
「少額ファクタリングのおすすめ業者は?」
「10万円〜でも買い取ってもらえる?」
「少額を理由に断られたけど、即日現金化できないと困る」
ファクタリングは、売掛債権を業者に売却する資金調達方法です。
ファクタリングを利用すれば、売掛金の支払い期日より前に事業資金を調達できるため、キャッシュフローの改善にも役立ちます。
しかし「業者によっては少額債権に対応していなくて申し込めない」と悩む中小企業経営者や個人事業主の方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では2023年版のおすすめ少額ファクタリング業者を紹介。ファクタリング未利用の個人事業主でも安心して活用できるよう徹底解説をしています。
個人事業主可!おすすめ少額ファクタリング業者11選【2023年版】
2023年版のおすすめ少額ファクタリング業者を以下にまとめました。
サービス・会社名 | 少額対応 | 最短入金 | 利用対象 |
---|---|---|---|
QuQuMo(ククモ) | 下限なし | 即日(2時間) | 法人 個人事業主 |
labol(ラボル) | 1万円 | 即日(60分) | 法人 個人事業主 |
FREENANCE(フリーナンス) | 1万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い) | 1万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
ベストファクター | 30万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
PayToday | 10万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
アクセルファクター | 30万円 | 即日(2時間) | 法人 個人事業主 |
OLTA(オルタ) | なし | 即日 | 法人 個人事業主 |
株式会社No.1 | 50万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
ビートレーディング | なし | 即日 | 法人 個人事業主 |
日本中小企業金融サポート機構 | なし | 即日 | 法人 個人事業主 |
【ファクタリング業者選定基準】
- 最低利用額
- 入金スピード
- 手数料
など
※2023年11月更新
QuQuMo
出典:QuQuMo公式サイト
QuQuMo | |
---|---|
利用可能額 | 上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:1%~14.8 % 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳 |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は2点
QuQuMoはオンライン対応で、申し込みから最短即日(2時間)で入金されるという特徴があります。
手続きに必要な書類も2点のみなので、非常に簡単に審査に申し込みを行うことができます。
ただ他のファクタリング会社に比べると手数料が最大14.8%と高くなる可能性があるので注意をしてください。
少額債権をオンライン完結で即日売却したい人、審査が早いファクタリング会社を探している方におすすめです。
labol(ラボル)
labol(ラボル) | |
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利用可能額 | 1万円〜 現金化したい分だけ利用可 |
利用手数料 | 一律10% |
審査・入金スピード | 最短60分 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 フリーランス:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・本人確認書類・取引を示すメールなど |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点(請求書・本人確認書類・取引を示すメールなど)
labol(ラボル)は個人事業主・フリーランス向けの請求書買取サービスです。
1万円〜というファクタリング業界ではトップクラスの少額から利用することができます。
また、請求書の額全てを現金化しなくてはならないのではなく、利用したい分だけ現金化できるのも特徴です。
10万円の請求書の中から5万円分だけを買い取ってもらうという使い方もできるので、用途に合わせて利用することができます。
東証プライム上場の株式会社セレスの100%子会社が運営しているので信頼性もバッチリです。
オンライン完結で審査も早いため、即日で事業資金を調達したい方におすすめです。
FREENANCE(フリーナンス)
FREENANCE(フリーナンス) | |
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利用可能額 | 上限:1,000万円 下限:1万円 |
利用手数料 | 2社間:3%~10% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書・エビデンス |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点(本人確認書類・請求書・エビデンス)
FREENANCE(フリーナンス)は個人事業主やフリーランスの方に特化したサービスを提供しています。
手数料は3%から10%と比較的安く、少ない提出書類で事業資金を調達することができます。
さらに、最低利用金額は1万円に設定されているので、少額ファクタリングにおすすめ。
無料で最大5,000万円の保険に加入をすることができるので、個人事業主やフリーランスの方でも安心して仕事をすることができます。
オンライン完結で即日審査を完了させて事業資金を調達したい方におすすめかつインターネット金融大手のGMOグループなのも安心です。
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い) | |
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利用可能額 | 上限:25万円(2回目以降:100万円) 下限:1万円 |
利用手数料 | 2社間:10% 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書・エビデンス |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点(本人確認書類・請求書・エビデンス)
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)の特徴は1万円から利用できる点です。
少額の事業資金を調達したい人にとって、1万円から利用できるペイトナーファクタリングは魅力的です。
また最短10分で指定した口座に入金される即日入金が可能なので、審査の早いファクタリング会社を探している人にはぜひ利用してみてください。
ペイトナーファクタリングでは必要な提出書類が売掛債権の請求書と本人確認書類、エビデンスの3点だけ。オンラインで審査が早く、即日現金化したい方におすすめです。
ベストファクター
ベストファクター | |
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利用可能額 | 上限:1億円 下限:30万円 |
利用手数料 | 2社間:2%~20% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点
ベストファクターの特徴は「審査通過率の高さ」です。
90%以上の確率で審査を通過することができるため、事業資金の調達に困っている人におすすめできます。
少額債権は30万円から対応しており、最短即日で事業の資金調達が可能。提出書類は3点と比較的少ない書類で審査を申し込むことが可能です。
PayToday
PayToday | |
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利用可能額 | 上限:5,000万円 下限:10万円 |
利用手数料 | 2社間:1%~9.5% 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は2点
PayTodayの特徴は「業種を選ばない」という点です。
ファクタリング会社によっては受け入れ可能な業種を絞っているところもあります。
ですがPayTodayではそのような心配がないため、安心して利用をすることが出来ます。
また手数料も最大9.5%で抑えることができ、即日入金してもらうことができるため、審査の早いファクタリング会社を探している方におすすめです。
アクセルファクター
アクセルファクター | |
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利用可能額 | 上限:1億円 下限:30万円 |
利用手数料 | 10%(~100万円) 5%(101~500万円) 2%(501~1000万円) 別途相談(1001万円以上) |
審査・入金スピード | 最短2時間 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・確定申告書・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は請求書・通帳・確定申告書・本人確認書類など
アクセルファクターの主な特徴は「売掛債権の対応日数が長い」という点です。
他のファクタリング会社に比べると、最大180日まで対応をしているため、本来の支払期限が長くて事業資金不足に陥っている人などはアクセルファクターがおすすめです。
提出書類は4点ですが審査は早い傾向にあり(最短2時間)、即日の入金も可能。
更にアクセルファクターは少額の利用でも手数料が10%となっており、手数料の安さも特徴の一つと言えます。
手数料を抑えたい人や支払期限が長くて困っている人におすすめです。
OLTA(オルタ)
OLTA(オルタ) | |
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利用可能額 | 上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:2%~9% 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 決算書・通帳・請求書・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は決算書・通帳・請求書・本人確認書類など
OLTA(オルタ)の特徴は利用可能額に制限がないことです。
個人事業主や法人問わず利用が可能となっており、オンラインで手続きができて最短即日で入金されます。
また「手数料の安さ」も魅力的です。2社間での手数料は他のファクタリング会社と比較をしても安く、手数料を最大9%に抑えることができるので、即日対応の少額ファクタリングに非常におすすめ。
OLTAは2023年11月20日より松本信用金庫と「松本信用金庫クラウドファクタリング powered by OLTA」の提供を開始するなど、地域密着型の資金調達サポートにも取り組んでいます。
株式会社No.1
株式会社No.1 | |
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利用可能額 | 上限:5,000万円 下限:50万円 |
利用手数料 | 2社間:5%~15% 3社間:1%~5% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 留保可能 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点
株式会社No.1は手数料が最大15%と明記されているため、安心して利用できます。
他社で利用を断られた方でも、50万円からの少額買い取りにも対応、最短即日で現金化できます。
この株式会社No.1は建設業界のファクタリングに特化しており、支払いサイトが長い建設業を営む中小企業におすすめのファクタリング会社です。
ビートレーディング
ビートレーディング | |
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利用可能額 | 上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:4%~12% 3社間:2%~9% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は2点
ビートレーディングの特徴は取引実績が豊富という点です。
2012年に設立されて以降、2022年3月までに3.7万社の取引実績があります。
利用できる額の下限は設定されていないため、少額のファクタリングにも対応してくれる可能性があります。
契約に必要な書類は「売掛債権に関する資料(請求書)」「通帳のコピー」の2点のみで、非常に簡単に申込みできます。
提出書類が少なく審査が早いファクタリング会社を探している方におすすめです。
日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構 | |
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利用可能額 | 上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:5%~10% 3社間:1.5%~10% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点
日本中小企業金融サポート機構の特徴は「非営利団体」という立場でサービスを展開していること。
審査通過率は95%と非常に高く、経営革新等支援機関に認定をされているため、補助金の申請も合わせて行うことができます。
また手数料も低く、高くても10%の手数料で利用できます。
提出書類は少なく審査も早い傾向にあり、最短即日の現金化が可能です。
契約をすることで、経営面の問題を明確に洗い出してくれるなど、事業面のアドバイスをもらえる点もおすすめです。
ファクタリングは少額でも利用できる
「数万円の少額債権ではファクタリングを利用できない?」
大手ファクタリング業者の中には「最低利用金額」を数百万円〜数千万円に設定している業者も少なくありません。
そのため10万円程度の少額債権ではファクタリングを利用できないと考えている方もいるかもしれません。
しかし、少額ファクタリングのニーズは個人事業主や中小企業を中心に強く、対応業者も増えてきています。
平均利用額は247.5万円
ファクタリングの平均利用額は「247.5万円」といわれています。
利用額 | 割合 |
---|---|
100万円未満 | 23% |
100万円以上 200万円以下 | 33% |
200万円以上 300万円以下 | 19% |
300万円以上 500万円以下 | 12% |
500万円以上 | 13% |
上記のように「100万円〜200万円以下」が33%を占めており、300万円以下が全体の約7割を占めています。
しかし上記はあくまで平均額。
数千万〜数億円でファクタリングを利用する企業もいるため少額利用者が少なく感じるかもしれませんが、1万円や10万円〜でも利用可能です。
少額債権が歓迎されない理由
少額ファクタリングは、従来型のファクタリング業者にはあまり歓迎されません。
主な理由は次のとおりです。
- 少額ファクタリングは手間の割に利益が出しにくい
- 売掛先の信用力に疑いが生じる
手間の割に利益が出しにくい
一度のファクタリング利用額が100万円や200万円のような規模であれば、利用手数料を低く設定しても、ファクタリング会社はまとまった利益を得ることができます。
一方、少額ファクタリングで同じ手数料率を設定してしまうと、ファクタリング会社が行う仕事量は変わらないにも関わらず、少ない利益しか出せません。
ファクタリング会社にとって、手間と利益のバランスを考えると少額ファクタリングを敬遠したくなるのも仕方がないでしょう。
売掛先の信用力に疑いが生じる
ファクタリング審査では「売掛先の信用力」が最も重視されます。
なぜなら、売掛先の業績が悪いと売掛債権の回収リスクが高まるからです。
単純に「少額=売掛先の規模が小さい=信用力が低い」と考えることができるため、ファクタリング会社は少額債権の買取を好まない傾向にあります。
もちろん少額債権だから信用力が低いわけではありませんが、未回収リスクを避けたいファクタリング会社にとっては自然な考え方といえるでしょう。
少額利用できる会社は増えている
最近では少額(小口)でも利用できるファクタリング会社はあります。
法人向けでは最低利用額を10万円~30万円程度に、個人事業主やフリーランス向けでは1万円程度利用できるファクタリング業者も出てきています。
少額ファクタリングを利用できる業者が増えたのは、中小企業や個人事業主の増加だといわれています。
事業で売上が立っているにも関わらず、入金日が数ヶ月先に設定されてしまい、事業の運転資金が回らず黒字倒産する中小企業などが増えたことで、「少額の売掛債権をファクタリングで即日現金化したい」というニーズが強まりました。
また、インターネット環境が整ったことも大きいと考えられます。
オンライン完結により店舗費用や人件費などのコストを削減できるため、少額の売掛債権であっても利益を出せるようになったのです。
少額利用できるファクタリング業者の特徴
少額利用できるファクタリング業者には以下のような特徴があります。
- 個人事業主・フリーランスが利用可できる
- 利用下限額が低い
- 少額の場合の手数料上限も明記されている
- 来店不要・オンライン完結
個人事業主・フリーランスが利用できる
1つ目の特徴は「個人事業主・フリーランスが利用できる」点です。
個人事業主やフリーランスの場合、一度の取引で発生する売掛金が30万円以下になることは珍しくありません。
個人事業主・フリーランスの利用を受け入れているファクタリング会社は、少額の売掛債権が申し込まれることを想定しています。
そのため、法人限定のファクタリング会社よりも最低利用額が低く設定されている傾向があります。
利用下限額が低い
少額でファクタリングを利用したい場合、利用下限額が低く設定されている業者を選びましょう。
ファクタリング会社の中には、利用額の下限や上限を明記している業者があり、1万円から利用できるファクタリング業者も出てきています。
少額の場合の手数料上限も明記されている
少額利用を検討するなら「手数料の上限が明記されている」業者を選びましょう。
ファクタリング会社を利用する際に注意しなければいけないのが「手数料の高さ」です。
銀行融資と比較すると、ファクタリングの手数料は割高となっています。
融資の金利は1~4%程度ですが、少額ファクタリングを利用する場合の手数料は10%以上になることも珍しくありません。
手数料の上限があらかじめ明記されているファクタリング会社を選べば、安心して少額債権の申し込みが出来ます。
一方、上限の記載がないファクタリング会社を利用すると少額債権を即日現金化できても、手元に残る金額が大きく減少する可能性があります。
来店不要・オンライン完結の会社
「来店不要・オンライン完結」の業者であれば、少額ファクタリング出来る可能性が高いといえます。
なぜなら、オンライン完結の業者は店舗費用や人件費などのコストが少ないため、少額の売掛債権でも一定の利益を出すことができるからです。
「この業者は少ない売掛債権でも買い取ってくれるかな?」と不安に感じた場合は、オンライン完結で利用できるかチェックしてみてください。
少額ファクタリングで即日資金調達するコツ
少額の売掛債権を買い取ってもらう際に使えるコツは以下の5点です。
- 信用力の高い売掛債権を利用する
- 複数の売掛債権を合算して利用する
- 同じファクタリング会社を何度も利用する
- 事前に必要書類を準備する
- 複数のファクタリング会社に相見積もりする
信用力の高い売掛債権を利用する
少額のファクタリングを成功させるには「信用力の高い売掛債権を利用する」のがおすすめです。
ファクタリング会社が審査をする際の項目で最も重要になるのが「売掛先の経営実績=信用力」です。
売掛先が「期日通りにしっかり支払いを行える企業か」という点を重視するため、信用に値する企業の売掛債権を準備する必要があります。
言い換えれば、少額債権でも信用力が高い企業が発行したものであれば審査に通過できる可能性は確実にUPします。
複数の売掛債権を合算して利用する
「複数の売掛債権を合算して利用する」という方法もおすすめです。
一つの売掛金額は少なくても、それぞれを合算すれば少額ではなくなります。
合算した金額が平均利用額の約250万円ほどになれば、少額債権をあまり歓迎しない大手ファクタリング会社でも審査に通過できる可能性は高くなります。
同じファクタリング会社を何度も利用する
「同じファクタリング会社を何度も利用する」ことも少額でファクタリングを利用する際におすすめの方法です。
何度も利用をすることで利用者に対する信用力がUPし、少額でも受け入れてくれる可能性が高まります。
また「手数料の引き下げ」を行ってくれる可能性も高くなります。
ただし、1回目の利用で満足いかない点があるようなら、別のファクタリング会社を検討することも大切です。
事前に必要書類などの提出準備しておく
少額利用したいなら「事前に必要書類などを準備しておく」ことをおすすめします。
ファクタリング会社は売掛先の信用力以外に、申込者本人の信用力・態度なども審査対象とします。
そのため、必要書類に不備などがあると印象が悪くなり、審査で落とされる危険性が高まります。
あまり好まれない「少額のファクタリング」を申し込むのであれば、事前に必要書類などを準備しておきましょう。
できるだけ好印象を与える努力を見せることで、少額かつ即日でも事業資金を調達できるでしょう。
複数のファクタリング会社に相見積もりする
即日でのファクタリングを成功させたい場合は、少額でも複数のファクタリング会社に見積もり依頼を出してもらいましょう。
特に少額の場合、他の条件との兼ね合いで買取を断られてしまう可能性も捨てきれません。確実に即日調達を成功させるためにも複数社への見積もりを依頼するのがおすすめです。
少額債権で即日ファクタリングを申し込む際の留意点
最後に、少額債権で即日ファクタリングを申し込む際の留意点を紹介します。
- 少額のファクタリングは手数料が高くなる
- 金額が低すぎる売掛債権は断られる可能性がある
- ファクタリング会社に債権譲渡登記を求められた場合
少額のファクタリングは手数料が高くなる
ファクタリング会社にとって少額債権の買取は利益を出しにくいため、手数料が高めに設定されます。
業者によっては、20%程度の手数料になる可能性もあるため注意が必要です。
少額ファクタリングを利用する際は、各社の手数料などを細かく比較し、できるだけ低い手数料で利用できる業者を選ぶようにしましょう。
あまりに少額な売掛債権は断られる可能性がある
冒頭からお伝えしているように、少額の売掛金はファクタリング会社にとってあまり魅力的なものではありません。
同じ手間がかかるのであれば、できるだけ高い債権を買い取りたいと考えるのも当然です。
そのため、金額が低すぎる売掛債権は断られる可能性があることを頭に入れておきましょう。
どうしても数万円程度の売掛金を即日現金化したいのであれば、個人事業主やフリーランス向けの業者である「FREENANCE(フリーナンス)」や「ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)」がおすすめです。
ファクタリング会社に債権譲渡登記を求められた場合
ファクタリング会社を利用する際に「債権譲渡登記」が必要になると、費用がかさんでしまうため注意してください。
先述の通り、債権譲渡登記が必要だと約10万円の費用が発生するため、手元に残せる金額が減ります。
少額ファクタリングを希望する場合、債権譲渡登記が留保されるファクタリング会社を選ぶようにしてください。
少額ファクタリングに関するよくある質問
少額ファクタリングに関してよくある質問と回答をまとめました。
10万円ほどの少額ファクタリングを利用できるおすすめの業者は?
本記事で紹介したファクタリング業者の中では、次の会社が10万円以下の少額買取に対応しています。
少額ファクタリング可能で個人でも即日現金化でき審査が早いおすすめの業者は?
個人(個人事業主)・フリーランスに特化したファクタリング会社である次の業者がおすすめです。
個人が審査なしで少額ファクタリングを利用できるおすすめの会社は?
少額であっても、審査なしでファクタリングを利用できる会社は基本的にありません。
比較的審査の甘いファクタリング会社は以下の記事で紹介しています。
少額でも即日入金できるファクタリング会社を教えてください
即日現金化したい、入金までのスピードを重視する方は次の記事を参照ください。
審査が緩い業者は?
以下の記事では比較的審査が緩いファクタリング業者を紹介ししています。
大手であれば小口でも利用できますか?
大手であっても少額利用できるとは限らず、むしろ大口をメインに取り扱っている傾向にあります。
大手ファクタリング業者については以下の記事で解説しています。
【2023年版】少額利用できるファクタリング会社 まとめ
本記事では2023年版の、少額でも利用できるファクタリング会社について解説をしました。
「少額かつ審査の早いおすすめファクタリング会社を教えてほしい」
「即日入金されて少額使用できるおすすめファクタリング会社を知りたい」
「少額だが売掛債権の支払期日までの事業の資金繰りが難しくなった」
このようなファクタリングや事業の資金繰りに関する悩みは解消できたでしょうか。中には「審査なしですぐに利用したい」といった方もいるかもしれませんが、審査なしのファクタリングは現状ありません。
ファクタリング会社を選ぶ際は個人でも利用できるか、手数料の低さや審査の通過率、債権譲渡登記が不要か、何円からの少額債権を買取できるか、何日で現金化できるかなど、チェックすべき項目は沢山あります。
少額の売掛債権をファクタリングしたい個人・中小企業経営者の方は、是非今回紹介した内容を参考にしてみてください!
2023年版の総合的なおすすめファクタリング会社については以下の記事で解説しています。