保証ファクタリングとは?その仕組みと知っておきたいメリット

必見!保証ファクタリングとは一体どんなサービス?

ファクタリングサービスの中で大手企業をはじめとして利用されている保証ファクタリング

保証ファクタリングは、中小企業・小規模事業者が、取引先から受取った金銭債権についてファクタリング会社が保証限度額を上限として保証してくれるサービスのことをいいます。

取引先の債権が貸倒れたときに、ファクタリング会社が代わりに保証限度額を上限として支払を行ってくれるのなら是非利用したいですよね

保証ファクタリングに興味はあるけどいまいち仕組みが分からないな・・・

そこでこの記事では、保証ファクタリングについてわかりやすく解説していきます。

保証ファクタリングとは?その仕組みを徹底解説

保証ファクタリングとは?その仕組みを徹底解説

保証ファクタリングは、取引先の金銭債権をファクタリング会社が保証してくれる金融サービス。

以下では、保証ファクタリングの仕組の概要とその仕組について詳しく解説していきます。

保証ファクタリングとは

保証ファクタリングは、ファクタリング会社が所有する金銭債権について保証限度額を上限として保証してくれる金融サービスのことを言います。

通常、得意先が倒産したら金銭債権の回収は不可能です。

一般に、中小企業・小規模事業者における金銭債権の未回収率は大規模のそれと比較しても5%〰10% と非常に高く、金銭債権の額が高くなればなるほど、資金繰りに大きな影響を与えることは必至です。

そのリスクを回避するのに保証ファクタリングが役立ちます。

取引先に対する金銭債権が一定条件下で未回収の状態になった場合に、取引先ごとに設定された保証限度額を上限としてファクタリング会社が保証金を支払ってくれるので、貸倒れリスクを軽減する効果が期待できるのです。

つまり、保証ファクタリングは代金決済の期日前の金銭債権に対して、ファクタリング会社と事前に保証契約を結んでおくことで、万が一取引先の金銭債権が回収不能となった場合に事前に契約していた保証限度額まで損失の保証が受けられます。

この保証ファクタリングは、特に金銭債権の発生から入金までの期間が長期になる建設業者などを中心に活用されています

下請け建設企業が保証ファクタリングを利用する場合には、国から助成金を受けられる制度も存在していることからもわかるように、役務の提供から債権回収までの期間が長いような場合には、できるだけ保証ファクタリングを活用して金銭債権の貸倒れを防ぐことが大切です。

なお、保証ファクタリングは、買取ファクタリングとは異なり、あくまでも金銭債権の支払いを保証してくれる金融サービスであるため、期日よりも前に現金を受け取ることはできません。

また、保証ファクタリングでは掛け捨ての保険料をイメージしていただくと分かりやすいですが、支払った保証料が戻ってくることはありません。

買取ファクタリングと保証ファクタリングは全く異なるものであるため、その違いについてきちんと認識しておくことが大切です。

保証ファクタリングの仕組み

保証ファクタリングにおいては、通常の商取引によって売掛金などの金銭債権を受取った後、支払の保証が必要と判断したA社がファクタリング会社に金銭債権の保証の申し込みを行います。

その請求を受けて、ファクタリング会社は保証契約を結ぶにあたり、取引先であるB社の審査を行います。

この審査は取引先ごとに行われ、その都度保証の限度額が決定されることになります。

著しく信用力が低い取引先であるような場合には、保証ファクタリング契約を結べないこともあります。

審査に問題がない場合には、A社とファクタリング会社で保証契約を締結し、保証ファクタリングが開始されます。

ただしB社の与信審査は契約時だけではなく継続的に行われているので、著しく信用力が下がっている場合には、保証ファクタリング契約の解除が求められることもあるので注意が必要です。

そして万が一、B社が経営破綻した場合には、ファクタリング会社が保証契約に定める条件の中で、金銭債権の保証限度額を上限として会社Aに保証した金額を支払います

また、保証ファクタリングを利用する場合、買取ファクタリングとは異なり、取引先にファクタリング会社に債権を譲渡することを伝える必要がありません。

そのため、取引先との取引に影響を与えることはないので、安心して利用できることもポイントです。

ファクタリング会社による保証が開始されるまでには、通常、次のような手続きが必要です。

保証取引基本契約:ファクタリング取引の希望者とファクタリング会社の間でファクタリング取引を行うための基本的な契約を結びます。

  1. 保証希望取引先の選定
  2. 取引先の中から、保証を希望する取引先を選定する。

  3. 審査/限度額通知
  4. 保証を希望する取引先に対して(覆面で)審査を実施し、保証限度額を決定する

  5. 個別保証契約の締結
  6. ファクタリング取引を行う取引先を個別に選定します。

  7. 保証開始
  8. 保証開始通知書に記載のある日から取引先に対する債権の保証が開始されます。

  9. 保証料の入金
  10. 契約時に指定された口座より、ファクタリング会社に対して保証料の支払いを行う。

支払いが保証されることだけがメリットではない

支払いが保証されることだけがメリットではない

保証ファクタリングを活用する最も重要なメリットは、取引先の金銭債権が保証されることによって、貸倒れの可能性を低減できるだけではありません。

販売先が倒産しても所有する金銭債権が保証されるだけでなく、支払企業の信用状況を随時確認できること、なにより新規の取引先であっても金銭債権の保証がなされることです。

以下では、それぞれについて詳しく確認していきましょう。

保証ファクタリングの一番のメリットはもちろん 貸倒のリスクから解放されることです。

それに付随して、保証ファクタリングを契約するときにファクタリング会社が取引先の与信審査を行ってくれるので、社内で与信審査をせずに済むというメリットがあります。

与信審査をファクタリング会社にアウトソーシングすることができるので、業務コストを大きく削減することができますし、なにより不安定な取引先とは今後信用取引をしないという決定もできて安心 です。

さらに、通常、新規の取引先については信用情報が全くない状態です。

しかし、ファクタリング会社は新規の取引先であってもどのような会社であるかを調査しているため、金銭債権の回収見込みを正確に判断することができます。

そのため、新規の取引先でも安心して取引を行えるようになります

この3つが保証ファクタリングを活用する主なメリットと言えるでしょう。

保証サービスを利用することで起きるデメリット

保証サービスを利用することで起きるデメリット

保証ファクタリングには上で説明したようなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

保証ファクタリングについて、デメリットについても十分に理解しておかないと思わぬリスクを抱える可能性があるので注意が必要です。

まず、保証ファクタリングの手数料額です。

保証料は通常取引先の信用力によって変化し、信用力の高くない取引先の場合、その分だけ保証料も高くなります

保証ファクタリングに2つ目のデメリットとして、保証サービスを利用する場合、取引先の信用力が著しく低下していると保証ファクタリングが利用できない場合があります。

ファクタリング会社がそれぞれ保証限度額を設定するために審査を行いますし、その審査はファクタリング会社独自の基準によって審査されることになります。

そのため、1年前は審査を通っていた取引先であっても、信用が著しく低下したような場合には、途中から保証を受けられなくなる可能性もあるので注意が必要です。

メリットもデメリットもある保証ファクタリングですが、どのような場合はサービスを利用する価値があるのでしょうか?

保証サービスの利用を検討すべき会社

ここまでは保証ファクタリングについて詳しく説明してきました。

ここからは保証ファクタリングによる保証サービスの利用を検討すべきケースについて考えていきましょう。

取引先の債権回収に懸念があるケース

保証ファクタリングが最も有効に機能するのは、取引先の債権回収に懸念があるケースです。

取引先の債権が回収できないと、中小企業・小規模事業者にとっては大きな痛手になります。

金銭債権の貸倒れによる損失は、会社の資金繰りに影響を与えるので将来的に自社も倒産してしまう可能性もあるのです。

そんな時にファクタリング会社と保証ファクタリングを結んでいればそのようなリスクがなくなり、安心して経営を続けられます。

取引先が多数あり、与信管理に悩んでいるケース

取引先が非常に多数あるような場合には、それぞれの取引先の信用情報を管理するのは非常に困難です。

どれくらいの額の債権があるのか、どこの取引先に債権があるのか、その取引先はどのような経営状態であるかなどを知ることは、時に不可能であるような場合もあります。

例えば、海外の会社と取引をしているような場合、その会社がどのような経営状態にあるのかを調べることは困難を極めます。

そのような場合に、保証ファクタリングを活用すれば与信管理をファクタリング会社に外部委託することができるので、自社の与信管理にかかる負担が大きく軽減されることになります

保証ファクタリングは利用手数料が少ないことから中小企業・小規模事業者でも負担は少なく利用しやすい点も魅力的です。

そのため、取引先が多数あり与信管理に悩んでいるケースでは、保証ファクタリングを活用してみると良いでしょう。

<h3取引先の新規開拓をしているケース

保証ファクタリングを利用するべきなのは、取引先の新規開拓を積極的に行っている場合も当てはまります。

新規に獲得した取引先の信用情報はありませんので、取引先の売掛金が回収できるかどうかは全くの未知数です。

そこで保証ファクタリングを利用すれば、ファクタリング会社が新規取引先の審査を行ってくれます

万が一貸倒れが起こった場合でもファクタリング会社が保証限度額を上限として保証してくれるので、貸倒れが起こった場合でも損失を被ることはありません。

最後に

中小企業・小規模事業者にとっては、貸倒れの問題は非常に重要な問題。

取引先の債権回収状況がどれくらいかを確認しておくことは非常に重要です。

与信管理に無駄なリソースを割く必要もなくなり、貸し倒れリスクも大きく低減するので、積極的に保証ファクタリングを活用してみてはいかがでしょうか

同じように貸倒リスクを抑えるための一括ファクタリングという仕組みがあります。

こちらもも合わせてご一読ください。

>>>一括ファクタリングとは?

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