FXの複利運用を徹底解説!計算シミュレーションやオススメ手法も紹介

FXの複利運用を徹底解説!計算シミュレーションやオススメ手法も紹介

FXの複利運用とは、FXで稼いだ利益を出金せず、もともとの資金 + 増えた利益を元手として、次の取引で運用することを指します。

FXで複利運用を活用すれば、元手や利益が雪だるま式に増えていくため、長期的に大きな利益を狙えることが一番のメリットです。

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同じ期間・利益率で複利運用すると、単利運用で行った場合に比べて資産は20倍以上にもなります。

複利運用の特徴は、資金が大きいほど得られる利益額も増える点。

初動の資金が大きければ、運用中盤~終盤で得られる利益は通常の何十倍にも膨れ上がります。

複利運用の推移
画像からもわかる通り、運用初期にどれだけ資金を持っているかが利益拡大のカギです。

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そもそも複利とは?

まず、「そもそも複利とは何?」という点から見ていきましょう。

FXの運用方法には複利とは別に「単利」もあるので、複利と単利の違いから解説します。

単利と複利の違い

単利とは、元手を増やさずに最初からずっと同じ元手で運用すること

例えばFX取引を元手10万円で始めた場合、FX取引を何回行っても常に「元手10万円」で運用するのが単利です。

一方、複利とはFX取引で出た利益や損失を加味し、元手を増減させながら運用することを言います。

例えば、FX取引を元手10万円で始めて、1回目で1万円の利益が出た場合。

2回目の取引では、利益を足して「11万円」を元手として、次の取引を行うことが複利運用となります。

この例は利益が出た場合の話でしたが、損失の場合も同様です。

また、「複利10%」とは、利益や損失を元手に加味し、常に元手の10%の利益(損失)が出るような運用方法を言います。

複利は投資の基本・人類最大の発明と言われている

複利は投資の基本・人類最大の発明と言われている

20世紀最大の物理学者・アインシュタインは複利を「人類最大の発明」と評しました。

アインシュタインと言えば、特殊相対性理論など多くの偉大な発明をした、誰もが知る天才物理学者。

そんなアインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ複利の威力を、具体例から見てみましょう。

下表は、元手10万円を日利10%で単利・複利のシミュレーションをしたものです。

元手10万円 単利10% 複利10%
1日目 11万円 11万円
2日目 12万円 12.1万円
10日目 20万円 25.9万円
20日目 30万円 67.3万円
50日目 60万円 1,174万円
73日目 83万円 1億512万円
97日目 107万円 10億3,536万円

複利運用すれば、なんと73日目で1億円、97日目で10億円を突破

アインシュタインに人類最大の発明と言わしめた複利の魅力は、利益の爆発的な増え方に秘められてそうです。

単利運用・複利運用の計算例

では、FXでの複利運用の威力を、計算シミュレーションから見ていきましょう。

FXでの実際の取引を想定し、10pips勝ったときと10pips負けたときでの計算シミュレーションとします。

計算シミュレーションと言っても、計算自体は難しいものでなく、単利なら毎回、最初の元手に利率をかけるだけ。

複利なら「利益+元手」を次回の元手として、その元手に利率をかけるだけです。

資金管理面から見て、FXでは1回の取引で動く損益は「元手の5%程度」が望ましいので、現実的な利率として「日利5%」で計算。

ほか、条件設定は以下の通りです。

計算の条件設定
  • 1ロット=10万通貨で計算
  • 便宜上、スプレッドは考慮に入れない
  • 元手10万円からスタート

単利:1日10pips勝ったときの利益計算シミュレーション

まず、単利運用で1日10pips勝ったときの利益計算シミュレーションをご覧ください。

日利5% ロット数 利益pips数 1日の利益 元手
1日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 10.5万円
2日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 11万円
3日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 11.5万円
10日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 15万円
20日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 20万円
30日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 25万円
40日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 30万円
50日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 35万円

単利なので、最初の元手である10万円に対しての日利5%となり、ロット数は毎日0.5ロットで固定されます。

単利だと、元手も毎日5千円ずつしか増えていないですね。

複利:1日10pips勝ったときの利益計算シミュレーション

続いて、複利運用で1日10pips勝ったときの利益計算シミュレーションが下表です。

日利5% ロット数 利益pips数 1日の利益 元手
1日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 10.5万円
2日目 0.53ロット 10pips 0.53万円 11.03万円
3日目 0.55ロット 10pips 0.55万円 11.58万円
10日目 0.78ロット 10pips 0.78万円 16.3万円
20日目 1.26ロット 10pips 1.26万円 26.5万円
30日目 2.06ロット 10pips 2.06万円 43.2万円
40日目 3.35ロット 10pips 3.35万円 70.4万円
50日目 5.46ロット 10pips 5.46万円 114.7万円

複利の場合、ロット数が毎日増えていき、日数経過とともに利益額も大きくなります。

複利運用なら、50日で元手は100万円以上に増加。

では、単利運用と複利運用の元手推移シミュレーション比較をご覧ください。

1日10pips勝ったときの利益計算シミュレーション

日数経過とともに爆発的な上昇カーブを描く点は、複利運用の大きな特徴・メリットと言えるでしょう。

単利:1日10pips負けたときの損失計算シミュレーション

次は、1日10pipsの損失が出たときの計算シミュレーションを解説します。

まずは単利の損失計算シミュレーションがこちら。

日利5% ロット数 損失pips数 1日の損失 元手
1日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 9.5万円
2日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 9万円
3日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 8.5万円
10日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 5万円
20日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 0円

単利運用では毎日5,000円ずつ減っていくため、20日目で元手がゼロに。

複利:1日10pips負けたときの損失計算シミュレーション

続いて、複利で1日10pips負けたときの損失計算シミュレーションがこちら。

日利5% ロット数 損失pips数 1日の損失 元手
1日目 0.5ロット 10pips 0.5万円 9.5万円
2日目 0.48ロット 10pips 0.48万円 9.02万円
3日目 0.45ロット 10pips 0.45万円 8.57万円
10日目 0.32ロット 10pips 0.32万円 5.99万円
20日目 0.19ロット 10pips 0.19万円 3.58万円
30日目 0.11ロット 10pips 0.11万円 2.15万円
40日目 0.07ロット 10pips 0.07万円 1.29万円
50日目 0.04ロット 10pips 0.04万円 0.77万円

毎日10pips負けるのは単利と同じですが、複利の場合、損失を加味して運用するため、投入ロット数も徐々に減少。

そのため資金の減り方が緩やかになり、50日経過してもまだ元手が残っているのです。

1日10pips負けたときの、単利と複利の元手推移シミュレーションをグラフにしたものが以下の画像。

1日10pips負けたときの損失計算シミュレーション

このように、複利運用をすれば資金を守ることができ、リスク回避できるというメリットもあります。

FXは複利運用に向いているの?

では、FXは複利運用に向いているのでしょうか。

FXは日々の相場確認も必要で、株やインデックスのように放置はしにくいため、向き・不向きだけで言うとFXでの複利運用は「やや向いていない」といえるかもしれません。

しかし、FXは資産を増やす「投資」なので、複利は必要不可欠な運用方法。

FX取引では、利益確定:損切り=1:1の場合、勝率はよくて60%程度、10戦6勝4敗が妥当な勝敗ライン。

このわずかな勝ち越しを積み重ねる作業こそ、FX投資なのです。

しかし、FX取引では勝ち越し数が少ないので、単利運用で利益を大きく増やすのは難しい状況。

一方、複利運用を使えば、勝ち越し数が少なくても、元手・利益額が徐々に上がっていき、途中から爆発的に利益が増える可能性もあります。

手法で勝率をあげることにも限界があるため、手法だけを活かしてFXで稼ぐのは難しいです。

しかし、五分五分より少し優位性のある手法でFXトレードを繰り返し、あとは複利による資金管理術で稼ぐという方法なら、FXで稼ぐこともより現実的なものになるのではないでしょうか。

単利運用が有利になる場面はあるの?

ただし、複利運用より単利運用が有利になる局面もあります

それは、勝率の低いトレード手法を使っているとき。

例えば、「元手が100万円で勝率1%、1回の損失は1万円(日利1%)、単利では1回の利益が150万円」という手法で、99連敗後に1勝したとしましょう。

単利運用と複利運用で、元手の推移をシミュレーションした表がこちら。

日利1% 複利 単利
1回目 99万円 99万円
2回目 98.01万円 98万円
10回目 90.4万円 90万円
50回目 60.5万円 50万円
99回目 37万円 1万円
100回目 92.5万円 151万円

99回目までは、複利のほうがリスク回避しつつ元手を多く残せています。

しかし、100回目の勝ちトレード時には、複利の投入ロット数は減っているため、利益額も少なくなるのです。

複利では、勝率が低いと稼ぐのは難しいと言わざるを得ません

一方、単利の場合は、毎回1万円損失しつつ、勝てば150万円というトレードをしているので、100回目の1勝で150万円をプラスし、元手は151万円に。

単利運用は、「勝率は低いものの当たれば大きい」というFX取引に適しています

FXでの複利運用のメリット

FXでの複利運用のメリット
ここからは、FXでの複利運用のメリットを見ていきましょう。

破産確率を低くしながら運用できる

複利運用すれば、FXでの破産確率・リスクを低く抑えられるというメリットがあります。

例えば、10万円の資金で10%ずつ負ける場合の、単利と複利の元手推移のシミュレーションをご覧ください。

利率10% 単利 複利
1回目 9万円 9万円
2回目 8万円 8.1万円
3回目 7万円 7.3万円
4回目 6万円 6.6万円
5回目 5万円 5.9万円
6回目 4万円 5.3万円
7回目 3万円 4.8万円
8回目 2万円 4.3万円
9回目 1万円 3.9万円
10回目 0万円 3.5万円

10万円の資金で10%ずつ負ける場合の、単利と複利の元手推移のシミュレーション

単利だと10回目で証拠金がゼロになりますが、複利なら10連敗しても3.5万円の証拠金が残ります。

このように、破産リスクを抑えつつFX取引ができる点は、複利運用のメリットと言えるでしょう。

長期運用した際の効率が段違いに良い

FXで長期運用した際の資金効率の良さも、複利運用のメリット。

複利運用は、初動はさほど単利と変わりませんが、長期運用するほどに資金効率が段違いに良くなるのが特徴。

FX自体が、長期的な成功を目指す投資なので、複利運用とは非常に相性が良いと言えます。

FXで成功するためには、気長に複利運用を継続することが大切です。

勝率50%以上であれば資金は着実に増えていく

FXで複利運用する場合、勝率50%以上であれば資金は着実に増えていきます

例えば、元手10万円・利率10%・勝率60%で複利運用した場合(10戦6勝4敗)をシミュレーション。

利率10%・勝率60% トレード結果 元手
1回目 成功 11万円
2回目 失敗 9.9万円
3回目 成功 10.9万円
4回目 失敗 9.8万円
5回目 成功 10.8万円
6回目 成功 11.9万円
7回目 失敗 10.7万円
8回目 成功 11.7万円
9回目 失敗 10.6万円
10回目 成功 11.6万円

10万円前後を往来しながら、最後には利益が出ていますね。

念のため、4連敗して6連勝した場合のシミュレーションも見ておきましょうか。

利率10%・勝率60% トレード結果 元手
1回目 失敗 9万円
2回目 失敗 8.1万円
3回目 失敗 7.3万
4回目 失敗 6.6万円
5回目 成功 7.2万円
6回目 成功 7.9万円
7回目 成功 8.7万円
8回目 成功 9.6万円
9回目 成功 10.6万円
10回目 成功 11.6万円

勝率が一定なら、勝ち負けの順番を入れ替えても、複利運用の結果は同じですね。

では、ギリギリの勝率51%の場合も計算シミュレーションしてみましょう。

FXトレードを奇数回目に成功、偶数回目に失敗して、99回目と100回目に2連勝して、計51勝49敗、勝率51%でのシミュレーションがこちら。

利率10%・勝率51% トレード結果 元手
1回目 成功 11万円
2回目 失敗 9.9万円
3回目 成功 10.9万
4回目 失敗 9.8万円
98回目 失敗 9.8万円
99回目 成功 11万円
100回目 成功 12.1万円

10万円の元手は12.1万円となり、2.1万円の利益を獲得。

このように、勝率50%以上なら着実に利益を出せる点も、複利運用のメリットとなります。

FXでの複利運用のデメリット

FXでの複利運用のデメリット
次に、FXでの複利運用のデメリットについて検証します。

複利運用はメリットのほうが多いですが、多少のデメリットもあるのでご一読を。

基本的には利益を引き出せない

複利運用は、得た利益を元手に積み立てし、次の投資に活用する運用方法。

そのためFXトレードに成功して利益を得ても、次の元手に積み立てる必要があるので、基本的には利益を引き出せないというデメリットがあります。

利益を引き出すと元手が増えないので、複利運用としては機能しなくなってしまうのです。

利益の出金は、元手を減らす悪手となるので、複利運用では極力避けたほうがよいでしょう。

複利計算シミュレーション以上に大きく利益が出た際に、想定以上の利益部分だけ引き出す、など出金のマイルールを作るのも一手かもしれません。

短期に大きな利益を求めたい人にはあまり向かない

短期に大きな利益を求めたい人にはあまり向かない

複利は、長期的に見て大きな利益を狙う運用方法のため、短期間で大きな利益を出すのは難しいです。

上の画像は、単利1%・複利1%で運用した計算シミュレーションですが、50日目までは、単利も複利もほぼ変わらず。

しかし100日目辺りから差がつき始め、その後、複利は爆発的な上昇を描いています。

短期で大きな利益を出したい人には、複利運用はあまり向いておらず、むしろデメリットとなるかも。

早く大きな利益を出したい人は、単利のほうが若干有利です。

極端に言えば、一撃で10万円稼ぐトレードが当たれば、短期的には複利運用より大きな利益を狙えますからね。

複利・単利が向いているかどうかは、FXの戦略・考え方次第といったところでしょうか。

勝率50%以下だと資金は徐々に減っていく

複利運用は、勝率50%以下の場合、元手は徐々に減っていきます

単利運用なら勝率50%以下でも、勝ったときの利益が大きければ一撃で大きな利益を出すことが可能。

一方、複利運用だと一発逆転がなく、元手を徐々に増やす時間が必要です。

この複利運用の特徴は、人によってはデメリットとなるかも。

FXで複利運用が向いている人

FXで複利運用が向いている人
続いて、どんな人がFXの複利運用に向いているかをお伝えします。

当てはまる人は、FXで複利運用を取り入れるのもアリでしょう。

長期的に取り組める人

FXを投資と考え、長期的に取り組める人に複利運用は向いています

複利運用は利益が大きくなるまで時間がかかる点を受け入れ、「利益の爆発的上昇期」がくるのを待てる人ですね。

FXの複利運用を成功させるには、3ヶ月〜半年程度の期間は見ておく必要があるでしょう。

稼いだお金を出金しないで大丈夫な人

稼いだ利益を出金しなくても大丈夫な人も、複利運用は向いています。

FXで複利を成功させるためには、出金せずに元手を積み立てて次の投資に回すことが必須

長期的に利益を出すという投資思考と、利益を出金しない忍耐力が求められます。

銀行の積立貯金が好きな人は、FXの複利運用も向いているでしょう。

勝率50%以上のトレード方法を持っている人

複利運用で成功する基準は「勝率50%以上」です。

そのため、勝率50%以上のトレード方法を持っている人が複利運用に向いています。

反対に、勝率50%以下で損小利大のトレード方法を持っている人は、単利運用のほうが成功しやすいかもしれません。

できれば毎月積立(追加投資)できる人

複利運用は、元手が大きくなれば成功率が高まります。

そのため、毎月積立をして追加投資できる人が複利運用に向いています。

FXの利益とは別に、毎月懐から元手に積み立てることで、複利の「爆発的な利益上昇」までの期間も短縮可能

いかに元手を増やすかが複利成功の鍵なので、余力のある人は積立(追加投資)するのもオススメですね。

FXでの複利運用の実際のやり方、おすすめの方法

ここからは、実際のFXでの複利運用のやり方・オススメの運用方法について解説します。

複利運用を成功させるための情報満載なので、ぜひご参考くださいませ。

実効レバレッジ・ロット数はほどほどに抑えておく

まず、ハイレバレッジの海外FX業者を使っても、実効レバレッジ(実際に使うレバレッジ)やロット数はほどほどに抑えておくことをオススメします。

海外FX業者なら、1000倍などのハイレバレッジでFX取引が可能です。

しかし、常にフルレバレッジでFX取引すると、どこかで大きな損失を被り、ロスカットされるリスクも。

複利は長期的に利益を出す運用方法なので、1回のFX取引でロスカットされて全資金を失うような投資は避けたほうが賢明。

複利運用でFX取引するなら、1回の取引結果はさほど気にする必要がないのです。

トレードで成功・失敗を繰り返しても、勝率50%以上なら着実に元手は増えます。

利益・損失・ロット数の計算など資金管理を重視したほうが、複利運用を成功させやすくなるでしょう。

ハイレバレッジの誘惑に負けず、実効レバレッジやロット数を抑え気味にして、複利計算シミュレーション通りの地道なFX取引を目指してください。

ハイレバレッジは「初期の元手を増やす」場合や、単利運用に向いています(詳細は後述)。

可能であれば元手はどんどん増やしていく

FXでの複利運用の成功には、元手を増やすことが不可欠。

元手を増やす方法は「利益を出して元手に積み立てる」か「追加投資」の2つです。

利益を出して積み立てる方法は、トレードの結果次第なので、計算通りにいかないこともあるでしょう。

しかし、積立(追加投資)で元手を増やす方法は自力でできて、確実に計算できる方法です。

毎月1万円でも元手に積立投資すれば、多少負けが込んだ月でも複利計算シミュレーションの軌道に戻すこともできます。

数ヶ月だけ贅沢を我慢して、元手に積立・追加投資するという努力をすれば、複利運用の成功率は高まるでしょう。

スワップポイントを狙う

スワップポイントを狙う

FXの複利運用では、スワップポイントを活用する方法もあります。

FXのスワップポイントは、通貨間の金利差によって、ポジションを保有するだけで利益を得られる仕組み。

業者によってスワップポイントは異なります。

国内FXのスワップポイント例として、GMOクリック証券を見てみましょう。

GMOクリック証券では、買いスワップで利益の出る通貨ペアが多い模様。

通貨ペア 買いスワップ
MXN/JPY 110円
ZAR/JPY 90円
TRY/JPY 31円
CAD/JPY 26円
GBP/CHF 130円
GBP/JPY 45円
USD/CHF 92円
USD/JPY 29円

スワップポイントで利益を出し、スワップ利益を元手に積み立てて、次のFX取引に回すことで、スワップポイントを複利運用に活用できます。

今回はごく一部だけお伝えしましたが、スワップポイントは、海外FXより国内FXのほうが総じて有利(利益の出るスワップが多い)です。

スワップポイントによる複利運用を考えている人は、国内FXをオススメします。

スワップポイントでの複利運用の注意点は、スワップポイントはあくまで「買い(売り)ポジション保有すれば得られる利益」という点。

例えば、売りスワップが利益になるので売りポジションを保有しても、相場が売り方向に動くかどうかは別の話です。

トレードとして必ず利益が出るわけではないので、買いスワップが利益になる通貨ペアなら、上昇トレンド時だけを狙うのがよいでしょう。

頻繁にトレードできる人ならスキャルピングもオススメ

頻繁にFXトレードできる人なら、スキャルピングで複利運用するのもオススメです。

スキャルピングはFX取引回数を多くこなせるので、複利運用の利益計算シミュレーションの軌道を早められる可能性があります。

例えば、1回あたり複利5%という取引で勝率60%の場合。

5戦3勝2敗なら1つの勝ち越しなので、計1回分の複利5%運用になります。

これが10戦6勝4敗なら2つの勝ち越しとなり、複利5%運用は計2回。

勝率が同じ場合、取引回数が多くなるほど複利運用の進行が早くなる、というメリットがあるのです。

複利運用の進行が早まれば、複利の「爆発的利益」が訪れる時期も早まるため、取引回数を稼げるスキャルピングは、複利に向いていると言えるでしょう。

複利運用では10pipsの利益を狙うのもオススメ

利益10pips未満の小さな利益を狙うスキャルピングが 難しい人は、10pipsの利益を狙うのもオススメ。

10pipsと言うと、スキャルピング以上デイトレード未満の利益幅ですね。

先述のように、複利運用の成功を早めるためには、FX取引回数を稼ぐことも重要。

100pipsの利益を狙うと、利益確定までに時間がかかるため、複利運用が機能するまでの時間も長くなります。

10pips程度の利益ならごく短時間で稼げるので、複利の計算シミュレーションの進行を早めることができるのです。

10pipsの利益を狙うなら、堅実な値動きをしやすいドル円やユーロドルがオススメ

ボラティリティの高いポンド円やゴールドでは、ノイズ(イレギュラー)で10pips程度は簡単に動いてしまうためです。

ドル円やユーロドルは比較的、素直な値動きをしやすいので、10pips獲りに向いているでしょう。

複利運用にはスプレッドの狭い通貨ペアが向いている

前述のように、スキャルピングや10pips程度の利益を狙うことが複利運用では効果的ですが、その際、スプレッドのコストは極力抑えたいところ。

FXの取引回数が増えると、スプレッドの負担も大きくなるので要注意です。

FXで複利運用する場合は、スプレッドの狭い通貨ペアを優先的に検討しましょう。

海外FX・国内FXともに、ドル円やユーロドルはスプレッドが狭いことが多いので、まずはドル円・ユーロドルを軸に複利運用するのもオススメ。

また、FX業者という視点で見た場合は、国内FXのほうが海外FXよりスプレッドは狭いです。

単純にスプレッドだけを重視して複利運用したい人には、国内FXをオススメします。

自動売買EAで複利運用する方法もある

自動売買EAで複利運用する方法もある

FXの複利運用では、自動売買EAを活用する方法もあります。

FXで自動売買EAを使うメリットは、規則正しくトレードができる点。

自動売買は、裁量トレードが難しい人に向いています。

複利運用ではルール通りにFX取引することが重要なので、複利と自動売買は相性が良いのです。

強いて言えば、自動売買を複利運用で使う場合のデメリットは、資金管理が難しいこと。

複利運用を厳格に行うためには、自動売買するたびに、元手の増減に応じてロット数を計算・微修正しなければならないのが難しい点。

この自動売買のデメリットを解消する方法としては、「日単位で複利運用する」方法がオススメ。

複利を「日利1%」のように1日単位で考えて、その1日が終わるまでは同ロット数で自動売買EAを稼働する、という方法です。

取引1回ごとに複利運用する場合の計算シミュレーションとは、計算が若干変わりますが、複利運用としては十分機能します。

日単位でのロット数調整であれば手間としても許容範囲。自動売買のデメリットを解消できるでしょう。

複利運用で成功する基準の「勝率50%以上」の自動売買EAは、市販の中にもそこそこあるので、複利に自動売買を組み合わせる方法もオススメですよ。

ちなみに、自動売買EAを稼働させるためにはMT4かMT5が必須となります。

海外FXでは大半の業者でMT4・MT5を搭載していますが、国内FXでは独自のプラットフォームが中心。

国内FXでは、EAを自由に稼働させる「開発型の自動売買」ではなく、用意されたストラテジーから選ぶ「選択型の自動売買」が主流です。

選択型の自動売買

有名どころでは、インヴァスト証券の「トライオート」や、アイネット証券の「ループイフダン」、トレイダーズ証券の「みんなのシストレ」など。

もちろん、これら開発型の自動売買システムを使って、複利運用することも可能です。

また、国内FXでMT4を使って自動売買の複利を試したい人は、以下の業者ならMT4が使えるので、ご参考までに。

自動売買を試せる国内FX業者
  • OANDA JAPAN
  • 楽天証券
  • ゴールデンウェイ・ジャパン
  • 外為ファイネスト
  • サクソバンク証券

効率よく証拠金を用意したい人にオススメの方法

FXでの複利運用の実際のやり方、おすすめの方法
ここでは、複利運用で必要な元手(証拠金)を効率的に用意したい人に、オススメの方法をご紹介します。

海外FXを知らない人にも分かるように解説しているので、ぜひご参考ください。

海外FXの口座開設ボーナスを利用する

海外FXには「口座開設ボーナス」があります。

口座開設ボーナスは、口座開設と本人確認さえ完了すれば、無料でもらえるボーナスです。

FXで複利運用を開始する際の元手として、この口座開設ボーナスを利用することをオススメします。

口座開設ボーナスだけを使ってFXの複利運用を始めれば、完全ノーリスクで複利を試すことが可能。

ボーナス自体の出金はできませんが、ボーナスを使って得られた利益は出金できる仕様です。

複利運用に成功すれば、ノーリスクから大きな利益稼げるので、口座開設ボーナスを使う価値は大いにあるでしょう。

口座開設ボーナスを常設で開催している海外FX業者の一例がこちら。

海外FX業者 口座開設ボーナス
FXGT 1.5万円
XM 1.3万円
IS6FX 3,000円~1.3万円

時期によって変動しますが、FXGTなら1.5万円、XMなら1.3万円の口座開設ボーナスが付与されます。

ボーナス金額が高額の時期を狙って、これらの海外FX業者で口座開設するのもオススメ

複利を試してみたいけどリスクは抑えたい人や、初期資金の準備が難しい人にとって、海外FXの口座開設ボーナスは大きな味方となってくれるでしょう。

FXGTの口座開設ボーナスを試してみたい方はこちらから

口座開設ボーナスがある海外FX業者一覧を見たい方はこちらから

海外FXの入金ボーナスを利用する

海外FXの入金ボーナスを利用する

複利運用の証拠金を増やす方法として、海外FXの入金ボーナスを利用する方法もあります。

入金ボーナスは、入金額とボーナス率に応じて、入金すればもらえるボーナスのこと。

例えば「入金100%ボーナス」の場合、5万円入金すれば、5万円の100%である5万円が入金ボーナスとして付与され、計10万円の証拠金からFX取引を開始できます。

口座開設ボーナスと同様に、ボーナス自体は出金できないですが、ボーナスを使って稼いだ利益は出金可能。

複利運用では、初期の元手が大きいほうが成功するまでの時間を短縮できて有利。

少額資金からFXの複利を試したい人にとって、一気に元手を増やせる海外FXの入金ボーナスは非常にオススメです。

では、入金ボーナスを開催している海外FX業者を少しご紹介しておきます。

海外FX業者 入金ボーナス内容
XM 入金100%ボーナス(上限500ドル)
入金20%ボーナス(上限10,000ドル)
iFOREX 初回入金100%ボーナス(上限2,000ドル)
FXGT ・初回100%入金ボーナス(上限8万円)
・2回目50%入金ボーナス(上限15万円)
・通常入金25%入金ボーナス(上限120万円)
IS6FX ・初回100%入金ボーナス(上限6万円)
・2回目50%入金ボーナス(上限10万円)
・3回目30%入金ボーナス(上限20万円)
BigBoss 最大100%入金ボーナス(上限13,700ドル)

海外FXの中でも、特に高スペックな入金ボーナスを開催しているのがXM。

XMは、国内外問わず知名度・信頼性・実績抜群の人気ブローカーです。

XMの入金ボーナスは、入金100%ボーナス(上限500ドル)+入金20%ボーナス(上限10,000ドル)。

他業者の入金ボーナスは「初回入金限定」のように制限があるケースも多いのですが、XMでは上限に達するまで、何回でも入金ボーナスが付与されます。

入金ボーナスは、少ない元手を一気に増やす方法としてオススメです。

複利運用の元手の調達方法として、海外FXの入金ボーナスも検討してみてはいかがでしょうか。

XMの入金ボーナスを利用する

ゼロカットありきでハイレバトレードしてみる

ゼロカットありきでハイレバトレードしてみる

複利運用の証拠金を効率的に増やす方法として、ゼロカットを利用したハイレバトレードする方法もあります。

国内FXの場合、法律の定めによってゼロカットシステムは無し。

一方、海外FXでは日本の法律の縛りがないので、大半の業者でゼロカットシステムを採用しています。

ゼロカットが守ってくれるため、海外FXなら追証が発生せず、入金額以上の借金を背負うリスクがないのです。

ゼロカットがあるため海外FXなら追証が発生しない

このメリットを活用し、海外FXを使ってゼロカットありきのハイレバショートトレードで勝負、というギャンブルトレードも選択肢としては十分にアリです。

負けても損失は入金額だけなので、リスクは限定的

勝てばハイレバレッジの威力で、少額資金でも一撃で大きな利益を狙えます。

ギャンブルトレードと聞くとリスクがあって難しいと感じるかもしれませんが、実はローリスク・ハイリターンなので、試す価値はあるのです。

海外FXの口座開設ボーナスだけを使ってギャンブルトレードすれば、ノーリスクで大きな利益を期待できます。

ギャンブルトレードするなら、ボラティリティの高いゴールドやポンド円で、ショート狙いがオススメ。

FX相場の特性を突き、緩やかな上昇後の急落を狙う手法です。

ハイレバショートのギャンブルトレードは、安定的取引が求められる複利運用には不向き

しかし、「複利運用のための、単発の資金集め」には非常に向いています

海外FXのゼロカット&ハイレバというメリットを活かせる方法なので、ぜひオススメしたいですね。

複利計算で知っておくと便利なこと

複利計算で知っておくと便利なこと
最後に、複利計算シミュレーションの際に知っておくと便利な情報をお伝えします。

72の法則:複利で2倍になるまでの計算方法

複利の資金効率を計算する際、「72の法則」を知っておくと便利です。

72の法則とは、複利運用する場合に、元手が2倍になるまでの期間を計算する際に用いる法則のこと。

72の法則の計算式は「72÷利率」で算出される仕組みです。

例えば、日利5%の場合、元手が2倍になるまでの期間は「72÷5=14.4」と計算されるので、約15日かかるということがわかります。

この計算式を逆に活用して、「元手を希望日数までに2倍にするための利率」を導き出すことも可能です。

例えば、元手を8日間で2倍にしたい場合、「72÷8=9」で日利9%となり、8日間で元手を2倍にするには日利9%が必要であることが分かります。

難しい計算シミュレーションをしなくても、日数や利率がすぐに計算できるので、複利運用計算の際に覚えておくと便利ですよ。

115の法則:複利で3倍になるまでの計算方法

複利の計算法則には「115の法則」もあります。

115の法則は、複利で3倍になるまでの期間を計算できる法則

例えば、日利5%で複利運用すれば、「115÷5=23」という計算結果となり、23日で元手の3倍になることが分かります。

75の法則と同様に、「希望日数で元手を3倍にするために必要な利率」も計算可能です。

100の法則:単利で2倍になるまでの計算方法

一方、単利の計算法則には「100の法則」があります。

100の法則は、単利で2倍になるまでの期間を計算できる法則です。

例えば、日利5%で単利運用すれば、「100÷5=20」という計算結果となり、20日で元手の2倍になることが分かります。

計算法則を使って複利シミュレーションすることをオススメ

ここでご紹介した3つの法則を活用して、FX取引前に、まずは大雑把に複利・単利の計算シミュレーションをすることをオススメしたいです。

この法則を使うだけで、様々な計算シミュレーションが可能となります。

複利の計算シミュレーション
  • 複利で元手を2倍・3倍にするまでの日数を計算
  • 複利で利率を何%に設定すれば、希望日数内で元手を倍にできるか計算
  • 単利で元手を2倍にするまでの日数を計算
  • 計算をもとに、複利・単利のどちらが自分に向いているか検討する
  • 必要な利率を確保するためのトレード手法を検討する

これらは一例ですが、複利・単利の計算シミュレーションによって、緻密なFX資金戦略を立てられるのです。

FXで成功するためには、トレード手法と同じぐらい資金管理の計算も重要なので、複利・単利の3つの計算法則をぜひご活用ください。

まとめ:海外FXでの複利運用も視野に入れてみよう

FXを投資として行うなら、複利運用がオススメ

単利運用に比べ、複利運用は利益を元手として足すため、資金効率が非常に良いです。

時間経過とともに複利の利益は大きく伸び、途中から爆発的に上昇します。

破産リスクを抑えられる点も複利運用のメリット。

FXの複利運用は長期的な投資となるので、長く取り組める人や、利益を出金しなくてもよい人、追加投資の積み立てができる人に向いているでしょう。

複利は、事前に利益計算をシミュレーションして、計画的に運用することをオススメします。

複利運用を試したい場合、国内FX・海外FXそれぞれのメリットがあるので、ご自身に向いているほうを選択しましょう。

国内FXは、スプレッドやスワップポイントで有利です。

海外FXはレバレッジの高さや、ゼロカットによって追証リスクのない点が魅力。

さらに、豊富なボーナスキャンペーンによって証拠金を確保しやすい、口座開設ボーナスによってノーリスクで複利運用を試せる、というメリットもあります。

証拠金を用意するのが難しい人は、まず口座開設ボーナスから始めるのもよいでしょう。

また、ハイレバレッジとロスカット水準の低さによって、ロスカット耐性が高いという点も海外FXの特徴。

複利運用は、ロスカットされず長期的に投資を継続するものなので、海外FXとも相性が良さそうです。

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