即日で資金調達できる方法まとめ!3日以内に調達できる方法も紹介

会社を経営していると、急に事業資金が必要になることがありますよね。

そんなときのために即日で資金調達ができる方法を知っておくと便利です。

即日の資金調達にはデメリットもありますが、どうしても資金が必要なときは仕方がありません。

本記事では即日で資金調達できる方法(法人企業向け・個人事業主向け)とメリット・デメリットと調達のコツを解説。3日以内に調達できる方法も紹介しています。

即日で資金調達できる方法一覧【法人企業・個人事業主】

資金調達手段は大きく以下の3種類に分けられます。

  • アセット・ファイナンス:売掛債権の売却(ファクタリング)など
  • デット:ファイナンス:銀行からの借り入れ(融資)など
  • エクイティ・ファイナンス:VCからの出資など

それぞれの特徴と即日資金調達できる方法の一覧は以下の通り。

資金調達の種類と即日調達できる方法一覧
アセット
(資産売却)
デット
(融資)
エクイティ
(株式発行)
調達スピード
審査難易度
調達金額
準備コスト
即日調達方法

ファクタリング

手形割引

ビジネスローン

カードローン

個人カードでのキャッシング

上記の通り、即日で資金調達したいのであれば、アセット・ファイナンスによる方法がおすすめ。

また、デット・ファイナンスの中にも即日調達可能な方法があります。

本記事ではアセットとデットを中心に、即日調達可能な以下の方法を詳しく紹介します。

即日資金調達できる方法①ビジネスローン

ビジネスローンは、銀行やノンバンク(預金以外の金融商品を扱う機関)が提供している無担保無保証人で借入ができる融資で、事業資金としての利用に目的を絞ったものです。

無担保、無保証人で融資を受けられる代わりに銀行のプロパー融資と比較すると金利が高く設定されています。

おすすめは、ノンバンク系のビジネスローンです。

銀行系は審査に時間がかかる傾向にありますが、ノンバンク系のビジネスローンは、最短即日で資金調達できます。

法人企業はもちろん、個人事業主も利用可能です。

メリット

ビジネスローンの主なメリットは以下の通りです。

  • 審査に通りやすい
  • 最短即日で資金調達できる
  • 総量規制の対象外:個人事業主でも年収に関わらず借入(融資)できる
  • 無担保・無保証で利用可能

デメリット

ビジネスローンの主なデメリットは以下の通りです。

  • 金利が高い:1%~18%
  • 借入(融資)限度額が低い:約300万~500万円

融資成功のコツ

ビジネスローンで即日資金調達するには、以下の書類を事前に用意した上で、午前中に申込みを済ませることです。

  • 法人企業:身分証、登記簿謄本、2期分の決算書
  • 個人事業主:身分証、2年分の確定申告書

即日資金調達できる方法②カードローン

法人カードによるカードローンも最短即日で資金調達が可能です。

法人カードを持っていれば審査は1時間ほどで終わり、すぐに事業性の融資を受けられます。

他の融資に比べて金利は高く、上限金額も人によりますが300万円ほどです。

しかし、その融資スピードは抜群です。いざというときはカードローンが頼りになるでしょう。

メリット

カードローンのメリットは以下の通りです。

  • 好きなタイミングで調達できる:銀行やコンビニのATMで調達可能
  • 用途が自由:基本的に使い道は限られません
  • 計画的な返済が可能:残高スライド方式を採用していることが多いため、毎月定額の返済になる

デメリット

カードローンのデメリットは次の通りです。

  • 利用限度額によって金利が変動する:限度額が低いほど高金利
  • 返済期間が長期化しやすい
  • 他のローンの審査に影響する:利用限度額が借入(融資)とみなされる

調達のコツ

カードローンは、カードさえ持っていれば簡単に利用できます。

複数のカードを持っている場合、同時に借入(融資)をするのはやめましょう。申込みブラックになり、一定期間融資を受けられなくなる可能性があります。

即日資金調達できる方法③ファクタリング

ファクタリングは、売掛債権を売却することで期日前に資金化できる資金調達方法です。

ファクタリングでは、最短即日の資金化が可能です。審査はありますが、審査対象は売掛先がメインなので赤字や債務超過があっても使えます。

資金調達できる額は持っている売掛債権の額から手数料を引いた額です。

ファクタリングは一時的な資金難を解決するための最適な方法といえるでしょう。

法人企業はもちろん、個人事業主でも利用できるサービスがほとんどです。

メリット

ファクタリングのメリットは次の通りです。

  • 業績に関係なく利用できる
  • 最短即日で資金調達できる
  • 売掛先の倒産による未回収リスクを回避できる
  • 法人企業・個人事業主とも利用可
  • 負債にならないので融資枠を圧迫しない

デメリット

ファクタリングのデメリット以下の通りです。

  • 手数料がかかる
  • 売掛先の信用によって調達できない可能性がある
  • 売掛先が個人の場合は利用できない

調達のコツ

ファクタリングで即日資金調達するには、事前に書類を準備することです。

申込をしてから書類を用意していると入金は翌日になってしまうこともあります。

登記簿謄本印鑑証明書納税証明書があればすぐに手続きスムーズになり、即日の資金調達が可能になります。

即日資金調達できる方法④手形割引

手形割引は、受取手形を売却することで期日前に現金化する方法です。

資金化できるのは、支払期日までの金利に相当する分の手数料が引かれた金額です。

手形を買い取ってくれるのは、専門業者か銀行で、銀行で買取ってもらう場合は審査が厳しく時間がかかる傾向にあります。

専門の業者であれば、銀行に比べて審査は甘く対応も迅速です。急ぎのときは、手形割引専門の業者に売却しましょう。

メリット

手形割引のメリットは次の通りです。

  • 最短即日で現金化できる
  • 審査に通りやすい:手形振出人の信用力が重視される

デメリット

手形割引のデメリットは次の通りです。

  • 手数料がかかる
  • 不渡りのリスクがある:未回収リスクを負う
  • 手形の金額を分割しにくい:一部のみの現金化が難しい

即日資金調達のコツ

手形割引で資金調達を即日成功させるには、ネットなどで業者の評判を見て、割引率の低い業者を選びましょう。

具体的には、手形割引以外のサービスも展開している業者がおすすめです。

他のサービスでも利益を出している業者であれば手形割引の割引率は低い傾向があります。

即日資金調達できる方法⑤個人カードでのキャッシング

数ある資金調達方法の中で最も早く資金化できるのが個人カードでのキャッシングです。

法人カードではなく、キャッシングができる個人のカードを持っていることが前提になります。

持っていればATMですぐに上限金額まで引き出すことができます。

そしてそのお金を会社に貸し付けるという形を取れば即日で資金調達完了です。

メリット

個人カードでのキャッシングのメリットは次の通りです。

  • 即日で資金調達可能
  • 無担保・無保証で利用できる
  • 利用限度内なら何度でも利用できる

デメリット

個人カードでのキャッシングのデメリットは次の通りです。

  • 金利が高い:15%~18%
  • ショッピング枠を圧迫する
  • 他のローン審査に影響する

即日資金調達のコツ

個人のカードで得た資金を事業資金として利用することは原則禁止です。

そのため、自分の生活費を会社に貸し付けてキャッシングで生活費を賄うという形をとりましょう。

キャッシングで借り入れたお金をそのまま事業資金として使うと、後で回収されてしまったりカードが使えなくなったりする可能性があります。

3日以内に資金を調達する方法

即日の資金調達方法より条件が良く、3日以内に事業資金化できる方法を紹介します。

  • 保険積立金を取り崩す
  • 不動産担保ローンを利用する
  • 会社の資産を売却する
  • 売掛金を前借りする
  • 親族や知人に借りる

緊急性が高い場合は、即日の資金調達方法を使うしかありませんが、条件の悪い資金調達方法はなるべく避けるのが企業経営においては無難です。

ファクタリングや手形割引のような単発のものであれば問題はありませんが、借入になってしまうと返済の必要が生じます。

事業の資金繰りに悪影響を及ぼさないよう、長期的な視点も確保しておきましょう。

保険積立金を取り崩す

起業から何年も会社を経営しているのであれば、保険積立金がないか確認してみましょう。もし積立金が貯まっていれば、取り崩して資金化できます。

満期になる前に取り崩すため、受取額は多少下がりますが融資に比べると返済の必要がないので条件は良いといえるでしょう。

また、保険積立金を使った資金調達方法はもう一つあります。

それは、保険積立金を担保にした融資です。契約者貸付と言い、積立金の80%程度まで借入が可能です。もちろん融資なので金利は発生しますが、担保がある分審査に通りやすいのが特徴です。

ビジネスローンやカードローンと比べて圧倒的に好条件で融資を受けることができるのでおすすめです。

不動産担保ローンを利用する

不動産担保ローンは土地や建物、自宅などを担保にすることで融資を受ける資金調達方法です。

担保となる不動産の査定が入る分、融資までの時間は遅くなります。

しかし、こちらもビジネスローンやカードローンと比較すると圧倒的に良い条件で融資を受けられます。

会社の資産を売却する

会社の資産を売却して資金化する方法です。

すぐ売れるものを探す必要がありますが、まとまった資金を確保するのであれば投資用の不動産や車などになるでしょう。

売掛金を前借りする

売掛金を前借りできる取引先がないか探しましょう。

付き合いの長い企業同士であれば、意外と受け入れてくれることもあります。

しかし、取引の浅い企業に前借りを頼むと「事業の資金繰りが危ないんじゃないか」などと思われ信用をなくす可能性もあるので注意が必要です。

コツとしては、前借りをお願いする代わりに相手にとって良い条件を付けること。

例えば、売掛金の減額やオプションの適用などです。ただ単に前借りを要求しても相手には何もメリットがないので、代わりの条件を付けましょう。

親族や知人に借りる

貸金業者だけではなく親族や知人の社長にお金を借りる方法も検討しましょう。

親族や知人であれば貸金業者と違い金利も無いか、あるいは少額に抑えることができるでしょう。

以上の5点が好条件で3日以内に資金調達をする方法です。

即日の調達は難しいですが企業経営的には無難です。

即日融資の場合、金利は高くなりますが、担保を用意することで利息を抑えられます。

事業資金はなるべく抑えたいもの。

焦って金利の高い融資を選択しないことが良い決断といえるでしょう。

即日で資金調達できる方法に関してよくある質問

即日で資金調達できる方法に関してよくある質問と回答を紹介します。

  • 即日資金調達した事業資金を借り換えしてもいいですか?
  • 即日資金調達できる方法を繰り返し利用してもいいですか?
  • X(旧Twitter)での即日資金調達は安全ですか?
  • 個人事業主でも利用できる方法はありますか?
  • 中小企業でも利用できる方法はありますか?
  • 手数料や金利が安い方法はありますか?
  • オンラインでできる方法はありますか?

即日で資金調達した事業資金を借り換えしてもいいですか?

有効です。現在借りている残額を新たに借りるローンによって一括返済し、より安い金利で返済していきます。

即日の資金調達をする必要があり、焦って借りてしまった場合は借り換えを常に検討しておきましょう。

即日で資金調達できる方法を繰り返し利用してもいいですか?

即日資金調達できる方法は、できれば緊急時だけにとどめておきましょう。

即日での資金調達に成功すると「また困ったら頼めばいいや」と思ってしまう可能性があります。

しかし、何回も繰り返していると金利や手数料によって事業の資金繰りが悪化してしまいます。

事業の資金繰りが悪化し赤字が膨らむと債務超過に陥り、いずれは事業資金がショートし倒産してしまいます。

即日の資金調達には、それだけリスクがあることを肝に銘じてください。

X(旧Twitter)での即日資金調達は安全ですか?

X(旧Twitter)上で資金調達を持ち掛けるアカウントがあるようですが、ほとんどが怪しい業者だと思われますので、利用しないようにしましょう。

個人事業主でも利用できる方法はありますか?

以下の方法であれば、個人事業主でも即日資金調達が可能です。

中小企業でも即日で資金調達できる方法はありますか?

本記事で紹介した資金調達方法は、中小企業など会社の規模が大きくなくても利用可能です。

手数料や金利が安い方法はありますか?

即日で資金調達できる方法は、一般的には手数料が高くなりがちです。

特に融資では返済が遅くなるほどに金利負担が大きくなってしまいます。

ファクタリングであれば、調達できるのは手数料が引かれた金額です。売掛金が入金されたらそのお金をファクタリング会社に振り込むだけですので、金利のような負担は心理的に感じづらいでしょう。

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オンラインでできる方法はありますか?

本記事で紹介した資金調達方法はすべてオンラインでも利用可能です。

オンラインでの利用可否はサービスによって異なりますので、事前に確認しましょう。

即日資金調達できる方法 まとめ

本記事では即日で資金調達できる方法を紹介してきました。

資金調達には法人企業向け・個人事業主向けでさまざまな方法がありますが、即日で資金調達できる方法は限られます。

方法が限られてくると追い詰められた気がしてしまい、つい高金利の融資を受けがちです。

事業資金に余裕のない中小企業であればなおさらでしょう。

その前にもう一度、他に方法はないか確認してみましょう。

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