海外FXにはさまざまな魅力がありますが、中でも特に評判が高いのは、何といってもレバレッジの高さ。
ハイレバで取引できる海外FXであれば、たとえ少ない元手しか手元になくても、一気に儲ける事が可能になってきます。
そこで今回は、海外FX業者の「400倍」というレバレッジにフォーカスし、
- 正しいレバレッジの考え方
- 海外FXの400倍と、国内FXの25倍との違い
- 400倍なら、実際にどれくらいのポジションを持てるか
といったポイントに絞って詳しく解説していきます。
最大レバレッジ400倍のおすすめ海外FX業者も紹介しているので、口座開設の際にはぜひ参考にしてみてください。
最大400倍のレバレッジとはどういうことか
繰り返しますが、題にある400倍のレバレッジとは、多くの海外FX業者で用いられているレートです。
しかし急に400倍という数字だけ聞いても、それが国内FXのレートと比べてどのようなメリットにつながるのかはイメージしづらいですよね。
そこでまずは、レバレッジについての簡単なおさらいと、海外FXのレバレッジ400倍はどのようなメリットがあるのかをわかりやすく解説していきます。
400倍でも損益は変わらない
レバレッジについて調べていると、「レバレッジが大きくなると、損失リスクも拡大する危険性がある」というような言葉を目にしたことはありませんか?
はたして本当にそうなのか、実際に損益の比較をしてみましょう。
ここではレバレッジが違う2つの業者を想定します。1つは400倍の海外FX業者で、もう1つは25倍の国内FX業者です。
- 海外FX業者(レバレッジ400倍)
- 国内FX業者(レバレッジ25倍)
そして、以下の条件は同じとします。
- 証拠金(入金額)はどちらも同じ10万円
- どちらも同じ10,000通貨で、ドル円の取引をする
- 結果、どちらも10pipsの負けになった
さて、まったく同じ条件で、どちらも10pipsの負けです。
この場合、400倍の海外FX業者の方が損失が大きくなるのでしょうか?
答えは、「どちらも同じ」です。
どちらも同じ1,000円の負けです。それでは、「レバレッジが大きいと、損失が大きくなる危険がある」とは一体何だったのでしょうか?
実は、考える手がかりは「損益」ではないのです。
詳しくは、次項で解説しましょう。
必要証拠金が少なくなる
前項で「損益は関係ない」という結論に至りましたが、その答えの鍵は、ずばり「証拠金の比率」にあります。
少し難しい話ですが、レバレッジが大きくなるとより少ない証拠金(元手)でポジションを持てるようになるのです。
そもそもポジションを持つための証拠金のことを「必要証拠金」といいます。
そして、「必要証拠金が小さくなる」と、「証拠金維持率」が高くなります。
この証拠金維持率とは、簡単にいうと、「証拠金に対する必要証拠金の割合」のことです。
例えば1000万円の証拠金全体に対し、500万円が必要証拠金として必要な場合、証拠金維持率は50%ということ。
証拠金維持率は、FXにおいては非常に重要です。なぜなら、証拠金維持率がおよそ50%程度以下に落ち込むと、ロスカット(FX業者によってポジションを強制決済されること)されてしまうからです。
関連:海外FXのロスカット水準を比較!計算方法や損しないための工夫も解説
せっかく用意した資金を一瞬で失ってしまうのはもったいなさすぎますよね。
ですのでここでは、「証拠金維持率は高い方が安全」と覚えておきましょう。
さて、少々難しい話が続いてしまいましたね。次項は海外FXと国内FXを比較して、レバレッジに関する具体的な話をしていきましょう。
国内FXの25倍と海外FXの400倍を比較すると…
レバレッジ400倍の海外FXと、レバレッジ25倍の国内FXでは、以下のような違いがあります。
- 少ない証拠金でも、比較的大きなロット数で取引できる
- 同じ証拠金でも、持つことのできる最大ロット数が違う
- 同じロット数でも、ロスカットのなりにくさが違う
①少ない証拠金でも、比較的大きなロット数で取引できる
少ない証拠金からFXを始められる点は、海外FXの大きな魅力の1つです。
例えば、レバレッジ25倍の国内FXでは、証拠金10,000円の場合はフルレバレッジでも2,000通貨程度しか取引できません。
2,000通貨だと、1pipsの変動でおよそ10円の損益。
それに対してレバレッジ400倍の海外FXでは、上記ケースの5倍に当たる10,000通貨で取引したい場合でも3,000円程度の証拠金から始めることが可能です。
②同じ証拠金でも、持つことのできる最大ロット数が違う
レバレッジ25倍の国内FXでは、証拠金10,000円の場合はフルレバレッジでも2,000通貨程度の取引でしたね。
対してレバレッジ400倍の海外FXでは、同じ証拠金10,000円の場合フルレバレッジで30,000通貨以上の取引ができます。
同じ証拠金でも15倍程度の差があります。いかに海外FXの幅が広いか、一目瞭然ですね。
③同じロット数でも、ロスカットのなりにくさが違う
最後の違いは、海外FXの方が国内FXと比較して強制ロスカットになりにくいことです。
ロスカットになるpipsを明確にするために、以下の条件で400倍の海外FXと25倍の国内FXで検証してみます。
- 証拠金は10,000円
- 取引通貨量は2,000通貨
- ロスカットレベルは50%
- ドル円での取引
上記の条件ですと、以下の検証結果になりました。
- レバレッジ25倍の国内FXでは、ロスカットまで約300pips
- レバレッジ400倍の海外FXでは、ロスカットまで約488pips
もちろん、ロスカットはされないように取引しないといけませんが、国内FXに比べて海外FXは、1.6倍ほどの耐久性があるといえるでしょう。
このように、さまざまな観点から見ても、海外FXのレバレッジ400倍は利用価値が高いと言えます。
次項では、レバレッジ400倍のメリットをさらに深堀ると同時に、デメリットも併せて確認していきましょう。
レバレッジ400倍のメリットとデメリット
レバレッジが大きい場合と小さい場合で、どんな違いがあるかがお分かりいただけたと思います。
ここで、レバレッジ400倍のメリットとデメリットを簡単におさらいしましょう。
- 少ない証拠金からでもFXを始められる
- 持つことのできる最大ロット数を大きくできる
- ロスカットになりにくくなる
- 大きなロットサイズだと損失が大きい
レバレッジ400倍について概要が理解できたところで、もう少し応用的な話を見ていきましょう。
実効レバレッジは、ロット数でコントロールできる
ここまでに何度か「レバレッジ400倍」という言葉が出てきましたが、実はこれは「口座レバレッジ」のことです。
「口座レバレッジ」とは、口座を開設する時に設定できる、最大レバレッジのことを意味します。
それに対し、「実効レバレッジ」という言葉も存在するのですが、これはポジションを持った時、そのポジションに実際にかかっているレバレッジのことです。
これは、必ずしも400倍ではありません。
例えば、大きな証拠金に対して小さいロット数で取引する場合、実効レバレッジはほんの数倍です。
どのようなロット数で取引するかは、証拠金の範囲内であればトレーダーの自由です。
初心者のうちは、ロット数を落としたローレバレッジでトレードをすることをおすすめします。
さてここまでは、最大レバレッジ400倍について、ご説明してきました。
次は、レバレッジ400倍だと実際どれくらいのポジションが持てるのかについて、人気海外FX業者のAXIORYを例に考えてみましょう。
どのくらいのポジションが持てるのか
では実際にAXIORYの口座条件(最大レバレッジ400倍)でどれくらいのポジションがもてるのか検証していきましょう。
- 1ロット=10万通貨
- 1ドル=100円とする
- ドル円での取引とする
- 証拠金に対して証拠金維持率が100%となる取引通貨量を、最大ロット数とする
その結果、
証拠金 (入金額) |
最大ロット数 | 1pipsの損益 |
---|---|---|
20,000円 | 0.8ロット (8万通貨) |
800円 |
50,000円 | 2ロット (20万通貨) |
2,000円 |
100,000円 | 4ロット (40万通貨) |
4,000円 |
300,000円 | 12ロット (120万通貨) |
12,000円 |
このような検証結果になり、結果的にやはりレバレッジ400倍だと、証拠金に対して非常に大きなロット数を持てることがわかりますね。
次は、同じくAXIORYを例に、証拠金とロスカットのパターンについて確認しましょう。
証拠金維持率とロスカットの計算
海外FXでは、FX業者によって違いますが、証拠金維持率100%〜20%でロスカット(FX業者側で、強制的にポジションを決済されること)となる場合が多いです。
今回は、AXIORYのロスカットレベル20%を例に、証拠金ごとにロット数を想定し、ロスカットまでどれくらいのpipsがあるかを考えます。
ロット数は、
- 安全圏内のレバレッジ(証拠金維持率500%程度)
- ハイレバレッジ(証拠金維持率300%程度)
- 最大ロット数
の3種類を考えます。条件は下記のとおりです。
- 1ロット=10万通貨
- 1ドル=100円とする
- ドル円での取引とする
- 証拠金維持率20%以下でロスカット
証拠金 (入金額) |
ロット数 | ロスカットまでのpips |
---|---|---|
20,000円 | 0.16ロット (1.6万通貨) |
120pips |
20,000円 | 0.26ロット (2.6万通貨) |
72pips |
20,000円 | 0.8ロット (8万通貨) |
20pips |
50,000円 | 0.4ロット (4万通貨) |
120pips |
50,000円 | 0.65ロット (6.5万通貨) |
72pips |
50,000円 | 2ロット (20万通貨) |
20pips |
100,000円 | 0.8ロット (8万通貨) |
120pips |
100,000円 | 0.65ロット (6.5万通貨) |
72pips |
100,000円 | 4ロット (40万通貨) |
20pips |
300,000円 | 2.4ロット (24万通貨) |
120pips |
300,000円 | 3.9ロット (39万通貨) |
72pips |
300,000円 | 12ロット (120万通貨) |
20pips |
入金額ごとのロット数と、ロット数ごとにどれくらいのマイナスでロスカットになるかが、お分かりいただけたと思います。
もちろん、最大ロット数を超えての取引はできませんが、最小ロット数は上の表よりも小さくできます。
AXIORYでは、0.01ロット(1,000通貨)から取引できるので、少額からでも安心してFXを始められるのがウリです。
では、実際のケース検証を終えたところで、最後にレバレッジ400倍でおすすめの海外FX業者を一挙ご紹介していきましょう。
最大レバレッジ400倍のおすすめ海外FX口座はここ!【2024年最新】
今回は、最大レバレッジ400倍の口座が開設できるおすすめの海外FX業者をランキング形式で3社ご紹介します。
どの海外FX業者で口座開設するかお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
第1位:AXIORY(アキシオリー)
最大レバレッジ400倍のおすすめの海外FX業者の第1位は、AXIORY(アキシオリー)です(※マックス口座は1000倍)。
AXIORYは、ベリーズ諸島にて金融ライセンスを取得している海外FX業者で、取引の安全性・透明性を見ても非常に優秀です。
最大400倍のレバレッジはもちろん、ドル円のスプレッドが最小0.4pipsからなど、スプレッドの狭さにも定評があります。
スペック | |
---|---|
レバレッジ | 最大400倍 |
ボーナス | 年に1~2回程度開催 |
スプレッド | ドル円 平均0.4pips (ナノスプレッド口座) |
安全性 | ライセンスあり (ベリーズ) 全額信託保全採用 |
入出金 | 入出金方法:7種類 |
当記事では、他の海外FX業者も紹介していますが、安全性や信頼性の面ではAXIORYがずば抜けています。
初めてFX口座を開設する方であれば、AXIORYを選んでおけばまず間違いないでしょう。
なお、AXIORYでは法人口座の開設も可能なので、節税対策でFX口座を作りたい方にもおすすめです。
AXIORYの評判や口コミが知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
第2位:iFOREX(アイフォレックス)
iFOREXグループは、1996年創業、英領バージン諸島や、ハンガリー国立銀行のライセンスを取得している、歴史の長いFX業者です。
100%初回入金ボーナスなどのキャンペーンにも力を入れているほか、ドル円のスプレッドが最小0.9pipsからなど、取引しやすい環境を整えているのが特徴的ですね。
レバレッジ | 最大400倍 |
---|---|
ボーナス | 入金:100%+25% |
スプレッド | ドル円 平均0.9pips (エリート口座) |
安全性 | ライセンスあり (英領バージン諸島) 運営歴20年以上 |
入出金 | 入出金方法:3種類 |
さらにiFOREXでは、他の海外FX業者と異なり口座残高が増えても最大レバレッジは400倍のまま制限されることがありません。
海外FXのハイレバレッジトレードで常に最大限の利益を目指したいのであれば、iFOREXでの口座開設もおすすめです。
一方、iFOREXはスキャルピングや自動売買ができないというデメリットもあるため注意が必要です。
iFOREXの評判や口コミが知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
第3位:XLNTrade(エクセレントレード)
XLNTradeは、2018年に日本向けのサービスを開始した、新興の海外FX業者です。
400倍の最大レバレッジに加え、125%のウェルカムボーナスなどのキャンペーンも展開しています。
「Profit」という独自の取引プラットフォームを提供しているので、最新の取引ツールを使ってみたい方には嬉しいかもしれませんね。
ただし比較的新しい業者のため、ある程度経験を積んでからの利用をおすすめします。
以上、最大レバレッジ400倍の海外FX業者をご紹介いたしました。特におすすめなのは、安全性・信頼性が高く口座スペックも優秀なAXIORYです。
他のFX業者にもそれぞれ特徴があるので、ご自身でお好きなFX業者を選んでみてください。
よくある質問
海外FXのレバレッジ400倍に関連したよくある質問をご紹介します。
最大レバレッジ400倍の海外FX業者は?
最大レバレッジ400倍の海外FX業者は以下が挙げられます。
- AXIORY
- iFOREX
- XLNTrade
レバレッジ1000倍が利用出来る海外FX業者は?
レバレッジ1000倍が利用出来る海外FX業者は非常に多いため、日本国内でも人気・知名度の高い主な海外FX業者を以下に挙げます。
- XM
- FXGT
- HFM(HotForex)
この他にも、1000倍以上のレバレッジを利用出来る海外FX業者は数多くありますので、トレードに慣れてきた方は自分に合った海外FX業者を探してみましょう。
関連:海外FX業者おすすめランキング一覧!全80社の人気口座を徹底比較【2024年最新版】
海外FXではゴールドなどのCFDにハイレバが使える?
多くの場合、ゴールドなどを始めとしたCFD銘柄ではレバレッジが制限されます。
その中でも比較的ハイレバレッジが利用出来るのは以下のFX業者です。
- exness:最大レバレッジ無制限
- XM Trading:最大レバレッジ1000倍
- FXGT:最大レバレッジ1000倍
- TitanFX:最大レバレッジ500倍
- Three Trader:最大レバレッジ500倍
ハイレバトレードは危険?
前提として、レバレッジに関わらずFX取引には資金を失ってしまうリスクが伴います。
その中でもハイレバレッジは、低レバレッジと比較するとロスカットされずらい特徴があるため、場合によってハイレバレッジはリスクが少ないこともあるのです。
また、海外FXではハイレバレッジに加えてゼロカットにより追証による借金がないことを考えると、資金を失う危険性だけ見ればむしろ国内FXの方が危険な場合もあります。
レバレッジ400倍まとめ
今回は最大レバレッジ400倍の魅力やデメリット、400倍のレバレッジを提供している海外FX業者の紹介をしてきました。
特に初心者の方は、ハイレバレッジを見聞きすると固定観念で「危険!」と判断しがちですが、今回お伝えしてきた正しい知識を持っていればレバレッジをうまく活用できるはずです。
逆にそのメリットを最大限に生かせば、冒頭で述べた通り、海外FXで一攫千金も夢ではありません。
「国内FXではなかなか儲からない」
「手っ取り早く資金を増やしたい」
こういった考えをお持ちの方は、ぜひ今回ご紹介した知識を生かしつつ、レバレッジ400倍でのトレードにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
なお、当サイトでは最大レバレッジ500倍・1000倍の海外FX業者についても解説しています。
レバレッジの高い海外FX業者を使うのは少し怖い、という方は口座開設だけで貰える口座開設ボーナスを利用してトレードするのがおすすめです。