MT5とMT4の違いを徹底比較!初心者が使うべきはどっち?互換性は?【2024年最新】

  • 2024年4月5日
  • MT5

MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、どちらもMetaquotes社が開発したFX取引プラットフォームです。

海外FXではほとんどの業者がMT4やMT5を採用しているため、一度使い方を覚えてしまえば、別のブローカーに移行しても同じようにFX取引ができます。

この記事のポイント
  • MT5は、MT4の後発ツールで高機能・高速でスキャルピングトレーダーにおすすめ
  • MT4は、EA・カスタムインジケーターが充実しており自動売買派におすすめ

この記事では、MT4とMT5のどっちを使ったらいいか分からない方のために、MT4とMT5の違いを徹底比較していきます。

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MT5とMT4はどっちを選ぶべき?FX初心者におすすめなのは?

まず、結論としてMT4・MT5はトレードスタイルの違いによって選ぶのがおすすめです。

  • MT4:自動売買(EA)トレーダーにおすすめ
  • MT5:裁量トレーダーにおすすめ

MT5は後発ツールのため、MT4よりも高速多機能となっています。

一方で、EAやカスタムインジケーターの数ではMT4の方が優れているため、自動売買ではMT4に軍配が上がります。

海外FX初心者の方の多くが裁量トレードから始めると思いますので、初心者の方はMT5を使うのが良いでしょう。

使い方を知りたい方はこちら

MT5(metatrader 5)とは?メリット・デメリット

MT5はMT4に比べ動作スピードが圧倒的に早くなっています。

短期トレードではプラットフォームのレスポンスの速さは強い武器になるため、MT5でなら圧倒的に優れたパフォーマンスを発揮できます

海外FXオンラインの運営局コメント
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画面も直観的に分かりやすくなっているため、初心者の方でも迷わずに取引できるでしょう。

一方でEAやカスタムインジケーターの数が少なくMT4との互換性もないため、EAメインの方はMT4を利用した方が良いでしょう。

MT5のメリット・デメリット
メリット
  • MT5の動作は非常に速い
  • MT5は時間足の選択肢が豊富
  • 気配値・ナビゲーター表示が見やすい
デメリット
  • 対応している海外FX業者が少ない
  • 対応しているEAが少ない
  • 消費するメモリが多い

MT4(metatrader 5)とは?メリット・デメリット

MT4はMT5に比べ普及率が高く、ほとんどの海外FX業者が対応しています。

EAやカスタムインジケーターの数が非常に豊富で、自動売買では幅広い取引にチャレンジできます。

一方でアップデートの提供がすでに終了しており、今後の流れとしては徐々にMT5に一本化されると想定されています。

MT4のメリット・デメリット
メリット
  • 多くのFX業者で使用できる
  • カスタムインジケータの種類が豊富
  • 自動売買(EA)の種類も豊富
デメリット
  • 時間足の種類が少ない
  • ストップリミット注文ができない
  • アップデートを終了している

MT5とMT4の違いを項目別に比較

以下の表は、MT4とMT5の違いを比較したものです。

比較項目 MT5 MT4
使い勝手 対応業者 海外FX業者:15社
国内FX業者:0社
海外FX業者:ほぼ全社
国内FX業者:5社
動作スピード やや早い やや遅い
メモリ消費量 多い 少ない
気配値・ナビゲーター わかりやすい わかりづらい
チャート関連 チャート種類 3種類 3種類
時間足の種類 21種類 9種類
標準インジケーター 96種類 73種類
描画オブジェクト 44種類 31種類
注文関連 注文方法 多い 少ない
部分約定 ×
両建て
板注文 ×
その他機能 ワンクリック注文
重要指標カレンダー ×
ストラテジーテスター マルチスレッド シングルスレッド
追加可能項目 詳細画面
プライスボード
オプション機能 通貨ペアリスト改善
チャートウィンドウ化
仮想通貨取引
開発進度面 EAの種類 少ない 非常に多い
カスタムインジケーター 少ない 非常に多い
アップデート頻度 非常に多い ほとんど終了
プログラム言語 MQL5 MQL4

MT5を採用している海外FX業者は以前は少数派でしたが、最近は数が増えてきています。

ここでは、MT4とMT5の違いについて、5つの項目に分けてみていきましょう

MT4とMT5の違い

①チャート種類の数

チャート関連におけるMT5・MT4の具体的な違いを解説します。

パソコン版 スマホアプリ版
MT5 MT4 MT5 MT4
チャート種類 3種類 3種類 3種類 3種類
時間足 21種類 9種類 9種類 9種類
標準インジケーター 96種類 73種類 30種類 30種類
描画オブジェクト 44種類 31種類 24種類 24種類

チャート種類はMT5・MT4ともに同じで、「バー」「ローソク足」「ライン」の3種類です。

しかし、時間足の種類や標準インジケーターの数、描画オブジェクトの豊富さでは違いがはっきり出ており、MT5が圧倒的に充実しています。

②時間足の数

MT4とMT5では、時間足の数が異なります。

時間足種類 パソコン版 スマホアプリ版
MT5 MT4 MT5 MT4
1分足
2分足 × × ×
3分足 × × ×
4分足 × × ×
5分足
6分足 × × ×
10分足 × × ×
12分足 × × ×
15分足
20分足 × × ×
30分足
1時間足
2時間足 × × ×
3時間足 × × ×
4時間足
6時間足 × × ×
8時間足 × × ×
12時間足 × × ×
日足
週足
月足

MT5とMT4の時間足の違いですが、MT5ではMT4よりも多くの時間足でチャートを見られます。

チャート表示の時間足種類が多いほどトレンド予測の精度が増しますので、この点ではMT5は有利といえるでしょう。

ただ、時間足の種類が多いと動作が重くなるためか、スマホ版ではMT5・MT4ともに時間足の数は同じです。

パソコンが使える環境では、ぜひMT5の豊富な時間足を活かした細かいトレンド分析をしてみてください。

③標準インジケーターの違い

標準インジケーターの数では、MT4が充実しています。

標準インジケーター パソコン版 スマホアプリ版
MT5 MT4 MT5 MT4
トレンド系 13種類 7種類 7種類 7種類
オシレーター系 15種類 13種類 13種類 13種類
ボリューム系 4種類 4種類 4種類 4種類
ビル・ウィリアムズ系 6種類 6種類 6種類 6種類
その他 58種類 43種類 × ×
合計 96種類 73種類 30種類 30種類

MT5・MT4の標準インジケーターの違いですが、MT5は、テクニカル分析の軸となるトレンド・オシレーター系の各インジケーターのバリエーションがMT4よりも充実しています。

ほとんどチャートからの判断だけで取引するデイトレードやスキャルピングでは、細かいトレンド把握や売買過熱状況の詳細なチェックが勝敗を分けるでしょう。

④描画オブジェクト種類

MT5・MT4の描画オブジェクトの違いについて見てみましょう。

描画オブジェクト種類 パソコン版 スマホアプリ版
MT5 MT4 MT5 MT4
ライン 垂直線
水平線
トレンドライン
アングルトレンド
サイクルライン
矢印線 ×
チャネル 平行チャネル
標準偏差チャンネル
回帰チャンネル
アンドリューピッチフォーク
ギャン ギャンライン
ギャンファン
ギャングリッド
フィボナッチ係数 フィボナッチリトレースメント
フィボナッチタイムゾーン
フィボナッチファン
フィボナッチアーク
フィボナッチチャンネル
フィボナッチエクスパンション
エリオット波動 エリオット推進波 ×
エリオット修正波 ×
図形 長方形
三角形
楕円形
矢印 サムズアップ × ×
サムズダウン × ×
上向き矢印 × ×
下向き矢印 × ×
ストップサイン × ×
チェックサイン × ×
左プライスラベル × ×
右プライスラベル × ×
買いサイン × × ×
売りサイン × × ×
矢印 × × ×
グラフィック テキスト × ×
ラベル × ×
ボタン × × ×
チャート × × ×
ビットマップ × × ×
ビットマップレベル × × ×
編集 × × ×
イベント × × ×
長方形ラベル × × ×

描画オブジェクトでは全般的にMT5・MT4の大きな違いはそれほどありません。

ただ、MT5では矢印・グラフィックで使えるツールの数は多いため、インジケーターでは示しきれない自分独自の細かい印をチャートにつけられます。

トレンド転換などを見極める材料として、MT5の描画オブジェクトも有効活用してみましょう。

⑤注文機能の違い

MT5とMT4の注文機能の違いは、以下のとおりです。

注文種類 パソコン版 スマホアプリ版
MT5 MT4 MT5 MT4
成行注文
Buy Limit
(買い指値注文)
Sell Limit
(売り指値注文)
Buy Stop
(買い逆指値注文)
Sell Stop
(売り逆指値注文)
Buy Stop Limit
(買いイフダン注文)
× ×
Sell Stop Limit
(売りイフダン注文)
× ×

MT5とMT4の注文機能の違いは、ストップリミット注文の有無です。

パソコン版でもスマホ版でも、ストップリミット注文(Stop Limit)はMT5にしかありません。

  • ストップ注文
  • 値動きが指定価格に達すると「成行注文」が出される注文。

  • ストップリミット注文
  • 値動きが指定価格に達すると「指値注文」が出される注文。

ストップリミット注文が使えれば、想定外の価格で約定してしまうことはないでしょう。

よくある質問

最後に、MT4とMT5の違いに関するよくある質問にお答えしていきます。

MT4とMT5の違いはなんですか?

MT4とMT5の違いでまず大きいものは、容量の違いです。

MT4の32bitに対しMT5は64bitと倍の容量になっており、MT5はより高速・高約定の取引できます。

一方で、EAやカスタムインジケーターの数ではMT4が優れており、自動売買トレーダーにはMT4がおすすめです。

互換性はありますか?

MT4とMT5には互換性はありません。

別の取引プラットフォームを利用したい場合、MT4用口座、MT5口座をそれぞれ口座開設する必要があります。

スマホアプリはありますか?

MT4、MT5はスマホアプリに対応しています。

iPhone・Androidともにアプリのダウンロードが可能です。

iPhoneの方はこちら
MT4アプリ|AppStore
MT5アプリ|AppStore

Androidの方はこちら
MT4アプリ|GooglePlay
MT5アプリ|GooglePlay

スマホとPCで違いはありますか?

スマホアプリ版のMT4やMT5は、自動売買・EAに対応していません。

MT4からMT5に移行できますか?

MT4とMT5には互換性がないため、別の取引プラットフォームを利用したい場合は、追加で口座開設する必要があります。

EAを使うにはどっちがおすすめ?

EAやカスタムインジケーターの数では、MT4の方が優れています。

EA・自動売買派にはMT4での取引がおすすめです。

MT4とMT5の違い比較まとめ

今回は、MT5・MT4の違いについて解説しました。

細かいテクニカル分析ができて処理スピードの速いMT5は「裁量トレード向け」、ユーザー数が多くEAやカスタムインジケーターが豊富に公開されているMT4は「自動売買をよく使う人向け」といえるでしょう。

MT5・MT4どちらも一長一短がありますので、より自分のスタイルにあった方を選んでみてください。

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