海外FXの取引時間は平日24時間で、外国為替市場が開場している時間帯であればいつでもFXトレードに挑戦できます。
当記事では、そんな海外FXの取引時間について詳しく解説しています。
- 海外FXの取引できる時間・取引できない時間
- 海外FXのサマータイムと冬時間について
- 各主要ブローカーの取引時間一覧
- 海外FXで取引が活発になる時間帯と手法
記事内では、東京時間やロンドン時間など、各市場で取引時間ごとの特徴や癖も紹介しています。
取引時間ごとの特徴・癖を把握することで、時間帯に適したトレード手法を習得できるようになるため、勝てるトレーダーになりたい方は必見です!
海外FXで為替トレードできる取引時間とは?
株式取引を行う場合、各証券取引所が開場している時間しか取引できません。
例えば、東京証券取引所の開場時間は「9時~15時」までで、それ以外の時間帯で株式取引を行うことは基本的に無理です。
一方、外国為替市場は特定の取引所が無いため、外国為替市場が開いてる平日の24時間であればいつでも取引することが可能です。
海外FXができる取引時間平日24時間
海外FXの取引時間は「平日24時間」が基本です。
厳密に言うと、日本時間の月曜日6:00~土曜日6:00までが取引可能時間です。
外国為替取引(FX)の場合、各金融機関がインターバンク市場というネットワークを通じて為替取引を行います。
日本の外国為替市場(東京市場)が閉まっている時間帯でも、世界各国どこかの外国為替市場は開場しているため、インターバンク市場を通じていつでも為替取引を行うことが可能です。
株式市場のように特定の取引所が存在せず、いつでも好きな時間に取引できるのは海外FXの特徴の一つと言えます。
土日と年末年始は海外FXで取引できない
- 土日
- 元旦(1月1日)
- 大晦日(12月31日) ※時間短縮
- クリスマス(12月25日) ※時間短縮
海外FXは基本的に24時間いつでも取引可能ですが、土日と年始である元日(1月1日)は取引できないため注意が必要です。
土日・元日は世界の為替市場が閉まっている
土日はほとんどの外国為替市場が休みのため、取引ができません。
(バーレーン市場など、一部中東の市場以外は閉場しています)
また、各国の銀行が休業となる元日(1月1日)も海外FXの取引は不可です。
大みそかやクリスマスは時間短縮のケースが多い
さらに、大みそか(12月31日)やクリスマス(12月25日)も多くの金融機関が休業となるため、海外FX取引も短縮取引となるケースが多くなるので注意が必要です。
実際の取引時間・取引不可時間は各海外FX業者によって異なります。
詳しく知りたい方は「海外FX主要業者の取引時間一覧」をご覧ください。
日本の祝日なら取引は可能
土日や年末年始は相場が動かなかったり、取引時間が短くなります。
そのため混乱しがちですが、日本が祝日でも海外が平日であればFX取引は可能です。
例えば、憲法記念日やこどもの日などがあるゴールデンウィーク期間は、日本の東京市場は閉まっていますが、他の国の外国為替市場は通常通り動いています。
そのため、日本が祝日でも海外FX取引ができます。
取引時間外の土日にFX取引する方法はあるのか?
先程説明したように、外国為替市場は土日に閉場するためFXトレードができません。
しかし、厳密には為替市場が閉まっている土日でもFXを行うことは可能です。
- 土曜日の早朝に取引する
- 仮想通貨FXを行う
土曜日の早朝は相場が動いている
日本時間で考えると、外国為替市場は「土曜日の朝6時」頃まで動いています。
そのため、日本時間で土曜日の早朝であればFX取引は可能です。
しかし、土曜日早朝にFX取引をする場合「ポジションの持ち越し」には十分注意を払う必要があります。
その理由は、週明けの月曜日に「窓開け」が発生するからです。
窓開けが発生すると、価格が大きく変わるため、保有ポジションの損失が大きくなる危険性がある。
土曜日の6時ギリギリまでFXトレードを行うことは自由ですが、月曜日に窓開けが発生するリスクがあることは頭に入れておきましょう。
仮想通貨FXなら24時間365日取引できる
外国為替取引の場合、上で説明しているように土日や元旦などは取引不可です。
しかし、平日1日中働いている方の中には、「まとまった時間を確保できる土日にたくさんFXトレードしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
休日にしっかり相場を分析して海外FXを行いたい方におすすめなのが「仮想通貨FX」です。
仮想通貨FXの取引時間は「24時間365日」です。
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海外FXには夏時間(サマータイム)と冬時間がある
アメリカや欧州諸国、オーストラリアなどでは「サマータイム制度」が導入されています。
サマータイム制度とは、日照時間が長い期間は活動する時間を1時間ほど早める制度のこと。
太陽が出ている時間に効率よく活動するための制度で、世界60以上の国で採用されている。
海外FXの取引時間はサマータイム制度の影響を受けており、サマータイム導入時と通常時で取引時間が異なります。
ちなみに、サマータイムが適用される期間を「夏時間」、それ以外の期間「冬時間(米国標準時間)」と表現することもあるので覚えておきましょう。
夏時間・冬時間が適用される期間は以下の通りです。
夏時間(サマータイム)の期間 | 冬時間(米国標準時間)の期間 |
---|---|
3月の第2日曜日~11月の第1日曜日 | 11月の第1日曜日~3月の第2日曜日 |
夏時間(サマータイム)に突入すると、基本的に取引時間は「1時間」前倒しになります。
夏時間の取引時間 | 冬時間の取引時間 |
---|---|
開始時間:月曜日の午前6時 終了時間:土曜日の午前6時 |
開始時間:月曜日の午前7時 終了時間:土曜日の午前7時 |
上記のように、夏時間と冬時間で取引時間が変化する点を頭に入れておきましょう!
ちなみに、厳密な取引時間は海外FX業者ごとに異なります。
海外の主要FX業者の取引時間一覧
ここでは、海外FXの主要業者の取引時間をまとめて紹介します。
海外FX業者 | 夏時間 | 冬時間 | 年末年始/クリスマス |
---|---|---|---|
XM | 月曜日6時5分 ~土曜日5時50分 |
月曜日7時5分 ~土曜日6時50分 |
12/25・26は閉場 12/31:時間短縮 1/1:閉場 |
Exness | 月曜日6時5分 ~土曜日5時59分 |
月曜日7時5分 ~土曜日6時59分 |
12/24・25は閉場 12/31~1/2:閉場 |
Axiory | 月曜日6時4分 ~土曜日5時58分 |
月曜日7時4分 ~土曜日6時58分 |
12/24・25・26は閉場 12/31・1/1は閉場 |
FXGT | 月曜日6時5分 ~土曜日5時55分 |
月曜日7時5分 ~土曜日6時55分 |
12/24は時間短縮 12/25は閉場 12/31:時間短縮 1/1:閉場 |
上記表から分かるように、厳密な取引時間や営業日は各ブローカーによって異なります。
海外FXの取引時間は平日24時間ですが、各業者は毎朝「メンテナンス」の時間を設けています。
業者ごとに時間は異なりますが、約5~15分ほどメンテナンスが実施されているので、この時間帯の利用にはご注意ください。
トレードが活発になる世界三大市場の取引時間を解説
平日24時間常に相場が動いている外国為替市場ですが、その中でも特にトレードが活発になる取引時間があります。
- 東京時間(8時~10時)
- ロンドン時間(16時~19時)
- ニューヨーク時間(21時~翌2時)
上記3つの取引時間は相場が活発に動くため、うまく流れに乗ることで大きく収益を伸ばせる可能性があります。
東京時間(8時~10時)
日本時間の8時~16時頃までは東京外国為替市場が動いている時間帯で、東京時間と呼びます。
東京時間の中でも8時~10時の時間帯は、日本人の他、シンガポールやオーストラリアに住む投資家たちが積極的に参加するため、相場の動きが活発化します。
日本円(JPY)やオーストラリアドル(AUD)の値動きが大きくなるということを覚えておきましょう。
東京時間がスタートしてから仲値が決まる「9時55分」は特に取引が活発になる時間帯のため、上手に流れに乗ることで収益UPが見込めます。
仲値とは、金融機関が外国為替取引を行う際の基準となるレートのこと。
仲値が決定する時間が終わり、10時を過ぎたあたりから値動きは徐々に落ち着く傾向にあります。
ロンドン時間(16時~19時)
日本時間の16時ごろから、ロンドンを中心とした欧州各国の市場がオープンします。
ロンドン市場がオープンした16時~19時くらいまで(冬時間の場合17時~20時)の取引時間をロンドン時間と呼び、値動きが非常に活発になるため注目です。
特にユーロ(EUR)やポンド(GBP)といった欧州の主要通貨の値動きが活発になり、経済指標発表時には相場が大きく反応します。
ロンドン時間が始まったら値動きが大きくなり、19時頃に一旦落ち着くケースが多いです。
ニューヨーク時間(21時~翌3時)
日本時間の21時ごろからニューヨーク市場が開場します。
いわゆるニューヨーク時間の始まりです。
ロンドン市場とも被る取引時間のため、ニューヨーク時間が始まった21時~翌3時ごろ(冬時間の場合22時~翌3時)までが、1日で最も相場が活発になる時間帯と言えます。
ニューヨーク時間に発表される「米国の経済指標」は世界で最も注目される指標のため、短時間で大きな値動きを見せるケースが多いです。
仕事から帰宅してひと段落した21時ごろからニューヨーク時間が始まるため、日本人トレーダーの方も参加しやすい時間帯ですね。
海外FXトレードすべきでない取引時間
東京時間・ロンドン時間・ニューヨーク時間は値動きが大きいため積極的に参加したい時間帯と言えますが、一方で「取引をやってはいけない時間帯」もあります。
「トレードチャンスを逃したくない!」と考えてすべての時間帯でエントリーしたいと考える気持ちも分かりますが、以下で紹介する時間帯は損をする可能性が高まるため注意しなければいけません。
早朝の6時~7時
海外FXトレーダーの方が取引すべきでない時間帯の一つが「(日本時間)早朝の6時~7時」です。
早朝6時~7時頃は東京為替市場の開場前ということもあり、流動性が非常に低い時間帯です。
さらに、原則値動きが小さい時間帯にもかかわらず、投機筋による大きな取引によって相場が急変するリスクもあります。
スプレッドも広がってしまうため、この時間帯の取引は極力避けるようにしましょう。
重要指標発表の前
米国の雇用統計や政策金利の発表など、外国為替市場を大きく動かす「重要指標発表の前」は取引をひかえた方が良いでしょう。
なぜなら、相場が思わぬ方向に急変する可能性が非常に高いからです。
各通貨ペアの値動きが予測しにくいため、重要指標発表前のトレードはギャンブル要素がとても強くなってしまいます。
自己資金を大切にしたい方は、指標発表前にエントリーすることは控えましょう。
海外FXでおすすめの取引時間帯と手法を解説
ここからは、各時間帯の特徴や癖を活かした取引手法について解説していきます。
東京時間は仲値が決まる10時前を狙う
先述の通り、東京時間の9時55分はその日の仲値が決定する時間です。
仲値が決定する直前は、輸入業者による米ドル(USD)需要の増加によって、米ドル/円(USD/JPY)が短期的に上昇する傾向にあります。
特に、輸入業者の決済日であるゴトー日(5,10,15,20,25,30日)は米ドル需要が非常に高まるため、USD/JPY相場で上昇トレンドが発生しやすいと言われています。
その結果、金融機関は保有する米ドルが不足するため、為替市場から米ドルを購入します。
この流れが影響し、USD/JPY相場で上昇トレンドが発生するケースが多くなると言われています。
仲値が決定する直前(特にゴトー日)にUSD/JPY相場の上昇トレンドを狙うことで、うまく利益を出せる可能性があります。
ロンドン時間序盤の強い値動きを狙う
ロンドン時間がスタートすると、ユーロ(EUR)やポンド(GBP)を中心に値動きが活発化します。
特に、ロンドン市場が開場した直後は多くの投資家たちが市場に参加するため、「強いトレンド」が発生しやすいです。
この特徴を活かし、ロンドン市場が始まったと同時に発生するトレンドに「順張り」する手法がおすすめと言えます!
ロンドン時間が始まってから適切にトレンド相場を見つけるためには、「環境認識」のスキルを習得することがとても大切!
FXの相場は、常にトレンドが発生しているわけではありません。
トレンドが発生している時間帯もあれば、レンジ相場の時間帯もあります。
現在の相場観を正しく把握できないと、海外FXで勝率を高めることは難しいと言えます。
ロンドン時間のトレンドに上手に乗るためには、環境認識について理解を深め、日常の取引から意識することが重要です。
相場観・トレンドを見極める能力に自信が無い方は「FXの環境認識の簡単なやり方・エントリー方法」を参考にしてみてください!
ニューヨーク時間はスキャルピング手法と相性が良い
ニューヨーク時間は1日の中で最も取引量が多く、相場が活発に動きます。
その特徴を活かすトレード手法が「スキャルピング」です。
スキャルピングとは、数秒から数分の短期取引を何度も繰り返し利益を積み重ねるトレード手法のことで、ニューヨーク時間と相性ピッタリと言えます。
値動きが活発なニューヨーク時間なら、スキャルピング手法でも大きな利益を生み出せる可能性があります。
そのため、ニューヨーク時間の相場を活用したスキャルピング取引を行いたい方は、海外FX業者の利用をおすすめします!
スキャルピングにおすすめの海外FX業者を参考にして、自分に適したブローカーを利用してみましょう。
海外FX業者の多くがスキャルピングを容認していますが、その中でも特にスキャルピングトレードに適しているのが以下2業者です。
- Axiory(アキシオリー)
→スプレッドが狭く、約定力が高い! - Exness(エクスネス)
→無制限レバレッジ+ロスカット水準0%! - TitanFX(タイタンエフエックス)
→口座残高のレバレッジ制限無しで大口取引に最適!
「スキャルピング手法と相性の良い業者×相性の良い時間帯(ニューヨーク時間)」の組み合わせで、上手に利益を生み出しましょう!
海外FXの取引時間に関するよくある質問
ここからは、海外FXの取引時間に関するよくある質問に回答していきます。
海外FXの取引時間はいつですか?
海外FXの取引可能時間は原則「日本時間の月曜日6:00~土曜日6:00」です。
ただし、冬時間の場合1時間後ろにずれて「日本時間の月曜日7:00~土曜日7:00」になります。
FXトレードできない取引時間はいつですか?
以下の時間帯は取引できない、もしくは時間が短縮されるため注意が必要です。
- 土日
- 元旦(1月1日)
- 大晦日(12月31日) ※時間短縮
- クリスマス(12月25日) ※時間短縮
年末年始や土日、世界的に重要なイベントがある日は取引できないことを覚えておきましょう。
FXのサマータイムとは何ですか?
海外FXのサマータイムとは、通常時の取引時間よりも「1時間」前倒しになることを意味します。
サマータイムは夏時間とも呼ばれ、「3月の第2日曜日~11月の第1日曜日(米国時間)」の期間を指します。
サマータイムが導入されている期間の取引時間は以下の通りです。
終了時間:土曜日の午前6時
反対に、サマータイムではない期間「11月の第1日曜日~3月の第2日曜日(米国時間)」を冬時間と呼び、取引時間は以下の通りです。
終了時間:土曜日の午前7時
FXで月曜日の取引開始時間は?
FX取引は月曜日の朝7時に開始します。
基本的にFXの取引時間は月曜日の朝7時から土曜日の朝7時までですが、海外市場には「夏時間」「冬時間」があるため、取引開始時間が異なる場合もありますのでご注意ください。
FXの外国市場はどこにありますか?
海外のFX取引市場は、香港・ロンドン・ニューヨーク・フランクフルト・シドニー・ウェリントンにあります。
上記に東京を加えた各市場で取引ができ、そのため平日は24時間いつでも取引できるのです。
海外FXで値動きが激しい時間帯はいつですか?
海外FXにおいて、世界三大市場が開場する時間帯は値動きが活発になるので覚えておきましょう。
世界三大市場が開場し、相場が活発になる時間のことをそれぞれ「東京時間」「ロンドン時間」「ニューヨーク時間」と呼びます。
海外FXの窓開け時間はいつですか?
海外FXにおける窓とは「週末の終値と週頭の始値の差」を意味し、通常月曜日の朝に発生します。
海外FXの取引時間まとめ
今回は「海外FXの取引時間」についてまとめてきました。
海外FXは平日24時間いつでも取引できますが、相場が活発に動く時間帯を理解し、その時間帯にあったトレード手法を行うことで収益を伸ばせる確率が高まります。
一方で、取引すべきでない時間帯もしっかりと理解し、ご自身の大切な資金を無駄に減らさないように細心の注意を払いましょう。