海外FXで自動売買(EA)するなら必須の「VPS」。
通常は有料(月額制)ですが、条件を満たすことで無料で利用できる海外FX業者が存在します。
この記事では、無料VPSが利用できるオススメ海外FX業者をご紹介していきます。
海外FXのVPSの仕組みや利用するメリット・デメリットも徹底解説してるので、海外FXで自動売買取引がしたい方はぜひ最後までご覧ください。
海外FXで無料VPSが使える業者一覧【2023年版】
VPSを無料で利用できる海外FX業者と、海外FX業者ごとの利用条件は以下のとおりです。
海外FX業者 | VPS業者 | 無料利用条件 | 有料利用 | 日本語サポート | |
---|---|---|---|---|---|
最低口座残高 | 最低取引 | ||||
XM
(エックスエム) |
Beeks | 1000ドル | 5Lot/月 | 28ドル/月 | なし |
IS6FX
(アイエスシックスエフエックス) |
TEC Solution | 5000ドル | なし | 28ドル/月 | あり |
FBS
(エフビーエス) |
FBS | 450ドル (入金) |
3Lot/月 | 33ドル/月 | なし |
FXGT
(エフエックスジーティー) |
Beeks | 5000ドル | 5Lot/月 | 条件を維持できないとサービス削除 | なし |
HotForex
(ホットフォレックス) |
Beeks | 400ドル~ (入金) |
2Lot/月 | 25ドル/月~ | なし |
Exness
(エクスネス) |
Beeks |
500ドル以上の入金実績 |
直近14日間以内の |
25ポンド/月 | なし |
Traders Trust
(トレイダーズトラスト) |
Beeks | 2000ドル | 5Lot/月 | 30ポンド/月 | なし |
多くの海外FX業者では、VPSを無料で利用する条件として「最低口座残高」と「最低取引量」が設定されています。
ただ、FBSやHotForex(HFM)、Exnessのように、口座残高ではなく入金額が条件となっている業者も存在するため注意が必要です。
ご自身の資金状況やトレードスタイルを考慮しながらそれぞれ比較し、ベストな海外FX業者・VPS業者を選びましょう。
また、海外FX業者と同様にVPS業者でも日本語対応しているところがあります。英語が苦手な方は日本語対応可否についても確認しておきましょう。
それでは、VPSが無料で使える海外FX業者の中から、当サイトおすすめの4社を紹介していきますね。
無料VPSが使えるおすすめ海外FX業者4選
海外FXでVPSが無料で使えるおすすめ海外FX業者はこちらです。
海外FX業者の無料VPSを選ぶ際は、特に以下の点について確認しておきましょう。
- 無料VPSの利用条件
- VPS提供会社
- CPU(クロック数):処理速度
- メモリ:容量
- 日本語サポートの有無
①Exness(エクスネス)|レバレッジ無制限が特徴
引用元:Exness公式サイト
無料VPSの条件が最も緩い海外FX業者はExness(エクスネス)です。
Exnessで利用できるVPSのスペックは以下の通りです。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows Server 2019 |
CPU | 1コア CPU E5-26750 v2 2.60GHz |
メモリ | 2GB |
日本語サポート | あり |
Exnessで無料VPSを利用するために必須な条件は、累計の入金実績500ドル以上です。
一覧表でもご覧いただいたように、VPS利用には「5000ドル以上の証拠金」が必要な業者もあります。
一方でExnessは「たった500ドルの入金のみでOK」となっており、非常に良心的な条件設定といえるでしょう。
ちなみに、無料VPSの利用リクエスト申請中は以下の条件を満たす必要がありますが、どちらも決して難しい条件ではないでしょう。
- 余剰証拠金100ドル以上を維持する
- 直近14日間の取引アクティビティがある
Exnessと言えば、レバレッジが無制限という魅力的な特徴を持つ業者です。
さらにスプレッドも非常に狭く、当サイトの「海外FX業者スプレッド比較」でも1位になるなど、とにかくスペックが超優秀!
Exnessで無料VPSを利用して自動売買すれば、収益アップの可能性も高まりますので、ぜひ一度お試しください。
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Exnessの無料VPSについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
②XMTrading|利用者からの評判が高い海外FX業者
引用元:XMtrading公式サイト
XMTradingは、海外FX業者として世界最大規模かつ日本人にも大変人気があるブローカーです。
XMでは、VPSサービス会社として定評のあるBeeks社のVPSを提供しています。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows Server 2012 |
CPU | 1vCPU |
メモリ | 1.3GB |
ディスク容量 | 25GB |
日本語サポート | なし |
参考:XMTRADING MT4 バーチャル・プライベート・サーバ(VPS)
XMTradingのVPSは、取引サーバーのあるロンドンから約1.5kmと近い地点にあるため、非常に高い約定力を実現しています。
さらにXMでは、無料VPSの利用条件が「口座残高1000ドル以上」に引き下げられたことで、さらに使いやすくなりました。
- 口座残高:5000ドル以上 → 1000ドル以上
- 取引ロット数:5ロット/月 → 5ロット/月
またXMでは、よりスペックの高いVPSが使える有料プランを利用できます。
プラン | 無料利用 | 有料利用 | CPUメモリ |
---|---|---|---|
ブロンズ | ◯ | 4,750円/月 | 1.3GB |
シルバー | × | 8,550円/月 | 2.7GB |
ゴールド | × | 15,200円/月 | 5.12GB |
安全性・信頼性の高い海外FX業者で自動売買トレードをしたいユーザーには、XMTradingのVPSは非常におすすめです。
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関連:XMの無料VPSはおすすめ?スペックや設定方法・使い方を徹底解説
XMの評判や最新ボーナスについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
③IS6FX|充実のボーナスキャンペーン
引用元:IS6FX公式サイト
IS6FXは、「TEC Solution」が提供しているVPSが利用可能な海外FX業者です。
項目 | スペック |
---|---|
OS | windows2012 |
CPU | Core 2.4GHz |
メモリ | 1GB |
HDD | 40GB |
参考:IS6FX VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)
IS6FXで無料VPSを利用する条件は、毎月5,000ドル以上の口座残高のみで取引量による条件はありません。
IS6FXならば、無理をして大きな取引量でのトレードを行わずとも無料でVPSを利用できますので、初心者にも優しい条件といえるでしょう。
また、IS6FXではVPSに関して万全の日本語サポートを提供しています。
日本語サポートを重視する方であれば非常におすすめです。
さらに、IS6FXでは最大13,000円の口座開設ボーナスや総額36万円の100%+50%+20%入金ボーナスなどの豪華なキャンペーンが常時開催されています。
ボーナスを活用して、低リスクで自動売買トレードを行いたい方にはIS6FXは最適な海外FX業者と言えるでしょう。
IS6FXの評判やメリット・ボーナス情報を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
④FBS|お得なキャッシュバック制度あり
引用元:FBS公式サイト
FBSは、VPSの無料利用条件のハードルが非常に低い海外FX業者です。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows2012 R2 |
CPU | 2コア |
メモリ | 4GB |
ディスク容量(SSD) | 60GB |
日本語サポート | なし |
FBSでは、450ドルの入金と毎月3ロット以上の取引でVPSを無料で利用できます。
ほとんどの海外FX業者では、無料VPSを利用するためには一定額以上の口座残高が必要です。
しかしFBSは450ドルの入金後、口座残高に関わらず3ロット以上の取引だけで利用可能。
手軽に自動売買を初めてみたい方には、FBSはおすすめの海外FX業者といえるでしょう。
FBSはキャッシュバック制度などの魅力がある業者です。FBSの評判やメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、FBSについて解説した以下記事をご覧ください。
以上、海外FXでVPSが無料で使えるおすすめ業者4選でした。
ここまで海外FX業者を紹介してきましたが、次章では海外FXのVPSとはそもそも何かを解説していきましょう。
自動売買(EA)で必須のVPSとは?
VPS(Virtual Private Server)とは、「仮想上の専用サーバー」のことです。
海外FXで自動売買トレードをする際、PCをシャットダウンしてしまうと自動売買(EA)も停止してしまうため、24時間常にPCを稼働させておかなければなりません。
ただPCを24時間稼働させておくと電気代がかさみますし、PCも早く劣化するため故障につながってしまいますよね。
ですが、VPS上で自動売買を行えば、自分のPCを24時間稼働させておく必要はありません。
VPSを利用すれば、自分のPCとは別のFX専用サーバーを使って自動売買トレードを行えるのです。
また、海外FXのVPSは大きく3つの種類に分類できます。
- FX業者が独自開発し提供しているVPS
- FX専用に作られたVPS(Beeksなど)
- FX専用でないVPS(Vultrなど)
海外FX以外にVPSを使う予定がなければ、FX業者が開発したものやFX専用VPSを使うと良いでしょう。
ではVPSの仕組みが理解できたところで、海外FXでVPSを利用するメリットを紹介していきます。
海外FXでVPSを利用するメリットについて徹底解説
ここからは海外FXでVPSを利用するメリットを解説していきます。
海外FXでVPSを利用するメリットは以下のとおりです。
- PCよりも電気代を節約できる
- PCの劣化を軽減できる
- 通信速度が上昇して約定が早くなる
- 停電や回線トラブルでのPC停止リスクがない
PCよりも電気代を節約できる
海外FXでVPSを使うことのメリットの一つ目は、電気代を節約できることです。
PCだけを使って自動売買(EA)を何日も起動させておきたい場合、毎日24時間常にPCを稼働させておかなければなりません。
デスクトップのパソコン(windows)を使う場合、1時間当たり平均で約17円の電気代がかかると言われています。
すると1日では408円かかりますから、1ヶ月で20日間起動させ続けておくとなると、なんと8,016円も必要となります。
VPSを使うだけで、電気代を大きく節約できますね。
PCの劣化を軽減できる
PCの劣化を軽減できることも、海外FXでVPSを使うメリットの一つと言えるでしょう。
PCだけでEAを稼働し続けるためには、PCの電源を切ることはできません。
しかし、PCは稼働時間が長くなるほど寿命が近くなってきます。
長期間稼働させ続けることで劣化を促し、買い替え時期を早めてしまうかもしれません。
VPS上でEAを稼働させておけば、PCの電源を切っても自動売買は停止しませんので、愛用のPCを長く使い続けられるでしょう。
通信速度が上昇して約定が早くなる
通信速度が向上して約定が早くなることもVPSを使うメリットといえます。
約定が早くなると、スキャルピングのような数秒〜数分単位でトレードする投資スタイルでは非常に有利です。
これは、VPSに搭載されている記録装置(SDD)のデータ記録速度が、ハードディスクよりもはるかに早いためです。
スキャルピングのように狭い利幅での利益を狙うFXトレードでは、狙った価格できっちりと約定できるかどうかは生命線といえるでしょう。
VPSの利用は、自動売買(EA)を使う時に限らず、短期での裁量トレードを行う際にも大きなメリットになるのです。
停電や回線トラブルでのPC停止リスクがない
VPSを使えば、停電や回線トラブルでのPC停止により、予期せず自動売買(EA)がストップすることもありません。
突然の停電や回線トラブルにより、PCが停止してしまうことはありますよね。
そんな時にVPSを利用していないと、EAが稼働せずチャンスを逃したり、ポジション決済できずに損失を拡大させてしまうことも考えられます。
ですが、VPSはPCの電源が落ちたり回線トラブルが起こっても、ストップすることはありません。
したがって、VPSで自動売買(EA)を稼働させていれば、予期せぬPCトラブルによってトレードが行われず機会損失することはないでしょう。
海外FXでVPSを利用するデメリット
ここからは、海外FXでVPSを利用する際に考えられるデメリットをお話します。
海外FXでVPSを利用するデメリットは以下のとおりです。
- 状況により利用手数料が毎月発生する
- 初心者には初期設定が難しい
状況により利用手数料が毎月発生する
VPSを利用することのデメリットの一つは、状況により利用手数料が毎月発生してしまうことです。
多くの海外FX業者では、一定額以上の口座残高があったり、毎月一定量以上の取引を行い続けることでVPSを無料で使えますよね。
しかし、海外FXの定めた利用条件を満たせななくなると、毎月2,000円〜3,000円ほどの利用手数料を払わなければなりません。
手数料を払ってまで使う価値のあるEAなのか、VPSを無料で使うために取引量を増やす必要はあるのか、VPSの契約前には確認が必要です。
その上で、興味のある海外FX業者のVPSが無料で使う条件をチェックしておくと良いでしょう。
初心者には初期設定が難しい
海外FXでVPSの利用するには、ご自身のPCで初期設定をする必要があります。
PCの扱いが苦手な方にとってはややVPSの利用は難しいかもしれません。
VPSは、PCのサーバーとは異なりwindowsなどのOSがインストールされているだけですので、全て自分でセットアップする必要があります。
そして多くのVPSでは、セットアップをコマンドラインで行わなければなりません。
コマンドラインとは、コマンドプロンプトというプログラミングツールにコードを入力することでPCを操作する方法です。
コマンドラインでのPC操作は、慣れるのに苦労すると思いますので、業者へどんどん質問して解決していきましょう。
よくある質問
最後に、海外FXのVPSに関するよくある質問に回答していきます。
- 海外と国内のVPSに違いはある?
- 無料VPSが利用できる海外FX業者のランキングは?
- 海外FXの無料VPSの使い方・設定方法は?
- 1つのVPSで複数のMT4は利用できる?
- 海外FXのVPSの解約方法は?
海外FXでVPSを利用して自動売買(EA)などを行う場合、海外VPSの方が通信速度が速くなり、EAの約定力などが高まります。
その理由は、海外FX業者のサーバーがアメリカやロンドンなどに位置しているため、VPSとの距離が近くなるからです。
一方、海外のVPSは日本語サポートに対応していないものがあるため、日本語でVPSの利用方法などをサポートしてほしい方にとっては国内VPSが安心でしょう。
無料VPSの利用条件が達成しやすい、かつスペックが高いおすすめ業者ランキングは以下の通りです。
海外FXの無料VPSは、以下の手順で利用できます。
- 無料VPSが使える海外FX業者で口座開設する
- 海外FX業者の公式サイトからVPSの申込みをする
- VPSに接続する
- VPSのサーバー内にMT4をダウンロードする
VPSの利用方法・使い方については、各FX業者ごとに異なるのでそれぞれ確認しておきましょう。
なお、VPSを無料で利用するための条件は、VPS契約時または毎月1日に判断されることが多いようです。
はい、可能です。
ただし、VPSのメモリが少ない場合はMT4を複数稼働させると通信が遅くなる可能性があります。
具体的には、MT4を2つ利用したい場合は、VPSのメモリは1GBで十分でしょう。
VPSを解約したい場合は、海外FX業者のマイページから解約手続きできます。
口座開設した海外FX業者の公式サイトを確認してみましょう。
なお、VPSを無料で利用していた場合は、利用条件が満たせなくなった時点で自動で解約されます。
海外FXの無料VPSまとめ
VPSとは、海外FXでの自動売買トレードに必須な「仮想のFX専用サーバー」のことでした。
海外FX業者のVPSで自動売買するメリットは以下の4つです。
- PCよりも電気代を節約できる
- PCの劣化を軽減できる
- 通信速度が上昇して約定が早くなる
- 停電や回線トラブルでのPC停止リスクがない
一方、デメリットとしては以下の2つがありました。
- 状況により利用手数料が毎月発生する
- 初心者には初期設定が難しい
海外FXでVPSを使うには、初期設定がやや難しかったり、ある程度の資金が必要であるためと、FX初心者にはややハードルが高いかもしれません。
とはいえ、VPSを無料で使うための条件が緩めの海外FX業者もいくつか存在します。
また、日本語サポートが万全な海外FX業者を選べば、難しい初期設定にも安心して取り組めるでしょう。
海外FXでVPSを使っての自動売買にこれから取り組んでみたい方は、まずは当記事で紹介した海外FX業者で試してみてはいかがでしょうか。