
「誰でもファクタリング審査に通過できるって本当?」
「審査の甘い会社の特徴が知りたい」
「2023年現在の審査が甘い、緩いファクタリング業者は?
個人・法人問わず売掛金の入金が遅くなったり、キャッシュフローや事業の資金繰りがうまくいかなかったり、悩むことも多いかと思います。
そのようなときは、ファクタリングを活用した資金調達がおすすめ。
本記事では2023年11月版の、特に審査基準が甘い会社11選を紹介。1社1社の特徴の他、落ちる理由や通過のコツ、通りやすい会社の特徴も解説しています。
目次
個人事業主も!審査が甘いファクタリング会社11選【2023年11月版】
審査が甘いファクタリング会社11選の2023年11月版を審査通過率を含めて紹介します。
サービス名 | 審査 通過率 | 特徴 |
---|---|---|
ベストファクター | 92.2% | 30秒簡易診断 |
QuQuMo(ククモ) | 非公開 | 最短2時間 |
labol(ラボル) | 非公開 | 最短60分・土日祝対応 |
PayToday | 非公開 | AI審査 |
FREENANCE(フリーナンス) | 非公開 | AI審査 |
ペイトナーファクタリング (旧yup先払い) | 非公開 | 最短10分・AI審査 |
アクセルファクター | 93% | 少額債権歓迎 |
ウィット | 非公開 | 500万円以下専門 |
日本中小企業金融サポート機構 | 非公開 | LINE対応 |
ビートレーディング | 非公開 | LINE対応 |
事業資金エージェント | 90%以上 | LINE対応 |
※更新:2023年11月
上記ファクタリングサービスは法人だけでなく個人事業主・フリーランスも利用できます。
1社1社特徴がありますので、自社に合っているかチェックしてみてください。
ベストファクター
入金スピード | 最短即日 |
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利用可能額 | 30万円〜1億円 |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 2社間:5%〜 3社間:2%〜 |
利用対象者 | 個人事業主・法人(業種問わず) |
対象債権 | 確定債権・将来債権 |
営業時間 | 平日10:00〜19:00(土日祝は除く) |
ベストファクターは最短24時間以内の当日入金が可能で、買取手数料は2%〜と業界でも最安水準の手数料を誇るファクタリング会社です。
また平均買取率も89.5%の高水準を維持しており、業種に関係なく利用可能。
個人事業主(フリーランス)・法人いずれも利用できるなど、資金調達のしやすさも評判です。
さらに、日本トレンドリサーチが実施したアンケート調査で「経営者に紹介したいファクタリング会社No.1」も獲得しているため、信頼度の高さも評価できるファクタリング会社といえるでしょう。
QuQuMo(ククモ)
出典:QuQuMo公式サイト
入金スピード | 最短即日(2時間) |
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利用可能額 | 金額上限なし |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 2社間:1%〜 |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス・法人 |
対象債権 | 売掛金であればOK |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
QuQuMo(ククモ)は、株式会社アクティブサポートが運営するファクタリングサービスで、オンライン完結で資金調達する新しい買取サービスです。
スマホ・PCからのオンライン完結をメインとしており、申込から入金まで最短2時間で資金調達が可能です。
また提出書類は通帳・請求書の2点のみと少なめで、面倒な面談や書類審査も必要ありません。
契約には弁護士ドットコム監修のクラウドサインを採用しているため、外部に情報が漏れる心配もありません。
labol(ラボル)
出典:labol公式サイト
入金スピード | 最短即日(60分) |
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利用可能額 | 1万円〜 |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 10% |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス |
対象債権 | 請求書があればOK |
営業時間 | 24h365日即時振込対応 |
ラボルは東証プライムに上場している株式会社セレスの100%子会社である株式会社ラボルが運営するサービスです。
個人事業主やフリーランス向けの請求書買取サービス(ファクタリング)であり、業種や職種問わず利用が可能になっています。
審査がない訳ではありませんが、以下の点を踏まえると審査が甘いファクタリングサービスと言えます。
- 最短60分で振り込みまで完了
- 他社で断られてても利用可能
- 独立直後や新規の取引先でもOK
- 必要書類は請求書・本人確認書類・エビデンス(メールなど)の3点のみ
また、ラボルのファクタリングは全てWEB上で完結。
資金の入金が迅速且つ、簡単にできるので忙しい個人事業主やフリーランスの方におすすめです。
1万円からという少額から使えることもあり、緊急時の助けとなってくれること間違いなしでしょう。
PayToday
入金スピード | 最短30分 |
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利用可能額 | 10万円〜上限なし |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 1%〜9.5% |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス・法人 |
対象債権 | 売掛金であればOK |
営業時間 | 平日10:00〜17:00 |
PayTodayは、AI審査で請求書をすぐに現金化できて、最短30分の即日入金可能なサービスです。
他社のファクタリングサービスでは手数料が明確に記載されていないことが多いですが、PayTodayでは1%〜上限9.5%とわかりやすい料金体系となっています。
書類の提出もオンライン上で完結されて面談も不要。
2023年8月には累計買取申込金額が100億円を突破したことを発表しました。
個人/フリーランスから法人まで幅広く利用可能なため、まずは「オンライン査定」で診断してみるのをおすすめします。
FREENANCE(フリーナンス)
入金スピード | 最短即日(16時までの承認) |
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利用可能額 | 1万円〜 |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 2社間:3%〜10% |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス |
対象債権 | 支払い期日を迎えていない請求書 |
営業時間 | 24時間365日(受付) |
FREENANCE(フリーナンス)は、GMOグループが運営するフリーランス・個人事業主が円滑にビジネスができるようにと始められたサービスです。
数あるFREENANCEのサービスの中でファクタリングに該当するのが、請求書を現金化するフリーナンスの「即日払い」です。
登録料は無料・会費も0円ですので、個人事業主やフリーランスの方は登録してしておけば、事業の資金繰りが圧迫してもすぐに利用可能なので口座開設だけでもしておきましょう。
フリーナンスの「即日払い」は2社間ファクタリングを採用しており、手数料は3%〜10%・利用額は1万円〜利用できます。
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)
入金スピード | 最短10分 |
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利用可能額 | 〜100万円(初回25万円) |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 10%(利用料) |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス |
対象債権 | ・請求金額、支払期日が確定している ・申請日当日から支払い期日まで70日以内 |
営業時間 | 平日10:00〜19:00 |
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)はフリーランス・個人事業主向けのサービスで、最短10分で請求書を現金化できます。
現金化が早い理由は、AIが審査を行うため事業計画書など書類関係の提出が不要だからです。
初期費用・月額費用も必要なく、サービス利用料が申請金額の一律10%と料金体系もシンプルでわかりやすいため、事業の資金繰りが大変なフリーランス・個人事業主には利用しやすいサービスといえるでしょう。
2023年には累計申込数10万件を突破したことを発表しています。
アクセルファクター
入金スピード | 最短2時間 |
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利用可能額 | 30万円〜1億円 |
オンライン完結 | ×(メール・FAX・郵便) |
手数料 | ~100万円:10%~ 101~500万円:5%~ 501~1000万円:2%~ |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス・法人 |
対象債権 | 売掛金であればOK |
営業時間 | 平日10:00〜19:00 |
アクセルファクターは、即日決済が原則で審査通過率93%のファクタリング会社です。
以前は対面形式での取引がメインでしたが、コロナの影響でリモート・オンラインでの取引が増えたことで全国どこからでも利用することができます。
またファクタリングの平均手数料は他社より低いため、お得に利用できます。
ウィット
入金スピード | 最短2時間 |
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利用可能額 | 下限なし〜500万円 |
オンライン完結 | ×(非対面・電話1本) |
手数料 | 5~20%(2社間) |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス・法人(中小企業) |
対象債権 | 売掛金であればOK |
営業時間 | 24時間365日(受付) |
ウィットは個人事業主・中小企業に特化したファクタリング会社で、完全非対面・審査開始から最短2時間で請求書を現金化してくれます。
個人・法人問わず、スマホ1台あれば全国どこからでも利用可能なことも特徴のひとつです。
500万円以下の「小口」をメインに扱っており、最小30万円の買取実績は95%と高水準のため、事業の資金繰りが難しい個人事業主でも比較的利用しやすいファクタリング会社といえるでしょう。
日本中小企業金融サポート機構
入金スピード | 最短3時間 |
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利用可能額 | 記載なし |
オンライン完結 | ×(電話・面談) |
手数料 | 1.5%〜 |
利用対象者 | 個人事業主(売掛先が法人の場合のみ)・法人 |
対象債権 | 売掛金であればOK |
営業時間 | 9:30〜19:00 |
日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人として運営されている珍しいファクタリングサービスです。
一般社団法人のため営利目的ではなく、手数料が他社と比較しても低く設定されているのが特徴です。
ただオンライン上では利用はできず、電話か直接面談をしてからでないと契約成立できません。
ファクタリングだけでなく事業再生や事業マッチングなど、幅広い視点での事業の資金調達サポートもしてくれます。
ビートレーディング
入金スピード | 最短5時間 |
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利用可能額 | 買取可能金額無制限 |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 2社間:4%〜12% 3社間:2%〜9% |
利用対象者 | 個人事業主・フリーランス・法人 |
対象債権 | 不良債権・給与債権以外ならOK |
営業時間 | 平日9:30〜18:30 |
ビートレーディングは、3.7万社以上の業界でも屈指の買取実績を誇るファクタリングサービスです。
2023年5月には前年度の取扱額が1,060億円を突破したことを発表しました。
最近では時代のニーズに合わせてオンライン完結のサービスに移行しており、最短5時間のスピードで資金化ができるようになっています。
買取金額は下限・上限が設定されていないため、幅広い売掛債権にも対応しています。
オンライン対応もありますが、東京・仙台・大阪・福岡と店舗もありますので直接面談してから契約を決めることも可能です。
事業資金エージェント
入金スピード | 最短2時間 |
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利用可能額 | 10万〜2億円 |
オンライン完結 | ○ |
手数料 | 1.5%〜 |
利用対象者 | 法人 |
対象債権 | 確定債権・将来債権 |
営業時間 | 平日・土曜9:00〜19:00(日祝は除く) |
事業資金エージェントは、アネックス株式会社が運営するファクタリングサービスです。
業界最低水準の手数料1.5%〜に設定されていて、最高2億円まで利用できます。
また基本的に対面は不要で、最短2時間で資金調達できるスピードは他社サービスと比較しても魅力的といえるでしょう。
なぜファクタリングは審査が緩い・甘い・通りやすいのか?
ファクタリングは以下の理由から、「審査が緩い・甘い・通りやすい」といわれることがあります。
- ファクタリングは融資と異なるから
- 未回収リスクが少ないから
- 独自審査をしている会社が多いから
それぞれの理由について詳しく解説します。
ファクタリングは融資と異なるから
ファクタリングは融資と違って「売掛債権を買い取るサービス」です。
審査対象が利用者本人ではなく売掛債権を発行している売掛先(取引先)となるため、個人の信用情報や企業の経営状況では審査されません。
極端なことをいえば、利用者本人が税金を滞納していても売掛先が信頼できる企業であれば、ファクタリングの審査は通過できます。
融資とは審査する対象がまったく異なるため、「ファクタリングは審査が甘い」といわれているのです。
未回収リスクが少ないから
ファクタリングは融資やローンといった他の資金調達方法と違って、未回収リスクが少ないといえます。
それはファクタリングが「売掛債権を買い取るサービス」だからです。
融資やローンは利用者本人や法人と直接契約することで成り立つため、低い金利で長期間かけて返済してもらうため未回収リスクも高くなります。
ただファクタリングは買い取った債権の売掛金から回収するだけですので、売掛先の経営状況は注視する必要はありますが、融資やローンよりは未回収リスクは少なくなります。
独自審査をしているファクタリング会社が多いから
ファクタリング業者の中には「独自の審査基準を採用しているため通過率が高い」ことを掲げている企業が少なくありません。
融資の審査基準も銀行によって差はあるものの、独自審査を掲げる銀行をなかなか見かけないことからも、ファクタリングの審査は甘いといわれるのでしょう。
審査が甘い・緩い・通りやすいファクタリング会社の特徴を紹介
審査が甘い・緩い・通りやすいファクタリング会社に共通する特徴は以下のとおり。
- 個人事業主・フリーランスでも利用可能
- 即日入金で利用可能
- 審査や手続きに必要な書類が少ない
- 入金までオンライン完結で利用できる
- 中小・独立系のファクタリング会社である
- 手数料が高い・上限がない
- 審査通過率・買い取り実績を公開している
- 債権譲渡登記を求められる
それぞれ詳しく解説します。
個人事業主・フリーランスでも利用可能
個人事業主・フリーランスでも利用可能なファクタリング業者は、審査が甘い傾向にあります。
個人事業主・フリーランスでも利用できるかは、ファクタリング業者それぞれの審査基準によって異なります。
個人事業主やフリーランスは法人と比べて信用度が低く取引リスクも高くなるため、できればファクタリング業者では取り扱いたくないのが本音です。
ただそのようなリスクを負ってでも個人事業主・フリーランスの債権を買い取るファクタリング業者は、審査基準が甘いといえるでしょう。
即日入金で利用可能
即日入金・スピード入金を推している会社は審査が甘い傾向にあります。
ファクタリングを申し込んでから入金されるまで、1番時間がかかるのが「審査」の時間です。
本来ファクタリング業者では、売掛先企業の財務状況などを調べるため審査に時間を要します。
ただ、即日入金されるということは審査時間が短いということであり、それだけ審査基準も甘く設定されていることに繋がります。
審査や手続きに必要な書類が少ない
審査に必要な書類が少ないファクタリング業者は、審査が甘い傾向にあります。
ファクタリングの審査や手続きに必要な書類が多いほど、審査も厳しくなる傾向にあります。
上記でもお伝えしましたが、ファクタリングを申し込んでから入金までで1番時間がかかるのが審査であり、審査に時間をかける会社は財務状況などを徹底的に調べ上げます。
逆をいってしまえば、手続きに必要な書類が少なければ審査することも限定されるため、必然的に審査も甘くなります。
ただ、提出に必要な書類が極端に少ないファクタリング業者は怪しくもありますので、利用を検討している会社の公式サイトを事前に確認しておきましょう。
審査~入金までオンライン完結で利用できる
オンライン完結で利用できるファクタリング業者は、審査が甘い傾向にあります。
近年コロナ禍の影響もあり、直接面談することなく入金までオンライン上ですべて完結されるファクタリング業者も増えています。
入金までオンライン完結可能な会社は、審査が甘いというよりも柔軟に対応してくれる会社が多い印象です。
ただオンライン完結の会社は審査をAIで機械的に行うため、一定の審査基準をクリアした債権であればすべて審査に通ることになります。
そのため他社の審査に落ちてしまっても、設定しているAIの審査基準を通過する可能性も十分にあるでしょう。
中小・独立系のファクタリング会社である
中小・独立系のファクタリング業者は、審査が甘い傾向にあります。
ファクタリングを運営している会社は、大手金融機関や一般財団法人などさまざまな会社が運営していますが、中小・独立系のファクタリング業者は比較的審査が甘い傾向にあります。
大手金融機関などが運営しているファクタリング業者は、債権回収できないリスクを避けるために審査基準を高く設定しています。
逆に中小・独立系のファクタリング業者は、独自路線の審査基準を設定可能なため比較的審査も甘くなるといえるでしょう。
手数料が高い・上限がない
手数料が高い、または上限設定を設けていないファクタリング業者は、審査が甘い傾向にあります。
高くて上限がない手数料を設定しているファクタリング業者ほど、審査基準が甘い傾向にあります。
審査基準が甘いと債権の回収リスクは高くなるため、バランスを取るために手数料を高く設定してリスクヘッジをしています。
仮に手数料が低い会社の審査に落ちても、手数料が高い会社の審査には通る可能性がありますので、どうしてもファクタリングを利用したければ手数料も考慮して検討してみましょう。
審査通過率・買い取り実績を公開している
審査通過率・買い取り実績を公開しているファクタリング業者は、審査が甘い傾向にあります。
審査通過率が高いということは、審査を通る可能性が高いことでもあり、審査も甘い証明にもなります。
また買い取り実績を公開している会社は利用者が多いことをアピールして集客しているため、通過率と同様に他社と比較しても審査は甘くなっているでしょう。
債権譲渡登記を求められる
2社間ファクタリングの際に債権譲渡登記を求められる場合は、審査が甘くなる傾向にあります。
ファクタリングの前に債権譲渡登記を行っておくことで、売掛債権の所有者がファクタリング業者に渡ったことを公的に証明することができます。
2社間ファクタリングにおいて、万が一ファクタリング利用者が破産・倒産した場合、売掛金の回収が困難になることがありますが、債権譲渡登記を行っておくことで売掛先企業から直接売掛金を回収できることを証明可能になるのです。
ファクタリング業者にとっては債権譲渡登記によって未回収リスクを小さくできるため、審査が甘くなるということです。
ファクタリングの審査基準とは?
ファクタリング業者で最も重要視している審査基準について解説していきます。
- 売掛先企業の信用力
- 売掛金の支払い日
- ファクタリング利用者の信頼性
- 売掛債権の健全性
売掛先企業の信用力
ファクタリングでは、利用者本人よりも売掛先企業(債権を発行している企業)の信用力が大切になります。
ファクタリング業者が債権回収するのは、契約した利用者ではなく売掛企業からです。
そのため、売掛先が個人事業主・フリーランスの場合、法人よりも信用力が落ちるため審査に落ちる可能性が高くなります。
ファクタリングの審査基準はあくまでも、利用者本人ではなく売掛先企業の信用力に左右されると覚えておきましょう。
売掛金の支払い日
ファクタリングの審査では「売掛金の支払い日」も重要視されます。
ファクタリング業者は、売掛先が発行した債権を買い取るサービスのため、回収先は利用者本人ではなく売掛先です。
そのため売掛金の支払日までの期間が長くなるほど未回収リスクも高くなるため、審査も厳しくなります。
ファクタリング業者が未回収リスクを少しでも抑えたいので「売掛金の支払日」は重要な審査基準になります。
ファクタリング利用者の信頼性
ファクタリング審査では利用者の信用力は大きく影響しませんが、信頼性が高いに越したことはありません。
例えばファクタリング業者には以下のことを確認されます。
- 売掛先企業と継続して取引しているか?
- 経営規模に合ったファクタリング利用額か?
ファクタリング利用者の信頼性が高いことで売掛先との良好な関係も証明され、審査通過率もアップする傾向にあります。
売掛債権の健全性
ファクタリングでは売掛債権を売却して資金調達するため、売掛債権の健全性は重要な審査基準になります。
とくに二重譲渡や不良債権を掴まされてしまうと、ファクタリング業者も売掛金の回収ができず負債を負う可能性が出てきます。
ファクタリング業者ごとに審査基準は異なりますが、売掛債権の健全性はどの会社も重要視している審査基準になります。
ファクタリング審査に落ちる理由
ファクタリング審査に落ちる理由・原因として代表的なものは以下の通りです。
- 売掛先企業の信用力が足りない
- 売掛先が法人ではなく「個人」
- 売掛債権の入金日が遠い
- 売掛債権の健全性が低い
- 審査に必要な書類が足りない
売掛先企業の信用力が足りない
「売掛先企業の信用力が足りない」と審査に落ちる可能性があります。
ファクタリングの審査は融資と違い利用者(社)ではなく、売掛先の信用度を審査対象としているからです。
ファクタリングの仕組みとして、売掛先から利用者に入金がなければ資金回収ができなくなってしまいます。
極端なことをいうと、利用者が借金まみれであっても売掛先が大企業であればファクタリング審査は通過するということです。
そのため、ファクタリングの審査に落ちる場合は利用者ではなく、売掛先(取引先)に落ちる原因・理由があると理解しておきましょう。
売掛先が法人ではなく「個人」
売掛先が法人ではなく「個人」の場合、審査落ちの可能性が高まります。
ファクタリング審査では利用者本人ではなく売掛先の信用度が重要になります。
そのため、法人よりも債権回収のリスクが高い個人の取引先では、ファクタリング業者によっては審査で落とす場合があります。
ちなみにほとんどのファクタリング業者が「個人が売掛先の債権」は取り扱っていません。
売掛債権の入金日が遠い
売掛債権の入金日が遠すぎると、ファクタリング業者側の未回収リスクが高くなるため審査に落ちる場合があります。
入金日が遠い売掛債権は「資金繰りは悪いのでは?」と疑われる可能性があります。
ファクタリング業者にとって1番のリスクは、買い取った債権を回収できないことです。
売掛債権の入金日が遠くなるほど未回収リスクも高まるので、リスクを避けるために審査で落とす場合があります。
売掛債権の健全性が低い
不良債権や二重譲渡など、売掛債権の健全性に問題がある場合は審査に落ちる可能性が高くなります。
不良債権は回収困難な債権のことで、審査以前にファクタリングを利用できません。
二重譲渡は、2つのファクタリング業者に同じ債権を買い取らせる違法行為です。刑事罰の対象でもあるため、も申し込んでも審査落ちすることは確実でしょう。
審査に必要な書類が足りない
審査に必要な書類が足りないと、審査に落ちるでしょう。
審査に必要な書類はファクタリング業者によって異なりますので、公式サイトで確認しましょう。
ファクタリング審査通過のコツ
ファクタリング審査に通るコツは次の4点です。
- 信用力の高い売掛金を利用する
- 支払いまでの期日が短い売掛金を利用する
- 必要書類を審査前に準備しておく
- 自分の身元や会社情報を偽りなく伝える
信用力の高い売掛金を利用する
売掛金の信用力が高いほどファクタリング審査に通過しやすくなります。
信用力の高い売掛金とは、売掛債権を発行している「売掛先の信用力」が高いということです。
ファクタリングでは、利用者ではなく売掛先の支払い能力を評価するため、売掛先の信用力が高いほど審査通過率も上がることになります。
支払いまでの期日が短い売掛金を利用する
売掛金の支払い期日が短いほど、審査に通過しやすくなります。
ファクタリング業者は、売掛債権の買取後に売掛金を回収するため、支払い期日までは負債があることになります。
支払い期日が短いほど売掛先の状況が急変する可能性が低いため、未回収リスクも下がり、審査に通過しやすくなるのです。
必要書類を審査前に準備しておく
必要書類を事前に準備することで、ファクタリング業者側も審査に取り掛かりやすくなり、通過率も上がります。
審査に必要な書類はファクタリング業者によって異なりますが、以下の書類が代表的です。
- 身分証明書
- 印鑑証明書
- 通帳(指定期間がわかるコピーでも可)
- 売掛先との契約書
- 登記簿謄本(法人の場合)
- 決済書(法人)、確定申告書(個人)
- 売掛債権を証明できるもの(契約書・納品書・請求書など)
ファクタリング業者によって必要書類が異なる場合があるため、公式サイトで確認しましょう。
自分の身元や会社状況を偽りなく伝える
ファクタリング会社から信頼を得られるよう、自分の身元や会社状況を正直に伝えましょう。
ファクタリングでは、信用や信頼が重要になります。
審査に通過したい一心で嘘の情報を偽って伝えると、逆に審査に落ちる要因にもなりえます。
審査が甘いファクタリング会社に関するよくある質問
審査が甘いファクタリング業者に関するよくある質問をQ&A形式で回答していきます。
- 審査なしのファクタリング会社はある?
- ファクタリング審査で提出が必要な書類は?
- ファクタリングの審査では面談が必須ですか?
- 誰でも通る審査激甘のファクタリング会社はある?
- 後払い現金化の審査は甘い?
- 提出書類少なめ、個人事業主向けの審査が緩いファクタリング会社は?
- AI審査のファクタリング会社を教えてください
- 個人事業主やフリーランスが請求書のみで利用できるファクタリングは?
ファクタリング会社に繋がりはありますか?
ファクタリング会社に繋がりはないといえます。
ファクタリング会社同市はビジネス上の競合にあたるため、繋がりを持つメリットがないからです。
仮に繋がりがあったとして、利用者の個人情報を共有するのは漏洩にあたるため、「A社で審査に落ちた情報がB社に漏れて、B社でも審査に落ちた」ということはありえません。
審査なしのファクタリング会社はある?
ファクタリングでは必ず審査があるため「審査なし」を謳うファクタリング業者は利用すべきではありません。
ちなみにファクタリングの審査は「売掛債権の審査」であり「利用者の審査」ではありません。
ファクタリング審査で提出が必要な書類は?
ファクタリング審査の必要書類は会社によって異なりますが、ほとんどのケースでは以下の書類で事足ります。
-
身分証明書
-
印鑑証明書
-
通帳(指定期間がわかるコピーでも可)
-
売掛先との契約書
-
登記簿謄本(法人の場合)
-
決済書(法人)、確定申告書(個人)
-
売掛債権を証明できるもの(契約書・納品書・請求書など)
ファクタリング業者によっては上記以外の書類を求められる場合があります。
ファクタリングの審査では面談が必須ですか?
ファクタリング会社によっては面談なしでの審査を行っています。
特にコロナ禍以降は対面ではなく、オンラインや電話でヒアリングすることで面談完了とする会社も増えており、AI審査によるファクタリングサービスも出てきています。
今後AI審査が普及することで、ファクタリング審査での面談不要が主流になるかもしれません。
以下の記事では面接不要なファクタリング業者も紹介しています。
誰でも通る審査激甘のファクタリング会社はある?
審査には一定の基準があるため、誰でも通るファクタリング業者はありません。
比較的審査の甘い・緩い傾向があるファクタリング会社はこのページでまとめています。
後払い現金化の審査は甘い?
後払い現金化の審査はファクタリングより甘い傾向があります。
ただし、後払い現金化業者の摘発が全国で相次いでいるため、利用には注意が必要です。
法人や個人事業主・フリーランスが簡単に利用できる後払いサービスとしては、クレディセゾンとアップサイダーが共同で運営している「支払い.com」がおすすめです。
提出書類少なめ、個人事業主向けの審査が緩いファクタリング会社は?
提出書類の数はファクタリング業者によって異なりますがが、同じファクタリング業者を繰り返し利用するほど必要書類が少なめになる傾向があります。
AI審査のファクタリング会社を教えてください
本記事で紹介している以下の企業は審査にAI技術を採用しています。
個人事業主が請求書のみで利用できるファクタリングは?
基本的に請求書のみでのファクタリング利用は難しいと考えてください。
ただし、2回目以降の利用かつ同じ売掛先など、複数条件を満たせば請求書のみでファクタリングを利用できる可能性があります。
審査が甘い・緩いファクタリング業者 まとめ
本記事では2023年版の審査が甘い・緩いファクタリング業者11選を紹介。審査通過のコツや審査に落ちる主な理由もお伝えしました。
ファクタリング会社にとって審査を甘くすることはリスクを高くすることにも繋がるため、誰でも審査通過できるわけではありません。
他社の審査に落ちた方や、審査に通るか不安な個人事業主の方は、本記事で1社1社の特徴をチェックして自社に合った業者を探してみてください。
総合的な観点でのおすすめファクタリング会社は以下の記事で解説しています。