SNSなどでは「海外FXはおすすめしない」と言われることがあり、その理由として多いのは「金融庁の認可が無くリスクが高い」「スプレッドが広い」といった内容がほとんどです。
しかし、これらの海外FXをおすすめしない理由や噂は本当に正しいのでしょうか?
当記事ではそんな疑問を解決すべく、海外のFX会社利用をおすすめしない理由と実態を鋭く検証し解説します!
- 海外FXと国内FXの違いを比較
- 海外FXをおすすめしない理由と実態
- おすすめしない理由を上回る海外FXのメリット
- 安全な海外FX会社の特徴
- 安全に利用できる海外のFX会社3選
- 使ってはいけない海外FX会社3選
結論から言うと、海外のFX会社にはおすすめしない理由・デメリットを補って余りある、「ハイレバレッジ」や「ゼロカット」「ボーナス」といったハイスペックの取引環境・メリットがあるため、利用をおすすめします!
「おすすめしない海外のFX会社」と「おすすめできる海外のFX会社」も解説していますので、海外FXの安全性に疑問をお持ちの方はぜひご覧ください。
初心者にもおすすめの業者が知りたい方は「海外FX業者おすすめランキング一覧!全80社の人気口座を徹底比較」をご覧ください。
まずは海外FXと国内FXの違いを比較
そもそも、海外FXと国内FXの違いがよく分からない方も多いかと思います。
そこでまずは海外FXと国内FXの違いを比較してみましょう!
下表は、主要項目における海外FXと国内FXの比較表です。
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
信託保全の義務 | なし | あり |
税金額(所得税+住民税) | 15%~55% | 一律で20% |
金融庁の認可 | なし(不要) | あり(必要) |
スプレッド | 広い傾向 | 狭い傾向 |
レバレッジ | 規制なし (数百倍~無制限) |
規制あり (最大25倍) |
ゼロカット | あり | なし |
高額ボーナス | あり | なし |
海外FXと国内FXの比較をまとめると、下記の通りです。
- 海外FXは信託保全の義務が無く金融庁の認可も必要ない
- 国内FXは信託保全が義務化されていて金融庁の認可も必要
- 税金やスプレッドは国内FXが有利な傾向
- レバレッジやボーナスは海外FXが有利な傾向
- 国内FXにはゼロカットがない
しかし、国内FX・海外FXのどちらが有利か、上記の比較だけでは断言できない項目もあります。
例えば、「金融庁の認可の有無」は、認可があるから本当に安全・有利なのでしょうか。
また、スプレッドや税金に関しても本当に国内FXが有利なのか、実態を検証する必要があります。
次は具体的な数字や論拠をもとに国内FXと海外FXを比較し、「海外FXをおすすめしない理由」を解説していきます!
海外FXをおすすめしない8つの理由を解説
では、海外FXをおすすめしない理由としてよく言われる8項目について、徹底解説します。
「なぜ海外FXをおすすめしないと言われるのか」、そして「おすすめしない理由に妥当性があるか?実際どうなのか?」を詳しく見ていきましょう!
- 信託保全のある海外FX会社が少ない
- 借金リスクがある
- 税金が高くなる場合がある
- 金融庁の認可を受けていない
- 国内FXよりスプレッドが広い
- 出金拒否されたという口コミがある
- 国内FXより入出金に時間がかかる
- 日本語に非対応の場合がある
では、1つ1つおすすめしない理由の解説を見ていきましょう。
おすすめしない理由①信託保全のある海外FX会社が少ない
海外FXをおすすめしない1つ目の理由でよく言われるのが、「信託保全のある海外FX会社が少ないから」。
信託保全とは、万が一FX会社が破綻したときに、トレーダーの資産が全額返金・補償される制度のことです。
国内FXの場合、金融庁の指示のもと、すべての会社において信託保全が義務づけられています。
信託保全の仕組みがあれば、万が一のときも資産が守られるため、安心してトレードできると言えるでしょう。
一方、海外FXでは信託保全に対応している会社が少ない状況。
しかし、信託保全がないからと言って、「海外FXをおすすめしない」と単純には言えない面もあるのです。
結論:海外FX会社の多くは分別管理している
多くの海外FXでは、信託保全のかわりに「分別管理」を採用しています。
分別管理とは、トレーダーの資産を経営資金とは分別し、異なる銀行口座で管理する制度のことです。
分別管理されていれば、運転資金としてトレーダーの資産が不正流用されることがないため、一定の信頼感・安全性は確保されていると言えるでしょう。
分別管理では、万が一会社が倒産した際に、トレーダーの資金が100%返金される保証はありません。
ただし、海外FX会社は分別管理だけでなく、損害保険に加入するなど、万が一への対策をしている会社も多いです。
例えばFXGTでは、最大で100万ユーロ(約1.4億円)を補償する保険に加入しています。
大手海外FX会社の破綻は考えにくいですが、それでも万が一に備えて対策していることで、一定の安心感を得られるのではないでしょうか。
こうやって見ると、「信託保全でないからおすすめしない」というのは、少し短絡的な印象です。
また、海外FX会社に信託保全が少ないのは、レバレッジやボーナスなどの取引環境を優先しているため、という理由もあります。
信託保全には莫大な資金が必要なため、その資金は最小限にして、むしろサービスの充実に注力しているわけですね。
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それでも「信託保全がいい!」とお考えの方は、以下の海外FX会社(信託保全あり)がおすすめです。
- Axiory
- Tradeview
- FBS
おすすめしない理由②借金リスクがある
海外FXをおすすめしない2つ目の理由は、「海外FXは借金リスクがあるから」。
たしかに、海外FXはハイレバレッジなので、「借金リスクが高そう」とイメージされるのもよく分かります。
一方で国内FXの場合は、国内という安心感から借金リスクが低いと考えられがち。
しかし、実態としては真逆。
入金額以上の借金をしたくない方には、むしろ国内FXはおすすめしないです。
借金リスクという面において、なぜ国内FXをおすすめしないのか、理由を見ていきましょう!
結論:国内FXのほうが借金(追証)リスクがある
国内FXは、金融庁の規制があるため、ゼロカットシステムがありません。
ゼロカットとは、相場の急変時に、システム的にロスカットが間に合わなかったときでも、マイナス残高をFX会社が補填してゼロにリセットしてくれる仕組みのことです。
国内FXにはゼロカットがないため、万が一、ロスカットが間に合わなかった場合に、多額の借金(追証)を背負うリスクがあります。
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日本の法律では、トレーダー救済より会社を守ることが優先されていると言えるかも。
一方、大半の海外FXではゼロカットシステムが採用されています。
海外FXなら、ロスカットが間に合わない際も、マイナス残高をFX会社が補填してくれるため、入金額以上の借金リスクがないのです。
実際、2015年1月15日のスイスフランショックでは、XMなどの海外FX会社ではゼロカットを執行。多くのトレーダーを借金から救済しました。
国内FXトレーダーが多額の追証を請求され、借金を背負ったのとは対照的です。
上記のことから、「借金リスクがあるから海外FXはおすすめしない」という認識は、正確ではないと言えるでしょう。
関連:海外FXの危険性・リスクを徹底調査!危険だと誤解される5つの理由も解説
おすすめしない理由③税金が高くなる場合がある
海外FXをおすすめしない3つ目の理由は、「税金が高くなる場合があるから」。
税金が高いと利益が減ってしまうため、デメリットとして挙げられるのは当然ですよね。
では本当に海外FXの税金が高いのか、国内FXと比較して解説していきます!
結論:少額利益なら海外FXのほうが節税できる
下表は、海外FXと国内FXの税金(所得税+住民税)を比較したものです。
利益 | 税率 (海外FX) |
税率 (国内FX) |
---|---|---|
195万円未満 | 15% | 20% |
195万円~333万円 | 20% | |
333万円~695万円 | 30% | |
695万円~900万円 | 33% | |
900万円~1,800万円 | 43% | |
1,800万円~4,000万円 | 50% | |
4,000万円以上 | 55% |
海外FXは、所得税が累進課税となっており、利益額が増えると税金も増えます。住民税はすべて10%です。
国内FXは、一律で20%(所得税15%+住民税5%)となっています。
税金の比較ポイントをまとめると、下記の通りです。
- 利益195万円未満:海外FXがおすすめ(国内FXはおすすめしない)
- 利益195万円~330万円未満:海外FX・国内FXの税金はほぼ同じ
- 利益330万円以上:国内FXがおすすめ(海外FXはおすすめしない)
つまり、利益が少額のうちは、海外FXのほうが節税を期待できます。
「税金が高いから海外FXをおすすめしない」という見解も、実態とは違っていると言えるでしょう。
ただし、利益が333万円以上になると、海外FXのほうが国内FXより税金が高くなります。
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最初はレバレッジの高い海外FXで資金を増やし、利益が300万円を超えたあたりで法人口座・国内FXへの移行・併用を検討するのも1つの方法です。
おすすめしない理由④金融庁の認可を受けていない
海外FXをおすすめしない4つ目の理由は、「金融庁の認可を受けていないから」。
事実、海外FX会社は、日本の金融庁の認可を受けていません。
しかし、金融庁の認可がなくても、海外FX会社を利用して取引することは可能です。
「金融庁の認可がないからおすすめしない」という論調は、本当に的を得ているのでしょうか?
結論:海外FXで取引すること自体は問題ない
結論、金融庁の認可がなくても、海外FX会社で取引すること自体は違法ではありません。
金融庁は海外FX会社に警告も出していますが、これは日本国内での営業活動(広告・宣伝)に対してのもの。
トレーダーが海外FX会社を使うことはまったく問題ないので、この点はご安心ください。
むしろ、金融庁の規制がないからこそ、海外FXではハイレバレッジや豪華なボーナスといったメリットを提供できるのです。
海外FX会社 | 最大レバレッジ |
---|---|
Exness | 無制限 |
FBS | 3000倍 |
BigBoss | 1111倍 |
XM | 1000倍 |
FXGT | 1000倍 |
IS6FX | 1000倍 |
海外FX会社 | 口座開設ボーナス | 入金ボーナス |
---|---|---|
XM | 13,000円 | 100%入金ボーナス |
FXGT | 最大20,000円 | 100%初回入金ボーナス |
IS6FX | 最大13,000円 | 100%初回入金ボーナス |
上記のような海外FXのハイレバレッジ・豪華なボーナスといったメリットは、金融庁の管轄下にある国内FXには到底真似できないもの。
これだけの高スペックの海外FXをおすすめしないのは、非常にもったいないと言わざるを得ません。
金融庁の認可がないからおすすめしないのではなく、むしろ金融庁の認可がないからこそ海外FXがおすすめ、という見方もできるでしょう。
おすすめしない理由⑤国内FXよりスプレッドが広い
海外FXをおすすめしない5つ目の理由は、「国内FXよりスプレッドが広いから」。
上記のおすすめしない理由は、ある程度、的を得ています。
たしかに、海外FXのスプレッドは、総じて国内FXのスプレッドより高いというのが通説です。
ただし、「海外FXはスプレッドが広いのでおすすめしない」は、あくまで印象論。
海外FXをおすすめしない理由として本当に妥当なのか、海外FXと国内FXのスプレッドを比較検証してみましょう!
結論:海外FXのECN口座のスプレッドは国内FXより若干広い程度
下表は、海外FXと国内FXのスプレッド比較表です。
海外FXは、XM(KIWAMI極口座)とExness(ロースプレッド口座)というECN口座で計測しました。
通貨ペア(pips) | 海外FX | 国内FX | ||
---|---|---|---|---|
XM | Exness | DMM | 外為オンライン | |
USD/JPY | 0.7 | 0.7 | 0.2 | 0.9 |
EUR/JPY | 1.2 | 1.0 | 0.5 | 1.9 |
GBP/JPY | 1.4 | 1.1 | 1.0 | 3.4 |
EUR/USD | 0.7 | 0.7 | 0.4 | 1.4 |
GBP/USD | 0.7 | 0.8 | 1.0 | 2.8 |
AUD/USD | 0.9 | 1.0 | 0.9 | 2.6 |
ゴールド | 1.3 | 1.4 | 1.3 | – |
7通貨ペア平均 | 1.0 | 1.0 | 0.8 | 2.2 |
ご覧のように、海外FXであってもスプレッドの狭いECN口座で比較すれば、国内FXとさほど遜色ない状況。
上記の比較を見れば、「おすすめしないレベルで海外FXのスプレッドが広いデメリット」とまでは言えないかと思います。
「海外FXはスプレッドが広いのでおすすめしない」という通説には、そこまでの妥当性がないことをご実感頂けたのではないでしょうか。
おすすめしない理由⑥出金拒否されたという口コミがある
海外FXをおすすめしない理由の6つ目は、「出金拒否されたという口コミがあるから」。
たしかにTwitterなどで、出金拒否されたという口コミをたまに見かけます。
海外FXでは出金拒否されるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
結論:主要海外FX会社では不当な出金拒否はしない
結論、主要な海外FX会社では、不当な出金拒否はしません。
XMやExnessなど、大手の海外FX会社から見れば、数百万、数千万円程度の出金は、微々たるもの。
そのような少額で出金拒否をしても、会社の評判を下げて損するだけです。
海外FXでは、正しく利用していれば、不当に出金拒否されることはないのでご安心ください。
「出金拒否された」という噂の大半は、ユーザー側に問題があるからです。
多くの海外FX会社では、下記のような規約違反に対して、出金拒否など厳しい対応をします。
- ボーナスの悪用
- 複数口座・複数会社での両建て
- その他規約違反
国内FXにおいても、規約違反に対しては、出金拒否などの対応がとられるはずです。
上記のことから、「海外FXは出金拒否があるからおすすめしない」という噂も、特に気にする必要はないでしょう。
おすすめしない理由⑦国内FXより入出金に時間がかかる
海外FXをおすすめしない7つ目の理由として、「国内FXより入出金に時間がかかる」という点もよく言われます。
果たして、おすすめしないと言われるほど海外FXの入出金反映は遅いのでしょうか。
結論:入金は同じ&出金は1~3営業日ほど海外FXは遅い
結論を言うと、入金に関しては国内FXと海外FXではほぼ同じです。
海外FXと言えども、主要会社は日本国内に銀行口座を持っているので、15時までに入金すれば、ほぼ即時反映されます。
一方、出金については下記の通りです。
- 国内FX:出金申請から1〜2営業日
- 海外FX:出金申請から2~5営業日
国内FXのほうが、1〜3営業日ほど早く出金できます。
ただ、おすすめしないと言われるほど、海外FXの出金が遅いわけではない印象です。
海外FXの出金は、許容範囲と言えるのではないでしょうか。
おすすめしない理由⑧日本語に非対応の場合がある
海外FXをおすすめしない8つ目の理由は、「日本語に非対応の場合があるから」。
海外FXと聞くと、サポート・質問には英語が必要という印象をお持ちの方も、結構多いのではないでしょうか。
たしかに、マイナーな海外FX会社の場合、日本語に非対応の場合もあるため、おすすめしないというのは分かります。
しかし、XMなど主要な海外FX会社でも日本語に非対応なのでしょうか?
結論:主要海外FX会社では完全に日本語対応
主要な海外FX会社では、完全に日本語対応しているのでご安心ください。
国内FXのように、日本語の電話サポートをしている海外FX会社は少ないですが、ほとんどの会社では、以下のサポートを日本語で受けられます。
- ライブチャット
- メール
- 問い合わせフォームから質問・相談
XMやFXGTなどのように、日本人スタッフが丁寧に対応してくれる海外FX会社も多いですよ!
海外FXをおすすめできない理由まとめ
以上、海外FXをおすすめできない理由を8項目に分けて解説しました。
おすすめしない理由・実態をよく検証すると、実はそこまでのデメリットではないものが多い印象です。
たしかに、下記の項目では、国内FXのほうが有利で、海外FXをおすすめしないのも分かります。
- 海外FXは信託保全の会社が少ない
- 高額利益が出た際には海外FXは税金が高い
- 海外FXは国内FXより出金日数が1~3日遅い
ただ、いずれも決定的なデメリットとまでは言えず、許容範囲という見方もできるでしょう。
むしろ国内FXのほうが、ゼロカットがないために常に借金(追証)リスクが伴うという、致命的なデメリットがあります。
借金という点で言えば、ゼロカットというメリットがある海外FXのほうが、安心してトレードできるでしょう!
おすすめしない理由を上回る海外FXのメリットとは
海外FXには、おすすめしない理由・デメリットを補って余りあるメリットがあるのです。
ここからは、おすすめしない理由を上回る、海外FXのメリットを3つについて解説します!
- 少ない口座証拠金で効率よく稼げる
- ゼロカットにより追証・借金のリスクがない
- 海外FXならではの豪華なボーナスが使える
少ない口座証拠金で効率よく稼げる
おすすめしない理由を上回るメリットとして、少ない口座証拠金で効率よく稼げる点が挙げられます。
海外FXの場合、国内FXではあり得ないハイレバレッジでの取引が可能です。
レバレッジが高ければ、用意する証拠金も少なくて済みます。
海外FXのハイレバレッジを活用すれば、資金効率のよいトレードを実現しやすいでしょう!
一例として、海外FXと国内FXでの必要証拠金を比較します。
- 1ドル=130円時のドル円で取引
- 1ロット=10万通貨とする
- 海外FXはレバレッジ1000倍で計算
ロット数 | 海外FX (レバレッジ1000倍) |
国内FX (レバレッジ25倍) |
---|---|---|
0.01ロット | 130円 | 5,200円 |
0.1ロット | 1,300円 | 52,000円 |
1ロット | 13,000円 | 52万円 |
10ロット | 13万円 | 520万円 |
1ロット=10万通貨で計算した場合、国内FXでは1ロット取引するために52万円も必要です。
一方、レバレッジ1000倍の海外FXならわずか13,000円で取引でき、証拠金が少なく済むメリットがあります。
少額資金でトレードできるため、海外FXのほうがローリスク・ハイリターンを狙いやすいでしょう!
海外FX
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ただし、毎回ハイレバレッジで取引することは、ロスカットのリスクも高まるため、あまりおすすめしないです。資金管理もしっかり行いましょう。
関連:海外FXレバレッジ比較!全80社からおすすめ口座を6つ厳選
ゼロカットにより追証・借金のリスクがない
先述の「おすすめしない理由②借金リスクがある」でもお伝えした通り、海外FXにはゼロカットというメリットもあります。
相場急変によってロスカットが間に合わない際も、借金(追証)リスクがない点は、海外FXの大きなメリットと言えるでしょう。
借金リスクという面では、国内FXはおすすめできないです。
国内FXをおすすめしないのは、FX相場はいつ急変動するか分からないため。FXでは、スイスフランショックのような事例が発生するリスクは、常に伴いますからね。
ゼロカットに守られた海外FXで、借金リスクなくトレードするのがおすすめですよ!
関連:海外FXのゼロカットシステムとは?追証なしで取引できる仕組みや注意点
海外FXならではの豪華なボーナスが使える
海外FXをおすすめしない理由・デメリットを補って余りある3つ目のメリットが、海外FXならではの豪華なボーナス。
国内FXと比較すると、海外FXのボーナスは圧倒的と言ってもよいでしょう。
特におすすめなのが、下記のボーナスです。
- 口座開設ボーナス:入金しなくても口座に付与されるボーナス
- 入金ボーナス:入金額に応じて口座に付与されるボーナス
海外FXでは、口座開設ボーナスだけを使って取引することも可能で、しかも得られた利益は出金できます。
海外FXをノーリスクで試したい方は、まず口座開設ボーナスだけで取引してみるのもよいでしょう!
口座開設ボーナスがおすすめの海外FX会社は、以下の2社です。
- XM:口座開設ボーナス13,000円
- FXGT:口座開設ボーナス最大20,000円
その他の海外FX業者の最新口座開設ボーナス情報は以下の記事で紹介しています。
関連:海外FXの口座開設ボーナス(未入金・ウェルカムキャンペーン)|おすすめ業者を徹底比較【最新版】
以上が、おすすめしない理由・デメリットを補って余りある海外FXのメリットでした。
そんな海外FXにも怪しい・危険な業者がありますので、次に開設する安全な海外FX会社の特徴も確認しておきましょう!
安全な海外FX会社の特徴
続いて、安全な海外FX会社の特徴を3つ解説します。
- 金融ライセンスを取得している
- 過去に悪質な出金拒否がない
- 運営歴が長く実績がある
1つ1つ丁寧に解説しますので、海外FXに興味がある方は必ず目を通してみてください。
関連:安全性の高い海外FX会社ランキング!信頼性のある業者の選び方を解説【2024年最新版】
金融ライセンスを取得している
まず、安全な海外FX会社の特徴として挙げられるのが、金融ライセンスを取得している点。
金融ライセンスを取得しているかどうかは、信頼性を見るうえでも重要です。
では、主要な海外FX会社の金融ライセンス一覧を見ておきましょう!
海外FX会社 | 金融ライセンス |
---|---|
XM | セーシェル金融ライセンス(FSA) モーリシャス金融ライセンス(FSC) |
Exness | FCA金融ライセンス(英国金融行動監視機構) キプロス金融ライセンス(CySEC)など |
FXGT | セーシェル金融ライセンス(FSA) |
Axiory | ベリーズ金融ライセンス(IFSC) |
ThreeTrader | バヌアツ金融ライセンス(VFSC) |
TitanFX | バヌアツ金融ライセンス(VFSC) |
XMやExnessは複数の金融ライセンスを取得しており、極めて信頼性の高い海外FX会社と言えるでしょう!
他の会社も金融ライセンスをしっかり取得しています。
一方、あまりおすすめしないのは、金融ライセンスを取得していない海外FX会社です。金融ライセンスがないと、やはり信頼性で疑問が残ります。
海外FXは、先ほどの一覧表で挙げた、金融ライセンスを明確に取得している会社から選ぶようにしましょう!
過去に悪質な出金拒否がない
海外FXの安全性を見るうえでは、過去に悪質な出金拒否の事例がないことも大切です。
主要な海外FX会社では、不当に出金拒否されることはありません。
XMやExnessなどの世界有数のFX会社が、わずか数百万円程度で不当に出金拒否することは、まず考えられないでしょう。
もし出金拒否されるとしても、規約違反などユーザー側に過失がある場合が大半です。
ただし、ユーザーに問題がないにも関わらず、出金拒否が多発している海外FX会社はおすすめしないです。
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海外FX会社の選定にあたっては、TwitterなどSNSをチェックし、悪質な出金拒否がされていないか確認するのもよいでしょう。
運営歴が長く実績がある
安全な海外FXの特徴として、運営歴の長さも挙げられます。
運営歴の長さは、信頼性の高さの裏返しとも言えるでしょう。少なくとも、運営歴3年以上の海外FX会社をおすすめします。
下表は、主要な海外FX会社の設立年と運営歴です。
海外FX会社 | 設立 | 運営歴 |
---|---|---|
XM | 2009年 | 14年 |
Exness | 2008年 | 15年 |
FXGT | 2019年 | 4年 |
Axiory | 2007年 | 16年 |
TitanFX | 2014年 | 9年 |
iFOREX | 1996年 | 27年 |
BigBoss | 2013年 | 10年 |
FBS | 2009年 | 14年 |
HFM | 2010年 | 13年 |
上記の海外FXは、運営歴も長く金融ライセンスも取得しているので、安全性の高い会社と見てよいでしょう。
逆に、運営歴が3年以下の海外FX会社に、いきなり大金を入金することはおすすめしないです。
運営歴の短い海外FX会社を使う場合は、口座開設ボーナスだけで取引するなど、入金せずに試すのもアリでしょう。
以上、解説した3つのポイントを抑えれば、比較的安全な海外FX業者を選べるはずです。
安全に取引できるおすすめ海外FX会社3選
ここからは先ほど紹介した「安全な海外FX会社の特徴」を踏まえて、安全性の高い海外のFX会社を3社紹介していきます。
XMTrading
引用元:XM公式HP
金融ライセンス | 企業規模 | 資金管理 | その他保険 |
---|---|---|---|
セーシェル (FSA) モーリシャス (FSC) |
大規模 | 分別管理 | なし |
出金拒否の有無 | 運営開始 | 取引方式 | ゼロカット |
無し | 2009年 | NDD | あり |
XMTrading(エックスエム)は2009年に運営を開始した海外のFX会社です。
日本人が最も利用しているFX会社として人気が高く、金融ライセンスもセーシェル・モーリシャスの2つのライセンスを保有しており安全性も高いのが大きな特徴です。
海外FX
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また、運営開始以降、悪質な出金拒否や出金遅延の報告も一切無く、健全な運営を続けています。
これらの高い人気や安全性に加えてレバレッジは最大1,000倍、スキャルピング用の低スプレッド口座対応と、取引のスペックも充実しています。
加えて、最大13,000円の口座開設ボーナスにも対応しているため、自己資金なしでトレードを始めることが可能です。
高い安全性や取引スペックを兼ね備えた海外FX会社を使いたいという方はXMTradingがおすすめですよ。
AXIORY
引用元:AXIORY公式HP
金融ライセンス | 企業規模 | 資金管理 | その他保険 |
---|---|---|---|
ベリーズ(IFSC) | 中規模 | 信託保全 | 最大2万ドル |
出金拒否の有無 | 運営開始 | 取引方式 | ゼロカット |
無し | 2007年 | NDD | あり |
AXIORY(アキシオリー)は2007年に運営を開始した海外のFX会社です。
先述のXMTradingほど企業規模は大きくないものの、透明性の高さが大きな魅力といえます。
公式サイトには約定率や約定スピード、さらに経営陣の顔写真付きの紹介ページも公開されています。
海外FX
オンライン
約定率や経営陣の情報を出している海外のFX会社はほとんどなく、クリーンな運営姿勢がうかがえます
さらにAXIORYは顧客資金を信託保全で管理しているFX会社であり、万が一AXIORYが倒産しても自身の資金は必ず返却される仕組みです。
信託保全に対応している海外FX業者も非常にまれで、安全性を最優先したい方は必見のFX会社となっています。
安全性・透明性の高い会社で取引したい!という方はAXIORYもおすすめです。
AXIORYは安全性に定評があり、業界最狭水準を誇る低スプレッドが魅力の海外FX業者です。 そんなAxioryの良い評判・メリットは8つありますが、デメリットも。この記事では良い評判・悪い評判をそれぞれ詳しく徹底解説します。
iFOREX
引用元:iFOREX公式HP
金融ライセンス | 企業規模 | 資金管理 | その他保険 |
---|---|---|---|
英領バージン諸島(BVI FSC) | 中規模 | 分別管理 | なし |
出金拒否の有無 | 運営開始 | 取引方式 | ゼロカット |
無し | 1996年 | NDD | あり |
iFOREX(アイフォレックス)は英領バージン諸島の金融ライセンスを取得している海外のFX会社です。
1996年に運営を開始した海外FXきっての老舗会社で、長い運営歴に裏付けされた信頼性・安全性の高さは業界トップクラスといえます。
20年以上の運営歴で出金拒否や出金遅延などの悪評が立った事例は無く、SNS上では高額出金の報告も確認可能です。
海外FX
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数百万~億単位での出金報告もあるため、出金拒否するような悪質な業者ではないと判断できますね
最大レバレッジは400倍と海外FXの中では平均水準ですが、ロスカット水準が0%となっているため福損が残高を下回らない限りロスカットは発生しません。
そのため、ハイレバレッジを効かせた取引でもロスカットされにくいというiFOREXならではのメリットもあります。
海外FXならではのハイレバレッジ取引を堪能してみたい!という方はiFOREXもおすすめです。
iFOREX(アイフォレックス)ユーザーの口コミを元にリアルな評判を暴露!20年以上も日本で人気を集め続ける魅力は一体何なのか?安全性や口座スペックについて辛口で評価しました。
おすすめしない海外FX会社3選
次に利用をおすすめしない・使ってはいけない海外FX会社を3社紹介していきます。
GEMFOREX
おすすめしない・使ってはいけない海外FX会社の1社目はGEMFOREX(ゲムフォレックス)です。
GEMFOREXは2010年にサービスを開始した海外FX会社で、口座開設ボーナス最大3万円や毎週開催の入金ボーナス最大200万円など、破格のボーナス内容が非常に人気の海外FX会社でした。
しかし、2022年12月頃に出金遅延・出金拒否の騒動が発生。約6か月間にわたって出金ができないユーザーが続出する形となりました。
結果的にGEMFOREXは2023年5月31日にサービスを一時停止し、サービスの再開は2023年8月1日以降を予定しています。
サービス停止した際にはTwitterのトレンドになる等、衝撃の大きさは非常に大きいもので、サービスの再開後も利用をおすすめできない海外FX業者の1つです。
【最新情報】GEMFOREX(ゲムフォレックス)は2022年12月頃から出金拒否・出金遅延が発生、2023年5月31日にサービスの停止を発表しました。この記事ではGEMFOREXの出金拒否・出金遅延の発生経緯からサービス停止に至るまでの一部始終と今後の出金スケジュールをまとめています。
HASTFOREX
おすすめしない・使ってはいけない海外FX会社の2社目はHASTFOREX(ハストフォレックス)です。
HASTFOREX(ハストフォレックス)は2022年4月にサービスを開始した新興の海外FX会社です。
先述のGEMFOREX同様、非常に高額なボーナスキャンペーンを次々と開催していたことからSNSで話題となり、短期間で利用者が急増しました。
しかし、こちらもGEMFOREX同様に2022年10月頃から出金遅延・出金拒否騒動が発生。
出金処理が完全に行われないまま、HASTFOREXのサービスは中止。現在は公式サイトにアクセスできない状況です。
今後サービスが再開される可能性は非常に低いとは思いますが、サービスが再開されたとしてもボーナスにつられて利用しないように注意しましょう。
2022年10月ごろから海外FX業者「HASTFOREX(ハストフォレックス)」で発生した出金できない・出金拒否・出金遅延騒動の詳細と、現在の最新出金状況について詳しくまとめています。HASTFOREXで出金拒否に遭っている方や、HASTFOREXの利用を検討しているという方の参考になれば幸いです。
FXTRADING
おすすめしない・使ってはいけない海外FX会社の3社目はFXTRADING(エフエックストレーディング)です。
FXTRADINGは2014年に設立した海外のFX会社です。
大手キャッシュバックサイトが紹介し2022年12月に日本へ進出、豪華ボーナスを実施していたことから人気を博します。
しかし、日本進出直後の2023年1月に出金遅延・出金拒否の噂が広まります。
出金拒否の原因は定かではなく、不正利用していないのにもかかわらず口座凍結や出金拒否が頻発し、利用者はまたたく間に減っていきました。
現在もサービスは続けていますが、上記の経緯があることからFXTRADINGもおすすめしない海外のFX会社の1社であるといえます。
この記事では、海外FX業者「FXTRADING(FXT)」で発生した出金拒否・利益取り消し騒動について、ユーザーの口コミを元に解説しています。また、現在の最新出金状況や、出金拒否の原因についても触れています。実際にFXTRADINGで出金拒否に遭っている方や利用を検討しているという方の参考になれば幸いです。
まとめ
今回は、「海外FXをおすすめしない理由」としてよく言われる項目について、国内FXと比較した実態を解説しました。
おすすめしない理由の中で、妥当性のある項目は下記の通りです。
- 海外FXは信託保全の会社が少ない
- 高額利益が出た際には海外FXは税金が高い
- 海外FXは国内FXより出金日数が1~3日遅い
上記以外のおすすめしない理由は、海外FXの実態とは違っており、あまり気にする必要はないでしょう。
海外のFX会社の安全性は国内FX会社とは異なり、FX会社ごとで大きく分かれます。
この記事で紹介したおすすめしない海外FX会社は出金遅延や出金拒否にあう可能性が高いことから利用はおすすめしません。
もちろん、安全性の高い海外FX会社も存在するため、海外FXが気になるという方は記事内で紹介・解説した安全性の高い海外FX会社を使うようにしましょう。
よくある質問
海外FXで口座開設・取引するのは違法?
日本国内のトレーダーが海外FXで口座開設し、取引しても違法には該当しません。
金融庁HPやFXを含む金融商品を扱う金融商品取引法をみても、トレーダーがどのFX業者を利用するかを制限する法律はありません。
金融庁-無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください
国内FXにはない、海外FXのメリットは?
海外FX独自のメリットとして、「ハイレバレッジ」「ゼロカット」「ボーナス」といった機能があることが挙げられます。
海外FXには国内FXで危惧される借金のリスクがなく、ボーナスとハイレバを用いれば少額で効率よく利益を狙うことも可能です。
海外FXは税金(所得税+住民税の計算が国内と違う?
国内FXの税率が一律20%(所得税15%+住民税5%)なのに対し、海外FXの税率は住民税10%に加え、所得税の税率が利益に応じて15%~55%まで変動します。
そのため利益が少額のうちは海外FXの方が節税になり、利益が増えた後は法人口座を利用することである程度の節税が可能です。
使うのをおすすめしない海外FX会社を教えてほしい
おすすめしない・使ってはいけない海外FX会社は以下のとおりです。
これらのFX会社は出金遅延や出金拒否が頻発しており、資金の安全性を担保できないため利用をおすすめしません。
>>おすすめしない・使ってはいけない海外FX会社の詳細を確認する
おすすめしない業者とおすすめ業者の違い・見分け方は?
おすすめできる安全な海外業者には以下のような特徴があります。
- 金融ライセンスを取得している
- 過去に悪質な出金拒否がない
- 運営歴が長く実績がある
危険な海外FX業者は上記のいずれかを満たしていない場合がほとんどですので、利用する前に安全性について情報収集しておきましょう。
おすすめしない海外FX業者を使うとどうなる?
安全性の低い海外のFX会社を使うと、出金遅延や出金拒否の被害にあう可能性が高まります。
最悪の場合は、入金した資金を持ち逃げされてしまう可能性もあるため、絶対に利用しないようにしましょう。
海外FXは取引環境がよいからこそ信託保全になっている、という見方もできるでしょう。