両建ては、売り買い両方のポジションを同時に持つ取引手法です。
AXIORY(アキシオリー)は、両建て手法に関する制限が比較的緩やかで、大口取引への対応力も高いため、両建て向きの海外FX業者のひとつです。
この記事では、AXIORYで両建てを行うメリットや注意点について、徹底的に解説していきます。
両建てが可能な他の海外FX業者との比較も行っているので、ぜひチェックしてみてください。
口座タイプ | 特徴 |
---|---|
【取引手数料なし】 スタンダード口座 |
初心者から上級者まで誰でも使いやすい、手数料0のAXIORY定番口座。 AXIORYで唯一手数料なしの口座タイプで、取引コストを削減したい方、AXIORYをとりあえず使ってみたい方におすすめです。 |
【極狭スプレッド】 ナノ/テラ口座 |
業界最狭水準の低スプレッドを実現した口座タイプ。 数多くのトレーダーから好評を得ており、機能性が高いプラットフォーム『cTrader』も利用できるなど、まさに取引環境にこだわる方のために作られた口座と言える。 |
※口座名をクリックすれば、すぐに口座を開設できます。
関連:AXIORY(アキシオリー)の評判・口コミ!デメリットも隠さず評価
AXIORY(アキシオリー)で両建て手法を行うメリット
まず、AXIORYの両建て手法におけるメリットと注意点について見ていきましょう。
AXIORYで両建て手法を行うメリットは、次のとおりです。
両建て手法の禁止事項が少ない
多くの海外FX業者では、複数口座や複数業者を利用した両建てを禁止しています。
一方AXIORYでは、両建て手法に関する禁止事項がほとんどありません。
- 同一口座での両建て
- 複数口座間の両建て
- 複数業者間の両建て
- 自動売買(EA)を利用した両建て
両建てによる規約違反で口座凍結などのペナルティを受ける恐れがないので、自由度の高い取引が行えます。
AXIORYではレバレッジ制限が緩やか
両建て手法では、売り買い両方のポジションを維持しなければなりません。そのため、ロスカットされないための十分な証拠金残高が必要です。
その際、ポイントとなるのが証拠金残高によるレバレッジ制限です。
AXIORYはレバレッジが制限される証拠金残高が1000万円からと高額なので、大口取引や含み益が大きい時にもレバレッジ制限による意図しないロスカットを防ぐことができます。
口座残高 | レバレッジ制限 |
---|---|
$0~$100,000 (約1000万円まで) |
400倍 |
$100,001~$200,000 (約2000万円まで) |
300倍 |
$200,001〜$300,000 (約3000万円まで) |
200倍 |
$30,0001以上 (約3000万円以上) |
100倍 |
関連:AXIORY(アキシオリー)のレバレッジを解説!制限・規制や計算方法についても
スプレッドが狭いのでポジション保持・決済のコストが少ない
両建てをすると、決済時に売り買いのスプレッドが二重にかかります。
そこで、スプレッドが狭く、フラッシュクラッシュなど急激なスプレッド拡大のなるべく起こらない海外FX業者を選ぶことが重要ですが、その点でもAXIORYはおすすめできます。
特にECN口座であるナノ口座・テラ口座のスプレッドが狭くなっています。
AXIORY※1 ナノ/テラ口座 |
TitanFX※2 ゼロブレード口座 |
XM ゼロ口座 |
|
---|---|---|---|
往復取引手数料 | 6ドル | 7ドル | 10ドル |
USD/JPY | 0.3pips | 0.3pips | 1.1pips |
EUR/USD | 0.7pips | 0.3pips | 1.1pips |
GBP/USD | 1pips | 0.6pips | 1.27pips |
EUR/JPY | 0.2pips | 0.8pips | 1.4pips |
関連:AXIORY(アキシオリー)の平均スプレッド一覧!実測値・手数料も徹底比較
AXIORY(アキシオリー)で両建て手法を行う時の注意点
続いて、AXIORYで両建て手法を行う際の注意点は次のとおりです。
スワップポイントの合計額がマイナスだと運用コストがかかる
両建て手法では、売り買いのスワップポイントの合計額がマイナスだった場合、運用コストがかかる点に注意が必要です。
AXIORYでは売り買いどちらもプラススワップの通貨ペアはないので、スワップ狙いの取引の場合は複数業者・複数口座を利用するか、値動きの似ている通貨ペア同士で疑似的に両建てを行うことが有効となります。
- AUD/JPYとEUR/JPY
- EUR/USDとEUR/GBP
- NZD/JPYとAUD/JPY
関連:AXIORY(アキシオリー)のスワップポイント一覧!計算方法や付与時間もまとめ
両建てのポジション維持には十分な資金が必要
AXIORYのMT4/MT5では両建てによって必要証拠金が相殺されるため、スワップポイントなどを考慮しなければ資金が少なくてもポジションを保持することができます。
ですが、特定の理由で片方のポジションがロスカットされてしまうと両建てが解除され、その時点で必要証拠金が発生します。
- 口座残高によるレバレッジ制限
- 指標発表や流動性低下による為替変動
- 急激なスプレッド拡大
- スワップポイントの変動
両建ての際は資金に十分に余裕を持たせることが、不用意なロスカット防止対策となります。
AXIORY(アキシオリー)両建ての必要証拠金計算方法
AXIORYでは両建てを行う際、取引ツールによって必要証拠金の計算方法が異なります。
続いて見ていきましょう。
MT4/MT5の必要証拠金計算方法
MT4/MT5では、同じロット数で両建てをした場合、必要証拠金は相殺され0となります。
→必要証拠金は0
売りと買い異なるロット数で両建てをした場合、相殺された差額が必要証拠金となります。
→必要証拠金は1ロット分
cTraderの必要証拠金計算方法
cTraderでは、同じロット数で両建てした場合、片方のポジション分の証拠金が必要です。
→必要証拠金は3ロット分
売りと買い異なるロット数で両建てをした場合、ロット数の大きいポジションの方の金額が必要証拠金となります。
→必要証拠金は売りポジションの3ロット分
AXIORY(アキシオリー)と海外FX他社のスペックを比較
続いて、AXIORYと他の海外FX業者との両建てにおけるスペック比較をしていきます。
関連:海外FXの両建ては必勝法?手法からメリット・デメリットまで
XMTrading
画像引用元:XMtrading
AXIORY | XM | |
---|---|---|
複数業者/口座での両建て | ○ | × |
スワップポイント | ○ | △ |
スプレッド | ○ | ○ |
最大レバレッジ | 400倍 | 1000倍 |
レバレッジ制限 | 1000万円から200倍 | 200万円から200倍 |
XMTradingは、AXIORYと並ぶ老舗海外FX業者で、安全性・約定力などで日本人人気も高い海外FX業者です。
両建てに関する禁止事項はXMの方が厳しく、複数口座・複数業者での両建てはXMではできません。
最大レバレッジはXMがAXIORYの2倍以上の1000倍となっており、ハイレバトレードには向いています。ただ、レバレッジ制限は厳しめなので、大口取引には向かないでしょう。
低スプレッド口座であるXM極口座の登場で、XMの弱点だったスプレッドの広さが解消されているので、こちらで両建てを試してみてもいいかもしれません。
関連:XMでの両建てのやり方・解除方法・禁止ルールまとめ!必勝法はある?
TitanFX
画像引用元:TitanFX
AXIORY | TitanFX | |
---|---|---|
複数業者/口座での両建て | ○ | ○ |
スワップポイント | ○ | ○ |
スプレッド | ○ | ○ |
最大レバレッジ | 400倍 | 500倍 |
レバレッジ制限 | 1000万円から200倍 | なし |
TitanFXは、AXIORYとよく似たスペックの海外FX業者で、スプレッドの狭さ・約定力に強みがあります。
AXIORYと同じく、両建ての禁止取引はありません。
最大レバレッジは500倍、口座残高によるレバレッジ制限もないため、含み益や口座資金の金額を気にせずに両建てが行え増す。
スプレッドについては通貨ペアによってAXIORYが有利な場合とTitanFXが有利な場合があるので、通貨ペアによって使い分けてみても良いでしょう。
関連:TitanFX(タイタンFX)の評判と口コミ!デメリットも隠さず評価
Tradeview
画像引用元:Tradeview
AXIORY | Tradeview | |
---|---|---|
複数業者/口座での両建て | ○ | ○ |
スワップポイント | ○ | △ |
スプレッド | ○ | ○ |
最大レバレッジ | 400倍 | STP:500倍 ECN:200倍 |
レバレッジ制限 | 1000万円から200倍 | 口座残高1000万円から200倍(ECN口座は100倍) |
Tradeviewは、日本人からの知名度は低いですが、低スプレッド・大口取引も可能・完全NDD方式など高スペックの海外FX業者です。
Tradeviewは、AXIORYと同様cTraderが利用可能です。
取引制限がなく、スプレッドはAXIORYよりも狭いため、両建て用の海外FX口座として選択肢のひとつとなるでしょう。
ただ、ECN口座の初回入金額が高い(10万円)、ロスカット水準が国内FXとおなじ100%など少々クセのある海外FX業者ではあるため、上級者向けのブローカーと言えそうです。