STICPAY(スティックペイ)は、世界中に送金ができるオンラインウォレットのひとつで、海外FXの入金・出金方法として広く使われています。
ネッテラーやスクリルといったオンラインウォレットが日本から撤退してしまったことで、日本で利用できる海外送金方法としては、bitwalletに次いでメジャーな方法です。
- 海外FXの入金・出金に便利
- ショッピングにも使える
- クレジットカード、国内銀行送金、仮想通貨で入金できる
- クレジットカード入金はSTICPAYが安い
- 国内銀行送金はbitwalletが安い
今回は、STICPAYの特徴や口座開設方法、入出金の方法、SticPayを利用できる海外FX業者についても解説していきます。
STICPAY(スティックペイ)とは?
STICPAY(スティックペイ)は、2017年にイギリスで設立された国際送金サービスです。
運営会社 | STIC FINANCIAL LTD |
---|---|
公式サイト | https://www.sticpay.com/ja-JP |
入金方法 | クレジットカード/ デビットカード 銀行送金 |
出金方法 | 国内銀行送金 海外銀行送金 |
対応通貨 | JPY,USD,EUR,BTCなど |
金融ライセンス | FCA (Financial Conduct Authority) |
STICPAYを使えば、インターネットを通じて世界中の銀行や金融機関に送金や決済を行うことができます。
取得難易度の高いイギリスの金融ライセンス「FCA」を取得しているので、資金を預ける上での安全性も高く、信頼できる送金サービスです。
STICPAYに対応している海外FX業者
STICPAYの入金・出金に対応している海外FX業者は、次のとおりです。
STICPAYとbitwalletの違い
STICPAYによく似たオンラインウォレットとして、bitwallet(ビットウォレット)があります。
オンラインウォレットを介して海外FX業者に入金・出金できる点は変わりませんが、入金手数料・出金手数料が異なります。
入金方法 | STICPAY | bitwallet |
---|---|---|
VISA マスター |
3.85% | 8% |
アメックス JCB Diners |
対応外 | 8.50% |
国内銀行送金 | 1% | 無料 |
仮想通貨 | 1% | 対応外 |
出金方法 | STICPAY | bitwallet |
---|---|---|
国内銀行送金 | 800円+2% | 一律824円 |
仮想通貨 | 1% | 対応外 |
STICカード | 1.3% | – |
STICPAYとbitwalletの手数料はご利用の入金方法・出金方法によって変わるので、普段利用する入出金方法に合わせてお選びください。
STICPAY(スティックペイ)のメリット
海外FXのSTICPAY入金・出金のメリットは、次のとおりです。
入金・出金手数料が安い
STICPAYによる入金・出金は、海外FXの入出金方法としては比較的手数料が安いです。
決済手段 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
STICPAY | 3.85% | 800円+2% |
bitwallet | 8%~ | 一律824円 |
国内銀行送金 | 数百円 | 数百円 |
海外銀行送金 | 3,000円~6,000円 |
手数料の安い国内銀行送金は、対応していない海外FX業者が少なくありません。
またほとんどの海外FX業者が対応している海外銀行送金も、数千円単位の入金・出金手数料がかかります。
一方で、STICPAYは主要な海外FX業者はほぼ対応しているとともに、入金・出金手数料も比較的割安です。ただSTICPAYでは金額が高額な場合手数料がかさんでしまうことがあるので、ご注意ください。
スティックペイカードでATMから直接引き出しも可能
スティックペイカードはSTICPAYが発行するプリペイドカードのことで、利用すればATMから直接現金を引き出すことができます。
出金手数料は出金額の1%(最低$4)と、海外FXの他の出金手数料と比較しても非常にお得です。
スティックペイカードでは、マスターカード対応のお店であれば通常のお買い物の際の決済に使えたり、海外ATMからの出金も可能。
海外FXの入出金にSTICPAYを使うなら、スティックペイカードは是非手に入れておきたいですね。
着金時間が早い
STICPAYは、海外FX口座からの着金時間が早い点もメリットです。
銀行送金の場合、どうしても着金までに時間がかかってしまったり、銀行の営業時間外の入金は翌日に反映されるなど、時間的なデメリットがあります。
STICPAYなら最短半日程度で着金するので、海外FXの利益をすぐに手元に引き出したいときにも便利です。
複数の海外FX業者の入出金を一括管理できる
SSTICPAYは対応している海外FX業者が多く、資金を一括管理できます。
入出金の手間が減るとともに、資金管理や損益の把握もしやすくなるでしょう。
日本語にも対応
海外FXの入出金方法は、日本語サイトがないケースやあっても翻訳が不十分で分かりにくいことが多々あります。
その点STICPAYは公式サイトが分かりやすい日本語で案内されており、カスタマーサポートも日本語で利用できます。
分からないことがあったときはすぐに問い合わせることができるので、安心ですね。
STICPAY(スティックペイ)のデメリット
STICPAYのデメリットは、次のとおりです。
対応していないクレジットカードがある
STICPAYの入金に対応しているカードブランドは、Visaとマスターカードのみです。
JCB・アメックス・Dinersやその他のカードは利用できないので、bitwalletを利用するか、新たにVisa/マスターカードを取得する必要があります。
金額が大きいと手数料がかかる
STICPAYの入金・出金手数料は比較的安価ですが、手数料の金額が入金額・出金額に対応しているため、金額が大きい場合は手数料がかさんでしまうことがあります。
手数料を抑えるには、少額に分割して出金するか、手数料の安いスティックペイカードをご利用ください。
STICPAYの使い方・口座開設方法
続いて、STICPAYの口座開設方法や使い方を解説します。
口座開設・登録方法
STICPAYの口座開設・登録方法は、次のとおりです。
- 口座開設フォームの入力
- SMS認証
- 本人確認書類の提出
①口座開設フォームの入力
STICPAY公式サイトを開き、「会員登録」をクリックします。
メールアドレス・苗字・名前・生年月日・パスワード・国家(Jpan)・通貨(JPY)をそれぞれ選択・入力します。
注意事項の確認欄にチェックを入れ、直筆のサインを記入します。
すべて入力できたら、「次へ」をクリックします。
②SMS認証
登録申請の完了画面が表示されます。
口座開設時に登録したメールアドレスにSMS認証用のメールが届くので、指示に従って認証を完了してください。
STICPAYマイページへの2段階認証は、次の3つから選ぶことができます。
- Google OTP
- メールアドレス
- 電話番号
③本人確認書類の提出
続いて、本人確認書類の提出を行います。
STICPAYマイページにログインし、「書類」→「アカウント」の順にクリックします。身分証明書と住所証明書をそれぞれ1点ずつ提出してください。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 公共料金の請求書・領収証
- 各種銀行やクレジットカード会社の利用明細書・請求書
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 納税証明書
入金方法
STICPAYの入金方法は、次のとおりです。
入金方法 | 入金手数料 | 反映時間 | 最低入金額 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 2% | 半日以内 | 5,000円 |
海外銀行送金 | 1% | 通常3~5営業日 | 100USD |
クレジットカード | 3.85% | 即時 | 1,000円 |
仮想通貨 | 1% | 20分以内 | 5USD |
Unionpay | 5% | 即時 | 100USD |
STICPAYの詳しい入金手順は、こちらで解説しています。
STICPAYの入金に関する注意点は次のとおりです。
- 銀行振込はアメリカの口座あてになるので手数料が高くなる
- クレジットカードであれば、カードの画像を送信し承認する必要がある
出金方法
STICPAYの出金方法は、次のとおりです。
出金方法 | 出金手数料 | 反映時間 |
---|---|---|
国内銀行送金 | 800円 +出金額の2% |
1-2営業日 |
海外銀行送金 | 出金額の5% +別途手数料 |
3-4営業日 |
仮想通貨(BTC) | 0.00077000BTC + 3% | 24時間 |
仮想通貨(ライトコイン) | 3% | 24時間 |
スティックペイカード | 1% | 30分程度 |
STICPAYの詳しい出金手順は、こちらの記事で解説しています。
関連:STICPAY(スティックペイ)の出金方法を画像付きで解説!時間と手数料・日数も
STICPAYでの出金の注意点は次のとおりです。
- 海外銀行送金が日本語では「銀行送金」と示されている
- 国内銀行送金、海外銀行送金共に銀行口座の登録をあらかじめする必要がある
まとめ
今回は、海外FX入出金方法であるSTICPAYについて解説しました。
STICPAYは海外FXの入出金を一括化するのに非常に便利なオンラインウォレットですので、この記事の内容を参考に活用してみてください。