「アメリカでFXは禁止されているの?」
「アメリカ在住者がFX取引すると違法なの?」
アメリカでFXを始めたい在住者の中には、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アメリカ在住者へ向けてFXの始め方を徹底解説します!
アメリカ在住者向けのFX記事サイトは少ないので、ぜひ参考にしてください。
- アメリカでは海外FXの利用が禁止されている
- アメリカでFXを始めるメリット
- アメリカでFXを始める際のトレード環境
- アメリカ在住者におすすめのFX業者
結論、アメリカでは法律の規制によって、海外FX業者の利用は禁止されています。ただし、アメリカ国内のFX業者で口座開設することは可能です。
この記事では、アメリカにおけるFX事情や、おすすめの業者を詳しくお伝えします。
アメリカでは海外FX業者の利用が禁止されている
まず、「アメリカでは海外FX業者の利用が禁止されている」という点について、詳細を見ていきましょう。
- 国内で無認可の海外FX業者を使うのは違法
- 在住者が海外FX業者で口座開設するのは禁止
- 在住者が日本のFX業者で口座開設するのも禁止
- 在住者はアメリカ国内のFX業者なら口座開設できる
国内で無認可の海外FX業者を使うのは違法
アメリカには、2010年7月に制定された「ドット・フランク法」という消費者を保護する法律があります。
ドット・フランク法は、2008年の世界金融危機(リーマン・ショック)を受けて、アメリカ国内の金融システム・活動を規制するために作られた法律です。
このドット・フランク法によって、金融監査機関に登録・認可を受けていない海外FX業者は、アメリカ在住者の受け入れができなくなりました。
アメリカ国内で、無認可の海外FX業者を使うことは禁止に。また、海外FX業者がアメリカ在住者に勧誘を行うことも違法となったのです。
在住者が海外FX業者で口座開設するのは禁止
ドット・フランク法によって、アメリカ在住者は事実上、海外FX業者で口座開設できなくなりました。
厳密に言えば、在住者が許可された海外FX業者で口座開設するなら、違法にはなりません。
アメリカでは、下記のような行為が違法です。
- 海外FX業者が、アメリカ在住者へ勧誘する行為
- アメリカ在住者が、無登録・無認可の海外FX業者を使う行為
海外FX業者は、在住者にメール連絡することすら「勧誘」と見なされ違法になるため、実質的にはサービスを提供できない状態に。
しかも、海外FX業者は、登録・許可を受けたうえでアメリカ在住者の顧客情報を、IRS(国税局)へ通知する義務まで発生するようになったのです。
上記のような管理の煩雑さ・敷居の高さから、大半の海外FX業者は、アメリカ在住者を拒否・敬遠する形となりました。
その結果、アメリカ在住者は事実上、海外FX業者で口座開設できない状況になったのです。
もし、海外FX業者が認可を申請しても拒否されるのはほぼ確実なため、「海外FXは禁止」と言ってしまってもよいでしょう。
「在住者には国内業者だけを使ってほしい」というドット・フランク法の狙い通りになったのかもしれませんね。
在住者が日本のFX業者で口座開設するのも禁止
アメリカ在住者は、日本のFX業者で口座開設することも禁止です。
日本在住時に日本のFX業者で口座開設していた場合も、アメリカへ移住する際に解約する必要があるのでご注意ください。
アメリカ在住者が日本のFX業者での口座開設が禁止されているのは、以下のような理由からです。
- ドット・フランク法のため
- 日本と海外では税金制度が異なるため
- マネーロンダリング防止のため
在住者はアメリカ国内のFX業者なら口座開設できる
上記のことより、在住者がFXを始めるためには、アメリカ国内のFX業者で口座開設する必要があります。
在住者が、アメリカ国内の業者を使ってFXすることは禁止されておらず、違法にもならないのでご安心ください。
アメリカ国内のFX業者は、厳しい法律・規制をクリアした健全な業者だけが残っているため、少数精鋭といった感じです。
在住者が口座開設できるFX業者は、後述の「在住者が口座開設できるFX業者」をご参照ください。
アメリカでFXを始めるメリット
次に、アメリカでFXを始めるメリットについて見ていきましょう!
- 法律で守られているので違法業者がほぼない
- 業者が倒産しても補償を受けられる
- 最大レバレッジ50倍で取引可能
- 雇用統計・失業率などの経済指標で地の利がある
- 日曜にトレードができる
法律で守られているので違法業者がほぼない
引用元:NFA(全国先物協会)公式サイト
アメリカでFXを始める最大のメリットは、違法業者の心配をせずに安心して取引できること。
ドット・フランク法によって守られているため、アメリカでは違法業者がほとんどありません。
もし違法業者が営業していても、NFA(全国先物協会)で検索すればすぐ分かる仕組みになっているので安心です。
アメリカの国内FX業者は、NFA(全国先物協会)に登録する義務があり、CFTC(商品先物取引委員会)によって規制されています。
NFAに登録するための条件は「資本金2,000万ドル(約27億円)以上」という厳しさ。
20億円以上の資金力のある会社だけが、アメリカでサービスを提供できるということですね。
NFAに登録しているということは、この難関を突破した、経営体力のある優秀なFX業者の証と言えるでしょう。
ちなみに、NFAに無登録の違法業者に対しては、営業禁止だけでなく、200万ドル(約2.7億円)の罰金が科せられます。
業者が倒産しても補償を受けられる
アメリカでFXを始めるにあたっては、「万が一業者が倒産したら大丈夫かな?」と心配する方もいるのではないでしょうか。
しかし、NFA(全国先物協会)に登録されていれば、FX業者が倒産した場合も補償を受けられるようになっているのでご安心ください。
ドット・フランク法は、海外FX業者を使えないというデメリットもあるかわりに、国内業者を安心して使えるというメリットもあるのです。
最大レバレッジ50倍で取引可能
アメリカでFXをする場合は、最大レバレッジ50倍で取引できます。
下表で、拠点別に最大レバレッジを比較してみましょう。
FX業者の拠点 | 最大レバレッジ |
---|---|
アメリカ | 50倍 |
日本 | 25倍 |
EU諸国 | 30倍 |
他の海外FX業者 | 1000倍など |
アメリカの最大レバレッジは、海外FX業者のハイレバレッジには遠く及ばないものの、日本・EU諸国より高いことが分かります。
投資としてコツコツ稼ぐぶんには、最大レバレッジ50倍は十分な高さと言えるでしょう。
ただし、レバレッジ数千倍の海外FX業者のように、一獲千金を狙うのは難しいかもしれませんね。
アメリカでFX取引する際は、地道な投資と捉えて気長に考えるのが良さそうですね。
雇用統計・失業率などの経済指標で地の利がある
引用元:MINKABU公式サイト
アメリカでFX取引する場合、情報戦で地の利を活かせる可能性があります。
FX相場に絶大な影響を及ぼすファンダメンタルズの多くは、アメリカの経済指標です。
「雇用統計」「失業率」など、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
他国在住者が知らない情報も、地元だからこそ早めに把握できることがあるかもしれません。
在住者のほうが、経済指標の予測を若干立てやすいのではないでしょうか。
日曜にトレードができる
日本の場合、FX取引時間は月曜早朝〜土曜早朝ですが、アメリカなら日曜午後からトレードができます。
地域ごとの詳細の取引時間は、後述の「FX取引時間」をご参照ください。
休日に落ち着いてFXトレードができるのは、アメリカ在住者ならではのメリットと言えるでしょう。
アメリカでFXを始める際のトレード環境
続いて、アメリカ在住者のFXトレード環境・事情を解説します。
取引を始めるにあたって重要なことばかりなので、ぜひご一読くださいませ。
- 在住者がFXを始める際に必要なもの
- FX取引時間
- FX利益にかかる税金
- 在住者が口座開設できるFX業者
- FXCMはアメリカから撤退した
在住者がFXを始める際に必要なもの
アメリカ在住者がFXを始める際には、以下の4 点が必要になります。
- アメリカ滞在許可
- 労働許可証
- 社会保障番号(もしくはITIN)
- アメリカ国内の銀行口座
アメリカでFXを始めるということは、FX利益が出たときにアメリカに税金を納めるということ。そのため、上記4点が必須です。
「在住者」というだけでFXを始められるわけではないという点は、しっかり覚えておきましょう。
FX取引時間
アメリカでFXトレードをする場合、地域によって取引時間が異なります。国自体が広いですからね。
下表のように、アメリカには6種類のタイムゾーンがあります。
タイムゾーン | 主要都市 |
---|---|
イースタン | ニューヨーク・ワシントン |
パシフィック | サンフランシスコ・ロサンゼルス |
マウンテン | ソルトレイクシティ・デンバー |
セントラル | ヒューストン・オクラホマシティ |
アラスカ | アンカレッジ |
ハワイ | ホノルル |
アメリカでFXをする際には、時差に応じて取引時間も変わるので注意しましょう。
タイムゾーンごとのFX取引時間は、下表をご参考ください。
タイムゾーン | FX取引時間 |
---|---|
イースタン | 日曜17時~金曜17時 |
パシフィック | 日曜14時~金曜14時 |
マウンテン | 日曜15時~金曜15時 |
セントラル | 日曜16時~金曜16時 |
アラスカ | 日曜13時~金曜13時 |
ハワイ | 月曜0時~土曜0時 |
地域によって、FXの取引時間が随分違っていますね。
メリットとしては、アメリカなら日曜日の午後からFX取引ができるということです。
日本なら平日しかFX取引できないことを考えると、休日にゆっくりトレードできるのはアメリカ在住者ならではの特権と言えるでしょう。
ただし金曜夜、仕事から帰宅後にFX取引できないのは、デメリットかも?
FX利益にかかる税金
在住者がFXや仮想通貨で利益(キャピタルゲイン)を得た場合は、アメリカに税金(所得税)を納める必要があります。
FX利益に対する税金額・税率は、短期保有(1年未満)か長期保有(1年以上)によって変わるのでご注意ください。
また、アメリカの税金は属性によって異なるため、以下では、主要パターンとして「世帯主」と「夫婦合算」の税金を記載しています。
FX利益にかかる税金【短期保有】
利益(世帯主) | 利益(夫婦合算) | 税金 |
---|---|---|
15,700ドル以下 | 22,000ドル以下 | 10% |
15,701~59,850ドル | 22,001~89,450ドル | 12% |
59,851~95,350ドル | 89,451~190,750ドル | 22% |
95,351~182,100ドル | 190,751~364,200ドル | 24% |
182,101~231,250ドル | 364,201ドル~462,500ドル | 32% |
231,251~578,100ドル | 462,501~693,750ドル | 35% |
578,101ドル以上 | 693,751ドル以上 | 37% |
日本の国内FX業者を使って利益を得た場合、税金(所得税)は一律15%であることを考えると、アメリカの税金はやや高いかなという印象です。
FX利益にかかる税金【長期保有】
利益(世帯主) | 利益(夫婦合算) | 税金 |
---|---|---|
59,750ドル以下 | 89,250ドル以下 | 0% |
55,751~523,050ドル | 89,251~553,8500ドル | 15% |
523,051ドル以上 | 553,8501ドル以上 | 20% |
アメリカでは、キャピタルゲインに対しての税金は、長期保有したほうが安くなります。
1年以上の保有が条件なので、FXではレアケースかもしれませんが、仮想通貨では十分あり得るのではないでしょうか。
以上が、アメリカでFX利益を得た場合の税金です。
ただし、税金は年度によって変更されているので、その都度確認するようにしましょう。
在住者が口座開設できるFX業者
アメリカ在住者は、以下のような国内FX業者で口座開設ができます。
- OANDA US(オアンダ米国)
- Forex.com US(フォレックス・ドットコム米国)
- IG
- TD AmeriTrade(TDアメリトレード)
- ATC Brokers(ATCブローカーズ)
- Interactive broker(インタラクティブブローカーズ)
- Ally Invest(アリ―インベスト)
いずれも、厳しい法律・規制をクリアした資金力のある業者なので、信頼性は非常に高いと言えるでしょう。少数精鋭といった感じですね。
上記の業者を使ってFX取引することは違法ではなく、まったく問題ないのでご安心ください。
この中で特におすすめのFX業者は、OANDA USとForex.com USです(詳細は後述)。
FXCMはアメリカから撤退した
「アメリカでFX」と言えば、FXCMを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
しかし、先ほどのFX業者一覧にFXCMの記載はありません。
FXCMは世界有数のFX業者ながら、2017年にアメリカ市場から撤退したのです。
現在、アメリカ在住者はFXCMで口座開設できないので、ご注意ください。
アメリカ在住者におすすめのFX業者2選
ここからは、在住者におすすめのFX業者を2社ご紹介します。
- OANDA US(オアンダ米国)
- Forex.com US(フォレックス・ドットコム米国)
では、それぞれのFX業者を詳しく見ていきましょう!
OANDA US(オアンダ米国)
まずは、OANDA USから解説します。
OANDA USの基本情報
設立 | 1996年 |
---|---|
運営会社 | OANDA Corporation |
本社 | ニューヨーク |
登録・規制 | 米国商品先物取引委員会 (CFTC)・全米先物協会(NFA) |
信頼性 | 極めて高い |
取り扱い商品 | FX・仮想通貨 |
口座タイプ | スタンダード口座・ロイヤルティプログラム有り |
最大レバレッジ | 50倍 |
スプレッド | ・USD/EUR:1.4pips ・GBP/USD:2.0pips ・USD/JPY:1.4pips |
取引手数料 | なし |
入金手数料 | なし |
出金手数料 | 銀行振込のみ有り |
ボーナス | あり(不定期) |
取引ツール | OANDAトレードウェブ・モバイルアプリ・TradingView・MT4 |
サポート | 24時間年中無休(チャット・メール・電話) |
ホームページ | https://www.oanda.com/us-en/ |
OANDAグループは1996年設立、運営歴27年を誇る老舗にして、世界有数の大手FX業者です。
OANDA USは、世界に9拠点あるOANDAグループの1つです。
アメリカ在住者の中には「OANDA JAPAN」をご存知の方もいるのではないでしょうか。
OANDAグループは、下記9ヶ国に拠点を置いて世界中でサービスを展開しています。
- アメリカ
- 日本
- イギリス
- ドイツ
- ポーランド
- マルタ
- シンガポール
- オーストラリア
- カナダ
アメリカでFXを始める場合は、必ず「OANDA US」で口座開設しましょう!
間違えて以下のような方法をとってしまうと、違法となるのでご注意ください。
- アメリカ在住者なのにOANDA JAPANで口座開設するのは違法
- 今はアメリカ在住だが以前にOANDA JAPANで口座開設しており、そのままOANDA JAPANでFX取引するのも違法
OANDA USのメリット・特徴
OANDA USの最大のメリット・特徴は、OANDAオーダーブックを見られることです。
OANDAオーダーブックとは、世界中のOANDAトレーダーの取引状況をグラフ化した表を言います。
ブックオーダーで見られるのは、下記2種類です。
- オープンオーダー:未約定の注文状況が分かる
- オープンポジション:保有中のポジション状況が分かる
例えば、上画像のオープンオーダーを見れば、「138円に大量の売り注文が入っている」という状況が一目瞭然!これを見れば、以下のような戦略を立てられます。
- 138円で反発が予想されるので、137.90円辺りで利益確定して勝ち逃げ
- 138円が壁になりそうなので、138円からは売りでスキャルピング
上記は一例ですが、他のトレーダーの状況が見られることは、FX取引をするうえでかなりのメリットになるでしょう。
「その価格を突破しそうか、反発が強そうか」という目安が一目で分かるので、感覚だけで判断するより有利に取引ができます。
OANDAグループの全トレーダーのデータなので、世界中のトレーダー数からすると数%程度ですが、傾向・目安を知るには十分な情報です。
FX業界広しと言えども、オーダーブックを見られる業者はOANDAグループだけと思われます。
判断基準や根拠を持ってFX取引したい方は、OANDAオーダーブックを活用してみてはいかがでしょうか。
Forex.com US(フォレックス・ドットコム米国)
続いてのおすすめFX業者は、Forex.com USです。
Forex.com USの基本情報
設立 | 2001年 |
---|---|
運営会社 | GAIN Capital Group LLC |
本社 | ベッドミンスター |
登録・規制 | 米国商品先物取引委員会 (CFTC)・全米先物協会(NFA) |
信頼性 | 極めて高い |
取り扱い商品 | FX・貴金属・商品先物・株価指数・株式・仮想通貨 |
口座タイプ | スタンダード口座・コミッション口座など |
最大レバレッジ | 50倍 |
スプレッド | ・USD/EUR:1.0pips ・USD/JPY:1.0pips ゴールド:4.4pips |
取引手数料 | コミッション口座:有り |
入金手数料 | なし |
出金手数料 | なし |
ボーナス | なし(過去に開催実績は有り) |
取引ツール | モバイルアプリ・TradingView・MT4・自動売買EA用VPSあり |
サポート | 日曜17時~金曜17時(メール・電話) |
ホームページ | https://www.forex.com/en-us/ |
Forex.comグループも、世界中に拠点を持つ、運営歴20年以上の老舗FX業者です。
親会社のStoneX Group Inc.は、米国NASDAQに上場しており、抜群の信頼性・知名度を誇ります。
「アメリカでFX」と言えば、Forex.com USをイメージする方も多いのではないでしょうか。
Forex.com USのメリット・特徴
Forex.com USは、取引ツールや分析ツールに非常に力を入れているFX業者です。
Forex.com USのMT4は評判もよく、一定の条件をクリアすれば、無料でVPSホスティングも利用できます(パソコンを切っても自動売買が可能)。
EAを使った自動売買をメインで行いたい方に、Forex.com USは向いているでしょう。
また、パフォーマンス分析ツールなど、データからFXを学べる環境も整っています。
「なぜFXに勝ったか、なぜ負けたか」を客観的に分析・改善できるので、トレーダーとしての実力をつけるのにも最適。
Forex.com USは、自動売買EAやデータ分析など、システマティックにFXへ取り組みたい方におすすめですよ!
また、OANDA USでは取り扱いのないゴールドや株式、商品先物など、幅広い銘柄で取引できる点も、Forex.com USのメリットと言えるでしょう。
よくある質問
最後に、アメリカでFXを始める際によくある質問をまとめたので、ぜひご活用ください!
- アメリカでFX取引するのは違法ですか?
- アメリカで海外FXが禁止されている理由は?
- アメリカ在住者が日本のFX業者を使うのは禁止ですか?
- アメリカでFX利益が出たら税金はかかる?
- アメリカでFXを始める際のおすすめ業者は?
- アメリカ在住者はFXCMで口座開設できる?
アメリカでFX取引するのは違法ですか?
いえ、アメリカでFX取引すること自体は禁止されておらず、違法ではありません。
米国内のFX業者を使ってFX取引することは認められているので、ご安心ください。
ただし、金融監査機関に無登録の海外FX業者を使うことは、違法となるので注意しましょう。
アメリカで海外FXが禁止されている理由は?
アメリカには、ドット・フランク法という、消費者を守る法律があります。
この法律によって、金融監査機関に登録・許可を受けていない海外FX業者は、アメリカ在住者の受け入れができなくなったためです。
アメリカ在住者が日本のFX業者を使うのは禁止ですか?
はい、アメリカ在住者が、日本のFX業者を使うことは禁止されています。
日本在住時に口座開設している場合も、移住する際に口座を解約する必要があるのでご注意ください。
アメリカでFX利益が出たら税金はかかる?
はい、アメリカではFX利益に対して税金(所得税)がかかります。
税金の詳細は、「FX利益にかかる税金」をご参照ください。
アメリカでFXを始める際のおすすめ業者は?
アメリカでFXを始めるなら、OANDA USかForex.com USをおすすめします。
両社ともNFA(先物取引協会)に登録されており、非常に信頼性の高いFX業者です。
アメリカ在住者はFXCMで口座開設できる?
いえ、アメリカ在住者は、FXCMでは口座開設できません。
FXCMは、2017年にアメリカ市場から撤退したためです。
まとめ
アメリカでは、ドット・フランク法によって、無認可の海外FX業者を使うことが禁止されています。
以下のようなケースは違法となるので注意しましょう。
- 在住者が無認可の海外FX業者で口座開設すると違法
- 在住者が日本の海外FX業者で口座開設するのも違法
そのため、在住者がFXを始めるなら、アメリカ国内の業者で口座開設する必要があります。
在住者が、アメリカ国内のFX業者で口座開設・取引することは禁止されておらず、違法ではないのでご安心ください。
おすすめのFX業者は、OANDA USとForex.com USです。
両社とも世界有数のFX業者であり、アメリカの厳しい法律・規制をクリアしているので、抜群の信頼性を誇ります。
OANDA USやForex.com USなら、安心してFXトレードを始められるでしょう!