FOFX(FOTradings)は2021年に設立し、セントビンセントおよびグレナディーン諸島のライセンスを取得している新しい海外FX業者です。
公式サイトは非常にシンプルな作りのため、詳しい情報を探している人も多いのではないでしょうか。
FOFXは「非常識を常識へ」をテーマに掲げ、証券会社を介さないリクイディティ・プロバイダー(LP)直結レートの提供による超低スプレッドが、最大の魅力となっています。
メリットと同時に、運営実績の少なさによる信頼性への不安も、ネット上では評判や口コミとして上がることもありますね。
そんなFOFXですが、まずはメリットとデメリットを確認しましょう。
- 低スプレッド・手数料なしで取引コストが安い
- リクオートや約定拒否のない取引環境
- ゼロカットシステムにより万一の場合も追証なし
- ストップレベルは最小0pips
- FX通貨ペア、仮想通貨など合計119銘柄を取引可能
- bitwalletや国内銀行送金での入出金に対応
- 出金拒否の報告なし
- 新興ブローカーのため、信頼性は確立されていない
- レバレッジは最大200倍と低め
- ロスカット水準は80%と高め
- 口座タイプは1種類のみ。取引ツールもMT4だけ
- 最低入金額は5万円、最低出金額も1万円の設定あり
- ボーナスやキャンペーンは提供していない
ドル円などで平均0.6pipsという低スプレッドは大きな魅力ですが、運営歴の浅なさやボーナスキャンペーンを提供していないことなどがデメリットですね。
新興海外FX業者であるFOFXは、誰にでもおすすめできる業者ではなく、人によって向き・不向きがあると言えます。
- 低スプレッド・低コストの取引を重視する人
- 裁量トレード・自動売買(EA)でスキャルピングをしたい人
- 海外FXの経験があり、新しいブローカーを開拓するのが好きな人
- 運営実績のある海外FX業者で取引したい人
- ボーナスキャンペーンを利用したい人
正直な話、FOFXよりも高スペックで信頼性もあり、運営歴の長い海外FX業者はたくさんあります。
信頼性ならばXM、低スプレッドであればAxiory、仮想通貨FXならFXGTなどが挙げられるでしょう。
優秀な海外FX業者が多く存在する中、FOFXのようにやや信頼性に欠ける海外FX業者を利用する理由は特にないと言わざるを得ません。
上記をふまえて、当サイトとしては他の海外FX業者をおすすめします。
高スペックな海外FX業者を知りたい方は、海外FX業者おすすめ比較ランキング一覧もぜひ参考にしてみてください。
この記事ではユーザーの口コミや評判、またブローカーに直接取材をして分かった口座スペックやサービスに関する情報などをもとに、FOFXの概要やメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
また、口座開設手順や入出金方法などについても画像を交えながら見ていきますので、FOFXに興味がある方は是非チェックしてみてください。
FOFX利用者の口コミ評価
まずはFOFX利用者の口コミや評判を見てみましょう。
設立から新しいFOFXでは、信頼性に関する憶測が飛び交うこともあるようです。
- 早速の出金報告や、ポジティブな評判も見られる
- 新しい業者のため、信頼性に疑問が投げかけられることも多い
出金報告やポジティブな評判もあり
FOFXの評判・口コミには、早速の高額出金報告や利確報告もみられました。
悪質な出金報告はないので、FOFXでは出金については心配する必要はないでしょう。
新しい海外FX業者で信頼性が低い
FOFXは2021年設立の新鋭ブローカーのためか、他社と比べるとネット上で得られる情報は少なめです。
そうした点で、信頼性に疑問を投げかけられたり、あからさまにネガティブな評判・口コミが書き込まれることも多いようです。
ただし確認した範囲では、FOFXが出金拒否などの悪質行為を行なった、という評判は見受けられませんでした。
FOFXの良い評判・メリット
FOFXの良い評判・口コミは、次のとおりです。
- 低スプレッド・手数料なしで取引コストが安い
- リクオートや約定拒否のない取引環境
- ゼロカットシステムにより万一の場合も追証なし
- ストップレベルは最小0pips
- FX通貨ペア、仮想通貨など合計119銘柄を取引可能
- bitwalletや国内銀行送金での入出金に対応
低スプレッド・手数料なしで取引コストが安い
FOFXでは「証券会社を介さない世界初の取引システム」として、超低スプレッドを提供しています。
- LP(リクイディティ・プロバイダー)直結の取引システム採用
- 中間マージンが発生しない分を取引コストに貢献
- 広告費を削減し取引コストに貢献
FOFX平均的なスプレッドとしては、ユーロドルで0.5pips、ドル円やポンドドルなどで0.6pipsとかなり狭めです。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
EURUSD | 0.5pips |
USDJPY | 0.6pips |
GBPUSD | 0.6pips |
EURGBP | 0.7pips |
EURJPY | 0.6pips |
NZDUSD | 0.8pips |
AUDUSD | 0.5pips |
GBPJPY | 1.3pips |
さらに、FOFXでは取引手数料が無料なので、他の海外FX業者の低スプレッド口座よりもトータルの取引コストがお得になります。
リクオートや約定拒否のない取引環境
FOFXの注文方式は、LP直結によるマーケット決済(NDD方式)のため、リクオートや約定拒否は起こらない(起こりにくい)取引環境です。
- ディーラーが顧客の注文決済のプロセスに介在しないため、取引環境の透明性・公平性が高い
- 市場の流動性を味方にできるため、安定した約定が期待できる
ただしFOFXのようなNDD方式が持つ性質として、市場に流動性が少なくなる日本時間での早朝のような時間帯や、大きな指標発表によりボラティリティが高まるタイミングでは、希望する価格からずれた価格で約定されるスリッページが起こる可能性があります。
ゼロカットシステムにより万一の場合も追証なし
FOFXではゼロカットシステムを採用しています。
万一急な価格変動によってロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになった場合でも、ユーザーに対しては追証はありません。
ゼロカットのおかげで最大損失を入金額に限定できるので、安心して取引ができますね。
しかしゼロカットシステムと言っても万能ではありません。
月曜日の窓開けや指標発表時のみを狙ったはいレバレッジトレードを繰り返していると、ゼロカットの乱用とみなされる恐れがありますのでご注意ください。
関連:海外FXのゼロカットシステムとは?追証なしで取引できる仕組みや注意点
ストップレベルは最小0pips
FOFXのストップレベルは、メジャー通貨ペアなどで0pipsに設定されています。
ストップレベルが0pipsという仕様は、ストレスなく取引をするためには意外と重要です。
特に、細かく値幅を狙っていくスキャルピングトレーダーにとっては、FOFXを選べば有利に取引ができますね。
FX通貨ペア、仮想通貨など合計119銘柄を取引可能
FOFXでは、FX通貨ペアに加え、貴金属や仮想通貨なども扱っています。
- FX通貨ペア:77種類
- 貴金属:6種類
- インデックス:17種類
- エネルギー:6種類
- 仮想通貨:13種類
特別に取り扱いの範囲が広いわけではなりませんが、FOFXは新興業者としては十分な銘柄数を扱っていると言えます。
bitwalletや国内銀行送金での入出金に対応
FOFXが取り扱う入出金方法は、以下の3つです。
- 国内銀行送金
- bitwallet
- 仮想通貨
入出金方法の数としては少ないのですが、bitwalletと国内銀行送金で入出金ができることはメリットです。
出金拒否の報告なし
FOFXでは、悪質な出金拒否の報告はありません。
どちらかというと、高額出金もできた、出金が早いという口コミがあります。
FOFXの悪い評判・デメリット5つ
FOFXの悪い評判・口コミは次のとおりです。
- 新興ブローカーのため、信頼性は確立されていない
- レバレッジは最大200倍と低め
- ロスカット水準は80%と高め
- 口座タイプは1種類のみ。取引ツールもMT4だけ
- 最低入金額は5万円、最低出金額も1万円の設定あり
- ボーナスやキャンペーンは提供していない
新興ブローカーのため、信頼性は確立されていない
FOFXは2021年の設立であり、運営実績の少なさがリスクとして存在します。
ツイッターの評判・口コミでも、FOFXの信頼性や運営面が話題になる割合が多く、ユーザーの中で安定した信頼を勝ち得るのは、もう少し時間がかかりそうです。
とはいえ、FOFXでは出金拒否などの明らかに悪い評判・口コミはありません。
FOFXは海外FX初心者におすすめできる業者ではありませんが、ある程度経験があり超低スプレッドに魅力を感じるトレーダーは、FOFXを試してみても良いかも知れませんね。
レバレッジは最大200倍と低め
FOFXの最大レバレッジは200倍で、海外FXとしてはかなり低いです。
XM | 1000倍 |
---|---|
TitanFX(マイクロ口座以外) | 500倍 |
AXIORY | 400倍 |
FOFX | 200倍 |
いわゆるA-bookやECNブローカーと呼ばれる海外FX業者では、それほど高いレバレッジを提供していない場合もあります。
例えばTitanFX(マイクロ口座以外)では最大500倍、AXIORYでは最大400倍となっています。
最大レバレッジは各ブローカーの個性が分かれる部分ですが、FOFXの最大200倍のレバレッジが非常に不利かというと、そうとも言い切れません。
例えば1万通貨(0.1ロット)のポジションを持つための必要証拠金は、レバレッジ200倍だとおよそ5,000円です。
国内FX(レバレッジ25倍)では1万通貨のポジションを持つために4万円の証拠金が必要になることを考えると、案外悪くありません。
ただし、FOFXと同じA-book方式を採用し、より高いレバレッジや優れた取引環境を持つ業者も多いです。
同じタイプでより優れた海外FX業者を探しているなら、信託保全採用で信頼性がトップクラスなTradeviewなどから利用してはいかがでしょうか。
ロスカット水準は80%と高め
FOFXでは、証拠金維持率80%でロスカットが執行されます。
ロスカット水準80%という数値は海外FXの中では比較的高めであり、レバレッジを効かせたトレードを行なっている場合は、思いがけないところでロスカットされる可能性があるため、注意しなければいけません。
口座タイプは1種類のみ。取引ツールもMT4だけ
口座タイプ | STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座) ※1種類のみ |
---|---|
追加口座 | 最大5つまで |
取引ツール | MT4のみ |
FOFXが提供している口座タイプは、「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」1種類のみです。
そのため、他の海外FX業者のように多様な口座タイプから自分に合うものを選ぶことができません。
また、FOFXの取引ツールはMT4のみで、MT5やその他の取引ツールには対応していません。
最低入金額は5万円、最低出金額も1万円と高額
FOFXの最低入金額は、いずれの入金方法でも5万円です。海外FXの中ではやや高めの金額になっていますね。
また出金する場合も、最低出金額として1万円の設定があります。ただし、1万円未満でも全額出金の場合は受付け可能です。
多くの海外FX業者が格安で入出金を提供しているので、FOFXの入出金手数料の高さはデメリットです。
ボーナスキャンペーンがない
FOFXは入金ボーナスや取引量によるキャッシュバックなど、キャンペーンは一切行っていません。
入金ボーナスなどで証拠金を補強することはできないことは、あらかじめ知っておいた方が良いでしょう。
FOFXはどちらかというとボーナスキャンペーンの豪華さではなく、取引環境に重きを置いている玄人向けの海外FX業者といえます。
海外FXで口座開設ボーナスを使って取引をしたい方は、こちらを参考にしてみてください。
関連:海外FXの口座開設ボーナス(未入金・ウェルカムキャンペーン)|おすすめ業者を徹底比較【最新版】
安全性・信頼性
FOFXの安全性や信頼性についても確認しましょう。
- 設立は2021年。ライセンスはセントビンセントおよびグレナディーン諸島
- 顧客資金は分別管理のみ
設立は2021年。ライセンスはセントビンセントおよびグレナディーン諸島
FOFXは2021年設立の非常に新しい海外FX業者です。
公式サイトは非常に簡素であり、会社の設立やサービス開始の経緯などの記載はありません。情報の少ない現状では、FOFXを運営する「DamicoLimited」がどのような会社なのかを知ることは難しいです。
運営会社 | DamicoLimited |
---|---|
本社所在地 | 不明 |
ライセンス | セントビンセントおよびグレナディーン諸島 |
設立年 | 2021年 |
問い合わせ | support@fotradings.com |
また金融ライセンスについては、FOFX公式サイトでは「金融ライセンスはセーシェル共和国で取得いたしました」という記載と「セントビンセントおよびグレナディーン諸島に登録されている会社です」という記載が混在しており、判然としません。
FOFXカスタマーサポートに問い合わせたところ、ライセンスはセントビンセントおよびグレナディーン諸島とのことだったので、本記事ではその情報を優先して紹介しています。
ただし2022年10月時点では、仮想通貨の取り扱いに伴いライセンスを更新しているとのことでした。したがって、実質的・暫定的にはライセンス未取得の状態になっています。
運営年数の短さも相まって、信頼性という点でFOFXは、評価が下がります。
顧客資金は分別管理のみ
FOFXでの顧客資金管理は、セントビンセントおよびグレナディーン諸島のルールに基づいた上で分別管理となっています。
分別管理は、業者の運営資金とは別の銀行口座で顧客資金を管理する方法であり、海外FXでは一般的です。
しかしFOFXでは顧客資金の返還義務がある信託保全がないため、多額の投資資金を預けたままにしないなどの対応が必要でしょう。
口座開設方法と入出金方法一覧
FOFXでの口座開設方法や入出金方法について見ていきましょう。口座開設自体は、メールアドレスの認証などだけで数分程度で行うことができます。
- 口座開設方法
- 本人確認書類のアップロード方法
- 入金方法一覧と手順
- 出金方法一覧と手順
FOFXの口座開設方法
- FOFX口座開設フォームを開く
- 必要事項を入力する
- FOFXマイページやMT4にログインする
①FOFX口座開設フォームを開く
FOFX公式サイトを開き、「口座開設」をクリックします。
FOFX口座開設フォームが開きました。
各項目を順に入力してください。
- 名(ローマ字表記)
- 姓(ローマ字表記)
- Eメール
- 国
- 電話番号
- 口座タイプ
- 通貨ベース
- ボーナスカテゴリー
- レバレッジ
- パスワードを入力
- パスワードを確認
登録者の名前は、のちに提出する本人確認名義と同じものを入力しましょう。
また、口座タイプの選択肢がありますが、FOFXには「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」しかないのでそちらを選択してください。
すべての項目を入力し終えたら、「口座を開設」をクリックします。
以下の画面が表示されたら、FOFXの口座開設は完了です。
登録メールアドレス宛に口座開設完了を知らせるメールや、MT4のログイン情報が記載されたメールなどが送信されますので、忘れずに確認し保管してください。
本人確認書類のアップロード方法
FOFXでは、入出金など口座の利用制限を解除するために本人確認が必要です。
本人確認書類のアップロードの前に、まずは必要書類について確認しましょう。
FOFXでは、「身分証明書類」と「住所証明書類」でそれぞれの書類を1種類ずつアップロードする必要があります。
対応書類 | ・マイナンバーカードの両面 ・パスポート ・運転免許証 ・住民基本台帳カード |
---|---|
身分証明書類の注意事項 | ・カラーで顔写真が確認できる有効な書類であること ・鮮明で読み取り可能であること |
対応書類 | ・銀行明細 ・クレジットカード明細 ・住民票など、公的機関が発行した書類 ・公共料金明細(ガス、電気、水道など) ・携帯電話明細 |
---|---|
住所証明書類の注意事項 | ・登録者本人の名前と住所、そして書類の発行日が1枚の画像で確認できること ・6ヶ月以内に発行された書類であること ・書類の四隅が写っている鮮明な画像であること |
書類はスマホなどで撮影し、アップロードできる状態にします。ファイルフォーマットはGIF、JPG、PNG、PDFで、サイズは10MB以下となっています。
書類が準備できたら、本人確認書類をアップロードしましょう。
FOFXマイページにログインし、「登録情報」>「書類をアップロードする」をクリックします。
「ファイル」から保存した書類データを選択し、「ファイルタイプ」からアップロードするファイルの種類をプルダウンメニューから選びます。
最後に「提出」をクリックしてアップロードは完了です。
FOFXでは一度に1つのファイルしかアップロードできないので、すべてのファイルをアップロードするまでこの作業を繰り返し行ってください。
FOFXの入金方法・手数料
FOFXでは国内銀行振込、bitwallet、仮想通貨の3種類の入金方法に対応しています。
入金方法 | 手数料 | 最低入金額 | 反映時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 無料※ | 5万円 | 1〜2営業日 |
bitwallet | 無料 | 5万円 | 1〜2営業日 |
仮想通貨 | 入金額の3%前後の手数料あり | 5万円 | 1〜2営業日 |
※国内銀行送金では、口座への入金手数料は無料ですが、振込の際の手数料はユーザー負担となります。
入金手続きは、FOFX公式サイトから会員ページへログインした上で行います。
会員ページ内のメニューから、「出入金と資金移動」→「入金する」と進み、以下のページを表示させます。
今回は例として国内銀行送金での入金例を見ていきましょう。
国内銀行送金で入金する場合は、「銀行振込」の「入金する」をクリックし、以下の画面へと進みます。
入金する取引口座を選択し、「送信」をクリックします。
送金先銀行口座が表示されますので、銀行窓口やインターネットバンキングなどを利用して送金します。
その際、振込人名義には「銀行口座の詳細」画面の中にある「支払い詳細」に表示されている通り、FOFXの「口座番号+ローマ字表記氏名」を記載する必要があります。
もし口座番号の併記を忘れると、入金までに時間がかかる場合があります。
FOFXの出金方法・手数料
FOFXでは国内銀行振込、bitwallet、仮想通貨の3種類の出金方法に対応しています。
出金方法 | 手数料 | 最低出金額 | 出金時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 無料 | 1万円 | 1〜2営業日 |
bitwallet | 無料 | 1万円 | 1〜2営業日 |
仮想通貨 | 入金額の3%前後の手数料あり | 1万円 | 1〜2営業日 |
最低出金額は、全額出金以外では1万円以上からです。
また、FOFXに入金後一度も取引をせずに出金する場合、出金方法を問わず別途3%の出金手数料がかかりますのでご注意ください。
出金手続きは、FOFX公式サイトから会員ページへログインした上で行います。
会員ページ内のメニューから、「出入金と資金移動」→「出金」と進み、以下のページを表示させます。
国内銀行送金での出金例を見ていきましょう。
国内銀行送金で出金する場合は、「銀行振込」の「出金する」をクリックし、以下の画面へと進みます。
出金するFOFXの取引口座の選択のほか、出金先の銀行口座情報として以下の項目を記入します。
- 銀行名
- 支店名
- 支店コード
- Swiftコード
- 口座番号
- 受取人名
- 追記
必要項目の入力を終えたら、「送信」をクリックして出金手続きを完了させます。
FOFXの取引条件・ルール
FOFXでの口座スペックや取引条件などについて解説します。
- 口座タイプは「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」のみ
- スプレッドは業界最狭レベル。ストップレベル最小0pipsで取引しやすい環境
- 最大レバレッジ200倍のほか、ロスカット水準80%などの制約がある
- スキャルピング、同一口座内の両建ては可能
口座タイプは「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」のみ
FOFXが提供する口座タイプは「STP ACCOUNT(ゼロスプレッド口座)」のみで、スペックは次のとおりです。
口座通貨 | JPY/USD/EUR |
---|---|
取引可能銘柄 | FX通貨ペア 貴金属 インデックス エネルギー 仮想通貨 |
最大レバレッジ | 200倍 |
ドル円のスプレッド | 0.6pips |
取引手数料 | なし |
最小取引ロット数 | 0.01 |
1ポジションあたりの最大取引ロット数 | 200 |
ロスカット水準 | 80%以下 |
ゼロカット | あり |
ストップレベル | 最小0pips |
最小入金額 | 5万円 |
スキャルピング、同一口座内の両建ては可能
FOFXでは、スキャルピングや同一口座内の両建てに関して、ほぼ制限なく取引を行えます。
ただし、1秒以内の超短期スキャルピングに対しては、違反とみなされる可能性があるとのことなのでご注意ください。
また、同一口座内の両建ては可能ですが、別々の口座を利用した両建ては違反となりますのでくれぐれも行わないようにしましょう。
MT4対応でEA(自動売買)も可能
FOFXが対応している取引ツールは、MT4のみになります。
MT5や他の取引ツールに対応していない点は少々物足りませんが、MT4自体は現在でも世界的にシェアの大きい高機能取引ツールであり、裁量トレードだけではなくEAによる自動売買にも対応可能です。
またFOFXでは、Windowsデスクトップ版、Android版、iOS版のMT4をサポートしており、使用する端末に応じて取引する環境を整えることができます。
FOFXの公式サイト・カスタマーサポート
2023年11月で、FOFXの公式サイトは利用規約などを除いて十分に日本語化されています。
しかしサイト内のコンテンツは極めて簡素で、取引を開始する前に知っておきたい情報を十分に得られるとは言えません。
また公式サイト内に運営会社についての記載がほとんどないほか、金融ライセンスをセーシェル共和国で取得したとの表記があるのに、実際はセントビンセントおよびグレナディーン諸島だったりなど、信頼性に影響しかねない要素もあり、今後の改善が期待されます。
メールによる日本語サポートを受けられる
FOFXは、日本語でのメールサポートに対応していますが、メールアドレスは、公式サイト内では簡単には見当たりません。
また、英文による取引規約中のほか、口座開設時に送られてくるメール内に問い合わせ先の記載があります。
この点はやや不親切かも知れません。
また、カスタマーサポート自体は比較的レスポンスが良いのですが、筆者が受けた複数回のサポートでは、すべてのメールで署名がありませんでした。
海外FX業者のカスタマーサポートにおいても、メール内では社名または業者名そして担当者を名乗ったり、定型の署名を入れるのが一般的ですが、そうしたものが一切なく質問に対して回答のみの返信となっており、法人が行なっている事業としては異質な印象を受けました。
こうした点についても、今後の改善を期待したいところです。
FOFXの評判まとめ:極狭スプレッドに魅力を感じるベテラントレーダーは一考の余地あり
今回は、海外FX業者のFOFXについて、ユーザーの評判や直接問い合わせた情報をもとに、メリットとデメリットをお伝えしました。
LP直結レートによる業界最狭レベルのスプレッドを提供しているFOFXですが、信頼性はまだ確立されているとは言えません。
これから海外FXを始める方の場合は、運営実績の豊富な優良ブローカーをおすすめします。
一方で、ある程度海外FX経験があり、極狭スプレッドに魅力を感じるトレーダーの場合は、新天地としてFOFXを開拓してみても面白いかも知れませんね。
口座開設自体は簡単な手続きで終えられますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。