サービス名 | 特徴・少額対応 |
---|---|
labol(ラボル) |
1万円~買取可能 最短30分で入金 土日祝も入金 |
QuQuMo(ククモ) |
買取額の下限なし 最短2時間で入金 オンライン完結 |
FREENANCE(フリーナンス) |
1万円~買取可能 最短即日入金 手数料は3%~10% |
「おすすめの少額ファクタリング業者は?」
「10万円〜でも買い取ってもらえる少額ファクタリング業者を知りたい」
「少額だと手数料が高過ぎて使いたくない」
自転車操業で融資も利用できないけど、従業員の給与や業務委託への支払い、仕入れ代金が支払えなくて困っている方も多いのではないでしょうか。
「業者によっては少額・小口債権に対応していない」
「少額だと足元を見られて高額な手数料を要求された」
とあきらめたことがあるかもしれません。
そこで本記事では2024年1月版の、最短即日で資金調達できる少額ファクタリング業者を紹介しています。
目次
少額ファクタリング業者13選!即日・個人事業主対応【2024年1月更新】
小口・少額対応のファクタリング業者で即日入金・個人利用に対応しているサービスは以下の通りです。
サービス・会社名 | 公式 | 少額対応 | 最短入金 | 利用対象 |
---|---|---|---|---|
labol(ラボル) |
【公式】 | 1万円~ | 即日(30分) | 法人 個人事業主 |
QuQuMo(ククモ) |
【公式】 | 下限なし | 即日(2時間) | 法人 個人事業主 |
FREENANCE (フリーナンス) |
【公式】 | 1万円~ | 即日 | 法人 個人事業主 |
ペイトナーファクタリング (旧yup先払い) |
【公式】 | 1万円~ | 即日 | 法人 個人事業主 |
ベストファクター |
【公式】 | 30万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
PayToday |
【公式】 | 10万円~ | 即日 | 法人 個人事業主 |
アクセルファクター |
【公式】 | 30万円 | 即日(2時間) | 法人 個人事業主 |
ファストファクタリング |
【公式】 | 10万円 | 即日(5時間) | 法人 個人事業主 |
OLTA(オルタ) |
【公式】 | なし | 即日 | 法人 個人事業主 |
えんナビ |
【公式】 | 50万円 | 最短1日 | 法人 個人事業主 |
株式会社No.1 |
【公式】 | 50万円 | 即日 | 法人 個人事業主 |
ビートレーディング |
【公式】 | なし | 即日 | 法人 個人事業主 |
日本中小企業金融 サポート機構 |
【公式】 | なし | 即日 | 法人 個人事業主 |
※2024年1月更新
labol(ラボル)
labol(ラボル) | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
1万円〜 現金化したい分だけ利用可 |
利用手数料 | 一律10% |
審査・入金スピード | 最短30分 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 フリーランス:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・本人確認書類・取引を示すメールなど |
- 最短即日スピード審査で土日祝日も対応
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は3点(請求書・本人確認書類・取引を示すメールなど)
labol(ラボル)は個人事業主・フリーランス向けの請求書買取サービスです。
1万円〜というファクタリング業界ではトップクラスの少額から利用できます。
また請求書の額のうち、利用したい分だけ現金化できるのも特徴です。
10万円の請求書の中から5万円分だけを買い取ってもらうという使い方もできるので、用途に合わせて利用できます。
さらにプライム上場企業の子会社運営なので、安心してご利用いただけます。
オンライン完結で審査も早いため、即日で事業資金を調達したい方におすすめです。
QuQuMo(ククモ)
出典:QuQuMo公式サイト
QuQuMo | |
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少額対応・ 利用可能額 |
上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:1%~14.8 % 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳 |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は2点
QuQuMoはオンライン対応で、申し込みから最短即日(2時間)で入金されるという特徴があります。
手続きに必要な書類も2点のみなので、非常に簡単に審査に申し込みできます。
ただ他のファクタリング会社に比べると手数料が最大14.8%と高くなる可能性があるので注意をしてください。
少額債権をオンライン完結で即日売却したい人、審査が早いファクタリング会社を探している方におすすめです。
FREENANCE(フリーナンス)
FREENANCE(フリーナンス) | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:1,000万円 下限:1万円 |
利用手数料 | 2社間:3%~10% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書・エビデンス |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結の2社間ファクタリング契約
- 審査必要書類は3点(本人確認書類・請求書・エビデンス)
FREENANCE(フリーナンス)は個人事業主やフリーランスの方に特化したサービスを提供しています。
手数料は3%から10%と比較的安く、少ない提出書類で事業資金を調達できます。
さらに、最低利用金額は1万円に設定されているので、少額ファクタリングにおすすめ。
無料で最大5,000万円の保険に加入できるので、個人事業主やフリーランスの方でも安心して仕事をできます。
オンライン完結で即日審査を完了させて事業資金を調達したい方におすすめかつインターネット金融大手のGMOグループなのも安心です。
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い) | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:25万円(2回目以降:100万円) 下限:1万円 |
利用手数料 | 2社間:10% 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書・エビデンス |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結の2社間ファクタリング契約
- 審査必要書類は3点(本人確認書類・請求書・エビデンス)
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)の特徴は1万円から利用できる点です。
少額の事業資金を調達したい人にとって、1万円から利用できるペイトナーファクタリングは魅力的です。
また最短10分で指定した口座に入金される即日入金が可能なので、審査の早いファクタリング会社を探している人にはぜひ利用してみてください。
ペイトナーファクタリングでは必要な提出書類が売掛債権の請求書と本人確認書類、エビデンスの3点だけ。オンラインで審査が早く、即日現金化したい方におすすめです。
ベストファクター
ベストファクター | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:1億円 下限:30万円 |
利用手数料 | 2社間:2%~20% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結の2社間ファクタリング契約
- 審査必要書類は3点
ベストファクターの特徴は「審査通過率の高さ」です。
90%以上の確率で審査を通過できるため、事業資金の調達に困っている人におすすめできます。
少額債権は30万円から対応しており、最短即日で事業の資金調達が可能。提出書類は3点と比較的少ない書類で審査を申し込むことが可能です。
PayToday
PayToday | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:5,000万円 下限:10万円 |
利用手数料 | 2社間:1%~9.5% 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は本人確認書類など3点
PayTodayの特徴は「業種を選ばない」という点です。
ファクタリング会社によっては受け入れ可能な業種を絞っているところもあります。
ですがPayTodayではそのような心配がないため、安心して利用をすることが出来ます。
また手数料も最大9.5%で抑えられ、即日入金してもらえるため、審査の早いファクタリング会社を探している方におすすめです。
>>PayToday(ペイトゥデイ)の口コミ・評判や詳細はこちら
アクセルファクター
アクセルファクター | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:1億円 下限:30万円 |
利用手数料 | 10%(~100万円) 5%(101~500万円) 2%(501~1000万円) 別途相談(1001万円以上) |
審査・入金スピード | 最短2時間 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・確定申告書・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は請求書・通帳・確定申告書・本人確認書類など
アクセルファクターの主な特徴は「売掛債権の対応日数が長い」という点です。
他のファクタリング会社に比べると、最大180日まで対応をしているため、本来の支払期限が長くて事業資金不足に陥っている人などはアクセルファクターがおすすめです。
提出書類は4点ですが審査は早い傾向にあり(最短2時間)、即日の入金も可能。
更にアクセルファクターは少額の利用でも手数料が10%となっており、手数料の安さも特徴の一つと言えます。
手数料を抑えたい人や支払期限が長くて困っている人におすすめです。
ファストファクタリング
利用可能なファクタリングの種類 | 2社間 |
---|---|
利用上限額 | 10万円〜1,000万円 |
買取手数料 | 5%〜 |
審査・入金スピード | 最短30分 |
個人事業主の利用可否 | – |
財務状況 | 銀行借入◯ |
償還請求権の有無 | – |
債権譲渡登記の有無 | – |
面談の有無 | オンライン完結 |
申し込み方法 | – |
公式サイト | https://fastfactor.jp/ |
- オンライン完結のファクタリング会社
- 最短30分のスピード入金
- 必要書類は請求書と通帳の2点のみ
ファストファクタリングは、オンライン完結型のファクタリング会社で、10万円~利用可能です。
申込み〜入金まで、オンライン上で完結するので、ファクタリング会社のオフィスにわざわざ足を運ぶ必要がありません。
さらに、クラウドサインの電子契約を採用しており、印紙代など余分な調達コストも抑えられます。
契約に必要となる書類も、請求書・売掛先からの入金が確認できる通帳(最低過去3か月分)の2点のみ。
簡素に手続きを済ませたい、といった方にはうってつけのサービスと言えるでしょう。
OLTA(オルタ)
OLTA(オルタ) | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:2%~9% 3社間:取扱無し |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 決算書・通帳・請求書・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は決算書・通帳・請求書・本人確認書類など
OLTA(オルタ)の特徴は利用可能額に制限がないことです。
個人事業主や法人問わず利用が可能となっており、オンラインで手続きができて最短即日で入金されます。
また「手数料の安さ」も魅力的です。2社間での手数料は他のファクタリング会社と比較をしても安く、手数料を最大9%に抑えられるので、即日対応の少額ファクタリングに非常におすすめ。
OLTAは2023年11月20日より松本信用金庫と「松本信用金庫クラウドファクタリング powered by OLTA」の提供を開始するなど、地域密着型の事業資金調達サポートにも取り組んでいます。
えんナビ
利用可能なファクタリングの種類 | 2社間・3社間 |
---|---|
利用上限額 | 50万円~5,000万円 |
買取手数料 | 5%〜 |
審査・入金スピード | 最短即日 |
個人事業主の利用可否 | 利用可 |
財務状況 | 赤字決算◯・税金滞納◯ |
償還請求権の有無 | 無し |
債権譲渡登記の有無 | 有り |
面談の有無 | オンライン完結 |
申し込み方法 | 電話・メール・郵送 |
公式サイト | https://ennavi.tokyo/ |
- 24時間対応オンライン完結ファクタリング会社
- 最短1日で現金化・資金調達
- 顧客満足度93%以上
えんナビは、24時間365日対応のオンライン完結型のおすすめ優良ファクタリング会社です。
一般的なファクタリング会社は、深夜・早朝の時間帯は、Webフォームしか対応がない中、えんナビはいずれの時間帯もスタッフが対応。
企業の営業時間内に問い合わせができない方にとっても、相談しやすいファクタリング会社といえるでしょう。
株式会社No.1
株式会社No.1 | |
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少額対応・ 利用可能額 |
上限:5,000万円 下限:50万円 |
利用手数料 | 2社間:5%~15% 3社間:1%~5% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 留保可能 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は本人確認書類など3点
株式会社No.1は手数料が最大15%と明記されているため、安心して利用できます。
他社で利用を断られた方でも、50万円からの少額買い取りにも対応、最短即日で現金化できます。
この株式会社No.1は建設業界のファクタリングに特化しており、支払いサイトが長い建設業を営む中小企業におすすめのファクタリング会社です。
ビートレーディング
ビートレーディング | |
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少額対応・ 利用可能額 |
上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:4%~12% 3社間:2%~9% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は本人確認書類など3点
ビートレーディングの特徴は取引実績が豊富という点です。
2012年に設立されて以降、2022年3月までに3.7万社の取引実績があります。
利用できる額の下限は設定されていないため、少額のファクタリングにも対応してくれる可能性があります。
契約に必要な書類は「売掛債権に関する資料(請求書)」「通帳のコピー」の2点のみで、非常に簡単に申込みできます。
提出書類が少なく審査が早いファクタリング会社を探している方におすすめです。
https://emotional-link.co.jp/factoring/comparison-betrading/
日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構 | |
---|---|
少額対応・ 利用可能額 |
上限:無し 下限:無し |
利用手数料 | 2社間:5%~10% 3社間:1.5%~10% |
審査・入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | 〇 |
利用対象者 | 個人事業主:〇 法人:〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類など |
- 最短即日スピード審査
- 個人事業主OK
- オンライン完結
- 審査必要書類は本人確認書類など3点
日本中小企業金融サポート機構の特徴は「非営利団体」という立場でサービスを展開していること。
審査通過率は95%と非常に高く、経営革新等支援機関に認定をされているため、補助金の申請も合わせて行えます。
また手数料も低く、高くても10%の手数料で利用できます。
提出書類は少なく審査も早い傾向にあり、最短即日の現金化が可能です。
契約をすることで、経営面の問題を明確に洗い出してくれるなど、事業面のアドバイスをもらえる点もおすすめです。
https://emotional-link.co.jp/factoring/comparison-sme/
ファクタリングは少額でも利用できる
「数万円程度の少額債権ではファクタリングを利用できない?」
大手ファクタリング業者の中には「最低利用金額」を数百万円〜数千万円に設定している企業もあります。
そのため「10万円程度の少額債権ではファクタリングを利用できないのでは」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、少額ファクタリングのニーズはフリーランスなどの個人や中小企業を中心に強く、対応業者も増えてきているのが現状です。
ファクタリングの平均利用額は「247.5万円」といわれています。
利用額 | 割合 |
---|---|
100万円未満 | 23% |
100万円以上 200万円以下 | 33% |
200万円以上 300万円以下 | 19% |
300万円以上 500万円以下 | 12% |
500万円以上 | 13% |
「100万円〜200万円以下」が33%を占めており、300万円以下が全体の約7割を占めています。
しかし上記はあくまで平均額。
数千万〜数億円でファクタリングを利用する企業もいるため少額利用者が少なく感じるかもしれませんが、1万円や10万円〜でも利用可能な事業者も少なくありません。
なぜ少額ファクタリングは歓迎されないのか?
少額債権の売却は、従来型のファクタリング業者にはあまり歓迎されません。
主な理由は次のとおりです。
手間の割に利益が出しにくい
少額ファクタリングは、基本的に利益が出しにくい構造になっています。
手数料率5%の場合の買取額とファクタリング会社の利益(手数料)は以下の通りです。
買取額 | 利益 |
---|---|
500万円 | 25万円 |
100万円 | 5万円 |
30万円 | 1万5千円 |
一度のファクタリング利用額が100万円や200万円のような規模であれば、利用手数料を低く設定しても、ファクタリング会社はまとまった利益を得られます。
一方、少額ファクタリングで同じ手数料率を設定してしまうと、ファクタリング会社が行う仕事量は変わらないにも関わらず、少ない利益しか出せません。
ファクタリング会社にとって、手間と利益のバランスを考えると少額ファクタリングを敬遠したくなるのも仕方がないでしょう。
売掛先の信用力に疑いが生じる
ファクタリング審査では「売掛先の信用力」が最も重視されます。
なぜなら、売掛先の業績が悪いと売掛債権の回収リスクが高まるからです。
単純に「少額=売掛先の規模が小さい=信用力が低い」と考えられるため、ファクタリング会社は少額債権の買取を好まない傾向にあります。
もちろん少額債権だから信用力が低いわけではありませんが、未回収リスクを避けたいファクタリング会社にとっては自然な考え方といえるでしょう。
少額ファクタリング業者は増えている
1万円~ | labol(ラボル) FREENANCE(フリーナンス) ペイトナーファクタリング |
---|---|
10万円~ | PayToday(ペイトゥデイ) |
最近では少額(小口)でも利用できるファクタリング会社はあります。
法人向けでは最低利用額を10万円~30万円程度に、個人事業主やフリーランス向けでは1万円~利用できるファクタリング業者も出てきています。
少額ファクタリングを利用できる業者が増えたのは、中小企業や個人事業主の増加だといわれています。
事業で売上が立っているにも関わらず、入金日が数ヶ月先に設定されてしまい、事業の運転資金が回らず黒字倒産する中小企業などが増えたことで、「少額の売掛債権をファクタリングで即日現金化したい」というニーズが強まりました。
また、インターネット環境が整ったことも大きいと考えられます。
オンライン完結により店舗費用や人件費などのコストを削減できるため、少額の売掛債権であってもファクタリング事業で利益を出せるようになったのです。
少額ファクタリング業者の特徴
少額利用できるファクタリング業者には以下のような特徴があります。
個人事業主・フリーランスが利用できる
少額利用できるファクタリング会社の特徴は「個人事業主・フリーランスが利用できる」点です。
個人事業主やフリーランスの場合、一度の取引で発生する売掛金が30万円以下になることは珍しくありません。
個人事業主・フリーランスの利用を受け入れているファクタリング会社は、少額の売掛債権が申し込まれることも想定しています。
そのため、法人限定のファクタリング会社よりも最低利用額が低く設定されている傾向があります。
利用下限額が低い
少額でファクタリングを利用したい場合、利用下限額が低く設定されている業者を選びましょう。
ファクタリング会社の中には、利用額の下限や上限を明記している業者があり、1万円から利用できるファクタリング業者も出てきています。
「10万円から」などファクタリングの下限額」を明記している業者を選べば、少額債権でも買い取ってもらえる可能性は高いでしょう。
少額ファクタリングでも手数料上限も明記されている
少額ファクタリングの利用を検討するなら「手数料の上限が明記されている」業者を選びましょう。
サービス名 | 手数料上限 |
---|---|
labol(ラボル) |
10% |
FREENANCE(フリーナンス) |
10% |
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い) |
10% |
PayToday |
9.5% |
ファクタリングでは「手数料の高さ」に注意しなければなりません。
ファクタリングの手数料は、銀行融資と比較すると割高です。
融資の金利は1%~4%程度ですが、少額ファクタリングを利用する場合、手数料が10%以上になることも珍しくありません。
手数料の上限が明記されているファクタリング会社を選べば、安心して少額債権を申し込めるでしょう。
手数料上限の記載がないファクタリング会社を利用すると少額債権を即日現金化できても、手数料が高く、手元に残る金額が大きく減少する可能性があります。
来店不要・オンライン完結の会社
「来店不要・オンライン完結」の業者であれば、ファクタリングを少額利用できる可能性が高いといえます。
なぜなら、オンライン完結の業者は店舗費用や人件費など、事業を運営するうえでのコストが少ないため、少額の売掛債権でも利益を出しやすいからです。
少額ファクタリングで個人事業主が即日調達するには?
個人事業主が少額の売掛債権を即日買い取ってもらうコツは、以下の5点です。
- 信用力の高い売掛債権を利用する
- 複数の売掛債権を合算して利用する
- 同じファクタリング会社を何度も利用する
- 事前に必要書類を準備する
- 複数のファクタリング会社に相見積もりする
信用力の高い売掛債権を利用する
少額のファクタリングを成功させるには「信用力の高い売掛債権を利用する」のがおすすめです。
- 売掛先が上場企業
- 売掛先の事業運営・財務状況が良い
- 支払い実績がある
- 支払いサイトが長過ぎない
ファクタリングの審査では「売掛先の事業・経営実績=信用力」が最も重要です。
売掛先が「期日通りに支払いできる企業か」「健全に事業を運営しているか」という点を審査しています。
そのため、信用に値する企業の売掛債権の方が、買い取ってもらえる可能性は高くなるのです。
言い換えれば、少額債権でも信用力が高い企業が発行したものであれば審査に通過できる可能性は確実にUPします。
複数の売掛債権を合算して利用する
「複数の少額売掛債権を合算してファクタリングを利用する」という方法もおすすめです。
例:
10万円+50万円+50万円+140万円=合計250万円
一つの売掛金額は少なくても、それぞれを合算すれば少額ではなくなります。
合算した金額が平均利用額の約250万円ほどになれば、少額債権をあまり歓迎しない大手ファクタリング会社でも審査に通過できる可能性は高くなるでしょう。
同じファクタリング会社を何度も利用する
「同じファクタリング会社を何度も利用する」ことも少額ファクタリングを利用する際におすすめです。
- 初回:200万円
- 2回目:100万円
- 3回目:30万円
何度も利用することで利用者や売掛先の信用力がアップし、少額でも受け入れてくれる可能性が高まります。
また手数料を引き下げてくれる可能性も高くなります。
ただし、初回の利用時に不満があったなら、別のファクタリング会社を検討することも大切です。
事前に必要書類などの提出準備をしておく
少額であっても、ファクタリングを利用したいなら「事前に必要書類を準備しておく」ことをおすすめします。
- 請求書
- 通帳のコピー(売掛先からの入金が確認できるもの)やエビデンス
- 本人確認書類
ファクタリング会社は売掛先だけでなく、申込者本人の信用力なども審査対象とします。
そのため、必要書類に不備があると印象が悪くなり、審査落ちする可能性もあります。
あまり好まれない「少額のファクタリング」を申し込むのであれば、事前に必要書類を準備しておきましょう。
個人事業主であっても、法人からの入金履歴が確認できる通帳があれば、審査通過率はアップします。
また、通帳のコピーを用意できなかったとしても、取引先から「請求書内容を確認した」という返信メールがあるだけでも審査通過率は変わります。
少しでもエビデンスを増やすため、取引先に請求書を送る際に「内容をご確認いただけましたら、お手数ですがご返信をお願いいたします」と併記するなど工夫しましょう。
複数のファクタリング会社に相見積もりする
- A社:10%
- B社:15%
- C社:8%
- D社:7.5%
- E社:買取不可
ファクタリングで即日資金調達したい場合は、少額でも複数のファクタリング会社に見積もりを出してもらいましょう。
特に少額の場合、買取を断られてしまう可能性もあります。
確実に即日調達を成功させ、事業運営や財務状況を改善するためにも複数社への見積もりを依頼するのがおすすめです。
少額ファクタリングを申し込む際の留意点
少額債権でファクタリングを利用して即日入金を目指す場合の、留意点を紹介します。
- 少額のファクタリングは手数料が高くなる
- 金額が低すぎる少額ファクタリングは断られる可能性がある
- ファクタリング会社に債権譲渡登記を求められた場合
少額ファクタリングは手数料が高くなる
一般的に少額のファクタリングは手数料が高くなる傾向にあります。
買取額 | 手数料目安 |
---|---|
100万円未満 | 10%~ |
500万円未満 | 5%~ |
1,000万円未満 | 2%~ |
ファクタリング会社が事業を継続的に運営するためには利益を出す必要があり、利益は手数料から得ています。
ファクタリング会社にとって少額債権の買取は利益を出しにくいため、手数料が高めに設定されます。
業者によっては、20%程度の手数料になる可能性もあります。
少額ファクタリングを利用する際は、手数料などを比較し、できるだけ低い手数料で利用できる業者を選ぶようにしましょう。
金額が低過ぎる少額ファクタリングは断られる可能性がある
少額の売掛金はファクタリング会社にとって魅力的ではありません。
同じ手間がかかるのであれば、なるべく高額な債権を買い取りたいと考えるのも当然です。
そのため、金額が低すぎる売掛債権は断られる可能性があることを頭に入れておきましょう。
どうしても数万円程度の売掛金を即日で現金化したいのであれば、個人事業主やフリーランス向けの、以下の業者がおすすめです。
- labol(ラボル):1万円~
- フリーナンス:1万円~
- ペイトナーファクタリング:1万円~
- PayToday:10万円~
ファクタリング会社に債権譲渡登記を求められた場合
ファクタリング会社から「債権譲渡登記」を求められた場合、追加費用がかかるため注意してください。
債権譲渡登記が必要だと約10万円の費用が発生します。
少額ファクタリングの場合は、債権譲渡登記なしで利用できるファクタリング会社を選びましょう。
個人向けの即日・少額ファクタリングに関するよくある質問
個人事業主向けの即日・少額ファクタリングに関して、よくある質問と回答をまとめました。
- 少額の場合、ファクタリング契約の種類は?
- 請求書のみで利用できる少額ファクタリング業者は?
- 1万円・10万円から利用できる少額ファクタリング業者は?
- 個人でも即日現金化でき審査が早い少額ファクタリング業者は?
- 審査なしで利用できる少額ファクタリング業者は?
- 個人向けの審査が緩い・甘い少額ファクタリング業者は?
- 大手で少額ファクタリングを取り扱っていますか?
少額の場合、ファクタリング契約の種類は?
少額ファクタリングのファクタリング契約の種類は、2社間が一般的です。
少額で利用したい個人事業主やフリーランスの需要として、すぐに資金調達できる2社間取引のニーズが強いからと思われます。
請求書のみで利用できる少額ファクタリング業者は?
基本的に請求書のみで利用できるファクタリング業者はありません。
ただし、2回目以降の利用かつ同じ売掛先の債権であれば、請求書のみで利用できるケースもあるので、業者に相談してみましょう。
1万円・10万円から利用できる少額ファクタリング業者は?
本記事で紹介したファクタリング業者の中では、次の会社が10万円以下の少額ファクタリングに対応しています。
- labol(ラボル):1万円~
- フリーナンス:1万円~
- ペイトナーファクタリング:1万円~
- PayToday:10万円~
個人でも即日現金化でき審査が早い少額ファクタリング業者は?
個人(個人事業主)・フリーランスに特化したファクタリング会社である次の業者がおすすめです。
少額ファクタリングは審査なしで利用できる?
少額であっても、審査なしでは事業運営状況がわからないため、ファクタリングを利用できる会社は基本的にありません。
審査なしではありませんが、比較的審査の甘い・緩いファクタリング会社は以下の記事で紹介しています。
個人向けの審査が緩い・甘い少額ファクタリング業者は?
以下の記事では比較的審査が緩い・甘いといわれるファクタリング業者を紹介しています。
大手でも少額ファクタリングを取り扱っていますか?
大手銀行系ファクタリング会社に関していえば、少額債権より大口債権を中心に、事業規模の大きな会社を中心に買取を行う傾向にあります。
大手独立系ファクタリング会社であれば少額・小口債権でもファクタリングを利用できる傾向にあります。
大手ファクタリング業者については以下の記事で解説しています。
少額ファクタリング業者13選 まとめ
2024年1月版の即日・個人事業主対応の少額ファクタリング会社を紹介しました。
サービス・会社名 | 公式 | 少額対応 |
---|---|---|
labol(ラボル) |
【公式】 | 1万円~ |
QuQuMo(ククモ) |
【公式】 | 下限なし |
FREENANCE(フリーナンス) |
【公式】 | 1万円~ |
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い) |
【公式】 | 1万円~ |
ベストファクター |
【公式】 | 30万円 |
PayToday |
【公式】 | 10万円~ |
アクセルファクター |
【公式】 | 30万円 |
OLTA(オルタ) |
【公式】 | なし |
株式会社No.1 |
【公式】 | 50万円 |
ビートレーディング |
【公式】 | なし |
日本中小企業金融サポート機構 |
【公式】 | なし |
「少額かつ審査の早いおすすめファクタリング会社を教えてほしい」
「即日入金対応のおすすめ少額ファクタリング業者を知りたい」
「事業の資金繰りが少し厳しいので、少額債権を売却したい」
このようなファクタリングや事業の資金繰りの悩みは解消されましたか。
「審査なしですぐに利用したい」方もいるかもしれませんが、審査なしのファクタリングは現状ありません。
ファクタリング会社を選ぶ際は
- 個人でも利用できるか
- 手数料の低さ
- 審査通過率
- 債権譲渡登記が不要か
- 何円からの少額債権を買取できるか
- 何日で現金化できるか
など、チェックすべき項目は沢山あります。
少額の売掛債権で即日ファクタリングを利用して事業の資金繰りを改善したいフリーランス・個人・中小企業経営者の方は、紹介した内容を参考にしてください。
なお、総合的に評価されている人気のファクタリング会社については、ファクタリングおすすめランキングにて詳しく解説しています。