4つのメリットがあります。
海外FX初心者でも利益を出せる可能性がある
自動売買はEAが自動で取引を行ってくれるため、FX取引の知識は不要です。
実際に自分で裁量取引を始めようとすると通貨ペアの特性や各市場の特徴、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などの様々な知識をつける必要があります。
一方で、海外FXの自動売買で必要な知識は「MT4の設定方法」「EAを選ぶポイント」の2つだけです。
現役トレーダー
こ知識をつける手間や苦労を大きく減らすことができるので、手軽に海外FXを始めてみたいという方には自動売買(EA)がうってつけでしょう。
感情に左右されないでトレードできる
感情に左右されないでトレードできるのも、自動売買ならではの大きなメリットと言えるでしょう。
海外FXで勝ち続けるためには「取引ルール」を定めて、ルールに沿ってトレードすることが非常に重要です。
ですが海外FXの初心者ほど取引ルールよりも感情を尊重してしまいがちで、損大利小となってしまいます。
- 含み益がどんどん減ってしまい、取引ルールよりも早く利益確定してしまった
- 損切りラインを超えたが損切を躊躇してしまい、どんどん含み損が増えていった
- なんとなくでエントリーしてしまい、不必要な取引コストやリスクを抱えてしまった
自動売買(EA)であればソフトウェアのロジック通りにトレードが進んでいくため、FX取引に感情の入る余地がありません。
感情に従ったトレードで利益を出すことは非常に難しいため、トレードルールを守ることや感情を殺してトレードする自信がない方は自動売買(EA)がおすすめです。
チャートを見続ける必要がない
海外FXの自動売買(EA)であれば、チャート(相場)を見続ける必要はありません。
FX取引は値動きを判断して取引することが利益を出すうえで非常に重要となります。
そのため、相場の動きを監視し続ける必要があり、自分で取引するとなるとチャートを見る時間が必然的に増えてしまいます。
現役トレーダー
一方で自動売買であれば自動でチャートを判断して取引を行ってくれるため、チャートを見る時間も不要ですし取引を判断する労力も不要です。
特にチャートを見ることができない時間の方が多い兼業トレーダーの方こそ、自動でチャートを分析して取引してくれる自動売買は非常におすすめの取引方法と言えます。
簡単に分散投資が可能
「自動売買」は分散投資が簡単に行えるのもメリットのひとつです。
自分で分散投資を行おうとすれば、投資商品や銘柄の知識をつけたり値動きを追い続ける必要があります。
しかし、自動売買ならEAごとに「ドル円用」や「スイングトレード用」「スキャルピング用」などと運用対象や運用方法が異なるため、EAを用意するだけで簡単に分散投資が可能です。
海外FXで自動売買するデメリット
続いては、海外FXで自動売買(EA)を行う際のデメリットを紹介していきます。

オンライン
運営局
裁量取引におすすめの海外FX業者が知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連:海外FX業者おすすめランキング一覧!全80社の人気口座を徹底比較【2023年】
突発的な相場変動に対応できない
海外FXの自動売買(EA)はプログラム通りにトレードを行うため、突発的な相場変動に対応できないというデメリットがあります。
特に米雇用統計などの数値次第でどちらに転ぶか分からないような相場状況で自動売買を行えば、含み損が一気に膨らむ可能性もあります。
現役トレーダー
そのため、経済指標発表直前や米大統領選時期など、相場が突発的に大きく動く可能性がある場合はEAをストップさせるのも重要です。
常にEAを放置しておくのは危険ですので、経済指標のカレンダーなどをチェックして自動売買(EA)の稼働スケジュールを立てるようにしましょう。
EAを探す手間がかかる
海外FXの自動売買では、勝てるEAを探す手間がかかる、というのもデメリットのひとつです。
現役トレーダー
EA自体は非常に多くの種類が販売されていますが、実際に勝てるEAというのは限られています。
また、EAのスペックが優れていたとしても、「実際の相場で運用したら全然勝てなかった」というケースも珍しくありません。
デモ環境では優秀だったがリアルトレードでは微妙、というケースもあるので、EA探しには時間や労力といった手間が非常にかかります。
海外FXの自動売買は初期費用・維持費用がかかる
海外FXの自動売買(EA)は、裁量取引と比べて初期費用がかかりやすいというのもデメリットでしょう。
取引資金の他に、海外FXの自動売買(EA)では次のような費用がかかります。
- EA購入費(有料EAの場合):
数千円~数万円 - VPSレンタル代:
月額3,000円程度
知識のない人でも手軽に海外FXを始められるのが自動売買の魅力ですが、初期費用は裁量取引よりも割高となる点はおさえておきましょう。
バックテスト・フォワードテストを行う必要がある
海外FXで自動売買(EA)を利用する際には、事前にバックテスト・フォワードテストを行うことが不可欠です。
- バックテスト:
EAが「過去に」どんな結果を出したのかを検証 - フォワードテスト:
EAが「現在の」チャートでどんな結果を出すのかを検証
バックテストだけ実施すればOKという方もいますが、過去の成績が良くても実際に動いている現在の相場で成績が良くなければ意味がありません。
そのため、手間ではありますが必ずバックテスト・フォワードテスト共々行う必要があります。
海外FXの優秀な自動売買(EA)の選び方
ここからは、海外FXで自動売買(EA)の選び方・選ぶコツを5つのポイントで確認していきます。
安定した右肩上がりの成績を出している
海外FXの自動売買で優秀なEAを選ぶには、成績グラフを確認するようにしましょう。
きれいな右肩上がりのグラフで、安定して成績を伸ばしているEAが理想的です。
また、稼働期間も長ければそれだけ自動売買(EA)の信頼度も上がります。
長期間稼働した実績のあるEAであれば「コロナ相場の成績はどうだったのか」など、荒れた相場時期の成績に着目するのも良いでしょう。
PF(プロフィットファクター)の値が高い
PF(プロフィットファクター)とは「総利益/総損失」を表す数値のことで、一般的に数値が高いほど優秀な自動売買(EA)といえます。
数値が1.0以下で赤字、1.0以上で黒字ですので最低でも必ずPF1.0以上のEAを選びましょう。
ただし、あまりにプロフィットファクターの数値が高すぎるものは、含み損を多く抱えて決済をしておらず、表面上だけ数値が良くなっているという可能性もあります。
そのため、目安としてはプロフィットファクター2.0前後のものを選ぶのがおすすめです。
最大ドローダウンが小さい
最大ドローダウンとは簡単にいうと「最大資産から最も損失が出てしまったときの金額割合」を表します。
つまり、最大ドローダウンの数値が低ければEAの調子が悪い時でも資金は減りにくいということになります。
PFの場合と異なり最大ドローダウンは低ければ低いほど良いので、なるべく最大ドローダウンの低い自動売買(EA)を選びましょう。
総取引数が多いものがおすすめ
次に、EAの取引回数に着目しましょう。
ここまで説明してきた成績(勝率)やプロフィットファクターは取引回数を減らすことで、意図的に良い数値を出すこともできます。
また、取引回数が多かったとしてもごく短期間しか稼働していない、という場合にも注意が必要です。
そのため、取引回数は1000回以上、期間であれば半年以上稼働している自動売買(EA)が望ましいといえます。
フォワードテストの結果を確認する
フォワードテストは、EAの現在の相場での運用成績です。
バックテストは過去の相場データであるヒストリカルデータを利用して自動売買(EA)をテストするため、偶然結果が良かった部分を表記することもできます。
現役トレーダー
そのため、バックテストの結果は参考としつつフォワードテストの結果を踏まえて自動売買(EA)を選びましょう。
海外FXの自動売買(EA)の始め方・使い方
続いては、海外FXの自動売買(EA)の始め方・使い方を解説していきます。
①MT4/自動売買対応の海外FX業者で口座開設する
海外FXで自動売買(EA)を始めるには、「自動売買が可能でMT4に対応している」海外FX業者を選びましょう。
MT4はMT5よりもカスタムインジケーターの数が多いため、自動売買(EA)をするなら、MT4対応の海外FX業者がおすすめです。
本記事でおすすめしている自動売買(EA)向きの海外FX業者はすべてMT4に対応していますので、海外FX業者選びの参考にしてみてください。
②自動売買で稼働させたいEAをダウンロードする
自動売買(EA)を稼働させたい海外FX業者で口座開設したら、続いてはEAをダウンロードしましょう。
EAを手に入れる方法は以下の3種類があります。
- 海外FX業者が配布しているEAをダウンロードする
- ネット上で無料で公開されているEAをダウンロードする
- EA販売サイトで有料EAを購入しダウンロードする
最初は無料のEAから始めてみて、慣れてきたら有料EAも試してみるのがおすすめです。
これらのサイトでは100種類以上の無料EAが利用可能で、プロフィットファクターや最大ドローダウンなどの数値も確認できます。
③MT4にEAを追加する
使いたいEAがダウンロードできたら、MT4上にEAを追加しましょう。
追加の手順は以下の3ステップで簡単に完了します。
- EAを稼働させたい口座のMT4を起動する
- EAを入れるデータフォルダを開く
- EAをフォルダに入れる
①EAを稼働させたい海外FX口座のMT4を起動する
まずはEAを稼働させたい海外FX口座のMT4を起動します。

②EAを入れるデータフォルダを開く
次に左上メニューの「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択します。

③EAをフォルダに入れる
「MQL4」フォルダが開くので、その中にある「Experts」フォルダにダウンロードしたEAを入れてください。

EAの追加手順は以上で完了です。
次は追加したEAをチャートに反映させていきましょう。
④EAをチャートに適用させる
EAの追加ができたら、最後にいよいよEAをチャートに反映させて動かしていきます。
手順は以下の2ステップです。
- EAを追加したいチャートを開く
- EAをチャートに反映させる
①EAを追加したいチャートを開く
まずはMT4を起動してEAを動かす通貨ペア・時間足のチャートを表示させます。
さらにこのとき、時間足選択の上のほうにある「自動売買」を押して、自動売買が動くようにしておきましょう。(クリックでオン・オフを切り替えられます)

②EAをチャートに反映させる
「ナビゲータ」のウインドウから「エキスパートアドバイザ」を開き、ダウンロードしたEAをチャートにドラッグ&ドロップします。
きちんと反映されて自動売買が動いている状態になると、チャートの右上にスマイルマークが表示されます。

自動売買(EA)におすすめの海外FX業者ランキング
ここからは、自動売買(EA)におすすめの海外FX業者ランキングを紹介していきます。
紹介する海外FX業者は、どれも公式サイトや取引ツールなどが完全日本語対応しており、日本人の利用者も多い海外FX業者ですので初めて海外FXを行う人でも安心して利用できますよ。
1位:XMTrading
引用元:XMTrading公式サイト
自動売買(EA)におすすめの海外FX業者ランキング1位は、XMTrading(エックスエム)スタンダード口座です。
XMTradingは全世界196ヶ国以上で350万人ものユーザーを抱える、日本国内のFXトレーダーからの支持も抜群に高い人気No.1の海外FX業者です。
- XMマイクロ口座では10通貨単位から自動売買が可能
- 最大レバレッジ1000倍で証拠金が少なくても取引できる
- 口座開設ボーナス・入金ボーナスあり
なお、XMもVPSの無料提供サービスを行っていますが、条件は「口座残高が約10万円以上」「月5Lot以上の取引」と若干利用のハードルが上がります。条件を満たしていない場合でも月額28ドルで同じVPSを利用できます。
スプレッドは広いためスキャルピングのEAには向いていませんが、「少額から自動売買を始めてみたい」「信頼性の高い海外FX業者を利用したい」という方にはXMTradingがおすすめです。
XMでは現在、13,000円口座開設ボーナスが開催されていますのでこの機会に口座開設するのをおすすめします。
関連:XMTrading(エックスエム)の評判・口コミ・安全性を徹底評価!
2位:AXIORY
引用元:AXIORY公式サイト
自動売買(EA)におすすめの海外FX業者ランキング2位は、AXIORYです。
- 99.99%の高い約定率
- 取引制限がほぼなく自由度が高い
- AXIORYのスプレッドは海外FX最狭水準
AXIORYはEAやVPSの無料提供サービスは行っていませんが、約定力やスプレッドなどの口座スペックが高くEAの稼働に適してる海外FX業者といえます。
AXIORYではヒストリカルデータ(過去の値動きのデータ)を無料で利用できる点も非常に便利です。
EAが安定稼働する、スペックが高い海外FX業者をお探しの方にはぜひともAXIORYでの口座開設をおすすめします。
\\ナノ口座がおすすめ//
関連:AXIORY(アキシオリー)の評判・口コミ!デメリットも隠さず評価
3位:Exness
引用元:Exness公式サイト
自動売買(EA)におすすめの海外FX業者ランキング3位は、Exnessです。
Exnessの大きな特徴は「海外FXトップの最大レバレッジ無制限」と「ロスカット水準0%」の2点です。
必要証拠金がかなり少なく済むことに加え、ロスカット水準は0%となっているため、含み損にもぎりぎりまで耐えることが可能です。
- レバレッジ無制限は唯一無二
- ロスカット水準が0%
- スプレッド・手数料が安い
含み損に耐えながら利益を最大化させるナンピン系のEA(自動売買)には特におすすめの海外FX業者です。
また、Exnessはスプレッドも狭いためハイレバスキャルピングのEA(自動売買)にもおすすめですよ。
\\ロースプレッド口座がおすすめ//
関連:ExnessはEA(自動売買)の運用可能!設定方法・手順も解説
4位:TitanFX
引用元:TitanFX公式サイト
自動売買(EA)におすすめの海外FX業者ランキング4位は、TitanFXブレード口座です。
- 口座残高によるレバレッジ制限なし
- スプレッドが狭い
- 150種類以上の豊富な取引銘柄
TitanFXの最大レバレッジは500倍と控えめですが、口座残高によるレバレッジ制限がないため、大口の自動売買(EA)でも制限を気にすることなく取引が行えます。
また、株式CFDや株価指数などの取引銘柄数も海外FX随一となっていますので、多様な銘柄で自動売買(EA)を行い方にも、TitanFXはおすすめです。
関連:TitanFX(タイタンFX)の評判と口コミ!デメリットも隠さず評価
海外FXで自動売買(EA)する際の注意点
ここからは、海外FXで自動売買(EA)する際の注意点を紹介していきます。
パラメーターを頻繁に変更しない
海外FXで自動売買(EA)がうまくいっておらず損失が続いている場合は、パラメーターなどの設定を変更したくなりがちです。
もし、損失が最大ドローダウンの範囲内にあるのであれば、想定内の損失ですのでパラメーターの設定変更は行わないようにしましょう。
想定内の損失であるのにもかかわらず設定を変更してしまえば、かえって損失が膨らむ可能性もあります。
損失が出ずに勝ち続けるEAというものは存在せず、自動売買(EA)を動かしているのであれば損失が出るのは当然ですので、損失が出ても最大ドローダウンの範囲内であれば許容するようにしましょう。
定期的にEAの見直しを行う
海外FXの自動売買(EA)では、パラメーターを頻繁に変更するのは良くありませんが、かといってEAを放置しすぎるのもNGです。
自動売買(EA)には向いている相場・向いていない相場があるため、相場状況によってはパフォーマンスが悪化する場合があります。
そのため、自動売買(EA)の成績を維持・向上させるためには、相場状況を観察しながら適宜パラメーターのチューニングが必要となります。
繰り返しになりますが、勝ち続けるEAというものは存在しませんので、定期的に設定変更を行って少しでも「勝ち続けられるEA」を自身で作っていくことが重要です。
スマホ版MT4では自動売買を始められない
海外FXのMT4はスマホ用アプリもありますが、EAの導入・稼働・停止はPC版MT4でないと行うことができません。
そのため、海外FXで自動売買(EA)を始める場合はPCが必須となりますのでご注意ください。
ですが、スマホ版のMT4でも自動売買の取引履歴や損益の確認、保有中のポジションの決済などは行うことができます。
EAを使った自動売買では日々の成績や相場状況の観察が重要となりますので、なるべくスマホアプリもインストールして移動中などはスマホアプリでも取引状況を確認できるようにしておきましょう。
よくある質問
最後に、海外FXの自動売買(EA)に関するよくある質問にお答えしていきます。
EA(自動売買)とコピートレード・ミラートレードとの違いは?
海外FXのコピートレードやミラートレードは同じく自動売買のひとつですが、「他のトレーダーの取引が自分の口座でもそのまま行われる(コピーされる)」という取引です。
EAを利用した自動売買とは異なり、コピー元(ミラー元)となるのは実際にいる人間ですので、突発的な相場変動にも対応しやすいというメリットがあります。
海外FXで主流なのはEAを用いた自動売買なので、自動売買に興味がある方はまずEAから始めてみましょう。
なお、「コピートレード」や「ミラートレード」は海外FX業者によって名称が異なるだけで、基本的なサービスの仕組みは同じです。
海外FXではアービトラージEAはできますか?
海外FXではアービトラージEAが可能ですが、ほとんどの海外FX業者では規約上同一口座間の両建てしか許可されていません。
複数口座間のアービトラージや、別の海外FX業者とのアービトラージは規約違反として出金拒否や口座凍結の原因ともなるため、注意が必要です。
また、そもそもアービトラージは手法としての難易度が高く、安定して利益を出せるアービトラージEAはなかなかないのが実情です。
自動売買(EA)が禁止されている海外FX業者は?
iFOREXでは、自動売買(EA)は完全に禁止されています。
その他の海外FX業者では自動売買(EA)が可能なブローカーが多いですが、過度なスキャルピングEAが禁止されている場合もあるので、利用前に各海外FX業者のガイドラインを確認しておきましょう。
国内FXと海外FXの自動売買(EA)はどう違う?
国内FXではそもそも自動売買(EA)が禁止されている業者が多いですが、海外FXではほとんどの業者がMT4を採用しており、自動売買(EA)を行うことができます。
また、国内FXではレバレッジ25倍の制限があるのに対し、海外FXではレバレッジの制限がなく追証も発生しないため、より資金効率の高い自動売買(EA)取引を楽しむことができます。
海外FXの自動売買(EA)まとめ
今回は、自動売買(EA)におすすめの海外FX業者や自動売買(EA)の始め方・設定方法を解説してきました。
最後に自動売買におすすめの海外FX業者をおさらいしておきましょう。
ボーナスを使って取引したい方にはXMが、スプレッドの狭い海外FX業者で取引したい方にはAXIORYがおすすめです。
自動売買(EA)は知識が無くてもFXを始められるのが魅力ですが、裁量取引よりも費用がかかります。
海外FXのボーナスやデモ口座、無料EAなどを活用して、自動売買(EA)でのトレード経験を積んでいきましょう。
価格よりも、EA自体の性能や実績をしっかりチェックすることが自動売買で利益をあげる秘訣と言えるでしょう。